スタッフレビュー詳細
繊細から迫力まで楽しめる
AAWのチューニングスイッチを搭載したモデルの1つです。4種類のサウンドが用意されており、自分の好みに合わせて切り替えて楽しめます。
・Ref(Normal)
中域から高域にかけての表現がしっかりされている印象を受けました。低域の量感は他の帯域と比較すると、かなり控えめだと思います。全体的に繊細な表現でボーカルサウンド以外の空間が広く取らているためスッキリ聴けると思いました。
・Bass
名前の通り低域が持ち上がるようになったチューニングです。中低域がもっとも持ち上がっている印象をうけます。ドラムのキックはやや増えましたが、まだまだ控えめだと感じました。バンドサウンドよりは打ち込み系のほうが相性が良さそうです。
・Live
全体的に音圧が上がったうえに、各音の距離が近づき一体感のある音になりました。聴きごたえが一気に上がりとても楽しく聴けるチューニングになっていると感じました。個人的には一番好みのサウンドです。
・Classic
中高域から高域の音圧が強くなった印象です。強くなりましたが繊細な表現はそのままで刺さることもありませんでした。空間の広さも感じやすい音作りでクラシック以外でも活躍できそうです。中域より上の帯域を集中して聴きたい方におすすめです。
どのサウンドも中域から高域の表現に特に長けているという印象を受けました。迫力のある音より繊細な音が好みの方におすすめのイヤホンです。ぜひお試しください。
試聴環境
Cayin「RU6」
試聴楽曲
「閃烈なる蒼光/ジンオウガ」 栗田博文、東京フィルハーモニー交響楽団
「Black Pentagram」Unlucky Morpheus
「Freeze」トップハムハット狂
量感イメージ
この商品に対する
他のスタッフのレビュー
-
ばらね
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
AAW
ATH (Universal fit)
¥66000 税込
4つの音を楽しめてこの価格ってアリじゃない!?
ATHは様々なドライバの扱いが得意なAAWと正確さを求めた音つくりを行うCustom Artのタッグで生まれた最先端設計。この価格でしっかりとキャラクターの違う4種のサウンドが楽しめるだなんて…本当にいいの…?というのが一番の感想です。 まずはどちらのスイッチもOFFにした状態「Ref(Nomal)」で試聴しました。抑揚や余韻は控えめでまとまりのある落ち着いたサウンド。ボーカル、メロディはややウェットで、低域と高域はさらっとした質感です。高域はふわっと優しく全体を彩り、音圧も控えめなので全体的に聴いていて、その名の通り全体をバランスよく、真面目に鳴らす印象を受けました。 次は1をONにして「Bass」に。 Refに比べるとベースラインがしっかりと芯を捉えています。濃くなった分メロディがやや埋もれているものの、中低域も太くなることで音楽全体の聴きごたえがかなり上がり、満足感たっぷりです。 2をONにして「Classic」にすると、Refに比べ音場がぐっと横に広がり、一気に表現力が増しました。Refでは控えめだったシンバルや金管楽器など、金物の輪郭がピシっと整いハリのあるサウンドに。個人的にはこのClassicで女性ボーカルの音源を聴くのが一番楽しかったです。 最後に両方ONにして「Live」にしたところ、BassとClassicそれぞれの特徴である太く芯のあるサウンドと見通しよく包み込むサウンドが合わさり、まさにライブ会場で聴いているかのような生々しさ。全体的に音に丸みがあるので臨場感を求めている方にはやや物足りないかもしれませんが、ライブ音源に入っている拍手や歓声も聴き疲れなくリスニングできたのは個人的に好印象でした。 柔らかく丸みのあるシンプルなサウンドから、様々なキャラクターに変化するATH。 いろんな音源を、それぞれしっかり楽しみたい方におすすめです!
-
しょうちゃん
@e☆イヤホン
AAW
ATH (Universal fit)
¥66000 税込
4つの個性、壮大な低域
壮大な低域とゆがみのない煌びやかな高域が魅力的なサウンドの、AAW(エーエーダブリュー) 「 ATH (Universal fit)」をご紹介します。 金と黒の配色で、高級感のある美しいフェイスプレートが特徴的なこちらのイヤホン。耳にピッタリとはまる装着感で、遮音性も高く安定感があります。 筐体の側面には2つのスイッチが搭載されており、スイッチを切り替えることで4通りのサウンドが楽しめます。音の印象について、各モードごとにご紹介します。 【Ref(Normal)】 他の帯域と比較して中高域が前に出ている印象です。低域には厚みと迫力があり、ボーカルを押し出す感じではなく、伸びやかで響きのいい音が違和感なく他の帯域に馴染んでいく感覚です。中高域に関しては弱すぎず、主張が激しすぎることもなくトゲのない、いつまでも聴いていたくなる音です。4つのモードの中で一番サラッと聴きやすく、どのジャンルの音楽とも相性がいい爽やかなサウンドでした。 【Live】 全体的に音の距離が近く、4つのモードの中で一番音に力強さを感じました。ボーカルの後ろに響きの良い壮大な低域がいて、ボーカルを押し出してる感覚です。中高域にもしっかりと芯が通っており、パワフルで明るめのサウンド傾向です。激しめの音楽を聴くと若干高域の煌びやかさが目立ちますが、音の距離感が近く力強いので、ジャズやクラシック、アコースティックなど落ち着いた曲調の音楽との相性が良いと感じました。 【Bass】 「Ref(Normal)」モードと比較して、ボーカルの解像度が上がり、低域の表現がより繊細で丁寧になった印象です。