スタッフレビュー詳細
豊かな中域が癖になるインナーイヤー型イヤホン
2022年9月に発売された『FiiO FF3』の上位機種です。もともと豊富だった付属品にシリコンリングが加わり、さらに自分好みにカスタマイズができます。
音の方は豊かな中域が印象的で、FF3よりもさらに聴きごたえのあるサウンドです。インナーイヤー型のメリットである音の広がりや抜け感は最大限に活かしながら、リスニングの楽しさもしっかりと味わえます。気持ちよく豊かに鳴る中域は女性ボーカルの歌声との相性が良いと思います。
全体的な重心は低めで、付属のスポンジカバーを付けるとさらに低域に寄っていきます。個人的には音質の変化が控えめで、耳へのフィット感が増すシリコンリングがお気に入りでした。耳に触れる縁の部分だけを覆うシリコンリングですが、それだけでも適度に低域を持ち上げてくれるのでおすすめです。
女性ボーカルをよく聴く方や、カスタマイズで色々付け替えて試すのが好きな方にはぜひ手にとっていただきたいイヤホンです。どうぞお試しください!
量感イメージ
この商品に対する
他のスタッフのレビュー
-
ライト
@e☆イヤホン 秋葉原店
FiiO
FF5 Black 【FIO-IEM-FF5-B】
¥22000 税込
カスタマイズてんこ盛りインナーイヤー型イヤホン
本体の見た目はブルーグレイのような色で、シックな印象です。本体自体の重さは軽く、耳に入れてる感覚がなく快適でした。長時間聴いてると耳が痛い......なんてお悩みとおさらばできるかもしれません。 製品のポイントは付属品の多さです! 3.5mm/4.4mm交換式プラグ、シリコンリング(Mサイズ/Lサイズ)スポンジカバー(低域重視/バランス重視/高域重視)加えてリケーブル対応でカスタマイズし放題です! イヤーピースもなく、リケーブル製品が少ないイメージを覆してくれるインナーイヤー型ではないでしょうか! 【音質】 今回は3.5mmプラグを使い、付属のスポンジカバーやシリコンカバーでの変化も書いていきたいと思います。 まずは何もない状態の印象はガラスのようなクリアな音だと感じました。バランスが整っており、どこかの音が強く感じたりはしませんでした。インナーイヤーの強みでもある音の抜け感があることで、高い音が刺さる感覚がなく、とにかく聴きやすいです。低音はアタック強めでタイトな印象です。 ◎低域重視スポンジカバー 密着感があがりました。つけなくても充分なフィット感がありますが、スポンジがなかった時の隙間が埋まってる感覚があります。音も低音重視という名前の通り、低音の距離が近づきます。迫力があがり、高い音も少しマイルドになりました。 ◎バランス重視スポンジカバー フィット感は上記の低音重視スポンジカバーと大差ありませんでした。しかし、同じフィット感なのに、低音重視スポンジカバーと比べ、低音が少しあっさりしていました。高音のマイルドな感じはそのままです。何もつけていないときと比べ、音が抜けにくく、ボーカルが一歩手前に感じました。 ◎高音重視 二つのスポンジと違い、真ん中に穴があいてるので、フィット感が上の二つのスポンジよりもすこし軽い感じがしました。音のバランスはバランス重視スポンジカバーの時に近いのですが、スポンジの中で一番高音の伸びがよく、音が明るくなったように感じました。低音は一歩引いている印象です。 ◎シリコンリング 個人的には一番好きなフィット感でした。スポンジカバーのようなもさもさ感がなく、適度なグリップを感じられました。何もついてない状態と比べ、音のバランスに大きい変化は感じませんでしたが、密着感が上がったおかげか、細かい音まで感じられるようになり、艶っぽさもプラスされました。 このシリコンリングがとても好きな音だったので、4.4mmにして聴いてみました!! 音の圧力が上がり、距離がさらに近づいたので、シリコンリングで感じた艶っぽさを更に耳元で感じられました。今回試聴した楽曲ではボーカルの息遣いや曲中にこっそりあるSEなどをしっかり感じ取ることができました。 今回は標準的な3.5mmでいろいろスポンジカバーを付け替えましたが、4.4mmがお試しできる環境の方は是非4.4mmで聴いてみてほしいです。同じスポンジでも変化に驚いていただけるはず......! 音のバランスがよく、いろんな音楽に合わせられる万能くんなので、いろんな方におすすめしたいです! インナーイヤーなのに、様々なフィット感や音質で楽しめるので、飽きやすい方にもとってもおすすめです! 【試聴環境】iPhone12mini+SHANLING UP5 【試聴楽曲】ダーリン/須田景凪 血流/yama
-
しょうちゃん
@e☆イヤホン
FiiO
FF5 Black 【FIO-IEM-FF5-B】
¥22000 税込
いい音を長時間でも快適に!
