スタッフレビュー詳細
1つで4種類のスタイルを楽しめる完全ワイヤレスイヤホン
TaoTronics「TT-BH1118」はカナル型とインナーイヤー型の2種類を使い分けできる完全ワイヤレスイヤホンです。
【ポイント】
・軽量で装着感の良いイヤホン本体
・カナル型とインナーイヤー型の2種類のスタイルをイヤーピースの着脱で変更可能
・Bassモード、POPモードの2種類のサウンドモードを搭載
・低遅延ゲーミングモードを搭載
TT-BH1118の一番の特徴と言っても過言でないポイントは、イヤーピースの着脱によって「カナル型」と「インナーイヤー型」の2つのスタイルで使用できるという点です。それぞれのスタイルは、カナル型が「AirPods Pro」、インナーイヤー型は「AirPods」をイメージしていただけると分かりやすいのではないかと思います。
イヤーピースが専用の形状をしているため、好みのものに変更して使用することは難しそうです。しかし、本体が軽量で装着感も良好なため、違和感軽減のためにイヤーピースを変更する必要はありません。
音のレビューに関してはカナル型、インナーイヤー型それぞれについて、Bassモード、POPモードの2つのモードの音の違いをレビューします。試聴は、【カナル型(Bass→POP)】→【インナーイヤー型(Bass→POP)】の順で行いました。なお、サウンドモードに関しては、イヤホン本体をタップするだけで簡単に変更可能です。
【カナル型】
・Bassモード
中音域から低音域にかけてにフォーカスを当てたサウンドです。後述するPOPモードと比較すると、量感や柔らかさを感じる低音をたっぷりと楽しめました。
・POPモード
Bassモードと比較すると、ボーカルの輪郭がクッキリと感じられます。ややふくらみ気味だった低音域が締まり、ボーカルの存在をハッキリと感じられるサウンドです。
【インナーイヤー型】
・Bassモード
カナル型で感じたしっかりとした低音域の量感が抑えられており、中高音域にフォーカスの当たったサウンドを楽しめます。カナル型で装着する場合と比較してインナーイヤー型での装着の際の方がドライバーと鼓膜の距離が近づき、音のダイレクト感が増した印象です。
・POPモード
BassモードからPOPモードへの変化はカナル型での変化と同じ傾向です。低音域の量感が減り、より中音域に特化したサウンドに変化します。人の声の聴きやすさが特徴的で、WEB会議やラジオなどとの相性が良さそうに感じました。
個人的にはシーン別に下記モードがオススメです。
・しっかりと低音を楽しみたい時:カナル型 Bassモード
・音楽をじっくり楽しみたい時:カナル型 POPモード
・ながら聴きなど気軽に使用したい時:インナーイヤー型 Bassモード
・人の声にフォーカスを当てて聴きたい時:インナーイヤー型 POPモード
軽くて気軽に使用できる完全ワイヤレスイヤホンをお探しの方にオススメの商品です!
試聴環境
iPhone 14 Pro→TaoTronics TT-BH1118
試聴楽曲
YOASOBI - Idol
PEDRO - 甘くないトーキョー
※音域バランス評価(量感イメージ)に関しては、「カナル型 POPモード」で使用時の評価です。
量感イメージ
この商品に対する
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このスタッフの他のレビュー
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わか
@e☆イヤホン
FIIO
K11
Silver
¥23650 税込
小さくてもしっかりとした駆動力を感じられる据え置きDACアンプ
FIIO「K11」はミニマルなデスクトップオーディオ環境構築にピッタリな据え置きヘッドホンアンプです。 【ポイント】 ・ディスプレイ搭載で様々な情報が視覚的にわかりやすい ・手のひらに乗るサイズ感でフルバランス構成 【見た目・操作面】 近い価格帯の同社の据え置きアンプ「K5シリーズ」や「K7シリーズ」と比較すると、本商品はおよそ半分の薄さです。前面にディスプレイが搭載されたことで視覚的に情報を得やすくなったことはとてもありがたく感じました。 ノブを2回押し込むことでヘッドホン出力とRCAの出力を切り替えることができます。普段はRCAで接続したスピーカーを使用して、集中して作業をしたり音楽を楽しみたい時にはヘッドホンを使用するといった運用において、使用しない機器を取り外すことなくアンプの操作だけで切り替えられるという仕様はとてもありがたいです。 【音の印象】 中〜低音域の力強さが特徴的です。ボーカルや、ボーカルよりもやや下の帯域にかけての音の存在感が増すためポップスとの相性が良いと感じました。全帯域を通して音の分離感が良く、接続するイヤホン、ヘッドホンの良さを引き出してくれる印象です。 今回のレビューでは、K11とiPhoneをLightning to USB Type-Cケーブルを使用して接続を行いました。iPhone側、K11側ともに特別な設定や操作の必要がなく、機器同士を接続するだけで認識してくれました。e☆イヤホン店頭にてご試聴の際にはスタッフにお声がけいただければ接続用のケーブルの貸し出しも行っておりますので是非お持ちのスマートフォンやDAPを接続してみてください! 試聴環境 iPhone 14 Pro→FIIO K11→MASSDROP x MEZE 99 Noir(99 Clasics用純正アップグレードケーブル使用) 試聴楽曲 YOASOBI - セブンティーン IVE - Baddie
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わか
@e☆イヤホン
FIIO
K7 【FIO-K7-B】
¥33550 税込
