スタッフレビュー詳細
より洗練された印象を受ける「ピヤホン7」
【ポイント】
・歴代ピヤホンの迫力はそのままに明瞭感の増したサウンド
・専用アプリを使用して著名アーティストによるチューニングを楽しめる
【大きさ・装着感】
前作「ピヤホン6(TE-Z1PNK)」から、BAドライバー3基が追加され5ドライバー搭載となったにもかかわらず、ピヤホン6や他の同価格帯の完全ワイヤレスイヤホンと比較しても大振りとは感じさせないサイズ感にまとまっています。耳に触れるシェル部分にはカスタムIEMのような流線形が採用されており、装着感はとても良好でした。
【音の印象】
ピヤホン6までの歴代のワイヤレスピヤホンシリーズと比較すると、中高音域の明瞭感が増した印象を受けました。その影響からか、やや重心が上に持ち上がったように感じましたが、歴代ピヤホン同様、質の良い低音も楽しめ、全体的な音のバランスが良くなった印象です。
【低音域】
しっかりと量感がありつつも、音の輪郭やアタック感がしっかりと体感できます。歴代のピヤホンと比較すると、よりメリハリが効いている低音が楽しめます。
【ボーカル】
ボーカルに関しては一定の距離感はあるものの、存在感はばっちりでした。まるでボーカリストがステージの中央でスポットライトを浴びて歌っているかのような印象を受けました。
【高音域】
刺激的でありながら、刺さらないギリギリまでしっかりと鳴らしてくれます。立ち上がりが速く、抜けも良好でした。
【まとめ】
迫力がありつつも明瞭感が増したことで、よりジャンルを選ばず音楽を楽しめるようになった「ピヤホン7」。是非e☆イヤホン店頭にてご試聴ください!
【試聴環境】
iPhone 14 Pro→AVIOT TE-ZX1-PNK
【試聴楽曲】
aespa - Drama
赤い公園 - ジャンキー
量感イメージ
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このスタッフの他のレビュー
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e☆イヤホンスタッフ
@e☆イヤホン
SHURE
SE846 (第2世代)
グラファイトシルバー
¥103662 税込
指標として持っておきたいイヤホン
「SHURE SE846」は2013年に発売されて以来プロアマ問わず多くのユーザーに愛され続けているイヤホンです。 そんな「SE 846」の第2世代モデルの大きな変更点はエクステンデット(赤色)ノズルの追加です。 今回のレビューでは、全てのノズルを聴き比べをおこないました。 【バランス(青)】 ボーカルの存在感をハッキリと感じられるサウンドです。 音場は狭めで全帯域過不足なく音が出ています。 【ウォーム(黒)】 ボーカルの存在感はそのままにやや高音域を抑え、中低音域を伸ばしたようなサウンドチューニングがされていました。4種のノズルの中で一番聞き疲れしないサウンドでした。お気に入りの楽曲のサ行の刺さりが気になる際にはウォームノズルの使用が良さそうです。 【ブライト(白)】 バランスと比べると全体的にメリハリをはっきりと感じられるサウンドでした。特に中高音域から高音域にかけての量感が増しています。中高音域の量感の増加と同時に、低音のアタック感もよりしっかりと感じられるようになっている印象でした。女性ボーカルとの相性がとても良く感じました。 【エクステンデット(赤)】 第2世代になり追加されたエクステンデットノズルは4種のノズルの中で一番透明感を感じるサウンドでした。 YOASOBIの「群青」の楽曲中に度々流れる水の様な音の生々しさには思わず鳥肌が立ちました。ボーカルを中心に全体的に音が近く感じられ、まとまり感が好印象でした。音の濃さを感じつつもスッと抜ける正確さも味わうことが出来ました。ブライトノズルと比較すると、ブライトノズルのやや刺激的な部分を抑え、聞きやすくなっている印象でした。既にSE846ユーザーの方にも是非新しいノズルの音を体験していただきたいです! 10万円前後の定番イヤホンのうちの1つと言っても過言ではない「SE846」 古さを感じさせない長年愛され続けている3種のチューニングと、新たに加わったバランスの良さが好印象の新しいチューニングを楽しめる第2世代SE846は、1つで4度おいしいお買い得なイヤホンだと思います。 e☆イヤホン店頭ではノズルやイヤーピースを変更して試聴することも可能です! 是非お近くのスタッフにお声がけいただいてお気に入りを探してみてください! 試聴環境 iPhone 11→Earstudio ES100→SHURE SE846(第2世代) 試聴楽曲 いぎなり東北産 - 服を着て、恋したい YOASOBI- 群青
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e☆イヤホンスタッフ
@e☆イヤホン
SHANLING
M6 Ver.21 (64GB)
ブラック
¥62793 税込
晴れた冬の日の木漏れ日のような暖かさを感じるDAP
