スタッフレビュー詳細
手のひらに乗る高出力アンプ
FiiO「Q11」はお手軽に高出力サウンドを味わえるDAC搭載アンプです。Q11とスマートフォンやパソコンなどの再生機器をUSB Type-Cケーブルで接続するだけで使用できます。iPhoneユーザーの方もLightning端子のケーブルが付属するため別途の用意は不要です。
Q11がスティック型のDAC搭載アンプと大きく異なる点は、「バッテリーを搭載している」という点です。Q11自体の充電が必要ではありますが、再生機器側の電力供給不足によって使用できないという心配が不要で、スマートフォンのバッテリーの減りも抑えられるというメリットの方が個人的には大きく感じます。
バスパワータイプ(アンプ自体にはバッテリーを搭載しておらず、再生機器から電源を供給する製品)の同価格帯のポータブルDAC搭載アンプと比較すると、出力が高く音に余裕のある印象を受けます。Q11を通すことで全体的に音の輪郭や粒立ちをハッキリと感じられる様に変化します。音の味付けは少なめです。中低音域の音の厚みと高音域の繊細さの両方を兼ね備えたサウンドを楽しめました。
また、Q11と再生機器のボリュームが連動していないという点もgoodポイントです。再生機器である程度音量調整しておいて、そこからQ11で細かく調整といった事が可能です。Q11のボリュームは程よい抵抗感があり、かなり細かい調整が可能だと感じました。
スマートフォン直挿しからのステップアップにはもちろんのこと、10000円前後の価格帯のアンプを現在お使いで出力に不満のある方にも試していただきたい商品です!
試聴環境
iPhone 14 Pro→FiiO Q11→AAW ASH(カスタムIEM)
試聴楽曲
吉田凜音 - JASMINE
YOASOBI - Blue
量感イメージ
この商品に対する
他のスタッフのレビュー
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かかりちょー
@e☆イヤホン 秋葉原店
FIIO
Q11 【FIO-Q11-B】
¥15543 税込
小型な優れもの
手のひらに収まるほどのポータブルアンプです。小型ながら再生時間は最大13.5時間で、出力も最大650mWと十分なパワーがあるため、並みのヘッドホンであれば難なく鳴らせます。 低域に厚みを出しつつハリのある中高域で出力してくれます。メリハリがあり音の変化も大きいためアンプの効果を実感しやすい音作りだと感じました。出力もそこそこあり、イヤホンであればよほどのことがない限り鳴らしきれると思います。 さらに、USBから同軸へのD/Dコンバーターとしても使用できます。小型なポータブルアンプとして十分な活躍が期待できる為、初めてのポタアンにオススメです。ぜひお試しください。
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がっつ
@e☆イヤホン仙台駅前店
FIIO
Q11 【FIO-Q11-B】
¥15543 税込
洗練されたデザインと優れた携帯性
持ち運びの負担が少なく、外出先でも良い音を楽しみたい方にオススメの新製品「Q11」が登場です‼ 本体はやや厚みがありますが実際に手に取ってみると、その外観からは想像できないほど軽いので携帯性に優れています。また、最大13.5時間連続再生可能なロングバッテリーを搭載している点もこの製品の推しポイントです。 試聴してみると中低域がとても厚いアンプだと感じました。締まりが良くキレがあり、輪郭がハッキリとしています。一音一音に存在感がありますが、決して重過ぎる事はないので聴き疲れしにくいです。バンドサウンドやボーカルメインの曲との相性が良いと思いました。 既に同価格帯のDAC搭載アンプをお持ちの方にもオススメの製品です。ぜひお試しください!
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せめちゃん
@e☆イヤホン
FIIO
Q11 【FIO-Q11-B】
¥15543 税込
高出力で高コスパ!?
