スタッフレビュー詳細
ノイズキャンセリングを搭載してさらに使い勝手の良くなった「FoKus」シリーズの完全ワイヤレスイヤホン
「Noble Audio FoKus H-ANC」はメリハリの効いたサウンドが特長の完全ワイヤレスイヤホンです。
同じく「FoKus」と名の付くNoble Audioの完全ワイヤレスイヤホン「FoKus PRO」は、音の完成度の高さから多くのオーディオファンから愛される製品となっています。
「FoKus H-ANC」は「FoKus PRO」には搭載されていなかったノイズキャンセリング機能を搭載しています。
今回のレビューは、静かな場所で行ったため、ノイズキャンセリング性能をフルに体感することは出来ませんでしたが、エアコンの音に関してはしっかりと軽減してくれている印象でした。
ノイズキャンセリングをONとOFFのどちらも試聴を行いましたが、ノイズキャンセリングON時の音質の変化が少ないと感じました。
イヤホン本体はかなり厚めな印象を受けましたが、耳の形にあわせたくぼみがフィット感のポイントとなっています。装着時にイヤホンを耳に回し入れたあとに、少しだけフェイスプレート部分を押して耳に収めてあげることでピタッと装着することが出来ました。
個人的には、ノズル部分が長い同社の「FALCON」シリーズは耳から外れやすかったです。一方で「FoKus H-ANC」に関しては、本体は大きめであるものの装着感は良好だと感じました。
肝心の音質面に関しては、どの帯域もクッキリハッキリ鳴っている印象です。特に高音域がかなりしっかりと出ており、元気で刺激的なサウンドを楽しむことが出来ました。
音場はどちらかというと狭めではありますが、1つ1つの音の分離感が良く、窮屈な印象は受けませんでした。
元気でメリハリの効いたサウンドは、ジャンルを選ばず音楽を楽しむことが出来ると感じました。
「FoKus PRO」が気になっているけど値段がネックという方にも是非試聴して欲しい商品です!
試聴環境
iPhone 11→Noble Audio FoKus H-ANC
試聴楽曲
赤い公園 - オレンジ
吉田凜音 - ASUNAROU
量感イメージ
この商品に対する
他のスタッフのレビュー
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かなぶん
@e☆イヤホン 秋葉原店
Noble Audio
FoKus H-ANC
Blue
¥21560 税込
こだわるのは『音』だけじゃない
Noble Audioが手がける完全ワイヤレスイヤホンは音に対しての評価が高く、その中でも『Fokus Pro』は機能面よりも音にとことんこだわり抜いており、ワイヤレスユーザーだけではなく有線ユーザーからも注目されるような製品となりました。 そしてこちらの『Fokus H-ANC』は音への探求は妥協せず、日常的に使いやすく機能面にもこだわりを入れた製品となっております。 評価するにあたり、『Fokus Pro』との違いが気になる方が多いかと思います。 見た目については大きく異なり、シンプルな配色、デザインとなっております。 筐体はカスタムIEMのような形状から少し丸みを帯び、厚みのある形状となりました。装着としては少し大きさは感じるものの安定しており『Fokus Pro』同様かなり深くハマり、付けただけでもかなり遮音されたように感じました。 本製品の最大の特徴ともいえるノイズキャンセリング機能は、強めな装着感と相まって効きはかなり強く感じました。店頭にて試聴しましたが、雑音が全く気にならずに音楽に集中出来ました。 そして肝心な音に関してですが第一印象として、存在感のある低音域がガツンと響き、全体的に重みのある音で聴きごたえがあるなと感じました。さらにその重たい音の中に細かい中高音域が埋もれることなくキラッと華やかに鳴り、『Fokus』シリーズのレベルの高さをあらためて感じました。 『Fokus Pro』と比較をすると、音の情報量、解像度は1歩及ばずという印象でやはり『音』のレベルはどちらも高いですが『Fokus Pro』に軍配が上がります。 ただ、その差を埋めることは出来ないものの、専用アプリで各帯域の聴力を測定しユーザーに合わせたイコライザーを設定することが出来ます。これを使ったあとの音の印象はガラッと変わりました。もちろん聴こえ方によって効力は変化するものではございますが、ガツンと響く低音域は厚みはそのままに滑らかで聴きやすくなり、ボーカルがスムーズに通り好みの音にグッと近づきました。 音だけではなくノイズキャンセリングなどの外音コントロールの切り替えもワンタップでできたり、本体の操作方法もカスタマイズができるため使い心地が良かったです。 個人的な最終的な印象としては、2製品において同じシリーズではあるもののそれぞれの強みが異なるため一概に上位、下位機種というような位置づけではないのではと思います。 音にとことんこだわるなら変わらず『Fokus Pro』 音だけではなく使いやすさも大事にしたい方は本製品といった選び方になるかと思います。 是非お試しくださいませ。
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ケイティ
@e☆イヤホン
