スタッフレビュー詳細
快適な装着感と明瞭なサウンド
ドイツの老舗音響機器メーカー、beyerdynamic(ベイヤーダイナミック)より、密閉型ワイヤレスヘッドホン「Amiron Wireless」を紹介します。
「ハイエンド・ヘッドホンなのにワイヤレス?」と思う方もいるかもしれませんが、この製品は、beyerdynamic社が誇る名機、「AMIRON HOME」をベースに開発したというだけあり、その音質は折り紙付き。聴いてもらえればその明瞭なサウンドの虜になるかと思います。
かく言う私もヘッドホンは有線派ですが、この製品には音質、装着感、機能ともに大満足。正直惚れてしまいました。
beyerdynamic独自のテスラテクノロジードライバーのおかげか、全体的に音の見晴らし、抜け、一つひとつの音の粒立ちが良いと感じました。縦横奥行き含め、どの音がどの辺りで鳴っているかなどの空間表現や、パン振り、エフェクトのかかり具合も明瞭で、ヴォーカルや楽器の演奏の再現力もさすがの一言。ギターの手グセやヴォーカルのブレスなども良い塩梅で正確に伝わってきます。
最初に何もセッティングをしないで聴いたときは若干高域が強いかな、と感じましたが、専用のアプリを使用することにより、年齢や聴力、耳の状態を加味して調整してくれるので、その後は驚くほどすっと耳に馴染んでくれました。
このアプリは、ビープ音などのテストをすることにより、どの音が聴こえていて、どの音が聴こえていないかなどを測定して、その人に合わせて音質をパーソナライズしてくれるという優れもの。もちろん簡単にオリジナルに戻すことも出来るので、好みに合わせて切り替えるのも良いですね。
タッチパッドも多機能で、再生停止はもちろん、音量の上げ下げ、早送り巻き戻し、曲のスキップ、戻るなどのオーディオ制御に加え、電話に出たり通話中の音量上げ下げもタッチひとつで簡単に出来ちゃいます。
イヤーパッドにマイクロベロアを、ヘッドバンドには高品質アルカンターラマイクロファイバーを使用しているので触れ心地も抜群なうえに、重量も約400g、装着時の締め付けも軽めなので、長時間のリスニングにも活躍してくれそうです。
密閉型のハイエンド・ワイヤレスヘッドホンでこだわりの製品をお探しの方は、是非一度店頭で試聴してみてください。
量感イメージ
このスタッフの他のレビュー
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りょうにぃ
@e☆イヤホン
SHANLING
UA5
ブラック
¥32780 税込
まさにオールラウンド!
SHANLING (シャンリン)からスティック型アンプ「UA5」が発売! 軽量、コンパクトで、見た目もタイプな製品なので、さっそく聴いてきました。 最大の特徴は、スマホやプレーヤーなどからUSBで電源を供給する「パススルーモード」に加え、内臓バッテリーによる供給を行う「ハイブリッドモード」。こちらはShanlingがこのUA5のために開発したもので、より安定したクリアな音質が体感できます。 バッテリーが切れると『パススルーモード』に自動切換え、30分前後でフル充電が可能などなど、小さいボディながらかなりの優れもの。スティック型アンプにバッテリーが搭載されたら良いのにな……と思っていた方にはもってこいの製品です♪ 物理ボリュームがついているので、操作法はいたってシンプルで使いやすく、ボリューム操作はもちろん、ボリュームのホイールを押すことで、DACモードをシングル、デュアルに切り替えできます。 出力インターフェースも三系統(3.5mm、4.4mm、SPDIFモード(3.5mmを利用した同軸デジタル出力))利用できるので、汎用性も抜群です。 さらに、超低ノイズという謳い文句も伊達ではなく、試聴時のノイズがほぼ無くて感動しました。この「低ノイズ」というのもクリアな音質を再現するのに重要なポイントですよね。 音質はフラット傾向、質感は艶やかで心地よい。何より余計な部分をカチ上げたりしておらず、非常にナチュラルなサウンドなので、ジャンルの得意、不得意が少ないと思います。 どうしてもアンプの音に寄ってしまいがちですが、このUA5は、あくまで原音を忠実に再現しつつ、シンプルに、音に艶やかな化粧を施してくれるような、そんな印象でした。 ポータブルスティック型アンプの購入を検討されている方は試聴の価値ありです!
