スタッフレビュー詳細
プロユースな万能モニターサウンド
Ultimate Earsで最もモニターライクな一本です。個人的にはモニター向けIEMでは定番とも思っています。
若干の低域と中高域が他帯域より多く感じますが、全音域をしっかりと丁寧に全て鳴らしてくれています。
音色としては非常に軽やかになっている印象です。
低域の量が少し多めと書きましたが、多いからと言って重いということはなく、あくまで自然な鳴り方です。
プロの現場やライブ、レコーディング環境でのこのバランスの良さは非常に頼りになるでしょう。
全音域をしっかりと慣らしていますが、軽やかのサウンドなので聴き疲れはありません。モニターサウンド、楽曲の造りそのものを体感したい方にオススメの1本です。
再生環境:
NW-ZX300,DX220MAX
試聴楽曲:
the peggies:ハイライト・ハイライト
幾田りら:ロマンスの約束
米津玄師:LOSER
菅田将暉:まちがいさがし
Creepy Nuts:かつて天才だった俺たちへ
Red Hot Chili Peppers:By the Way
量感イメージ
この商品に対する
他のスタッフのレビュー
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サニー
@e☆イヤホン 秋葉原店
Ultimate Ears
UE Pro Reference Remastered
¥172700 税込
UEが誇るど真ん中の音
カスタムIEM界の老舗と言っても過言ではないUltimate Ears。数あるラインナップの中でも特に「ど真ん中の音」と言える機種がUE Pro Reference Remasteredです。 洋楽好きの方は一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。かの有名なCapitol Studiosとのコラボレーションイヤホンということもあり、洋楽との相性はもちろんのこと、「Reference」と機種の名前にもある通りリファレンス用途を意図してチューニングされた音のため、K-POPやJazz、韓国インディーズロックなど、どんな音楽とも相性が良いイヤホンとなっております。 肝心の音質は「ど真ん中の音」と記載した通り、どこかの帯域に寄っている印象は無く、バランス良く忠実にマスタリングされたそのままの音を出す、いかにもモニターというような音質で、楽曲制作者の意図を理解するにはピッタリなイヤホンであるように感じました。 音楽ジャンルごとの相性でいうと、バンドサウンドではギターやベース等弦楽器の生々しい音の表現が素晴らしく、目の前で演奏をしているかのような感覚すら覚えました。現代的なダンスミュージックのような音数が多い楽曲でも、電子ベースの音など埋もれがちな音も潰れることなく綺麗に一音一音鳴らせており、音情報の処理能力の高さには脱帽です。 音場は広すぎず狭すぎずバランス良くまとまっていて、全帯域の音の広がりが均等な印象を覚えました。強いて言うなら低域が若干強く量感も多いように感じましたが、あっさりとした味付けが故に聴き疲れすることなく長時間のリスニングが楽しめるイヤホンです。 どんな音楽ジャンルにも合うイヤホンをお探しの方、楽曲一音一音をそのまま聴きたい方、そして名前の通りリファレンス用のイヤホンをお探しの方におすすめなモニターイヤホンです。店頭にてぜひお試しください。 再生環境 : SONY NW-ZX707→ UE Pro Reference Remastered 試聴楽曲 : ETA / NewJeans I’m bad too(Feat. DPR LIVE) / Hwa sa bad / wave to earth Don’t You Worry ‘Bout a Thing / Incognito My Queen Is Ada Eastman / Sons Of Kemet, Joshua Idehen Here’s One That Got Away / The Style Council
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すずき
@e☆イヤホン
Ultimate Ears
UE Pro Reference Remastered
¥172700 税込
あらゆる現場で活躍するプロモニターサウンド
UE Reference Remasteredをシンプルにご紹介するなら、Ultimate Earsのラインナップで、もっともサウンドモニターに適したモデルと言えます。 筐体は非常にコンパクト、カナル(ノズル)も細い設計で、幅広く色々な方の耳にフィットしそうです。強いて言えばカナルが長めで、人によっては、装着感に慣れがいるかもしれません。 音質は、極めてフラットバランスで、音源に収められた音を余すことなく描くその描写力に、チューニングを施したエンジニアの執念すらも覚えます。ボーカルはもちろんのこと、エレクトリック・アコースティック問わず、どんな音も分離良く正確に再生するため、モニターイヤホンをお探しの方には、真っ先にオススメしたいモデルです。 音を表現するとき、高域寄り・低域寄りと表すことがありますが、本機はまさに“ど真ん中”にいる印象です。音の抑揚や鳴り方に歪みがなく、バッチリ定位しているさまも、モニター時に聴き取りやすくなるポイントと言えます。 また、サラッとした聴き心地の良さに付随して、爽やかさと抜けの良さがあり、カナル型(密閉型)特有の閉塞感が抑えられています。おかげで、長時間使用しても聴き疲れしづらいです。 ただし、全体的に薄口な音作りで、そのあまりにもフラットな音に、物足りなさを感じる人はいそうです。 あっさりとはしてますが、聴き心地良く聴き疲れにくい特徴から、純粋に音楽を楽しむ目的でも、十分活躍できるポテンシャルを持っています。 音楽と音を大切にする人に、ぜひお試しいただきたいです。 再生機器:Shanling UP5 試聴楽曲:お勉強しといてよ(ずっと真夜中でいいのに。),Boogie Back to YOKOSUKA(レ・フレール),心に穴が空いた(ヨルシカ),Linkrot feat.Toto Hoshimiya(TEMPLIME)