Noble Audio
FoKus H-ANC
Blue
¥21560 税込
ゴリッゴリなのに繊細
Noble Audio(ノーブルオーディオ)は元々高級な有線イヤホンが人気のブランドですが、近年は完全ワイヤレスイヤホンにも力を入れていて、 この「FoKus H-ANC」の直前に発売された「FoKus PRO」は、完全ワイヤレスイヤホンの中でもトップクラスに高級であるにもかかわらず、その音質の完成度の高さから絶大な人気を誇っています。 音質をとにかく追求した完全ワイヤレスイヤホンが「FoKus PRO」 音質を追求しつつ、求められる機能も盛り込んだのが「FoKus H-ANC」です! まず装着してみると、着け心地の良さに驚きました。私は男性の中では耳が小さめなのですが、このイヤホンはすっとハマり、かつ深めにがっちりハマってくれるので全く取れる気配もありません。 そのため、遮音性も非常に良く、ノイズキャンセリングをオンにせずともほとんどの外音が気にならなくなりました。 ノイズキャンセリングをオンにしてみると、元々の遮音性が高すぎて、室内では効果が分かりづらかったですが、空調などの駆動音がほとんど聞こえなくなっていました。ベランダに出てみると、車のエンジン音が、ノイズキャンセリングをかけていない状態と比べてかなり軽減、というか一般的な乗用車のエンジン音ならほぼ聞こえないくらいになっていました。 外音取り込みは自然で、金属音などの気になりがちな音も過剰に取り込まれずに安心して使えました。 肝心の音質は、とても上質だと感じました。低音の深みがしっかりとしていて、洋楽を聴くとクラブハウスにいるかのような迫力を感じられます。 それでありつつ、音の輪郭がハッキリしているので低音が支配しすぎることもなく、迫力と繊細さが両立している印象です。 中高域は量感は多くないですが、解像度が高く生々しさもあります。ウィスパーボイスなんかを聴くと本当に隣でささやかれているように感じられました。 完全ワイヤレスイヤホンで使う機能は欲しいけど音にも妥協したくない、FoKus PROは流石に手が出ない……という方におすすめです。
このスタッフの他のレビュー
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e☆イヤホンスタッフ
@e☆イヤホン
FIIO
M23 【FIO-M23-B】
¥125400 税込
フラグシップDACを搭載して生まれ変わったFIIOのミドルクラスDAP
【ポイント】 中高音域の繊細さ 高出力な「DESKTOP MODE」搭載で、ヘッドホンもイヤホンも存分に楽しめる 【音の印象】 音の輪郭がはっきりとしていて、解像度の高いサウンドを奏でます。特に中高音域の繊細さが好印象でした。全体的にはクール寄りの印象を受けましたが、ボーカリストの声に関しては、人間味を感じる暖かさがありました。ボーカルが近く感じられ、ボーカルにフォーカスを当てて音楽を楽しみたい方にもおすすめなDAPです。 【Stainless Steelモデルとの比較】 「Stainless Steelモデル」と比較すると、こちらの通常モデルは全体的にクールで見通しの良さが特徴的だと感じました。音の濃さをより感じたい方には「Stainless Steelモデル」がおすすめです。本体の重さが100gほど軽く、外出時に持ち出しやすいという点は通常モデルの大きなアドバンテージです。ジャンルを問わず、どの楽曲を再生しても「良い音」と感じられる万能なDAPを探している方には通常モデルをおすすめします。 ぜひ店頭にて聴き比べしてみてください! 【試聴環境】 FIIO M23→AAW ASH(カスタムIEM) 【試聴楽曲】 YOASOBI - アイドル あいみょん - ハルノヒ
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e☆イヤホンスタッフ
@e☆イヤホン
Acoustune
Monitor RS ONE
Sumire
¥11680 税込
A10000の中で特にオススメな有線イヤホン
A10000の有線イヤホンの中で人気の高いAcoustune「Monitor RS ONE」に新色「Sumire」が追加されました。 既に発売している「Teal」や「Graphite」も透け感がきれいですが、「Sumire」はモニターイヤホンには採用されることの少ない濃い目のパープルが採用されており、透き通ったパープルの筐体がとても美しい……。是非店頭で手に取って実物を見て欲しいです! 肝心の音は、やや硬めで聴き分けのしやすい音作りで、まさに「ステージモニターイヤホン」といったイメージそのままな印象を受けました。どの帯域も過不足なく出ていて、ジャンルを問わず音楽を楽しめました。音場はやや狭めで、音の1つ1つが近くに配置されていることで、聴き分けがしやすいです。 各帯域ごとの印象について 【低音域】 しっかり出てはいますが主張しすぎておらず、タイトでかっちりとした低音が心地よかったです。 【ボーカル】 リアルで存在感のあるボーカルが楽しめます。 【高音域】 高音域も他の帯域同様しっかりと出ています。刺さりが気になる事はありませんでした。 1つだけ注意点があるとすれば、リケーブル可能イヤホンではあるものの「Pentaconn ear 異形」と呼ばれる(ロング ver.とも呼ばれています)、通常のPentaconn earよりも長めのコネクタが採用されているという点です。通常のPentaconn earやmmcx、2pin採用のイヤホンと比べてしまうと、純正以外のケーブルの選択肢が少ないですが、RS ONE Sumireの発売と同時に4.4mm5極とマイク付の3.5mm4極の純正リケーブルが発売となりましたので、是非こちらもご検討ください! 試聴環境 iPhone 14 Pro→Earstudio ES100→Acoustune Monitor RS ONE 試聴楽曲 YOASOBI - アイドル NewJeans - Ditto
