スタッフレビュー詳細
エキセントリックな見た目、スマートな音質
「AK UW100MKII」は、細かな音が聴きとりやすく癖のないモニターライクなサウンドと、自然な外音取り込み機能が特徴的な完全ワイヤレスイヤホンです。動画編集者やテレビ・舞台の裏方スタッフなど、音を正確に聴き取ることが重要な仕事をしている方に合うイヤホンだと思います。
イヤホン本体のタッチセンサー部分が五角形、充電ケースは六角形と他のイヤホンではほぼ見かけない独特なフォルムをしています。五角形という奇抜なフォルムではありますが、配色は全体的にグレーの落ち着いた色合いで統一されているため、様々なファッションスタイルでも馴染みそうな印象です。
装着感は、耳穴に深く入る安定感のある着け心地です。ただし、筐体が少し大きめのため、耳の形状によっては食い込む可能性があるので事前に試着する必要がありそうです。
外音取り込みについては、イヤホンを着けていないかのような自然な取り込みで快適です。取り込む音量は4段階調節できる仕様となっており、最大音量に変更したところ耳で直接聴くよりも大きな音で周囲の音を聴き取れました。
ちなみに、外音取り込みON・OFFの切り替えや取り込む音量の調整はタッチセンサーで操作できます。イヤホンを着けたまま会話ができることはもちろんのこと、「外音取り込みに切り替えたものの相手の声が小さくて聴こえない」といった際に、スマホアプリを開かずに音量調整できる点は地味に嬉しい要素です。
音質については、中高域寄りのバランスをしています。高域の解像度が高く、ボーカルの息遣いや小さなノイズ音も聴き取れました。
また、音場は平面な配置をしていて、全帯域が近くにいる感覚です。全ての音が均等な距離で鳴っているため、音量のバランスを取るモニター寄りの用途に向いている音だと感じました。
外音取り込み機能があり、タッチセンサーでのON・OFFの切り替えや音量調整が可能。かつモニターライクなサウンドである完全ワイヤレスイヤホン「AK UW100MKII」。
上記を踏まえると、音楽や動画編集などのお仕事をされている方に合うイヤホンだと思います。音を正確に聴き取る作業をしつつ、口頭やオンライン通話での会議・連絡を取るような場面に最適ではないでしょうか。
また、癖のない素直なサウンドが好きな方でしたら、リスニング用途でもぴったりなイヤホンだと思います。
量感イメージ
この商品に対する
他のスタッフのレビュー
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えっさん
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
Astell&Kern
AK UW100MKII 【IRV-AK-UW100-MKII】
¥19800 税込
クールに、ありのままに。時にホットに。
・本体は五角形。ケースは六角形。 ・専用アプリを使ってDACフィルターを調整できる。 今回レビューするのはKnowles社BAドライバー×1(シングルフルレンジ)を搭載したワイヤレスイヤホンAK UW100MKIIです。 【デザイン】 イヤホン本体が五角形。充電ケースが六角形というワイヤレスイヤホン界隈では珍しい(?)デザインをしています。 本体は黒を基調にタッチセンサーは灰色でロゴが装飾されていて、全体的にクールでスタイリッシュなデザインのように感じました。 イヤホン本体が五角形という珍しい形をしていますが装飾感は問題ありません。耳にスッとハマり密閉感・遮音性があって良いのではないかと思います。 【機能】 本製品には専用アプリがあります。(アプリの動作検証はiPhoneで行いました) アプリを通してアンビエントモード(外音取り込み)の周囲音の調整(4段階)を初めイコライザー(用意されている6種類のイコライザーに加えて自身で調整できるUser EQ)・装着検出・タップ操作カスタマイズ・DACフィルター選択、と多くの機能を自分好みに調整が可能です。 アンビエント(外音取り込み)に関しては自然な印象を受けました。先述したようにアプリの方で調整ができるので、用途に応じて幅広く対応できるのは嬉しいポイントです。 【音質】 「ワイヤレス環境でも「原音に忠実な音楽を届ける」というブランドの理念を実現した完全ワイヤレスイヤホン」という本製品。 音の印象としては紹介の通り、モニター向けな鳴り方に思えます。中音域をしっかりと捉えつつ、低音域と高音域をメリハリをもって鳴らしている印象です。 フラットで全体の音がグッとしていますが、どの音も埋もれる事が無く、この点ではモニターイヤホンとして実用的なサウンド描写なのではないでしょうか。 