スタッフレビュー詳細
引き締まった低音が心地良い有線イヤホン
「radius HP-W100」は新たに発売された3種のドブルベシリーズの中で一番安価なモデルです。他の2種と比較すると大きく異なるポイントは「リケーブル不可である点」と「筐体素材にアルミニウムを採用している点」の2点です。
リケーブル不可である事は、一見デメリットの様に感じる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、余計な接点が増えることによって発生するノイズがなくなるという点ではむしろメリットであるとも言えます。
アルミニウムで出来たイヤホン本体は、とても軽量です。耳掛けタイプではないため、イヤホン本体が重いとケーブルにかかる負荷が心配になりますが、「HP-W100」に関してはそういった心配は不要だと感じました。
また、装着感がかなり良好です。付属のディープマウントイヤーピースが耳の広範囲に触れてしっかりと密着してくれます。本体が軽量な事も相まって装着中に不快感を感じることはありませんでした。
肝心の音に関しては、メリハリが効きつつもバランスの取れたサウンドだと感じました。低音域がしっかりと出つつもクール寄りで比較的あっさりとしたサウンドを楽しめます。
特筆すべき点は、ドブルベシリーズといえばの低音域です。同価格帯のイヤホンの中ではトップレベルに重さを感じることができます。ズシっと全身に響く低音でありながらも広がりは抑えられていて、全体のバランスは保たれていました。ボーカルに関しては、近めな印象です。低音の中に埋もれずにしっかりと存在感を放っています。中音域から高音域にかけて、距離感は近めでありながら、さっぱりとした爽快感も持ち合わせた絶妙なバランスを体験出来ました。
是非同時発売のHP-W200、HP-W300と聴き比べをしてケーブルや筐体素材による音の違いを体験してみてください!
試聴環境
iPhone 14 Pro→Earstudio ES100→radius HP-W100
試聴楽曲
赤い公園 - 紺に花
YOASOBI - Romance
量感イメージ
この商品に対する
他のスタッフのレビュー
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かっしー
@e☆イヤホン 秋葉原店
radius
HP-W100
¥38500 税込
心揺さぶる低音をあなたに
radius HP-W100はシンプルな形状の有線イヤホンです。筐体にアルミニウムを採用しており、金属筐体のイヤホンの中では比較的軽量なので、耳へ装着した時の負担が少ないです。シンプルな見た目、装着感の良さから、日常的に使えるイヤホンだと思います。 試聴してみて思ったのは低音の質が高いこと。厚みのある低音が低いところから鳴り、心を揺さぶってきます。また、筐体の大きさからは想像できない音の広がりを感じることができます。「低音」「広い音場」のワードにピンときた方は一聴の価値ありです。中域から高域にかけての音は明瞭で聴いていて楽しくなります。3万円を超える価格のイヤホンでリケーブルができないのは珍しいですが、素直にHP-W100そのものを聴くことができるのでその点はメリットだと思います。 高音質のワイヤレスイヤホンが増えつつありますが、HP-W100を聴けば、改めて有線イヤホンの音の良さに気付かされるのではないでしょうか。 試聴環境 Google Pixel 6 radius RK-DA60CK 試聴楽曲 チャイルディッシュ・ガンビーノ レッドボーン
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マルフォイ
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
radius
HP-W100
¥38500 税込
ボーカルが魅力的な楽曲にオススメ!
