スタッフレビュー詳細
Campfireの至宝
ついにあの名機「ANDROMEDA」の正統後継機が出ました。
アンバランスで接続して聴いてみると、前作と比べて音がウォーム寄りになり、低音の押し出しが少し強くなったように感じました。
曲の雰囲気を表現するのが抜群で、低音がボーカルを包みこむように鳴っています。女性ボーカルでは繊細さを、男性ボーカルでは力強さを感じられます。個人的には音楽を選ばずに使える万能機だと思います。
バランス接続で再生すると、一気にウォーム感が薄まり、ナチュラル傾向の音に変化します。バランス接続の方が本領を発揮できるという印象を受けました。
外見は前作より角が取れて全体的に丸みを帯びています。耳にあたる部分は曲線で表現されており、耳への負担も少ないです。また、メカニカルな外見を印象付けていたフェイスプレートを固定するネジは、丸い埋め込み式のリングに替えられており、スマートで有機的なデザインになりました。
前作のエッセンスを引き継ぎつつ、Campfire Audioがさらにブラッシュアップした正統後継機「Andromeda Emerald Sea」。まさにアンドロメダの名前を引き継ぐにふさわしい製品です。ぜひご試聴ください。
再生環境:AK300
試聴楽曲:official髭男dism「pretender」
花譜「トウキョウ・シャンディ・ランデヴ」
ずっと真夜中でいいのに。「綺羅キラー(feat. Mori Caliope)」
量感イメージ
この商品に対する
他のスタッフのレビュー
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こまめ
@e☆イヤホン 秋葉原店
Campfire Audio
Andromeda Emerald Sea 【CAM-5720】
¥184900 税込
Andromedaの後継機!
ついにAndromedaの後継機が登場です! 首を長くして待っていた方もいらっしゃるのではないでしょうか? 最初に外観です。筐体は角張ったデザインから一新し、前作の面影を残しつつ丸みのあるデザインに変更されました。これにより耳との一体感が向上し、快適な装着を実現しています。 また、今作からは付属のケーブルが変更され、平面で絡みにくいTime Streamケーブルが採用されています。しなやかで取り回しも良く、3.5mm接続のほか、4.4mm、2.5mmバランスケーブルが付属しているのも魅力的です。 音質については前作の中高域の透き通るイメージから一転し、中低域にフォーカスされており、高域は繊細な印象です。 音の傾向は前作はクールな印象でしたが、ウォームな印象に変わりました。柔らかい中低域がしっかり音を支えており、余韻が心地よい高域の音作りはゆったりとした曲調や優しいボーカルの楽曲と相性が良いと思います。 ケーブルに関しては前作より左右の空間表現が向上し、情報量が増えた印象です。低域の表現が前作と異なりタイトでアタック感のあるサウンドから、やや主張は弱まったものの他の帯域を支えており、一体感を感じるサウンドだと感じました。 色々な改良が加わり誕生した“真・Andromeda”を、ぜひ店頭でお試しください! 【試聴環境】 FiiO M11 【試聴楽曲】 Orangestar:アスノヨゾラ哨戒班,DAYBREAK FRONTLINE YOASOBI:ハルカ
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マヨ
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
Campfire Audio
Andromeda Emerald Sea 【CAM-5720】
¥184900 税込
イヤホン界のレジェンドがカタチも音もマイルドになって登場
キレッキレのサウンドで長年にわたり名機として人気を博してきたCampfire Audio「Andromeda」の正統後継機が登場です。 外観はシャープなラインと滑らかな曲線の組み合わせが美しく、前作までのイメージを踏襲しつつも少しやわらかさを感じられる形状になりました。サイズは全体的に小ぶりになり、耳への収まりが良く快適です。 また、ケーブルはフラット形状へと変更され、サラッとした被膜とも相まって取り回し良く絡みにくい仕様となりました。3.5mm 3極、2.5mm 4極、4.4mm 5極をプラグ交換式ではなく三種類のケーブルを同梱するという豪華仕様にも音への強いこだわりが感じられます。 さらに、音質面ではより明確な変化が感じられます。個人的にAndromedaのイメージは「音の勢いと押し出しの強さ、スピード感、キレの良い高域」といった部分の印象が強かったのですが、今作「Andromeda Emerald Sea」は全体的にウォームでマイルドなサウンドへと変化。前作までの特徴は残しつつ、高域の主張が少しおとなしくなった為か中・低域がより深く量感豊かに感じられるサウンドとなっています。 音場はそこまで広くありませんが、小編成の生音など濃密な表現力と迫りくる中低音の躍動感を重視される方におすすめの1本です。