全体的に音場が広く、深さのあるサウンドでゆったりと楽しめます。心地よい響きを感じられるため、激しい曲よりも落ち着いた曲調の音楽の方が相性が良いと感じました。 【Classic】 「Ref(Normal)」モードと比較して、全体的に音に厚みが加わったサウンドです。特に超低域の表現が細かく広がっている印象でした。ボーカルの響き方には、わざとらしくないアクセントが付き、臨場感があります。高域は刺さりすぎず程よい鋭さと、煌びやかさを感じます。高域の程よい刺激と迫力のある低域により、飽きずにいつまでも聴いていたくなるサウンドです。ロックなどの激しい曲調の音楽と相性が良いと感じました。ロックを普段から聴く私は、この「Classic」モードがお気に入りです。 全体の印象としては、どのモードでも音の距離が近く、低域に勢いと重みがあり、高域に程よいキレと煌びやかさを感じます。 この一台で4通りのサウンドを楽しめるため、気分や曲ごとにお好みのサウンドに切り替えて使用できる、おすすめのイヤホンです。ぜひお試しください! 【試聴環境】 SHANLING 「M6 Ultra」→AAW ATH (Universal fit) 【試聴楽曲】 Linkin Park / One More Light L'Arc〜en〜Ciel / Vivid Colors milet / Again and Again
このスタッフの他のレビュー
-
かかりちょー
@e☆イヤホン 秋葉原店
Panther Audio
AMETHYST 132
¥216000 税込
見た目とは裏腹に大胆なサウンド
中低音の存在感がひと際目立つイヤホンです。キック部分は、適度な量感で心地よく感じます。その上にいるベースや、歪ませたギターの押し出しが強く、これでもかというほどに鳴り響きます。濃いめなサウンドのため、聴く人や楽曲によっては過剰と思えるほどです。しかし、その帯域が好きな人には、唯一無二の質量感をもって楽しませてくれます。また、やや膨らむ感じがあり、アコースティック系とも相性がいいように思えました。 ボーカル帯域もやや存在感が強く、中低域に埋もれずクリアに再生してくれます。曲によっては、中低域と同じくらいの存在感があります。 高域は、流石ESドライバーというべきか、繊細な響きを感じます。中低域とは上手く分離して表現されているので、しっかりと綺麗な音を楽しむことができます。 ジャンルに得意不得意はありませんが、極端な音をしているので、人によってかなり選り好みするイヤホンで、刺さる人にはトコトン刺さります。試聴して損はないイヤホンですので、ぜひお試しください。
-
かかりちょー
@e☆イヤホン 秋葉原店
e☆イヤホン・ラボ
Obsidian (イヤループ仕様)
CIEM Flat 2Pin 3.5mm 3極 ストレート
¥16500 税込
キレキレサウンド
高純度銅と銀を配合したオリジナルの「eLSAS(エルサス)」を採用した、e☆イヤホン・ラボ完全オリジナルケーブルです。 コネクタも様々な種類が展開されており多種多様なイヤホンに合わせて使用することができます。 肝心な音質についてです。一聴して低域の表現が大きく向上する印象を受けました。厚みがグッと足されグルーブ感がより強まり、音楽に没頭することができます。 また、低域は飽和することなくレスポンスがしっかりしていると感じました。そのキレの良さは目を見張るものがあり、メタルの速い曲でも音が潰れません。余韻は最低限になり速さをとるか雰囲気をとるか悩ましいところです。 キレのいい低音が好きな方やテンポの速い曲との相性は抜群ですのでおすすめです。
-
かかりちょー
@e☆イヤホン 秋葉原店
水月雨 (MOONDROP)
破暁 - DAWN PRO
¥9450 税込
明るめドングルDAC
一聴したところ、ボーカル帯域と高域が伸びる印象を受けました。 低域はやや鳴りを潜め落ち着くものの、物足りなさはありません。分離感が上がり、空間もやや横に広がったように感じました。アニソンやPOPSといった楽曲と特に相性が良い明るい音色と、ボーカル中心に整ったサウンドバランスだと思います。 サイズ感は小型かつ軽量で使い勝手に優れています。また、4.4mmバランスにも対応しており使用できる機器の幅も広いです。さらに、ボリュームに関してはアンプ部を100段階で調整でき、最適な音量で楽しめます。 初めてドングルDACを検討している方や、バランス接続を試したい方、アニソンなどの楽曲をボーカル中心で聴きたい方にオススメです。
-
かかりちょー
@e☆イヤホン 秋葉原店
MUSE HiFi
M4
¥23800 税込
上品で慎ましい音
サイズ感は大きめのBluetoothレシーバーです。見た目ほど重量はないので、持ち歩きに困るということはありません。 音質は上品な印象を受けます。適度に音の密度を向上させる印象で、サウンドバランスに大きな変化を与えることはありませんでした。洗練されたサウンドとはこういうものかと実感できます。また、出力も安定しており、ヘッドホンもある程度余裕を持って再生してくれます。 Bluetoothレシーバー機能使用時の再生時間は最大約8時間で、60段階の音量調整やゲイン調整、各種操作もしっかり搭載されているので、使い勝手の良さを感じます。強いて挙げるとすればフィルター調整時の操作をする際に、ディスプレイがないため少し把握しづらいと思いました。それを差し引いても充分な使い勝手の良さです。 総じて繊細なサウンドと、優れた使用感のBluetoothレシーバーです。シンプルなサウンドが好きな方や、音質にこだわりたい方におすすめの製品です。ぜひお試しください。