スタッフレビュー詳細
99シリーズファン必携のケーブル
99シリーズを4.4mmプラグで使用したい方はもちろん、2.5mmや3.5mmで使用したい方にもオススメの商品です!
※こちらのケーブルは同社LIRICでも使用可能です。
なお、音域バランス評価はアップグレードモデルではない2.5mmバランスケーブルと比較した際の評価です。
Meze Audio製品の中でも特に人気の高い99シリーズ。
こちらのケーブルは銀メッキ銅線が採用されたアップグレードモデルです。
まずは外観から。
透明な被膜が採用されており、銀色の線材がキレイに編み込まれていてとても美しいです。
また、付属ケーブルや2.5mmの非アップデートモデルと比較するとプレイヤー側のプラグコネクターが太いものに変更されており、強度に安心感があります。
今回のレビューは4.4mmプラグのタイプを使用しました。
4.4mmプラグの純正ケーブルが他に存在していないため、2.5mmのアップデートモデルではないバランスケーブルとの比較を行います。
試聴を始めてすぐに全体域で音の輪郭がハッキリしたことに気付きました。
それに伴って全体的に明瞭感が上がり見通しのよいサウンドに変化しました。
低音域に関しては、付属の3.5mmケーブルや2.5mm非アップグレードバランスケーブルでは柔らかさを感じる音色でしたが、こちらのアップグレードケーブルでは、タイトに引き締まった印象でした。
また、中音域から高音域にかけての帯域に音の伸びを感じました。
全体的には、重心がやや上にあがった印象で、音場もやや広がったと感じました。
かといって決して、音が軽くなったという印象は受けませんでした。
低音域はしっかり重いまま、ボーカルはより生々しく聞き取りやすく感じました。
99シリーズの良さはそのままに、より洗練された音にアップグレードしてくれます。
2022年3月時点では純正リケーブルの中で唯一の4.4mmプラグの製品ですが、99シリーズを4.4mmバランス接続で使用したい場合はこちらの購入で間違いありません!
2.5mmの非アップグレードケーブルを変換アダプターを使って4.4mmプラグで使用することも出来ますが、音質が向上する点や、非アップグレードケーブルはプラグカバー部分が細く作られていて、変換アダプターを使用した際に耐久性が気になる点も考慮すると、こちらのケーブルを選んでいただく事をオススメします。
また、付属ケーブル(マイク付き、マイクなし)や、2.5mmの非アップグレードケーブルを現在お使いの方で使用感に不満がある方にもオススメです。
私自身、上記3種のケーブルには気になる点がいくつかありました。
まず付属2種に関しては、布巻で摩擦によりほつれやすい点や、ポータブル用途では長すぎるケーブル長(それぞれ1.8m、3m)点が気になっておりました。
こちらのケーブルであれば、布巻ではなく長さが1.2mとどちらも解決してくれます。
付属ケーブルの単品販売と比較すると、お高く感じるかもしれませんが、音質面、ビルドクオリティーどちらも満足できる商品です!
また、2.5mmの非アップグレードケーブルに関しても、皮膜の素材の問題で、取り回しにくさを感じていましたが、こちらのケーブルはしなやかでとても使いやすいです。
また、前述した通り、2.5mmプラグのカバーに太いものが採用されているため、強度面もアップデートモデルの方が安心できます。
見た目も音も素晴らしく、私も愛用しているケーブルです。
是非お試しください!
試聴楽曲
YOASOBI - RGB
吉田凜音 - ASUNAROU
量感イメージ
この商品に対する
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このスタッフの他のレビュー
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わか
@e☆イヤホン
iBasso Audio
DC-Elite
¥73260 税込
サブスク派の最適解。スマートフォンで極上の音楽体験ができるスティック型DAC
iBasso Audio「DC-Elite」は、手のひらサイズでミドルハイクラスのDAPのような音を楽しめるスティック型DACです。 【ポイント】 ・エントリークラスDACとは一線を画す圧巻のサウンド ・細かなボリューム調整が可能な「PCMボリューム調整ボタン」搭載 【見た目・操作感】 同社のスティック型DAC「DC04PRO」と比較して一回りほど大きく、小型DAPと比較すると「DC-Elite」の方が小さい印象です。金属特有の手触りで高級感があり、所有欲を満たしてくれそうです。 アナログボリュームはしっかりとクリック感があり、ポケットの中での誤動作の心配もありません。また、アナログボリュームに加え、本体側面の「PCMボリューム調整ボタン」によって細かな音量調節も可能です。 【音の印象】 力強さをはっきりと感じられるサウンドです。低音域から高音域まで全ての音をとらえることができ、分析的な聴き方ができつつも、1つの音楽としての自然さを持ち合わせています。 低音域はややウォームさがあり、中音域から高音域にかけてはクール寄りで全体的には美音系でバランスが取れたサウンドです。音場は広めで、ボーカルはやや引いた印象を受けました。 【使用感】 レビューではiPhone14 Proを使用して、バランス接続にて試聴を行いました。Apple Musicにてロスレス音源を再生し、1曲ごとにおよそiPhoneの電池が2%程減少しました。 また、30分程度再生したのちに発熱をチェックしてみると、DC-Elite本体はほとんど温度変化がありませんでしたが、Lightning端子部分はやや熱くなりました。 【まとめ】 スマートフォンやDAPでサブスク音楽配信サービスを使用している方に強くオススメできる商品です。外出時に小型DAPを使用している方も1ランク上の音楽体験ができること間違いなしです! スマートフォンとケーブルで接続するだけでこの音が楽しめることに驚きました。是非ご試聴ください! 試聴環境 iPhone 14 Pro→iBasso Audio DC-Elite→MASSDROP x MEZE 99 Noir(99 Clasics用純正4.4mmアップグレードケーブル使用) 試聴楽曲 赤い公園 - pray STAYC - Teddy Bear
