スタッフレビュー詳細
魅了する透明感
見た目もサウンドも透明感のあるイヤホン、SIMGOT「EW100」のご紹介です。中域から高域にかけての程よいキラキラ感と粒立ちの良さが特徴です。
外観は、角がない丸みを帯びたフォルムのスケルトン筐体と銀色のケーブルで構成されており、全体的に清潔感あふれるデザインです。また筐体の大きさがやや小さめであるため、耳が小さい方でも入りやすいと思います。
音質に関しては、やや中高域寄りのバランスで軽やかなサウンドです。高域には程よく粒感があり、ボーカルにクリアさと透明感をもたらしています。
低域に関しては、中域から高域のキラキラ感を潰さないよう、控えめな主張で後ろからそっと鳴らして、空間を軽く整えている印象です。
音の空間は程よいステレオ感と奥行きのある癖のない空間で、どの音楽ジャンルでもある程度違和感なく鳴らしてくれると思います。
中高域のバランス、ボーカルの透明感が特徴的であることから、個人的にはアコースティックやピアノ等、音の一つひとつをじっくり楽しむローテンポな音楽を聴く方におすすめだと思いました。
また、今回私が試聴したものはケーブルと筐体の一体型のものでしたが、【0.78mm 2pin】でリケーブル可能な「EW100P」や、マイク付きの「EW100 with Mic」もあります。
ケーブルの種類によるサウンドの変化を楽しみたい方は「EW100P」、仕事やプライベートで通話を多くする方は「EW100 with Mic」というように、ご自身の希望や生活スタイルに合わせて選べるラインナップです。
軽やかで清潔感のある見た目とサウンドのイヤホン「EW100」、是非お試しください。
量感イメージ
このスタッフの他のレビュー
-
なおティー
@e☆イヤホン
ONIX
Overture XM5
¥130680 税込
外観、音質ともに気品あふれるDAP。これ使ってる人見たら惚れてまうやろ
一番気に入っているのはクラシックな高級感ある外観です。マットな質感をした黒色の筐体の落ち着いた雰囲気と、金色に輝くボリュームノブ・端子のゴージャスさとのコントラストが実にエレガント! これだけでもただ者ならぬ風格がある上、音質も非常にブリリアント! 一聴してみると、滑らかで透き通った余韻と角の取れた繊細な音色が特徴的で、空間に余裕を感じられる大人のサウンド。全体的に気品あるDAPで、所有欲があふれ出る一品です! ここからは気に入った細かい点を2つご紹介します。 まず、物理ボタンがある点。2024年現在の大半のDAPはタッチスクリーンで操作が完結されているのが主流である中、あえて物理ボタンで前の曲・再生/停止・次の曲・ファンクションキーが配置されています。タップ操作をしているのに機器が反応してくれないことが私は多く、主要の操作を物理ボタンとして配置してくれるのは個人的に嬉しい点です。 次に、スクリーン画面の表示が回転する点。例えばラックに立てかけた際に、充電と視聴を同時にやるとなると、出力端子と充電端子の配置が上面と底面にある都合上、横置きにしないと繋げにくいことありませんか? そんな時にもスクリーン画面の表示を横に合わせれば視認性も確保できます。地味にうれしい点ですね! まとめると、外観や音質ともに余裕感のある上品なDAPです。所有欲を最大限に満たしつつ確かな性能・音質を持つ商品なので、自分へのご褒美品としておすすめの一品です。
-
なおティー
@e☆イヤホン
iFi-Audio
GO bar 剣聖
¥85800 税込
実体感のある立体的な音を奏でる超音質ポータブルDAC
「GO bar 剣聖」は、解像度の高さや音のバランスの良さも勿論ですが、何といっても音の質感の良さが際立っています。物凄く上品な質感を持つ音で、オーディオを極めた人のために開発されたようなポータブルDACという印象です。 外観は、ヘアライン加工が施された眩い光沢を持つステンレス筐体です。正面の中央にはiFi Audioのアイコンと達筆に書かれた「剣聖」の文字があり、非常にたくましい見た目をしています。 正面から見て左の面には、各種操作ボタンが配置されています。これには、iEMatchの設定を切り替えるスライド式のスイッチ、音量の上げ下げのボタン、XBass+とXSpaceのON/OFF切り替えのボタンが含まれます。 XBass+とXSpaceの操作については、ボタンを押すごとにXBass+のON、XSpaceのON、両方ともON、といった形で切り替わる仕様です。 