スタッフレビュー詳細
三つの音色を持つ、ハイエンド・オールインワンアンプ!
【機能・スペックについて】
「ACRO CA1000T」は通常モデルの「ACRO CA1000」とは異なる点を持ち、その性能をさらに向上させています。
違いについては
・「Astel&kern」のロゴが光り、再生中のコーデックを色で判断可能
・コーデックの幅、種類の向上(PCM 768KHz/32bit、DSD 512、MQA、Roon Readyに対応)
・「ACRO CA1000T」から MQA 16Xフルデコーダー、光デジタルでのMQA入出力が可能
・「SP2000T」に初搭載されたハイブリッド真空管システムの設計を応用
など最新DACチップを搭載するだけでなく、Astel&kernが培った技術を融合させることにより、さらなる進化を実現しています。
次は各モードの音質についてお伝えしたいと思います。
【OP-AMPモード】
音全体のレスポンスが速く、解像度とスピード感に優れている印象です!
ひとつひとつの音がハキハキしており、音の輪郭を正確に描写することに長けているように思います。また、音の雰囲気が明るく見渡し良く感じられるので、電子音楽やJ-POPなどの音数が多い楽曲に加え、幅広い楽曲を綺麗に鳴らしてくれます。
【TUBE-AMPモード】
音の柔らかさ、残響音がしっかりと感じられ、落ち着きのあるやさしい音です!
角が取れたことにより、スッと届く柔らかく上品な音が全体に響き渡り鼓膜に届きます。じっくりと腰を据えて音楽に浸りたいと思わせてくれます。しっとりとしたJAZZや女性ボーカル等との相性抜群です。
【HYBRID-AMPモード】
見事に両者の要素を併せ持つハイブリッドらしい音です!
ボーカルの小さな息づかいをしっかりと拾う繊細さ、それでいながらそこに柔らかさが加わり絶妙な艶感を帯びています。
低域は量感を持たせつつもブーミーになることなく、柔らかさが加わったことにより、下から持ち上がるような低音に存在したキツさを弱め、しっかりとした土台のようなものに築き上げているように思います。
それぞれのモードで感じられた音の共通点については、距離感などは大きく変化することなく、音の性質の変化にしっかりとフォーカスがあてられているように感じました。また、高い音の中でも「超高域」と呼ばれる部分は、柔らかく奏でている印象でした。
次に「クロスフィード機能」を使用しての感想ですが、左右の音を分けていた壁のようなものが薄まり、それぞれの音が少し混ざり合う事により、相対的に「自分を中心として音楽が鳴っている」ように感じました。
音質を変化させるというよりは、音の聴かせ方を変化させる印象ですね。普段とは違う感覚があり、気分によって使い分けるのも面白そうです!
【最後に】
一台で幅広いハイレゾ音源に対応し、ネットワークオーディオ再生もサポート、最新のDACチップとデュアル真空管により三色の音色を奏でる、この「ACRO CA1000T」は使い勝手と音質の多彩さに秀でた、まさに最高のオールインワンアンプと言えるのではないでしょうか!
※バランス評価のグラフは【HYBRID-AMPモード】時の評価を掲載しております。
量感イメージ
この商品に対する
他のスタッフのレビュー
その他のレビューはまだありません
このスタッフの他のレビュー
-
シャモ
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
qdc
Anole V3 II-S【QDC-ANOLE-V3II-S】
¥74646 税込
このイヤホンは4つの顔を持っている‼
ハウジングに設けられたqdc独自の「チューニング・スイッチテクノロジー」により1つのイヤホンで4種類の音質を楽しめます! まずは外観についてです。ハウジング部分には、明るい青をベースにし、そこに黄色と黒のアクセントが加えられたマーブル模様のようなデザインが特徴的です。 では次に音質についてです。 【Standard Mode】①↓②↓ まず一聴してすぐに引き込まれるような、迫力のある力強い低域に驚きました。ボーカルもエッジが立っていて存在感があり、それでいてキツさは感じません。定位感に関しては、ボーカルが中心にあり、それぞれの楽器は左右にバランス良く配置され、他の音を隠してしまうことなく綺麗に奏でてくれています。 【StorongBass】①↑②↓ 「Standard Mode」よりもさらに全体の重心が低くなり、リスニングライクな音の中に少しだけモニターらしさを感じます。個人的にJAZZやアコースティック系との相性が良いのではないかと思いました! 【HighSensitivity】①↑②↑ 低域と高域のメリハリが強く、かなりハキハキとした音になります。分かりやすいもので言うと「ドンシャリ」な音ではありますが、低域も高域もつぶれることなくまっすぐ鼓膜まで突き抜けていくようです。 【SmoothVocal】①↓②↑ 上記の「HighSensitivity」よりも高域の主張が大人しくなり、全体的に聴きやすくなった印象です。低域部分もしっかりとした音圧があり、聴きごたえがあります。 「チューニング・スイッチテクノロジー」により音の傾向と雰囲気に変化が加わり、どのモードでもそれぞれの良さがあります! スイッチの変更により、高域と低域の「明るさ」のようなものが変化し、ベースとなる音の質感は残しつつ、どのモードにおいてもちょうどよい音質の変化が感じられます。 店頭にて試聴機をご用意しておりますので、お越しの際は様々なモードの音の変化をじっくり体感していただければと思います!
-
シャモ
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
SONY
WH-CH720N
BC ブラック
¥19428 税込
今までを過去に帰すように、すべてが進化!