・インナーイヤーの軽い着け心地 ・抜けの良い爽やかなサウンド ・広く響いていく低域 上記の中に気になるものがあった方にオススメの製品、それが FiiO (フィーオ)「FF5」です! 装着感はインナーイヤー型ならではの自然なフィット感と開放感です。疲れにくく軽い着け心地で、耳に引っ掛けているだけのようにも感じるほど負担がなく安定感もあり、長時間の使用でも疲れにくいと感じました。 また、同社のFF3にも付属していたスポンジカバーに加え、FF5にはよりフィット感を向上するためのシリコン製リングが付属しています。お好みに合わせてフィット感を調整できるのは、インナーイヤー型イヤホンユーザーにとっては非常に嬉しいポイントだと思います。 音質に関しては、音がこもる感じが一切ない爽やかなサウンドでありながらも、豊富な情報量が印象的でした。 低域に関しては、過度な重たさや圧力はなく、全体に馴染むようなサウンドです。迫力のあるサウンドではありませんが、耳から頭に広く広がっていくような感覚で、聴きごたえはしっかりと感じられます。 中域に関してはボーカルの輪郭がハッキリしたサウンドが特徴的でした。抜けの良さはありつつも真っ直ぐなサウンドなので、言葉の一つ一つが聞き取りやすい印象でした。 高域に関しては、ほかの帯域とバランスを取りながら細かい音までしっかりと表現されており、後味のスッキリとした余韻まで楽しめるサウンドです。 音の抜けは良くても欲しい音は抜けていかず、長時間快適に音楽を楽しめるイヤホンです。聴き疲れしにくいイヤホンをお求めの方、インナーイヤー型イヤホンをお探しの方はぜひ一度お試しください!
このスタッフの他のレビュー
-
かく
@e☆イヤホン仙台駅前店
THIEAUDIO
Ghost
¥19800 税込
暖かみのあるボーカルと自然なバランス
THIEAUDIO「Ghost」は、開放型の自然なサウンドと聴きごたえのある低域が両立されており、開放型ヘッドホンの入門機としてオススメの1台です。 全体的に暖かみのあるサウンドで、広がりのある低域〜中低域としっかりとした存在感のあるボーカルが特徴的です。一般的に開放型ヘッドホンというと低域は控えめになりがちですが、THIEAUDIO「Ghost」は低域をしっかりと鳴らしながらも全体のバランスを損なわずに、開放型の良さをしっかりと残しているところが好印象でした。 暖かみのあるサウンドを活かして、アコースティックな楽曲やボーカルの優しい楽曲との相性がとても良いと思います。 装着感は側圧が少し強く感じましたが、ヘッドバンドのスライダーを調節すると、側頭部に対して垂直に力が加わるので違和感や痛みはなかったです。 エントリーモデルと言える価格帯の開放型ヘッドホンとしては、とても使いやすい1台だと思います。ぜひお手に取ってみてください。 【試聴環境】 FiiO K7 - THIEAUDIO Ghost 【試聴楽曲】 King Gnu / 白日 宇多田ヒカル / First Love Queen - Don't Stop Me Now
-
かく
@e☆イヤホン仙台駅前店
SONY
WH-CH720N
BC ブラック
¥18377 税込
一聴して進化を感じられるサウンド
SONY 「WH-CH710N」の後継機「WH-CH720N」の登場です。デザイン、装着感、音質のすべてが洗練された正統進化という印象を受けました。もちろんフラッグシップモデルの「WH-1000XM5」と比べると価格相応の差を感じますが、お値段以上のサウンドを気兼ねなく外に持ち出して音楽を楽しめるという点では、ワイヤレスヘッドホンの購入を検討されている全ての方におすすめできる製品です。 実際に着けてみると、ソニー史上最軽量という謳い文句のとおりとにかく軽いです。首に掛けていても重さを感じないのは嬉しいですね。