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わか
@e☆イヤホン
MONDO BY DEFUNC
モンド オーバーイヤー
トランスペアレント
¥34800 税込
「見た目だけ」とは言わせない
【ポイント】 ・量感たっぷりの低域を堪能できるヘッドホン ・有線接続にも対応 【装着感】 耳の周りをすっぽりと覆ってくれる、もちもちとした感触のやや大きめなイヤーパッドと、幅と厚みがありクッション性が高く、しっかりとした作りの頭頂部に触れる部分のパーツが、頭を包み込むようにホールドしてくれます。側圧も強すぎず、重さを感じにくい設計だと感じました。 【音の印象】 低音の量感が多めなメリハリの利いたサウンドが楽しめます。特に、重低音と呼ばれる帯域よりもやや上の帯域の量感がハッキリと感じられます。また、全体的に音が近めに配置されており、迫力満点なサウンドを楽しめました。 また、ボーカルも近めに配置されており、存在感はばっちりです。高音域は量感は多くないものの、キラキラ感が強く、埋もれているようには感じませんでした。 【まとめ】 モダンな印象を受ける「ブラック」「グレージュ」と、ガジェット好きにはたまらない「トランスペアレント」の3色が用意されています。個人的には中身が透けて見える「トランスペアレント」が一番好みでした。 見た目にも音にもこだわりたい方におすすめです。是非お試しください! 【試聴環境】 iPhone 14 Pro→MONDO BY DEFUNC モンド オーバーイヤー 【試聴楽曲】 IVE - All Night (feat. Saweetie) RINNE HIP - Ride On Turtle
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わか
@e☆イヤホン
iBasso Audio
3T-154
シルバー
¥24750 税込
懐の広さを感じられる有線イヤホン
【ポイント】 ・大口径ドライバーが奏でる雄大なサウンド ・滑らかな音の繋がり 【装着感】 本体が大振りで厚みがあるため、イヤーピース選びは慎重に行うことを推奨します。フォームタイプのイヤーピースや、耳の中で温まることで形状が変化するシリコン素材を採用したイヤーピースといった、イヤホン装着時の安定感が上がるイヤーピースの使用が個人的にはおすすめです。 【音の印象】 全ての音の繋がりが自然で、滑らかな印象を受けました。音場が広く、余裕を感じさせるサウンドを奏でます。 低音域に関しては量感がしっかりとありつつも膨らみすぎておらず、アタック感をしっかりと味わえます。ボーカルはやや近めに配置されており、ボーカリストの細かな息遣いまでよく聴こえました。 高音域に関しては、やや鋭利な印象を受けました。その一方で量感は多過ぎるといったことはなく、他の帯域の音とのバランスが崩れないような音作りがなされています。 【まとめ】 総じて大きな振動板が奏でるスムーズな音を楽しめる有線イヤホンです。是非お試しください! 【試聴環境】 iPhone 14 Pro→RADSONE ES100→iBasso Audio 3T-154 【試聴楽曲】 IVE - All Night (feat. Saweetie) YOASOBI - 夜に駆ける
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わか
@e☆イヤホン
final
D7000 【FI-D7PAL】
¥398000 税込
推しのステージを独り占めできるヘッドホン
【ポイント】 ・圧倒的なボーカルの存在感 ・豊かな低音と抜けの良い高音 【装着感】 サイズ感は同社の「D8000」シリーズとほぼ変わらない一方で、重さがおよそ100g軽くなりました。レビュー時に30分ほど装着しましたが、程よい側圧も相まって、重さは感じにくくなっている印象でした。 【音の印象】 ・低音域 密閉型のヘッドホンなのではないかと錯覚してしまうほど、豊かな低音に包まれます。一番近くに配置されており、音の押し出し感がしっかりとしています。音として認識しにくい地響きのような低い帯域も良く表現されていました。また、横への膨らみは適度に抑えられており、間延びした印象は受けませんでした。 ・ボーカル 個人的な「D7000」の一番の推しポイントは美しいボーカル表現です。一番近くに配置されている低音域よりもやや奥に配置されており、距離感があるものの存在感をはっきりと感じられます。レビュー時に男性ボーカル、女性ボーカルどちらも試聴を行いましたが、個人的には女性ボーカルとの相性が特に良好だと感じました。女性ボーカル特有の、声の艶感の表現が素晴らしく、細かな息遣いまでしっかりと表現されていました。 ・高音域 刺激的になりすぎないよう、角が丸く整えられており、音楽を聴いていて心地よくなる高音を奏でます。目の前に広がる低音域と比較すると、音抜けが速いことも相まって高音域はやや量感が少なく感じるかもしれませんが、小さな音まで一つひとつの音を繊細かつ丁寧に奏でてくれます。 【まとめ】 ボーカリストが楽器の奏者を引き連れて目の前で演奏をしているかのような感覚を味わえるヘッドホンです。開放型特有の抜けの良さと、密閉型のような豊かな低域の両方を感じられるヘッドホンです。是非お試しください! 【試聴環境】 FiiO R9→final D7000 【試聴楽曲】 Official髭男dism - Pretender YOASOBI - 夜に駆ける あいみょん - ハルノヒ