スタッフレビュー詳細
ニュートラルな多ドラ
ハリのある低域と艶感と軽やかさを両立する高域で音楽を楽しめるミドル帯イヤホン「Quintet」です。
メタリックシルバーのフェイスプレートに、ブラックのシェルは落ち着いた配色で使いやすいデザインです。シェルの形状も適切に成形されており快適な装着感です。耳の小さな方でもイヤーピースを変えれば入れやすいかと思います。
音は解像度が高く、過度な味付けがないニュートラルに近いサウンドです。ベースやギターは適度な弾力があり聴きごたえがあり、中高域はスッと粒立ちもありつつ伸びる万能機です。ゆったりとした曲やテンポの速い曲でもしっかりと鳴らし、音楽のうま味を逃しません。
ニュートラルにクセのないサウンドでジャンルを選ばない「Quintet」は1本持っておいて損はなさそうです。様々なジャンルを聴く方や、すっきりノリよく音楽を聴きたい方にオススメのイヤホンです。
再生環境:iPhone13Pro→Ifi-audio Neo iDSD BL→Quintet
試聴楽曲:サカナクション「さよならはエモーション」
Mili「world.execute(me);」
Steve Aoki, Daddy Yankee, Play-N-Skillz & Elvis Crespo 「Azukita」
量感イメージ
この商品に対する
他のスタッフのレビュー
-
れんれん
@e☆イヤホン
Kiwi Ears
Quintet
¥32780 税込
音の"中心部"に入り込める!良バランスなハイブリッドイヤホン
今回ご紹介するKiwi Ears「Quintet」はハリが良く立体的な低音域とサラサラと軽やかな高音域が光る、ハイブリッドドライバーの表現力と楽しさを凝縮したサウンドだと感じました! しっかり整ってるけど構え過ぎない、”ちょうどいい聴き心地”という言葉がぴったり当てはまるイメージです。 【外観&装着感】 銀の金属フェイスプレートと、光沢のある黒のプラスチックシェルのシンプルなツートンカラーが渋くてカッコいいデザインです。また、シェルは耳の形に沿った収まりの良いサイズ感でした。遮音性は良好で、聴きたい音に集中しやすいと思います。 【音質】 ボーカルのポジションはかなり近めですが不思議と聴き疲れはほとんど感じませんでした。また、分離感が良いので歌モノやライブ音源の空気がハッキリと伝わるチューニングだと思います。 特に印象に残ったのは高い音場感によって際立つ低音域です! サブベースの振動が後頭部から背筋まで伝わる感覚で、まるでクラブの中心に居るかのように錯覚します……! 「低音が得意なイヤホン」と一言でいうと派手で楽しい音というイメージがありますが、こちらのKiwi Ears「Quintet」はそこまで強調されていない中程度の量感でありながら確かな存在感を放つ「芯のある低音」がとにかく印象的でした! アコースティックから電子音楽まで、ジャンルを選ばないバランスの良さも強みだと思います。これからハイブリッドドライバーのイヤホンを試してみたいお客様にもオススメです。ぜひお試しください! 【試聴楽曲】 ISOxo,fussy / STARsound Traxman / Poison Workz wilko,Kvillian / 925 TRUE / Sincerely
-
みくぺ
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
Kiwi Ears
Quintet
¥32780 税込
ハツラツとした五重奏‼