また、専用アプリでイコライザー(EQ)の設定、そしてDACフィルターの設定が可能な為、デフォルトでは全体的にフラットな音を自分好みに調整ができるので、リスニング用イヤホンとしても活躍しそうです。 【まとめ】 本製品はKnowles社BAドライバーを搭載した完全ワイヤレスイヤホンです。 五角形の珍しいデザインはクールでスタイリッシュ。オシャレのワンポイントになりそうです。 ワイヤレス環境でも「原音に忠実な音楽を届ける」というブランドの理念を実現した完全ワイヤレスイヤホンという事で、音の鳴り方はフラットでモニター向けな鳴り方をしていますが、専用アプリを通してEQやDACフィルターが調整できますので、ただモニター用、という使い方ではなく、リスニング用としても活躍するイヤホンではないかと思いました。 【試聴環境] NW-WM1AM2→AK UW100MKII iPhone(アプリを使用) 【試聴楽曲】 ・T-BOLAN『SO BAD』M05「ためらいの真実」 ・X『BLUE BLOOD』M02「BLUE BLOOD」 ・UP-BEAT『HERMIT COMPLEX』M01「Dear Venus」
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しゅーてぃ
@e☆イヤホン 秋葉原店
Astell&Kern
AK UW100MKII 【IRV-AK-UW100-MKII】
¥19800 税込
冷然としたサウンドでより楽曲に没入したいあなたに!
クールでカッチリとした、勢いの良いサウンド! 高い解像度で楽曲に没入できる完全ワイヤレスイヤホンです! 【音質】 全体的に距離感が近く、左右に広い音作りになっています。また、分解度も高く楽器単体にフォーカスして聴いても、どの楽器も埋もれることなく聴き分けができます。サウンドの雰囲気としてはクールでカッチリとした印象を受けました。シンセ色の強いアニソンやフュージョンなどの勢いがあってリズムの細かい楽曲によく合うと思います! 【外装・機能】 外観はAK特有の幾何学的なデザインになっており、とてもカッコイイです。筐体自体は少し大きめになっているので、耳の小さい方はやや安定しにくいかもしれませんが、高い密閉感で遮音性がしっかりと得られます。 また、機能面では外音取り込みやEQ、DACフィルターの設定の変更などができます。DACフィルターの変更によって音の広がり方や低音の鋭さの印象が変わるので、個人的にとても気に入っている機能です。 ぜひ一度お試しください! 【試聴楽曲】 結束バンド「光の中へ」 岡部 啓一「イニシエノウタ/贖罪」(NieR:Automata Original Soundtrack) フィロソフィーのダンス with DIZOLVE「ドント・ストップ・ザ・ダンス」
このスタッフの他のレビュー
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なおティー
@e☆イヤホン
Noble Audio
XM-1 【NOB-XM1】
¥107800 税込
DAC・アンプは不要!? スマートフォンに直接繋いでも高音質で聴けるんです。
スマートフォンに直接刺しても十分に高音質な音を楽しめる。そんな夢のような有線イヤホン「XM-1」をご紹介します! USB-Cで接続できて、かつDAC・アンプが内蔵されているイヤホンです。 黒と灰色で構成されたマーブル模様のフェイスプレートに、控えめな光沢感のある黒色のシェルなど、全体的にシックで高級感のある外観をしています。個人的には、ケーブルが複数の銀色の線に1つだけ青い線が混じっている所が、非常にクールでいかしたデザインだと感じました。 筐体の大きさは、複数のドライバーが入った一般的なイヤホンの大きさと同じくらいです。重さは多少あるものの、シェルの形が耳に沿うような形状をしていてフィット感が高いおかげか、装着した際は重さをあまり感じなかったです。 プラグはUSB-Cを採用しており、スマートフォンに直接刺しやすい端子を採用しています。また、プラグ内にDAC・アンプが内蔵されており、これによりDAC・アンプを中継しなくても高音質で聴けるという優れものです。DAC・アンプを内蔵しているとなると端子の持ち手部分が太くなるかと思いましたが、実際には一般的なプラグとほぼ同じ大きさでした。 音質に関しては、キックやベースなどの低域と、ハイハットやパーカッションなどの高域に少し焦点を当てた、ノリの良いサウンドという印象です。特にキックの圧が高く、EDMやロックなどの激しめなサウンドが相性抜群です! スマートフォンに直接繋いで、手っ取り早く高音質で楽しみたいという方におすすめの有線イヤホンです。これで、DAC・アンプを中継させる手間からおさらばだ!