裏面には音源のフォーマットやXBass+・XSpaceなどの表記が並んでおり、再生している音源や状況に応じてランプが点灯します。全体的に簡素なUIではありますが、丁寧な表記で、かつ分かりやすい操作感があります。 音質については、濁りやボヤけがほとんどなく、見通しの良い音場と、奥行きが広い立体的な音色が特徴です。デジタルのような平たくギザギザした音から、滑らかで上下左右に厚みを感じる実体感のある音へと変化しており、まるで楽器がそこにいるかのような感覚になります。 XBass+ をONにすると、中域〜高域の音の質感や量感をそのままにしつつ、低域の広がりが増します。余韻が広がるというよりは、ベース音が音場全体を均等に塗りつぶしているような感覚があり、クッキリとした質感で減衰することなくどこまでも伸びていく重低音が心地よいです。 XSpaceをONにした場合は、高域の鋭さが増し、音場全体の明瞭度が上がります。 XBass+とXSpaceどちらもONにすると、各々の特徴がそのまま合わさり、低域と高域を焦点に当てたメリハリのあるサウンドに変化します。 このようにサウンドのモードを切り替えることで、ナチュラルなサウンドからウォーム寄りのサウンドやメリハリのあるサウンドなど、様々な音質に変化するため、全ての音楽ジャンルに合うポテンシャルを持っています。 携帯性を保ちながらも音質に極力こだわりたい方や、デジタル感のない滑らかで立体的な音を求めている方におすすめです! 試聴環境: スマートフォン → 'GO bar 剣聖' → SUPERIOR (4.4mm)
-
なおティー
@e☆イヤホン
水月雨 (MOONDROP)
Aria 2
¥15300 税込
エントリークラスのスーパースターになり得るかも?
「Aria 2」は分厚い低域を土台に、ボーカルがスッキリかつ輝きを放っている印象です。ボーカルの入った曲はもちろんのこと、どのジャンルの音楽でも過不足なく鳴らしてくれる万能型のイヤホンだと感じました。 音の空間についてもバランス良く、左右・奥行き共に広すぎず狭すぎずのちょうどいい広さです。ボーカルの余韻がその空間をめいいっぱい使いながら広がっていく感覚は煌びやかで美しさを感じます。 筐体の外観は、銀色を基調とする全体的に控えめながらも洗練されたデザインをしています。素材は合金で作られており少々重みを感じますが、フェイスプレートからノズルまでの横幅が短めである点から、装着時の収まりが良く重力に引っ張られる感覚は少ないです。見た目と着け心地、どちらも上手く両立している印象です。 筐体の見た目や装着感、サウンドなど、全てがバランス良く整ったイヤホン「Aria 2」。ボーカルに少しフォーカスを当てつつ、全体域をバランス良く鳴らしてくれるため、ロックやバラードなどの生演奏系から、POPやエレクトロなどの打ち込み系まで、ボーカルを取り入れつつ様々なジャンルを展開しているアニソン系をよく聴く方におすすめです。
-
なおティー
@e☆イヤホン
FIIO
JT1 Black
¥13200 税込
家でゆったりと聴いていたくなるヘッドホン
着け心地が良く、癖の少ない優しいサウンドが特徴的で、初心者の方にも安心してご案内できるヘッドホンが登場しました! FIIOから発売されたエントリーモデル「JT1」をご紹介します。 花の模様のように配置されたパンチングが施された正円のハウジングが特徴的で、一見開放型にも見えますが、密閉型のヘッドホンなので音漏れの心配はほとんどありません。 重さは一般的なヘッドホンと同じくらいで、特別軽いというわけではありませんが、側圧は強すぎず優しい着け心地でした。側圧が弱いとズレ落ちる不安がよぎりますが、大きめのハウジングが耳周りや頭を広い範囲で覆うようにホールドすることで、多少の首の振りでズレることはありませんでした。 音質は低域と中高域に少し焦点を当てた、程よくメリハリのあるサウンドという印象です。迫力ある太い低域と、まっすぐ綺麗に伸びてくる中高域が音楽の美味しい部分を強調しつつ、全体的にまろやかでサラッとした感覚で聴くことができます。音場は奥行きが広く、各音の前後の配置がわかりやすい印象でした。 まとめると、強く締め付けることなく、そっと包み込むような優しい着け心地。サウンドはまろやかで聴き疲れしにくいので、総合的に長時間の視聴でも快適に使用できるヘッドホンだと感じました。家でまったりくつろぎながら、じっくりと音楽や動画などのコンテンツを楽しむ方には特におすすめです!