瞬発力のあるハツラツとしたサウンドは臨場感たっぷり! “五重奏”という意味合いを持つイヤホンKiwi Ears「Quintet」のご紹介です‼ 音の余韻が少なめで、芯の通った真っすぐでスカッと爽快なキャラクターが魅力的なイヤホンです。楽器隊の質感を表現するのが上手で、弦楽器のハリのある艶感や金属音の鳴り響く音も脚色し過ぎず、解像度高めに鳴らしてくれます。 引き締まった低域は立体感があり、バスドラムのキック音は縦に「ストン!」と真っすぐに着地して上に弾むスピードが速く、ノリ良く生々しさを楽しめます。また、ベースラインは硬めで弾力性が魅力の聴きごたえ+スッキリと聴ける万能なサウンドです。 ボーカルはニュートラルな質感で、様々なジャンルと合わせやすそうです。息遣いや発声の細かな部分が聴き取りやすく、音のつながりが滑らかで表現力豊かです。耳あたりがいい部分はハツラツとした楽器隊とバランスがとれているように感じます。縦に広がりがあるイヤホンなので音の重なりが美しく、声のユニゾンは心地よく響いてくれます。 全体的に明瞭でバランスがとれたサウンドは、多くのジャンルでノリ良く楽しく聴けるサウンドかつ、一音一音の分離感と定位感も良いので、分析的に聴いたり聞き分けたりも得意なイヤホンです! ぜひお試しください☆
このスタッフの他のレビュー
-
アラチャン
@e☆イヤホン 秋葉原店
YAMAHA
ZG01
¥31900 税込
無駄のないマルチ出入力対応オーディオインターフェース
YAMAHAからついに「ゲーム用」オーディオインターフェース(以下AIF)が出ました。 無駄を削ぎ落とした漆黒の筐体には必要なボタンしかありません。同社の汎用AIF「AG03」と比べると、よりそのシンプルさがわかると思います。 前面と背面に入力系がまとまっており、使い勝手がいいです。HDMIの入出力も3系統あり、PCとコンシューマー機の複数から入力ができます。他のAIFだとあまりない機能です。 音質はタイトな低音を中心に、クリアな中高音が出てくるイメージです。おそらくゲーミングAIFということで低音中心のチューニングがされてるのだと思います。ですが低音だけというわけではないので、何にでも使えるマルチなAIFではないでしょうか。 必要十分な機能がそろった無駄のないAIF。CSでもPCでもゲームをする、ゲーマーの方におすすめです。 再生環境:PC(Windows11)→ZG01→HS1300SS 試聴楽曲:Ado「踊」 Official髭男dism「Pretender」 花譜「トウキョウ・シャンディ・ランデヴ feat. 花譜, ツミキ」
-
アラチャン
@e☆イヤホン 秋葉原店
SIMGOT
EM6L
¥17550 税込
万能とは何か
まとまりのある綺麗めのサウンドでジャンルを選ばない万能機「EM6L」です。 黒の小ぶりな筐体には1DDと4BAの計5ドライバーが詰まっています。また、樹脂成形の本体は非常に軽量で装着感の向上に寄与しています。さらに、付属のケーブルもタッチノイズが少なめで快適に使用できる印象です。 サウンドは全体的にまとまりがありつつ、解像度高めで様々な音が聴ける万能機というイメージです。高域は煌びやかに、中低域は音源に忠実に出すというような印象です。女性ボーカルでも男性ボーカルでもインストでも心地よく聴ける音なので、初めての1本やサブ機に良さそうです。また、定位感もしっかりしているのでゲームにも使用できます。 様々な用途やジャンルに使える原音に忠実な系統のサウンドの「EM6L」は、はじめての1本として新たな選択肢になるのではないでしょうか。 再生環境:iPhone13Pro→Ifi-audio Neo iDSD BL→EM6L 試聴楽曲:サカナクション「さよならはエモーション」 Mili「world.execute(me);」 フレデリック「オドループ Live at YOKOHAMA ARENA」
-
アラチャン
@e☆イヤホン 秋葉原店
SHANLING
H7
ブラック
¥105399 税込
多機能万能ポータブルアンプ