このスタッフの他のレビュー
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きょろ
@e☆イヤホン仙台駅前店
Anker
Soundcore Sport X10
ブラック
¥9990 税込
軽量で装着感が心地良い万能イヤホン
Ankerからスポーツ・アウトドア等にうってつけの「Soundcore Sport X10」をご紹介します。 充電ケース・イヤホンは軽量で持ち運びに便利なサイズ感。いざ装着すると折り畳み式のイヤーフックが柔らかく耳にかかり、本体の耳へのフィット感も非常に良好です。フックと装着感の相乗効果で体を動かしてもイヤホンが落ちる不安はありません。 音質は非常に低域が強くパワフルに鳴ります。低音の強さのお陰で臨場感溢れるサウンドを体感できます。また、その中でもボーカルやギター等の中域・高域が埋もれることもありません。アプリにイコライザー機能がついているので、好みの音質にすることも可能です。 防水性能もIPX7と高く、まさに軽い運動やアウトドア、ジム等での使用にぴったりなスペックを持っております。 また、バッテリーが最大32時間と長時間のバッテリー性能や、ノイズキャンセリングや外音取り込みの機能も搭載しており、運動等以外の用途でも使えるオールラウンダーな一面も秘めております。 〇試聴楽曲 the peggies:ハイライト・ハイライト 米津玄師:KICK BACK 感電 スピッツ:空も飛べるはず milet:us
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きょろ
@e☆イヤホン仙台駅前店
須山補聴器
FitEar MH334
¥184800 税込
安心安定のイヤモニ定番機
数多くのアーティストも使用する334シリーズのMH334。長い間多くの方に愛されてきた理由は一聴すると納得されると思います。 音域的には低域の量が多く土台がしっかりと支えられている印象です。 中高域も細かく表現されており、低域の量に音負けする印象はありません。 どの音域も解像度が高く、定位がしっかりとしているので埋もれずに聴こえるのだと思います。 またボーカルが1歩前に出ており、その後ろや周りで楽器等が鳴り響いているという印象です。 リスニングとしても楽しめますが、解像度や定位、音の粒立ちの良さがあるのでモニターとしての使用で334の真価が発揮されるでしょう。 楽曲については刺さる音等はないので、幅広く対応しています。 アーティストが表現したい音を聴きたい方にオススメの定番イヤーモニターです。 ○試聴環境 NW-ZX300→MH334 ○試聴楽曲 YOASOBI:群青 アンコール ハルカ 幾田りら:スパークル TRICERATOPS:マトリクスガール GRAPEVINE:目覚ましはいつも鳴りやまない 米津玄師:アイネクライネ 秦基博:Girl
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きょろ
@e☆イヤホン仙台駅前店
Ultimate Ears
UE LIVE
¥363000 税込
「LIVE」の冠が似合うパワー溢れるサウンド
まさに「LIVE」の名が似合うサウンドです。 ライヴ会場で聴いているような臨場感で曲に包み込まれます。まずは低域の力強さが一番の特徴でしょう。 UE LIVEの臨場感を作り出しているのはこの響き渡る低域によるものだと感じます。響き渡るといっても音が間延びすることはなく、輪郭はしっかりとしており、音像がはっきりと聴き取れます。 低域に意識がいきますが、その中でも中域・高域は埋もれることなく高い解像度で鳴っています。ボーカルや弦楽器、管楽器類もしっかりと迫力あるサウンドを響かせます。 低域は響き渡る・中高域はしっかり鳴るといった印象です。このバランスがUE LIVEの武器とも言える臨場感・生々しさを表現しています。 ROCKやEDM、HIPHOPに合うイメージが真っ先に浮かびますが、アコースティックな楽曲を聴くのも面白みがあります。アコースティックギターの本体を弦を叩くような音が臨場感良く表現されているので、よりリアルサウンドを体感できます。 UEのモニター定番:UE RRと合わせて特徴の異なる2大フラッグシップ機と言えるでしょう。 再生環境: NW-ZX300→UE LIVE 試聴楽曲: the peggies:ハイライト・ハイライト ドア TRICERATOPS:あのねbaby いっそ分裂 和田唱:さよならじゃなかった 1977 秦基博:ひまわりの約束 幾田りら:レンズ
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きょろ
@e☆イヤホン仙台駅前店
Ultimate Ears
UE18+Pro
¥255200 税込
低域の厚さと中高域の上品な繊細さが見事に絡む万能機種
一言で纏めると「万能な優等生」です。 低域は粘りがあり力強く、バスドラムやベースライン、ギターの低音弦の音をパワフルに鳴らします。中域・高域は低域と違い明瞭さと繊細さを感じます。弦を弾く感覚やピアノ・オーケストラの音が跳ねながらも丁寧に表現されています。 低域と中音域で特徴が異なりますが、音域毎にバラつくことなく纏まりの良いサウンドです。 音場も広く臨場感ある音響です。聴く音楽を選ばず幅広いジャンルで音を楽しめるでしょう。特に最近はボカロやアニソン等音数が多い楽曲が多いですが、しっかりと鳴らしきってくれます。 UEのナンバーシリーズは機種ごとに特色がありますが、1番の万能機です。 再生環境: iPhone13Pro,NW-ZX300,DX220MAX 試聴楽曲: GRAPEVINE:それでも 8otto:Counter Creation toe:孤独の発明 スピッツ:魔法のコトバ 米津玄師:Flamingo