音質は、中低音に魅力のあるイヤホンに感じました。HP-W100はシリーズとして、W200・W300とあります。 その中でもHP-W100は一番低域のアタック感が強く、ボーカルが聴きやすく感じました。全体的に音は近くに感じ、分離感や解像度は良好に感じます。 厚みのある低域とクッキリと聴こえるボーカルが奏でるサウンドは、聴いていて、とてもノリ良く感じました。 装着感は、耳かけ式ではなく、ストレートタイプのイヤホンです。イヤホン筐体の重さは、そこまでないので、ストレートでも落ちにくいです。 また、ケーブルが柔らかく取り回しが良いので、耳かけ式として使用する事もできる思います。 ボーカルをしっかりと聴きたい、POPSやアニソンなどとの相性は抜群だと思います。 試聴環境:Pixel6 Pro 試聴楽曲:The Birthday/グロリア King Gnu/一途 ずっと真夜中でいいのに/お勉強しといてよ
このスタッフの他のレビュー
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わか
@e☆イヤホン
SHURE
SE846 (第2世代)
グラファイトシルバー
¥116820 税込
指標として持っておきたいイヤホン
「SHURE SE846」は2013年に発売されて以来プロアマ問わず多くのユーザーに愛され続けているイヤホンです。 そんな「SE 846」の第2世代モデルの大きな変更点はエクステンデット(赤色)ノズルの追加です。 今回のレビューでは、全てのノズルを聴き比べをおこないました。 【バランス(青)】 ボーカルの存在感をハッキリと感じられるサウンドです。 音場は狭めで全帯域過不足なく音が出ています。 【ウォーム(黒)】 ボーカルの存在感はそのままにやや高音域を抑え、中低音域を伸ばしたようなサウンドチューニングがされていました。4種のノズルの中で一番聞き疲れしないサウンドでした。お気に入りの楽曲のサ行の刺さりが気になる際にはウォームノズルの使用が良さそうです。 【ブライト(白)】 バランスと比べると全体的にメリハリをはっきりと感じられるサウンドでした。特に中高音域から高音域にかけての量感が増しています。中高音域の量感の増加と同時に、低音のアタック感もよりしっかりと感じられるようになっている印象でした。女性ボーカルとの相性がとても良く感じました。 【エクステンデット(赤)】 第2世代になり追加されたエクステンデットノズルは4種のノズルの中で一番透明感を感じるサウンドでした。 YOASOBIの「群青」の楽曲中に度々流れる水の様な音の生々しさには思わず鳥肌が立ちました。ボーカルを中心に全体的に音が近く感じられ、まとまり感が好印象でした。音の濃さを感じつつもスッと抜ける正確さも味わうことが出来ました。ブライトノズルと比較すると、ブライトノズルのやや刺激的な部分を抑え、聞きやすくなっている印象でした。既にSE846ユーザーの方にも是非新しいノズルの音を体験していただきたいです! 10万円前後の定番イヤホンのうちの1つと言っても過言ではない「SE846」 古さを感じさせない長年愛され続けている3種のチューニングと、新たに加わったバランスの良さが好印象の新しいチューニングを楽しめる第2世代SE846は、1つで4度おいしいお買い得なイヤホンだと思います。 e☆イヤホン店頭ではノズルやイヤーピースを変更して試聴することも可能です! 是非お近くのスタッフにお声がけいただいてお気に入りを探してみてください! 試聴環境 iPhone 11→Earstudio ES100→SHURE SE846(第2世代) 試聴楽曲 いぎなり東北産 - 服を着て、恋したい YOASOBI- 群青
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わか
@e☆イヤホン
EFFECT AUDIO
Eros S
2pin 3.5mm 3極 ストレート
¥38500 税込
濃厚でありながら繊細さも兼ね備えたケーブル
「EFFECT AUDIO Eros S」は1音1音丁寧に音を奏でてくれるケーブルです。 Signature Seriesとして3種類のケーブルが同時発売となりました。 3種類共通の特徴として、イヤホンコネクタ側にConXが採用されております。また、製品購入時には2pinコネクタが装着されております。 MMCXやpentaconn earなど他のコネクタのイヤホンで使用する際には別途コネクタ部分を購入する必要はありますが、コネクタの追加購入のみで複数のイヤホンとケーブル共有ができるのはメリットではないでしょうか! それぞれのケーブルの特徴は… 【Eros S】 3種類のケーブルの中で一番音の濃密さを感じました。特にボーカルの表現は素晴らしく、近めの距離感で生々しさを感じるサウンドでした。ボーカルにフォーカスを当てて音楽を楽しみたい方にはピッタリなケーブルだと思います! 高音域に関してはしっかりと量は出ているものの鋭くなりすぎず、刺さりが気にならず繊細さや透明感を感じることが出来ました。 【Ares S】 全体的にメリハリが効いています。