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なおティー
@e☆イヤホン
FIIO
KA11
Type-C Black
¥5390 税込
スマホに有線イヤホンをつなぐ初めの1歩として!
エントリーモデルだからと侮ることなかれ。「KA11」は、お手頃価格、かつ超コンパクトなサイズながらも、FIIOらしいキリっとしてメリハリのあるサウンドに仕上げてくれるUSB DACアンプです! 変換ケーブルと見間違えるほど小さく細い筐体で、使用感はスマートフォンに直刺しするときの感覚とほとんど変わらない快適な装着性です。 スマートフォンに直刺して聴く際と「KA11」を通して聴く際の大きな変化としては、高域の細かい音が濁らずにハッキリ聴こえるという点。ハイハットの細かい刻みなどがクリアに聴こえて全体的にスッキリとした印象に変化します。 サウンドの印象は、全体的に音の芯が太くなってメリハリのある雰囲気。音の密度が濃いので、アップテンポな曲を聴くと、迫力が増しておすすめです! 「USB DACアンプってどういう効果でるの?」とか「FIIOの音色ってどんなのだろう?」とお考えの方に! ポータブルUSB DACの中でお手頃価格な「KA11」を是非試してみてはいかがでしょうか?
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なおティー
@e☆イヤホン
beyerdynamic
DT 770 PRO X Limited Edition
¥34980 税込
空間を広く使うダイナミックなサウンド!
「DT 770 PRO X LIMITED EDITION」は、左右や奥行きなどの位置がわかりやすいという特徴のあるヘッドホン。左右の振りや余韻・残響など、音の位置や音色が聴き取りやすく、こういった音の変化を注意深く聴き込むことの多い作曲時に向いている印象です。 黒い金属のハウジングや黒のレザー質のヘッドパッド、灰色のスウェード生地のイヤーパッドと、どこを切り取っても高級感あって所有欲が凄く満たされる見た目をしています。 重さについては、凄く軽いとは言えないものの、重厚感のある見た目にしては軽めという印象。実際に装着した際も、ヘッドパッドのおかげもあって重力を受ける感覚はあまりありませんでした。側圧についても、首を振ってもズレない安定感と、締め付け感の少ない程よい塩梅です。 ヘッドパッドはスナップボタンで装着されており、簡単に付けはずし可能。汗や汚れを拭き取りやすい親切設計で良き! 遮音性については、密閉型にしては周りの環境音が入ってくる印象。そのおかげか、耳元を塞がれるような閉塞感があまりないので、長時間装着しても不快感なく過ごせました。 音質の第一印象は、「空間表現がすこぶる良い!」。左右や奥行きの位置感覚がわかりやすい特徴があり、リバーブやパンニングなど、音の変化が如実にサウンドに現れるので作曲初心者には嬉しい特徴だと思いました。 音のバランスに関しては、各帯域均等に主張してくる印象。低域は、深く沈み込む音で広く分厚い音。中域〜高域は少ししっとりした音ながらも芯がはっきりしていて、定位が分かりやすいです。全体的に尖った音はあまりなく、耳に優しいサウンドなので、長時間の視聴でも耳は痛くなりにくいと思います。 まとめると、空間を広く使うダイナミックなサウンドを持つヘッドホンです。ステレオ感や奥行きが分かりやすく、DTMに最適だと思います。また、その空間表現の良さは、映画やアクションゲームをする際にも没入感が出て相性抜群かと!