比較的安価でありながら最上位モデルのアンプを搭載した小型DACアンプ
FiiO「K7」は小さな筐体に使いやすさを詰め込んだ据置DACアンプです。 まず機能面でオススメできるポイントは、コンパクトな筐体でありながら十分すぎる入出力端子を備えているという点です。特に、比較的安価な価格帯で昨今のイヤホンヘッドホンのバランス出力の主流である4.4mmに対応している据置DACアンプはまだ少なく、K7は筆頭候補になること間違いなしです。 普段、自宅での音楽再生(ゲーム機の音声再生も含む)の際にスピーカーやヘッドホンを並行して使用している私が感じたK7の使いやすいポイントは、出力を切り替えスイッチによってヘッドホン出力とRCA出力で切り替えできるという点です。 小型のDACアンプの場合、RCA端子とヘッドホン端子の両方に機器が接続されていると、ヘッドホン出力が優先されるものや、RCAとヘッドホンの両方から出力する仕様のDACアンプが多い印象で、ヘッドホンとスピーカーの出力を切り替えたい時には、都度ケーブルの抜き差しが必要になります。 K7はヘッドホンとその他機器を繋ぎっぱなしにしておいて、「普段はスピーカーで音楽再生するけど、夜中にはヘッドホンで音楽を楽しむ」といった使い方をする際にもスイッチ1つで出力変更できるため、使い勝手がかなり良いと思います。 音に関しては、全体的に輪郭をハッキリと描き、解像感や分離感の高い音を出力してくれます。PC直挿しや小型のバスパワー接続のDACアンプとは一線を画す「良い音で音楽体験」が出来ます。 レビュー投稿の2023年6月時点では、K7にBluetooth機能を搭載した「K7BT」も登場しています。Bluetooth接続が必要な方はこちらも是非ご検討ください。
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わか
@e☆イヤホン
FIIO
KB1K【FIO-KB1K】
¥2200 税込
無限大の可能性を秘めたショートカットキーボード
FiiO「KB1K Black」(以下KB1K)はパソコンやFiiO製のDAPに接続して使用するショートカットキーボードです。 【おすすめポイント】 ・自由に設定できる3つのボタンと押し込み可能なボリュームを搭載(設定変更はWindowsのみ) ・ホットスワップ対応 私自身、小型のショートカットキーボードを自作して、会社のデスクでも自宅でも愛用しておりますが、いざ自作でショートカットキーボードを作成しようとすると自作キットの他にキースイッチとキーキャップを購入することになり、安めに見積もっても5000円位はかかってしまいます。そんな中KB1Kはなんと2000円前後(レビュー時点)で購入できる……。自作するのはなかなかハードルが高いと感じている方にとてもオススメできる商品です! KB1Kのオススメできる点は、安価であるという部分だけではありません。なんとこちらのキーボードは「ホットスワップ対応」なのです。 ホットスワップ対応キーボードとは、各キースイッチがはんだ付けされておらず簡単に着脱可能なキーボードのことを指します。ホットスワップに対応していることで、キースイッチが消耗して反応しなくなってしまった際や、打鍵感を変えたい際に気軽にキースイッチを変更できます。(※キースイッチの抜き差しには専用の工具を使用することをオススメします) 先行発売された「KB1」と比較すると、筐体素材がアルミマグネシウム合金からABS+アクリル樹脂素材に変更され、軽量化されています。底面の滑り止めがしっかり効くため打鍵の際に動いてしまう事はありませんでした。 キーキャップやキースイッチを変更して自分好みにカスタマイズできるKB1Kはキーボード沼への第一歩となる商品です。是非、手に取ってみてください!
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わか
@e☆イヤホン
qdc
SUPERIOR
Vermilion Red
¥12870 税込
A10000クラスのニュースタンダード
qdc「SUPERIOR」は迫力と繊細さを兼ね備えた、A10000クラスのニュースタンダードと言っても過言ではない有線イヤホンです。 【ポイント】 ・高解像度でバランスの取れたサウンド ・カスタムIEM 2pin採用で広がるリケーブルの選択肢 qdcのエントリーモデルといえば、私の中では「Neptune」を思い浮かべます。Neptuneは1BAのイヤホンで、バランスの良さがとても印象的でした。 今回ご紹介するSUPERIORは1DD搭載のイヤホンです。また、qdcのユニバーサルフィットモデルはqdc独自のコネクタを使用しておりますが、本製品は他社の2pinと同じ規格を使用しており、リケーブルの選択肢が広がりました。 音に関しては各帯域ごとにレビューします。 【低音域】 膨らみ過ぎず芯の感じられる、どっしりとした低音を楽しめます。目の前にウーファーを置いたかのような空気の震えまで感じられました。 【ボーカル】 ボーカルはやや近めに配置されている印象です。他の帯域との分離感がハッキリとしており、ボーカルにフォーカスを当てて音楽を聴きたい方にもオススメできます。 【高音域】 細かな音までしっかりと届けてくれる印象です。1つひとつの音の線がやや太めに感じましたが、立ち上がりと抜けが早く高音過多には感じませんでした。 10000円前後の価格帯の有線イヤホンの中でもトップレベルにオススメできるイヤホンです。ミドル帯以上の価格のイヤホンを常用している方も是非! 試聴環境 iPhone 14 Pro→Earstudio ES100→qdc SUPERIOR 試聴楽曲 NewJeans - Super Shy MAN WITH A MISSION - evils fall YOASOBI - Halzion