パワフルで滑らかな表現が得意な多機能ポータブルアンプ「H7」。音は全体的にパワフルで、中低域のドラムやギター、ベースが滑らかに出るのが特徴です。 Adoの『踊』ではキレよく沈み込む低音が芯から響きます。情報量は多いながらもパワフルかつ綺麗に聴かせてくれました。中高音域は伸びやかでハリがあります。音場は平均的な広さで、密度があるので曲に一体感を感じます。しかし塊になるほどではなく、ある程度の分離感もあるので、楽曲を選ばず使いやすいと思いました。 また、一般的に鳴らしにくいと言われるようなヘッドホンでもしっかりと音量を取れるのは、このポタアンが力強いことの証明ではないでしょうか。 出入力の多彩さも特筆すべき点です。出力は3.5mm・4.4mm・6.3mmと一般的に使われるプラグは網羅しています。通常のイヤホンプラグからヘッドホンに使われる標準プラグ、バランスのプラグまで完備しており、まさに痒い所に手が届くような出力系統です。 また、入力も多彩で同軸・光・USBに対応。さらにはBluetoothレシーバー機能も備え、足らない機能はないというくらいに充実しています。 さらに、背面にMicroSDカードスロットがあり、MicroSDカード内データから音楽を再生可能とする「ローカルファイル再生機能」を搭載しています。 多くの機能を持ち、パワーも兼ね備えた、まさに当代無双のポータブルアンプ。ぜひお試しください。 再生環境:iPhone13Pro→H7→SE215 試聴楽曲:Ado「踊」 Official髭男dism「Pretender」 花譜「トウキョウ・シャンディ・ランデヴ feat. 花譜, ツミキ」
-
アラチャン
@e☆イヤホン 秋葉原店
水月雨 (MOONDROP)
雪月花
¥117770 税込
雪の儚さ、月の柔らかさ、花の艶やかさ
ボーカルの艶感や高域の伸び・クリアさ、どこを取っても一級品の水月雨 (MOONDROP)「雪月花」です。ボーカルや弦楽器の表現が非常に滑らかかつ、つややかなので女性ボーカルやクラシックなどに合いそうです。 何と言っても目を惹くのは、そのダイヤモンドが散りばめられたフェイスプレート(以下FP)です。「スケルトナイズドシルバーキャビティ」と呼ばれる筐体は、雪の結晶を思わせる細かい線で構成されたFPの間からダイナミックドライバーが窺えます。プラチナメッキも相まって、その光沢はまるで宝石かと見間違えるような眩い煌めきを放っています。 ケーブルは柔らかいながらもしっかりとした被膜で、取り回しと耐久性を両立しています。また、イヤーピースは同社の代表的なイヤーピース「清泉」を採用しており、しっかり肌になじみます。外観も装着感も非常に快適です。 音については煌びやかな筐体のデザインとは打って変わって、耽美でしっとりとしたつややかなサウンドです。煌びやかにではなく、つややかで過度な色付けをしないサウンドはMOONDROPのエッセンスを感じます。 高域は開放型特有の伸び・抜け感があります。どこまでも伸びるというより、程よく伸びるという感じなので‘‘薄さ‘‘というのも感じさせません。また、中域はやはり‘‘MOONDROPらしさ‘‘を感じさせる印象です。明るくつややかでボーカルの色気さえ感じさせる表現力というのは、今までの技術などの集大成ではないでしょうか。 さらに、低域は中高域をかき消すことなく適度なハリと厚みを感じさせます。下支えするような低域で「雪月花」の完成度をさらに引き上げています。空間も広く、どの方向にもある程度の広さを感じます。ライブ音源やホール音源もこの空間表現能力でしっかり表現しています。 「雪月花の時 最も君を憶ふ」雪月花の語源となった白居易の詩を体現するような、目の前に情景が浮かんでくるような表現能力と雪を思わせるような造形美を感じさせる外見は、音質と所有欲を同時に満たしてくれます。妖艶な響きと伸びやかで晴れやかなそのサウンドは忘れられない音になると思います。是非一度ご試聴ください。 再生環境:iPhone13Pro→Ifi-audio Neo iDSD BL→雪月花 試聴楽曲:サカナクション「さよならはエモーション」 Mili「world.execute(me);」 ずっと真夜中でいいのに。「綺羅キラー」