「SHANLING M6 Ver.21 (64GB)」は滑らかな音が特徴のDAPです。生産終了品の「SHANLING M6 Ver.21」と比較すると、内蔵メモリが32GBから64GBになり、より多くの楽曲を保存しておけるようになりました。 機能面では、2.5mm、3.5mm、4.4mmとポータブル環境における主要プラグを全て搭載しており、今お使いのケーブルのまま移行できる点がとてもありがたいです。また、再生、曲戻し/送りの3つの物理ボタンが側面にあり、ポケットや鞄にいれたまま操作できるのもgoodポイントです。 肝心の出音は、ウォーム寄りで滑らかさが特徴的な音でした。全帯域でトゲを感じる部分が無く、スッと音楽の中に入り込むことが出来ました。 ボーカルは少し遠目で、脳に直接響くタイプではなく、ボーカリストが目の前で自分だけのために歌ってくれているイメージでした。 低音域はしっかりとした重さを感じることが出来る音ではありますが、主張をし過ぎずにしっかりと全体を支えているイメージでした。 高音域は、抜けの良い音で、音場感を広めるのに一役買ってくれていました。 ウォームめな印象ではありますが、緩さはあまり感じませんでした。むしろ、私がESS社のDACの音としてイメージする「高解像度な音」のイメージそのままの印象を受けました。 いくつかのジャンルの楽曲を聴きましたが、一番合っていると感じたのが、「Lo-fi Hip Hop」でした。暖かい場所でゆっくりコーヒーを飲みながらLo-fi Hip Hopを聞くというシチュエーションにピッタリな音です。試聴の際には是非「Lo-fi Hip Hop」を聞いてみてください! 試聴環境 ①SHANLING M6 Ver.21 (64GB)→AAW ASH(カスタムIEM、4.4mmバランス) ②iPhone 11(Bluetoothで接続)→ SHANLING M6 Ver.21 (64GB)→AAW ASH(カスタムIEM、4.4mmバランス) 試聴楽曲 吉田凜音 - ASUNAROU YOASOBI - RGB Lofi Girl - 3 Am. Study Session(プレイリスト)
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e☆イヤホンスタッフ
@e☆イヤホン
FIIO
KA3【FIO-KA3-B】
¥16500 税込
超小型なボディなのに4.4mmバランス接続可能なUSB DAC
FiiO KA3はバスパワー駆動のUSB DACです。 リップクリームと同じくらいのサイズ感で3.5mmアンバランス接続だけでなく4.4mmバランス接続も可能です。 KA3を通して出てくる音は、全体的に解像度が高く、パキッとしている印象でした。 特に高音域の変化が大きく感じました。 比較的サラッとしており、刺さるような細くて刺激的なタイプではありませんでした。 「今まで聞こえなかった音が聞こえる」という体験をすることができると思います。 低音域~中音域にかけても、全体的に解像度が上がり、出力に余裕を感じました。 お使いのイヤホンの低音が若干緩いと感じている方にもオススメです! iPhoneなどLightning端子のデバイスで使用する際には別途ケーブルが必要となります。 今回のレビューでは「FiiO LT-LT1」を使用することでiPhone11で使用することが出来ました。(機種やiOSのバージョン等で使用できない可能性があります) スマートフォンでのストリーミングメインの方、是非お試しください! 試聴環境 ①iPad Pro→FiiO KA3(付属ケーブル使用)→AAW ASH(カスタムIEM) ②iPhone 11→FiiO KA3(FiiO LT-LT1使用)→AAW ASH(カスタムIEM) 試聴楽曲 赤い公園 - オレンジ 吉田凜音 - JASMINE
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e☆イヤホンスタッフ
@e☆イヤホン
Acoustune
AEX70
Mサイズ / 2ペア
¥1580 税込
イヤホンと耳を1つに融合できるイヤーピース
「Acoustune AEX70」はダイレクトな音を楽しめるイヤーピースです。 特筆すべき点は装着感の良さです。粘り気がある素材でありながら傘が薄いことで「ズレにくさ」と「イヤホン装着時の不快感の軽減」を両立させています。 音質の変化に関しては、どこかの帯域を強調させるタイプではなく、イヤホンが鳴らした音をダイレクトに耳の鼓膜に届けてくれる印象でした。 全体的に音の輪郭をしっかりと感じ取れるようになり、解像度が上がったように感じられました。 粘り気のある素材のイヤーピースが苦手な方にも是非お試しいただきたいイヤーピースです! 試聴環境 iPhone 11→MOONDROP Quarks(Apple 純正変換アダプタ使用)→Acoustune AEX70 試聴楽曲 4s4ki - Freedom Kingdom feat. Swervy Cing - 動物たち