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りょうにぃ
@e☆イヤホン
iBasso Audio
DC03PRO
ブルー
¥9900 税込
低音が心地良い軽量デュアルDAC
良質なプレーヤー、DAC、アンプ、イヤホン、ヘッドホンなどを手掛けている中国のオーディオメーカー「iBasso Audio(アイバッソ オーディオ)」より「DC03PRO」の紹介です。「DC03」をベースに更なる進化を遂げた本製品、音も形も結構な変化を遂げています。 金属を筐体素材に採用していたDC03とは大きく異なり、DC03PROはアルミニウム製ボディを採用、さらに両面に強化ガラスパネルを装着していて、個人的にはグッとスタイリッシュになった印象を受けました。 ケーブルも取り外せるようになったおかげで携帯性も良く、小さなポケットにもスッと入ってしまうボディサイズが好印象。標準ではUSB Type-C to Type-Cケーブルが付属しています。 ボリューム調整は100段階に調整可能で、ほんのちょっと音量を上げ下げしたいと思ったとき、非常に細かく調整出来て、これは嬉しいポイントでした。 CS43131をデュアル構成で採用したというこのDC03PRO、音質は、何といっても「グッとくる太い低域」、これに尽きます。 サイズは広過ぎず程良く広がるので、キックやベースラインをファットかつスムースに奏でてくれます。中高域はマイルドに、低域とケンカせず丁度良いバランスで鳴るのがとても印象的でした。 低音好きには是非おすすめしたい製品。是非店頭でご試聴ください。
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りょうにぃ
@e☆イヤホン
Noble Audio
FoKus Prestige
Black
¥114880 税込
究極の音質特化はダテじゃない
Noble Audio(ノーブルオーディオ)が至高の製品に命名する「Prestige」を冠したこの「FoKus Prestige」は、まさに究極の“音質特化”ワイヤレスイヤホンです。 カスタムIEMメーカーとしてのノウハウを落とし込んだ、ジャストフィットなイヤホン形状。手触りやその見た目の特別感を演出してくれるスタビライズド・ウッド素材採用や、クリアな通話品質とヒアスルー機能搭載、aptX adaptiveを含めた多様なコーデックに対応など……本当にストロング・ポイントの多い本製品ですが、特筆すべきは何といっても「音質」。その一言に尽きます。 試聴した瞬間「なんだこの音質……」と思わず声が出てしまいました。nowles製BA2基とDD1基のハイブリッド構成が奏でるそのサウンドはお世辞抜きに素晴らしく、特に低域の迫力と深みには、ただただ驚くばかり。「低音好きの方には必ず満足してもらえるのでは?」と思いました。 やや広めのルームサイズは非常に心地良く、音の定位も抜群でひとつひとつの音が粒立って聴こえます。低域がしっかり出るイヤホンにありがちな中域の埋もれ・飲み込まれのようなことが一切なく、ギターのコード進行や手グセ、ピアノの旋律やサステインの効き具合、ヴォーカルのつややかさやブレスまでも明瞭に聴かせてくれます。 ジャンルの得手不得手が無さそうな本製品ですが、敢えて挙げるのならば、ロック、ポップス、ヒップホップ、ハウス、ジャズ、クラブミュージックなどと抜群の相性を発揮してくれそうです。 かくいう私も「本当に欲しい‼」と忖度ナシに思いました。 究極の“音質特化”ワイヤレスイヤホン。ぜひ店頭で試聴してみてください。
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りょうにぃ
@e☆イヤホン
Anker
Soundcore AeroFit Pro
ミッドナイトブラック
¥22990 税込
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