また、ノイズキャンセリングをONにしていても最長35時間というロングバッテリーとこの軽さが両立されていることにとても魅力を感じます。ノイズキャンセリングは自然な効き方でノイズキャンセリング特有の閉塞感が苦手という方には丁度いい強度だと思います。 音質の方は適度な空間の広さと包み込むような低域が心地良く感じました。全体的に癖の少ないサウンドですが、クリアなボーカルと後ろの方から楽曲全体を支えてくれるような低域が好印象でした。また、高域も刺さることなく表現できています。シンプルな構成の楽曲のほうがより魅力が分かりやすいと思いますが、アコースティックなサウンドからEDMまで幅広く楽しめます。 何といっても最軽量、気軽に外に持ち出して良い音で音楽を楽しみたい方にオススメできるワイヤレスヘッドホンです。初めてのワイヤレスヘッドホンにもピッタリだと思います。ぜひぜひお手に取ってみてください。 【試聴環境】 NW-A306 - WH-CH720N 【試聴楽曲】 ExWHYZ:Seacret Seacret 上原ひろみ、馬場智章&石若駿:N.E.W. チリヌルヲワカ:天邪鬼
-
かく
@e☆イヤホン仙台駅前店
FiiO
JD7 Silver 【FIO-IEM-JD7-S】
¥15400 税込
キレのあるギターサウンドにぴったり!
エネルギッシュなバンドサウンドにとてもオススメなイヤホンです。FiiOらしいメリハリのある音が楽しめます。 まず印象的だったのが全体的に1歩前に出るようなまとまりのある音。それでいて中高域の解像感がしっかりとあるため、歪んだギターが心地よく、アクセントのついたキレのあるカッティングも気持ちよく鳴ってくれます。 セミオープン構造が採用されており、適度な抜け感で音が籠らずクリアに聴こえるので、楽器の音を近くに感じながらもボーカルが埋もれていないのも良いです。 低域はタイトな印象で、量感は多くはありませんがバスドラやベースのアタック感を十分に伝えてくれます。やはりリズムの細かい楽曲との相性が抜群だと思います。 バンドサウンドをとにかく楽しく聴きたいそんな方にとてもおすすめできるイヤホンです。ぜひぜひお手に取ってみてください。 【視聴環境】 Galaxy S20 - Atom mini 【試聴楽曲】 BEAT CRUSADERS:TONIGHT,TONIGHT,TONIGHT ポルカドットスティングレイ:テレキャスター・ストライプ ExWHYZ:STAY WITH Me
-
かく
@e☆イヤホン仙台駅前店
SONY
Float Run【桐生祥秀選手おすすめモデル】【WI-OE610】
¥19800 税込
耳を塞がない骨伝導でもないワイヤレスヘッドセット
スポーツをしながら音楽を聴きたい、だけど骨伝導は振動がすこし気になる、そんな方にぴったりなのがSONY 「Float Run」です。 見た目はソニーらしい配色で、既存の骨伝導イヤホンと比べると耳かけ部分の大きさがすこし目立ちますが、実際に着けてみるとこの耳かけ部分がしっかりホールドしてくれていて快適な装着感に繋がっていることが分かります。個人的にはマスクの上からでも問題ありませんでした。 さて、とても気になる音について。特筆すべきは音場の広さです。まさに耳元に自分専用のスピーカーがあるような広がりのある音が楽しめます。音のバランスとしては中域から中高域にかけてフォーカスをあてたサウンドで、温かみのあるボーカルが印象的でした。低域についても骨伝導イヤホンよりも自然な鳴りが感じられると思います。 ながら聴きのワイヤレスイヤホンを探している方にとってはまた1つ新たな選択肢になると思います。是非是非お手に取ってみてください。 【視聴環境】 Galaxy S20 【試聴楽曲】 BiS:テレフォン ネクライトーキー:こんがらがった ExWHYZ:Obsession