ポータブルアンプで最前線を行くFiiOから、Q1の後継機の登場です。ナンバリング型式が変更され数字が10飛んで11になりました。 「Q11」の注目ポイントは"出力の高さ"にあると思います。最大650mWの高出力。それだけでも魅力的なポータブルDACアンプです。 大きさは前モデルのQ1とそこまで変わらず、高出力でありながら持ちやすいサイズに収まっています。 外観は中の基板が見える上、再生レートごとに光の色が変わる仕様で男心をくすぐるかっこいいデザインです。 音を聴いてみると、最初に低音のインパクトが前に出てきます。出力が高く、音が目の前に迫ってくるようで、ドライバー数の多いイヤホンでも駆動力が足りないと感じることはありませんでした。 包み込むような低音と、耳に残るように立つ音の輪郭がとても心地よく、バンドサウンドや、電子音楽といった中高音が際立つイメージで相性がいいように感じました。 音量を上げていくごとに音が明瞭になる感覚は、同社のK7に少し似ているようにも思えます。 サイズもコンパクトかつ高出力、高音質でコストパフォーマンスに優れたDACアンプ。初めてのポータブルDACアンプをお探しの方などにおすすめです。是非お試しください! 【試聴楽曲】 ピーナッツくん / PetbottleRocket Vulfmon & Vulf / Let's Go! Let's Go!
このスタッフの他のレビュー
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e☆イヤホンスタッフ
@e☆イヤホン
SHANLING
M1 Plus
Silver
¥33660 税込
小型プレイヤー選びの最適解
【ポイント】 ・エントリークラスながら4.4mmバランス接続に対応 ・見通しの良いスッキリサウンド 【見た目・操作感】 手のひらに収まるサイズ感で、3.5mmアンバランス接続と4.4mmバランス接続に対応しています。このサイズ感で4.4mmジャックを搭載しているプレイヤーはほとんど存在していないため、個人的に待ち望んでいました。 正面は全面液晶で、本体左側に「再生・一時停止」「曲送り」「曲戻し」の3ボタン、本体右側には電源ボタンと共用のボリュームノブが搭載されています。左右に配置されたボタンやボリュームは、適度な硬さがあり、誤動作しにくそうです。なお、画面スリープ時の操作無効機能も搭載しています。 【音の印象】 全帯域を通じて音像が捉えやすく、スッキリとした印象を受けます。特に、ボーカルの細かなブレスや熱量はハッキリと感じられました。音は近めに配置されており 、外方向への抜けや音場の広さを味わえる音作りがなされています 低音域はしっかりと重さが感じられる一方で、膨らみすぎず引き締まった音を奏でます。高音域は細めで抜けも良く、繊細でありながら一つひとつの音を堪能できました。 【機能面】 本商品はエントリークラスに位置づけされますが、USB DACモードやBluetoothレシーバー機能など、プレイヤーに欲しい機能はしっかりと搭載されており、ミドルクラス以上の商品と比較しても遜色がありません。 独自OSを搭載しているため、Apple MusicやSpotifyといったサブスクアプリは使用できませんが、Bluetoothレシーバー機能があり、コーデックもLDACに対応しているため、高音質でサブスク音源を楽しむことが可能です。 他のプレイヤーのレビューでも触れていますが、本商品も画面表示を180度回転させることが可能です。自宅でUSB DACとして使用する際に、イヤホン接続側を手前にして使いやすい工夫がされている点は、とても好印象です。 【まとめ】 機能面・音質ともに「エントリークラス」以上の満足感を得られるプレイヤーです。ぜひお試しください! 【試聴環境】 SHANLING M1 Plus → AAW ASH(カスタムIEM) 【試聴楽曲】 NewJeans - ASAP 三月のパンタシア - 恋はキライだ
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e☆イヤホンスタッフ
@e☆イヤホン
FIIO
KA17
Blue
¥25335 税込
中低音の聴きごたえが増すスティック型DAC
