スタッフレビュー詳細
静寂の中に響く、力強く繊細なサウンド
AVIOT (アビオット)「TE-J1」は、静寂の中に音楽が響いているような深い没入感が味わえるイヤホンです。
なめらかなシルエットに、金色のノズルとシックなカラーが良く映えるデザインの「TE-J1」は、耳へのフィット感が良好で、負担をほとんど感じませんでした。また、耳に蓋をしてくれるような筐体の形状により遮音性も高く、電源を切った状態でも周囲の雑音がある程度低減されました。
機能に関しては、ノイズキャンセリングと外音取り込み機能の精度がかなり高い印象です。ノイズキャンセリングは、周囲の環境音や話し声をしっかりと遠ざけるようなイメージで、音楽を流すと周囲の雑音は全くと言って良いほど聴こえなくなりました。外音取り込みに関しては周囲の音を集めてくれている感覚で、近くの人の話し声や自分の真上の空調の音がハッキリと聴こえました。
音に関しては全体的にバランスのいい音で、鮮明かつ響きの良いサウンドです。ボーカルが前に出ている印象ですが、どこかの帯域が強すぎたり物足りなさを感じることはありませんでした。
低域に関しては過度な重さはなく、スッキリとした余韻の響きが心地良い音です。サラッと聴ける重さでありながら、弾けるような感覚と繊細な表現で聴きごたえは抜群です。
中域に関しては前述の通り、ボーカルにフォーカスした、音にしっかりと芯が通っているサウンドです。力強さを感じつつも、音の輪郭がハッキリしているため、発音1つ1つが聴き取りやすいと感じました。
高域に関しては過度に丸くならない、明瞭感のあるさわやかなサウンドです。ボーカルの“サ行”がとてもきれいに表現されており、刺さる感じやぼやけることもなく耳を駆け抜けていくような印象です。
音質が良く機能も充実しているだけではなく、充電ケースが高級感のあるレザー調で所有欲もしっかりと満たしてくれます。普段の音楽鑑賞がもっと楽しくなること間違いなしのオススメの製品です。ぜひお試しください!
【試聴楽曲】
Linkin Park / One More Light
L'Arc〜en〜Ciel / Vivid Colors
milet / Again and Again
量感イメージ
このスタッフの他のレビュー
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しょうちゃん
@e☆イヤホン
SONY
NW-ZX707 C【~3/22まで!新沼音生活応援キャンペーン】
¥104500 税込
まさに“良いプレイヤー”
・表現が丁寧で情報量が豊富なサウンド ・聴き取りやすく高解像度のボーカル ・持ち運びの負担が少ない重量とサイズ感 上記の中に気になるものがあった方、必見(必聴)です! ソニーのフラグシップモデルである「NW-WM1AM2」を彷彿とさせるデザインはスタイリッシュでクールな印象です。黒の筐体に金色のイヤホンジャックのフレーム部分と背部にある「WALKMAN」のロゴが非常に良く映えています。 しっかりと所有欲を満たしてくれるデザインは、個人的にプレイヤーを選ぶうえで重要なポイントだと思います。 「NW-ZX707」を語るうえで欠かせないのが、持ち運びに適した軽さです。この高級感、重厚感のある外観とは裏腹に、持ち運びしやすい軽さとサイズ感です。家でも出先でも音楽を楽しみたい方、毎日の相棒として利用される方には非常にうれしいポイントですね。 音については、まるで雲一つない青空のように鮮明なサウンドが印象的でした。音の緩急がハッキリしており、分離感も良く、表現が非常に丁寧です。「NW-ZX507」と比較すると、一音一音の表現の細かさと、中域の量感、解像度の高さが増していると感じました。 低域に関しては余韻の広がりや響きが良く、解像度の高い音です。音圧は強い部類ではなく強すぎない聴きごたえのある音を感じつつも、スッキリと聴ける楽しいサウンドです。 中域に関しては、圧倒的な臨場感と歪みのない芯の通ったボーカルが特徴的です。ボーカルの距離はかなり近く感じました。息遣いやリップ音の表現も丁寧で、リアリティのあるサウンドを楽しめます。分離感の高さのおかげで言葉の一つ一つが聴き取りやすかったです。 高域に関しては他の帯域とバランスをとりつつ、しっかりと細かい部分まで表現されていました。刺さる箇所は一切なく、スッキリとしたまっすぐなサウンド傾向です。 4.4mm接続では、音の広がりや分離感の良さ、解像度の高さがより際立つ印象です。全体の印象としては情報量が豊富でノイズや歪みがなく、高解像度で満足度の高い音を味わえる、弱点の見当たらないサウンドだと感じました。 上記のような音の良さ、利便性に優れている点や、私のレビューではご紹介しきれていない機能も盛りだくさんで、とても“良いプレイヤー”だと思います。プレイヤーをお求めの方、少しでも「NW-ZX707」が気になっている方はぜひ一度お試しください!
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しょうちゃん
@e☆イヤホン
SHANLING
M3 Ultra
ブラック
¥65340 税込
コンパクトで軽量、出先でも満足度の高いサウンドを!