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なおティー
@e☆イヤホン
SONY
WF-1000XM5
ブラック
¥41800 税込
期待を裏切らない正当進化に感無量
Q. 「WF-1000XM4」を今使ってるけど、買い替える価値ある? A. あります! 装着感・ノイズキャンセリング・音質、何もかも進化してます。「WF-1000XM4」を使用している方、私と一緒に買い替えちゃいましょう。 「WF-1000XM4」と比較した所感をメインに話したいと思います。ここからは「WF-1000XM5」を今作、「WF-1000XM4」を前作という形で表現します。 【外観】 ケースは前作から若干小さくなり、角のない丸まったフォルムに変化しています。質感はスベスベな手触りから珪藻土マットのような少しざらついたものになり、前作で少々気にしていた、手やポケットから滑り落ちる問題が解消されそうで地味に嬉しいポイント。 本体については、パッと見でも分かるくらいにコンパクトになり、前作で耳に入りづらかった方でも今作はすんなりと入る可能性があります。また、前作にあった内蔵マイク部分の突起がなくなり、全体的に凹凸や角が少ない綺麗なフォルムに変化しました。 【ノイズキャンセリング】 前作からより自然に、かつわずかに効きが強くなっていました。効きが強くなっているにも関わらず、閉塞感は前作と同様ほとんどありません。 【外音取り込み】 前作と変わらず、まるで耳を塞いでいないかのような自然な外音の取り込み方をしてくれています。また、静かな所にいると微かに聴こえるノイズのような感覚も、今作では気にならないほど軽減されていました。 【音質】 全体的に音にメリハリがつき、空間の明瞭度が上がっていました。 特に印象的だったのは高音の伸びが強くなっている点です。前作にあった中低音に押し負けている感覚がほぼなくなっています。音自体は耳をつんざくような鋭い音ではなく、ハリのあるアタック感の強い音で、長く聴いていても痛くはならないような感覚です。 前作で特徴的だった広く太い重低音は、空間への広がりが少しコンパクトになったものの、代わりに音の輪郭が濃くなっています。そのため、空間全体を牛耳るような音の濃さはなくなっているものの、音のキレは向上しているので前作と同様に全音域の中で一番存在感があります。 ボーカル・中音については、距離感は変わらず、少しツヤが増したように感じます。また、前述している低音の空間の広がりが少し抑えられているおかげか、前作よりは窮屈にならず伸び伸びと鳴っていました。 なお、これまでの感想はAACコーデックでの試聴によるものです。前作同様、LDACコーデックにも対応しているため、更なる音質の向上を期待できそうです。 【まとめ】 閉塞感のない自然なノイズキャンセリング、重低音を軸にしたノリの良いサウンドという前作「WF-1000XM4」の持ち味である要素がさらに磨かれました。また、サイズがコンパクトになって装着感も上がっているSONY「WF1000-XM5」。前作を持っている方は買い換える価値が大いにあると思います。 最後に、前作を持っていない方向けに説明すると、特におすすめできるのは以下に当てはまる方です! ・おでかけや通勤など外出中でも快適に音楽を聴いていたい方 ・洋楽やダンスミュージックなど重低音に重きを置いた音楽ジャンルが好きな方 ・就寝前、もしくは睡眠中にASMRや音楽を聴いている方 至高のノイズキャンセリング性能と音質を、是非試してみてはいかがでしょうか。