【ポイント】 ・土台のしっかりとしたパワフルなサウンド ・給電用端子を搭載。パワーが必要なヘッドホンも駆動できる 【音の印象】※バスパワー駆動でレビューを行っています。 ボーカルのやや下あたりの帯域から低音域にかけての力強さを感じるサウンドが特徴的でした。音楽の土台となる部分がしっかりと表現されており、定位感も優れています。音場は広く感じる一方で、低音域やボーカルはやや近めに配置されています。 【機能面】 iPhone14 Proに接続した際には、スマートフォン本体のボリュームがmaxで固定され、KA17でのみボリューム調節が可能でした。120段階で調節でき、かなり細かな調整が利きます。 また、給電用のUSB Type-C端子が搭載されており、自宅で駆動力が必要なヘッドホンを使用する際にも積極的に使用していける点も高ポイントです。 ひとつだけ注意点として、本商品にはiPhone14以前のLightning端子採用モデルに接続するためのケーブルが付属していません。Lightning to USB-Cケーブルをお持ちでない方は別途購入が必要です。 【まとめ】 ゲーム機で使用可能なUAC1.0もサポートしており、日常の様々な場面の音を良くしてくれるスティック型DACです。是非お試しください! 【試聴環境】 iPhone 14 Pro→FIIO KA17(FIIO LT-LT1にて接続)→SHURE SE315(4.4mm接続) 【試聴楽曲】 赤い公園 - pray (G)I-DLE - MY BAG
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e☆イヤホンスタッフ
@e☆イヤホン
qdc
SUPERIOR
Vermilion Red
¥12321 税込
A10000クラスのニュースタンダード
qdc「SUPERIOR」は迫力と繊細さを兼ね備えた、A10000クラスのニュースタンダードと言っても過言ではない有線イヤホンです。 【ポイント】 ・高解像度でバランスの取れたサウンド ・カスタムIEM 2pin採用で広がるリケーブルの選択肢 qdcのエントリーモデルといえば、私の中では「Neptune」を思い浮かべます。Neptuneは1BAのイヤホンで、バランスの良さがとても印象的でした。 今回ご紹介するSUPERIORは1DD搭載のイヤホンです。また、qdcのユニバーサルフィットモデルはqdc独自のコネクタを使用しておりますが、本製品は他社の2pinと同じ規格を使用しており、リケーブルの選択肢が広がりました。 音に関しては各帯域ごとにレビューします。 【低音域】 膨らみ過ぎず芯の感じられる、どっしりとした低音を楽しめます。目の前にウーファーを置いたかのような空気の震えまで感じられました。 【ボーカル】 ボーカルはやや近めに配置されている印象です。他の帯域との分離感がハッキリとしており、ボーカルにフォーカスを当てて音楽を聴きたい方にもオススメできます。 【高音域】 細かな音までしっかりと届けてくれる印象です。1つひとつの音の線がやや太めに感じましたが、立ち上がりと抜けが早く高音過多には感じませんでした。 10000円前後の価格帯の有線イヤホンの中でもトップレベルにオススメできるイヤホンです。ミドル帯以上の価格のイヤホンを常用している方も是非! 試聴環境 iPhone 14 Pro→Earstudio ES100→qdc SUPERIOR 試聴楽曲 NewJeans - Super Shy MAN WITH A MISSION - evils fall YOASOBI - Halzion
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e☆イヤホンスタッフ
@e☆イヤホン
HUAWEI
FreeClip
Black
¥27800 税込
「快適さ」と「高音質」を両立させた ながら聴きイヤホン
【ポイント】 ・軽くて自然な着け心地 ・ながら聴きイヤホンの中でトップクラスの高音質 【装着感、操作性】 長時間の装着を想定している耳をふさがないタイプのイヤホンにおいて、個人的に最重要視しているポイントが「装着感」です。 FreeClipは軽量で締め付け感が無いのにもかかわらず、音の出る「アコースティックボール」部分が耳の中にしっかりとホールドされ、安定性と快適な使用感の両立がなされています。レビュー時にメガネを装着した状態で使用しましたが、メガネとの干渉はありませんでした。 また、タッチによる操作もとても快適です。タッチ操作可能範囲がとても広く、「C-bridge」とよばれるケーブル部分を中心にイヤホン本体の複数箇所をタップして確認を行いましたが、どの部分でもしっかりと反応してくれました。 【音の印象】 ながら聴きとはいえ、音楽を楽しむ上では高音質で楽しみたいものですが、FreeClipはその要求を満たしてくれます。重低音は量感が少ないと感じるものの、低音域から高音域までバランス良く聴かせてくれます。他のながら聴き製品と比較すると、低音域の量感がありつつも、全体的な音の明瞭感がトップクラスに良く感じました。 全帯域を通して音の輪郭の角が取り除かれており、トゲが少なく、スムーズな印象を受けます。BGMとして音楽を流しつつ、作業に集中するという使い方に適したサウンドです。 【まとめ】 高音域なながら聴きイヤホンをお探しの方にオススメの商品です。是非お試しください! 【試聴環境】 iPhone 14 Pro→HUAWEI FreeClip 【試聴楽曲】 IVE - Off The Record 吉田凜音 - ASH