SHANLING (シャンリン)「M3 Ultra」は、比較的小さく軽量で、丁寧な音の表現が特徴のプレイヤーです。 筐体には普段私が愛用している同社の「M6 Ultra」と同じ素材が採用されており、デザインと厚みはほぼ同じでありながらも、縦横のサイズは「M6 Ultra」よりもキュッとコンパクトになっており、持ち運びしやすく普段使いにも最適だと感じました。 音に関しては、癖がなく真っ直ぐでバランスの良いサウンドです。他の帯域と比べて中低域がやや前に出ている印象ですが、過度なアクセントや主張が激しいということはなく、いつまでも聴いていられるような飽きの来ない音のイメージです。 低域には程よい重みと迫力がありつつも、やわらかく滑らかな表現が印象的でした。元気で明るい感覚の中に上品で繊細な印象を感じられる、聴いていて楽しくなるサウンドです。 中域は芯の通った歪みのないボーカルが、程よい距離感を保っている印象です。一定の距離間はありながらも音がフワフワすることはなく、ブレのない真っ直ぐなサウンドです。 高域はしっかりと表現されつつトゲがなく、自然でサラッと聴ける音だと感じました。他の帯域や「M6 Ultra」と比較するとやや控えめな表現に感じますが弱々しさはなく、他の帯域とのバランスのとれた聴きやすいサウンドだという印象です。 全体的にバランスの良いサウンド傾向と一音一音の丁寧な表現で、様々なジャンルの楽曲と相性が良いと感じました。操作性も良好でストリーミングサービスやアプリを利用される方や、出先で音楽を楽しみたい方には特にオススメの製品です。ぜひお試しください! 【試聴環境】 SHANLING「M3 Ultra」→FiiO「FD5」
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しょうちゃん
@e☆イヤホン
SENNHEISER
IE 200
¥21384 税込
一切歪まない、上品なサウンド
・ノイズや歪みがない綺麗なサウンド ・フィット感が良く、軽い装着感 ・上品な表現で落ち着いた楽曲との相性が抜群 上記の中に気になるものがあった方にオススメの製品、それが SENNHEISER (ゼンハイザー)「IE 200」です! 装着感に関してはSENNHEISER「IE シリーズ」の特徴とも言える、耳に負担がかかりにくい軽量さと耳に沿うようなフィット感で、長時間でも快適に使用できる印象です。 音質に関しては、まるで透き通った川の水のような上品で繊細なサウンドが印象的でした。 低域は表現が細かく響きの良いサウンドです。音圧が強くなく、なめらかな質感と高い表現力で、優しくもまっすぐな音が頭の中に響くような感覚でした。 中域に関しては綺麗に表現されているボーカルが特徴的でした。声の強弱やブレスなどに臨場感があり、弦楽器の弦の響きの表現も丁寧で、主張が激しいわけではないのに、ほかの帯域の音よりも際立っている印象でした。 高域に関しては、シンバルや女性ボーカルの高音が気持ちよく響く印象でした。刺さる箇所はなく、低域と同様になめらかな質感でほかの帯域とのバランスもしっかりと取れている印象です。 全体の印象としては音の分離感が良く、各帯域のバランスが取れているため、ついつい聴き入ってしまうようなサウンドだと感じました。シャウトやズシっとくるような低音のインパクトには若干欠けますが、細かい音の表現力の高さと豊富な情報量で、聴きごたえはしっかりと感じられました。 上記のサウンド傾向から、ロックやHIPHOPなどの激しい曲よりも、ジャズやアコースティックなど、落ち着いた曲調の楽曲との相性がいいと思います。普段ゆったりとした音楽を聴かれる方や上品なサウンドを味わいたい方は、ぜひ一度お試しください! 【試聴楽曲】 Sum 41 / Still Waiting L'Arc〜en〜Ciel / Vivid Colors milet / inside you
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しょうちゃん
@e☆イヤホン
FiiO
JD7 Silver 【FIO-IEM-JD7-S】
¥16500 税込
歯切れが良く、さわやかなサウンド
・女性ボーカルが映えるサウンド ・セミオープンだからこその音の抜けの良さ ・音の歯切れがよく、ロックなどと相性抜群 上記の中に気になるものがあった方にピッタリの製品、それがFiiO (フィーオ)「JD7」です! ステンレス製のメタリックな筐体が非常にクールな印象のこちらのイヤホン。デザインに無駄がなく筐体のサイズも大きくはないため、耳への負担がかかりにくいと感じました。 音質に関しては音の歯切れが良く、後味がスッキリとしている聴きやすいサウンドです。セミオープン型を採用しているため、音がこもらず抜けの良いサウンドで、スッと抜けていく心地良い余韻が印象的でした。 全体の印象としてはバランスの良い音で、音の癖がなく一つ一つの音の粒が細かく、繊細な表現だと感じました。 基本的にフラットなサウンドですが、ほかの帯域と比較すると若干中高域が前に出ているため、女性ボーカルやギターなどのサウンドがよく映える印象です。 音の距離に関しては近すぎることなく、やや距離がある印象です。音が遠いわけではなく、少し引いたところから細かい音が広がっていくようなイメージです。 上記のサウンド傾向から、ロックやダンスミュージックなど激しい曲調の楽曲やアップテンポな曲との相性がいいと思います。普段ロックを聴かれる方や聴き疲れしやすい方は、ぜひ一度お試しください! 【試聴楽曲】 Sum 41 / Still Waiting L'Arc〜en〜Ciel / Vivid Colors milet / inside you