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e☆イヤホンスタッフ
@e☆イヤホン
DENON
PerL Pro True Wireless Earbuds【AHC15PLBKEM】
¥22500 税込
全ての音が ”見える” 完全ワイヤレスイヤホン
DENON「PerL Pro True Wireless Earbuds」(以下PerL Pro)は手軽に使用できるパーソナライズ機能と低音調節機能でアナタだけのサウンドが楽しめる完全ワイヤレスイヤホンです。 【ポイント】 ・耳に装着してテスト音を聴くだけでパーソナライズ可能 ・広い音場とバランスの良いサウンド PerL Proを語る上で欠かせないのは、やはりパーソナライズ機能「Masimo AAT」です。パーソナライズ機能を利用する為にはあらかじめアプリ上で測定が必要になります。 多くの製品で採用されている測定方法は、アプリ上で高音を鳴らして、使用者がその高音が聴こえたタイミングでアプリ上のボタンをタップするという方法です。実際に私も複数製品でこの方式のパーソナライズ機能を利用したことがありますが、小さな音の測定の際に繰り返し同じ音を聞くため、実際に音が鳴っているのか曖昧でも押してしまうような事があります。 PerL Proはパーソナライズ機能の測定時に上記の様な操作が不要で、イヤホンを耳に装着して待つだけで設定してくれます。実際に測定にかかった時間はおよそ1〜2分でした。 パーソナライズ後の音の印象は広い音場と、一つひとつの音の細やかさが特徴的です。 全体的に見通しが良く、細かな音までハッキリと認識できます。その一方で、高音の刺さりや情報量の多さからくる聴き疲れを感じず、ずっと聴いていたいと思える音作りでした。 アプリには、低音の量感を調整できる「IMMERSION MODE」が搭載されており、-3から+3までのあいだで調整が可能です。デフォルトの「0」の状態に加えて「+3」、「-3」の状態も試聴を行いましたが、どちらの状態もデフォルトの印象を大きく変更することなく低音の量感を調整できました。私個人のお気に入りは、「0」もしくは「+1」の状態です。 PerL Proの広い音場はヘッドホン派の方にも是非聴いていただきたいサウンドです。是非お試しください! 試聴環境 iPhone 14 Pro→DENON PerL Pro True Wireless Earbuds 試聴楽曲 YOASOBI - アイドル ずっと真夜中でいいのに - 綺羅キラー (feat. Mori Calliope) ※音域バランス評価(量感イメージ)に関しては、IMMERSION MODEがデフォルトの状態で使用時の評価です。
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e☆イヤホンスタッフ
@e☆イヤホン
HeartField
Astella
¥330000 税込
濃縮感と爽快感を同時に感じられる有線イヤホン
【ポイント】 ・高音の抜け感が癖になるサウンド ・遮音性が高く音楽に集中できるイヤホン形状 【装着感・遮音性】 「Astella」は10BA+2ESTという多めのドライバー構成で、イヤホン本体が大振りではないものの、やや厚めな印象を受けますが、フィット感が高いため重さは感じませんでした。耳の内側に触れる部分の形状が、耳にピッタリとフィットするように作られており、装着感と遮音性のどちらもとても良好でした。 【音の印象】 低音域がしっかり出ている印象を受けました。濃縮感が高く、ギュッと詰まった音をエネルギッシュに奏でます。ボーカルは近すぎず遠すぎず、まさに「ちょうどよい配置」です。 高音域に関しては、他の帯域と比べて量感が多い印象です。角が整えられているため、刺さりにくい音作りがなされています。ポイントで先に述べたように、抜けの速さが特徴的で、他のイヤホンではなかなか聴き取りにくい細かな高音もしっかりと鳴らしてくれつつも、その場でパッと抜けていってくれます。 【まとめ】 「Astella」は明るくて抜けの良いサウンドを奏でてくれます。中高音域がきれいなイヤホンが好みだけど低音域も妥協したくないという方にオススメな有線イヤホンです。是非お試しください! 【試聴環境】 iPhone 14 Pro→RADSONE ES100→HeartField Astella 【試聴楽曲】 三月のパンタシア - 恋はキライだ NewJeans - OMG