重めの低音域と少し刺激的な高音域が音楽を聞いていて楽しい気分にさせてくれます。ボーカルに関しては、少し近めな印象で、クッキリハッキリしたサウンドを奏でるケーブルをお探しの方にオススメなケーブルです! 【Cadmus】 少しだけ中高音域に寄ってはいますがフラットな傾向だと感じました。高音域の量感が少しだけ増えますが、刺さりは気になりませんでした。ボーカルは、ニュートラルな状態から少しだけ離れる印象です。また、音場の広さも感じることが出来ました。比較的音の癖は少な目で、リケーブルの最初の一本としてもオススメな商品です! 是非聴き比べしてみてください! 試聴環境 iPhone 11→Earstudio ES100→EFFECT AUDIO Eros S→AAW ASH(カスタム) 試聴楽曲 赤い公園 - pray 吉田凜音 - ASUNAROU
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わか
@e☆イヤホン
水月雨 (MOONDROP)
暁 - DAWN (USB Type C to 3.5mm)
¥10530 税込
スマートフォンでの音楽体験を1歩ステップアップさせてくれる小型DACアンプ
「水月雨 暁 - DAWN」は小型DACアンプデビューにピッタリな商品です。 比較対象として、Apple純正のLightning to 3.5mm変換アダプターを使用しました。 試聴を始めてすぐに、「暁 - DAWN」の安定した出力から生み出されるパワーを感じました。「1つ1つの音がしっかりと鳴らされている」という体験ができました。 同価格帯の小型DACアンプと比較すると「暁 - DAWN」は高音域の音が美しいと感じました。伸びの良さを感じつつ、かといって刺さりは気にならない高音域のキラキラ感がとっても好印象です。 「暁 - DAWN」のようなケーブル着脱不可の小型DACアンプは断線の心配がどうしても付きものですが、ケーブル皮膜はコシの強めな素材を採用、形状もいわゆる「きしめんケーブル」と呼ばれる平べったいタイプのケーブルが採用されているため、他の製品と比べると自重で引っ張られることでの断線はしにくいのではないかと思われます。 「暁 - DAWN」はあなたの通勤通学時間をより良いものにしてくれること間違いなしな商品です。 試聴環境 iPhone 11→水月雨 暁 - DAWN→AAW ASH(カスタムIEM) 試聴楽曲 いぎなり東北産 - 服を着て、恋したい YOASOBI - RGB
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わか
@e☆イヤホン
NOBUNAGA Labs
鶯(MMCX対応)
ブラック
¥7980 税込
リケーブルで”遊べる” インナーイヤー型イヤホン
「NOBUNAGA Labs 鶯(うぐいす)」はリケーブル製品でオーディオファンから支持を得ているNOBUNAGA Labsが初めて発売した有線イヤホンです。 鶯はインナーイヤー型と呼ばれる形状を採用しています。イヤーピースを使用して耳の奥まで挿入して耳に装着するカナル型のイヤホンと比較すると、耳の手前にイヤホンを置く形で装着するため密閉感が少なく、イヤーピースが触れている部分がかゆくなることもないため快適に音楽を楽しめます。また、イヤホン本体が重いと、耳の手前にイヤホンを置くインナーイヤー型イヤホンの装着方法では耳から外れてしまいやすくなってしまいますが、本製品に関しては、アルミ素材を採用した筐体がとても軽く、耳の小さめな私でも外れたり痛くなったりすることなく試聴できました。 音の全体のバランスは、ボーカルを中心とした中音域がしっかりと出ているやや重心の高めなバランスでした。音楽を聴き始めてすぐにボーカルの近さと密度の高さに驚きました。その背後に低音域と高音域が配置されています。「やや重心が高め」と表現しましたが、低音域に関してもしっかりと鳴っており、不足しているという印象は受けませんでした。 耳の穴を完全に塞がない事による抜け感の良さは、まさにインナーイヤー型イヤホンの真骨頂という印象です。特に高音域の抜けの良さは素晴らしく、音場を広く感じる役割を担っているように感じました。 個人的には、ボーカル+アコギ1本といった音が少なめな楽曲を聴くのにピッタリなイヤホンだと思います! なお、インナーイヤー型イヤホンである以上どうしても仕方のない部分ではありますが、音漏れ耐性はかなり低いため、外で使用する際には音量に注意しなければなりません。その一方で、外音がある程度聴こえるため、マイク付きのケーブルにリケーブルしてボイスチャットやオンライン会議に使用するというのも良さそうです。 NOBUNAGA Labからはエントリークラスからハイエンドモデルまでたくさんのケーブルが発売されているため、それらとの組み合わせを楽しむことも鶯の醍醐味ではないでしょうか! 試聴環境 iPhone 14 Pro→Earstudio ES100→NOBUNAGA Labs 鶯 試聴楽曲 赤い公園 - 衛星 4s4ki - SUCK MY LIFE3