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なおティー
@e☆イヤホン
Campfire Audio
Andromeda Emerald Sea 【CAM-5720】
¥184900 税込
イケてるアイツがスマートになって帰ってきた
キレッキレなサウンドで有名な「Andromeda」が帰ってきました。どんな音楽ジャンルでもカッコよく鳴らしてくれる有線イヤホン、Campfire Audio「Andromeda Emerald Sea」が登場です。 外観は前作を継承したデザインです。全体的に角張ったフォルムでメカニカルなデザインの筐体。そして、イヤホンマニアの方なら親の顔より見たであろう、貫禄のあるいつものグリーン色です。 前作と違う点としては、大幅にコンパクトかつ軽くなっています。それにより、筐体が耳に当たりにくくなったり、耳が重力に引っ張られるような感覚が少なくなったりと、耳の負担が低減されています。 音質に関しては、音楽がカッコよく聴こえるようにゴリゴリにチューニングされている印象で、高域のキレの良さとボーカル・低域のアタック感の強さが綺麗に共存しています。 音の空間を表現すると、ボーカルやドラムの金物等の中域から高域が前面・サイドに力強く鳴っている中、時折低域が中央後ろからグイっと押し出してくるような感覚です。 原音を忠実に聴くよりも、とにかくかっこいいサウンドで音楽を聴くことを重視している方におすすめできるイヤホンです。
このスタッフの他のレビュー
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アラチャン
@e☆イヤホン 秋葉原店
ELETECH
Raphael
2pin 4.4mm 5極 ストレート
¥77000 税込
柔らかくイヤホンの持ち味を引き出す天使
柔らかさとハリを同時に持ち合わせるハイブリッド素材のケーブルELETECH「Raphael」です。 ELETECHはシンガポールを拠点とする革新的なケーブルメーカーです。サウンドのクオリティもさることながらデザイン性も優れており、分岐部やプラグのデザインは幾何学模様のような複雑なものとなっており、技術の高さとセンスを伺わせます。 サウンドは全体的に柔らかくナチュラルな音に変化しながらも、ハリを持ち合わせるバランスの高いサウンドに仕上がっています。非常に滑らかで角の取れた音になるので、音楽のジャンルや使うイヤホンを選びにくい印象です。 さらに、しなやかで取り回しのいいケーブルでありながら、中心にはケブラーコアを採用しており耐久性も確保しています。 キリスト教の癒しの天使の名を冠する「Raphael」は、優しくもハリのあるサウンドで堅実にイヤホンの持ち味を引き出してくれます。もう少し柔らかいサウンドで解像度を求める方にオススメのケーブルです。是非ご試聴ください。 再生環境:iPhone13pro→Q11→ES60(Raphael) 試聴楽曲:KOTOKO Aiobahn「INTERNET YAMERO」 花譜「トウキョウ・シャンディ・ランデヴ」 ずっと真夜中でいいのに。「過眠」
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アラチャン
@e☆イヤホン 秋葉原店
水月雨 (MOONDROP)
雪月花
¥117770 税込
雪の儚さ、月の柔らかさ、花の艶やかさ
ボーカルの艶感や高域の伸び・クリアさ、どこを取っても一級品の水月雨 (MOONDROP)「雪月花」です。ボーカルや弦楽器の表現が非常に滑らかかつ、つややかなので女性ボーカルやクラシックなどに合いそうです。 何と言っても目を惹くのは、そのダイヤモンドが散りばめられたフェイスプレート(以下FP)です。「スケルトナイズドシルバーキャビティ」と呼ばれる筐体は、雪の結晶を思わせる細かい線で構成されたFPの間からダイナミックドライバーが窺えます。プラチナメッキも相まって、その光沢はまるで宝石かと見間違えるような眩い煌めきを放っています。 ケーブルは柔らかいながらもしっかりとした被膜で、取り回しと耐久性を両立しています。