「SONY(ソニー)史上最軽量※」のノイズキャンセリング搭載ワイヤレスヘッドホンが登場しました!(※2023年2月時点) 【機能・スペックについて】 「WH-CH720N」は「WH-CH710N」の後継モデルです。前作を様々な面において上回る性能と音質を有しています! 一覧にまとめると ・本体重量が223gから、192gとなり約30gの軽量化を実現 ・軽量化を実現しつつ、最大35時間の連続再生を維持 ・1000Xシリーズにも採用されていた「統合プロセッサーV1」を搭載 ・専用アプリ「Headphones Connect」に対応し、EQ設定などが可能に ・機器同士の再接続が不要な、最大二台までのマルチポイント接続にも対応 ・「360 Reality Audio」認定モデルとなり、対応コンテンツの再生が可能に などなど、設計・機能面においても目覚ましい進化を果たしています。 【ノイズキャンセリングについて】 ノイズキャンセリングについては精度も高く、それでいてかなり自然な印象です。周りの音を打ち消す強さを例えるのであれば、同社の「WF-1000XM5」が「周りのどんな音でも絶対に消す」というようなイメージで、「WH-CH720N」は「まんべんなく自然に消す」といったイメージでしょうか。 近年では強力なノイズキャンセリングを搭載した製品が多数ありますが、強力なノイズキャンセリングは人によっては強い圧迫感を感じてしまう場合もあります。なので「WH-CH720N」のように強すぎない自然なノイズキャンセリングであれば長時間でも快適に使用できそうです。 【外音取り込みについて】 周りの音が曇って聞こえるような印象はなく、標準的なレベルではないかと思います。遠くの音などは若干聞き取りにくい気がしますが、近くの音や話し声であれば問題なく聞こえます。 【音質について】 低域・中域・高域の全てが自然でとてもクリアです。どこかの帯域が主張するわけでも、どこかが引っ込んでいるわけでもなくフラットに音楽を奏でてくれます。強いて言えば、低域が強い楽曲などで深い帯域をしっかりと拾い、響かせるポテンシャルの高さがあるため、フラットさだけでなく少しリスニングライクな一面もあるところでしょうか。 「360 Reality Audio」も試聴しましたが、しっかりとしたサラウンド感があり、高い没入感を感じられます。また、スマートフォンアプリの「Headphones Connect」を使用し、EQ設定で低域の量感などを増加させると、個人的にライブ音源などの迫力が段違いに良くなると感じました! e☆イヤホンの各店頭では実機をご用意しての試聴が可能ですので、ご来店の際はぜひお試しください!
-
シャモ
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
BQEYZ
Winter
シルバー (4.4mmプラグ)
¥33370 税込
話題の「骨伝導ユニット」搭載イヤホン!
【外観・デザイン】 筐体には医療や軍事・宇宙産業でも使用されている高品質なアルミニウム合金が採用され、軽量でありながら耐久性などにも優れています。カラーはブラックとシルバーの2色が展開され、どちらの色も表面がマットな質感を帯びており、飾り過ぎない高級感を漂わせます。 【音質について】 全体的に見渡しの良いモニターテイストな音にも感じられますが、その中でも特にボーカルの輪郭と解像度が高く、しっかりとした存在感があります。重低音の部分は控えめなため、EDMやRemix系の曲では少し迫力が薄くなる印象ですが、量感やアタック感は十分に感じられるので、特定のジャンルに限らず様々な音楽と相性良く鳴らしてくれます。個人的には音数が少ない女性ボーカル系や、アコースティック系の音楽との相性がすごく良かったので、ぜひ一度お試しいただきたいですね。 【まとめ】 音質・デザイン共に申し分なく、それでいて2.5mmや4.4mmなどのバランス接続に対応したモデルも展開されており、様々な使用環境に合わせた選択ができるのもこの商品の長所ではないでしょうか。元々クラウドファンディングでも注目の商品ということもあり、期待値が高いものではありましたが、その期待を確かなものにする音質に感じました! 店頭にご来店の際にはぜひ、ご試聴くださいませ。
-
シャモ
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
Whizzer
DA1
¥10800 税込
スティック型DAC入門ならこちらもいかが?
スマホだけでは音量が足りない? なら充電不要のスティック型DACを! 【外観・デザインについて】 筐体にはアルミニウムが採用され、剛性と品質の高さが伺えます。また、本体側面にあるインジケーター部分が明るく、現在の接続状況や再生コーデックの確認が一目で分かるようになっています。 【全体の音の印象について】 本来の音の良さを残しつつ、迫力と繊細さを加えるナチュラルな音質です! 【それぞれの音について】 ・低音について 大きく前に出ることなく、ほんの少し存在感を増すようになります。曲の中に含まれる低音に若干の厚みが増すことで音全体に厚みを持たせています。 ・高域、中域について 大きな変化は感じられませんでしたが、ボーカル部分に関して発声の瞬間や息が吐き出された瞬間に生じる「破擦音」が少し増え、アコースティックな音源などの生っぽさや表現力が秀でたように思います。 【まとめ】 「スマホだけではイヤホンやヘッドホンの音量が足りない、でもスティック型DACってどうなの?」という方への入門機として選んでいただくのに、価格・品質・性能面において十分な実力ではないでしょうか! 最近はハイレゾ音源配信対応の音楽サービスも増えてきたので、ハイレゾ音源を聴いてみたいという方もぜひこちらをご検討ください!