また、イヤーピースは同社の代表的なイヤーピース「清泉」を採用しており、しっかり肌になじみます。外観も装着感も非常に快適です。 音については煌びやかな筐体のデザインとは打って変わって、耽美でしっとりとしたつややかなサウンドです。煌びやかにではなく、つややかで過度な色付けをしないサウンドはMOONDROPのエッセンスを感じます。 高域は開放型特有の伸び・抜け感があります。どこまでも伸びるというより、程よく伸びるという感じなので‘‘薄さ‘‘というのも感じさせません。また、中域はやはり‘‘MOONDROPらしさ‘‘を感じさせる印象です。明るくつややかでボーカルの色気さえ感じさせる表現力というのは、今までの技術などの集大成ではないでしょうか。 さらに、低域は中高域をかき消すことなく適度なハリと厚みを感じさせます。下支えするような低域で「雪月花」の完成度をさらに引き上げています。空間も広く、どの方向にもある程度の広さを感じます。ライブ音源やホール音源もこの空間表現能力でしっかり表現しています。 「雪月花の時 最も君を憶ふ」雪月花の語源となった白居易の詩を体現するような、目の前に情景が浮かんでくるような表現能力と雪を思わせるような造形美を感じさせる外見は、音質と所有欲を同時に満たしてくれます。妖艶な響きと伸びやかで晴れやかなそのサウンドは忘れられない音になると思います。是非一度ご試聴ください。 再生環境:iPhone13Pro→Ifi-audio Neo iDSD BL→雪月花 試聴楽曲:サカナクション「さよならはエモーション」 Mili「world.execute(me);」 ずっと真夜中でいいのに。「綺羅キラー」
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アラチャン
@e☆イヤホン 秋葉原店
日本ディックス
Scyne α01
¥132000 税込
伸びやかさ・艶やかさ・聴きやすさ
全体的に伸び感があり、あっさりとしていて聴きやすいながらも音楽を楽しめる日本ディックスの「Scyne α01」です。 日本ディックスといえば、金属コア入りイヤーピース「COREIR」シリーズや、確かなビルドクオリティで様々なイヤホンに使われているPentaconnプラグなどで有名なメーカーです。その日本ディックスからのイヤホンが満を持して登場します。 全体的に艶感がありつつも、くどくならない絶妙なラインのサウンドが特徴的です。特にボーカル帯が聴き取りやすく、ブレスの1つ1つまで丁寧に、あでやかに表現します。楽器も低域のレスポンスや高域のキレもバランスよく持ち合わせており、「聴きやすい、いい音」という印象を抱きました。 装着感も小ぶりでイヤーフィンのような形状をした部分が耳にしっかりとフィットするので違和感を感じさせません。軽量なので長時間の使用でも問題なさそうです。 伸びやかであっさりとしながらも艶やかさも持ち合わせる万能ハイエンドイヤホン「Scyne α01」、様々なジャンルの音源を聴く方にオススメです。 試聴環境:iPhone 13 Pro → UP5 → 「Scyne α01」 試聴楽曲:日向電工「ブリキノダンス」、ネイサン・エヴァンズ「Wellerman」、スティーヴ・アオキ「Azukita」
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アラチャン
@e☆イヤホン 秋葉原店
SIVGA
SO2
ブラック
¥11980 税込
音のバランスのいいながら聴き
軽量でコスパの良いながら聴きイヤホン「SO2」がSIVGAから登場しました。SIVGAと言えば有線ヘッドホン・イヤホンなどを発売しているイメージが強いメーカーで、主に木を使用した商品が多いです。 そのSIVGAから新たにながら聴きの商品が発売されました。 前作であるSO1より少し軽量になった筐体は装着感が良く、耳にあたる部分もシリコンで覆われているので、肌馴染みも良く長時間の使用でも問題なさそうです。また、バッテリーは本体のみで約10時間とされているので安心です。 音に関しては中高域の通る綺麗なサウンドながらも、低音もしっかり聴こえるバランスの音だと感じました。ながら聴きはその特性上低域が抜けることが多いですが、このモデルはしっかり押し出しの強い低音を感じることができます。中高域のボーカルなどもつややかに聴こえるので、ノリよく様々な音楽を聴くのにぴったりです。 コスパが良く、いい音のながら聴きイヤホンが欲しいという方にオススメの「SO2」。是非ご試聴ください。 試聴環境:iPhone13pro→SO2 試聴楽曲:日向電工「ブリキノダンス」 Heux「CupHead2018」 COMPLEX「1990」