スタッフレビュー詳細
限定生産であることが惜しまれる程のサウンド
フォステクス設立50周年記念モデルの数量限定生産ヘッドホン
ハウジングの削り出しがなんとも味があり、風情のあるデザイン。メッシュ部分の加工もこのヘッドホンならではの「和」をイメージした特徴です。
装着感は非常に軽く、側圧も緩めです。また、ケーブルはフォステクス特有のケーブルで、しっかりとした被膜で覆われており高級感があります。
音に関しては低音のキックに躍動感があり、切れのいいサウンド。量感があるというよりも、高級スピーカーのように空間的な鳴り方ではじける感覚です。
一番良いと感じた点は中域〜高域にかけての音場と余韻。ピアノサウンドの響きは柔らかくも端正な鋭さをもっており、同社上位機種の「TH909」と鳴り方は近いです。全体的に音の立ち上がりが早く、ゆっくり消えていくイメージです。
特異な「和」デザインのハウジングが渋く、限定であることが惜しまれる程、惚れ惚れする見た目。楽器の数が少ない音楽やインストの楽曲などと、とても相性がいいヘッドホンです。是非お試しください。
【試聴環境】
M11Pro
【試聴音源】
音楽
Talk To Myself/Avicii
up to you/SANOVA
量感イメージ
このスタッフの他のレビュー
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たっつん
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
Astell&Kern
KANN ULTRA 【IRV-AK-KANN-ULTRA】
¥269980 税込
高出力と静音性の高さが魅力!音楽の世界に没頭できるDAP
出力は触れ込み通り、かなり強く幅広い機種でポテンシャルを発揮できます! サブスク等のアプリの挙動ですが、スマホよりはややもっさりするものの動きは良好です。 トリプル出力対応とのことですが、端子は3.5mmと4.4mmのヘッドホン出力が一つずつあります。プリアウト&ラインアウトは端子兼用ですが、それぞれ3.5mmと4.4mmで対応しています。画面上部からスライドして出力モードを選択することができます。 大きさは成人男性の手のひらに収まるぐらいで、厚みは24.4mmとポケットに入れての運用はぎりぎり可能です。重量はあるものの、持ち運びできる限界ラインの重さとサイズだと思います。 ESS社のDACらしく音場の広さと余韻感があります。ドラムやベース音は抑揚がはっきりしており、躍動感が感じられ、出音に余裕を感じます。また、非常に静音性が高く透明感があり、ノイズが非常に少ないです! 一音一音はシャープで明瞭ですが、「サ行」の刺さりなどは少なく、不快感のない音です。特にアコースティックな音源はリアルに再生してくれます。ノイズが少なく、パワフルさと繊細さを兼ね備えているので、感度の高いイヤホンやカスタムIEMなどで聴くには理想的なDAPだと思います。 同社「KANN MAX」と比べると、中高域にメリハリがあり、明瞭感が強いです。出力の強さも「KANN MAX」よりもさらにボリュームにゆとりがあり、音の奥行も広い印象です。特にbeyerdynamicのヘッドホンで聴くと、より顕著にこの特徴が感じられました。 カスタムIEMはハイエンドイヤホンから高インピーダンスの大型のヘッドホンまで、幅広い機種で使えます。 複数機種のイヤホン・ヘッドホンを持っている方におすすめできるDAPです!
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たっつん
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
FIIO
M23 【FIO-M23-B】
¥121140 税込
高出力かつ万能なプレイヤー
パワフルで多彩な使い方ができるDAPです。 サイズ、重量感、外観などは従来の同社M11シリーズの各モデルと大きくは変わりません。 ボリュームはサイドのパネルを上下にスライドすると操作できます。 その他、画面のタッチやサイドの物理ボタン操作は特に問題なく動きます。 注目のDESKTOP MODEについては、音が明るくなり広がりが出たような印象です。 音の傾向的には据え置きアンプに切り替わるような感覚に近いです。 バッテリーについてはハイレゾ音源をハイゲインで一時間ほど鳴らし続けて10%程の使用でした。 バックグランドで動くアプリや、WiFiを接続してる状態だともう少し減りは早いかと思います。発熱はそこまでなく、ほんのり温まる程度でした。 各モード共通している音の特長として、音が近く迫力があります。 特にベースの押し具合とボーカルはかなりグルーブ感があり、ノリの良い曲との相性が非常に良いと感じました。 M11 Proと比べて出力の強さが段違いなので、能率の低いイヤホンでも余裕がある印象です。 イヤホンできめ細かい音質で音楽を聴きたいときは、Pure Musicモード、もしくはAndroidモードでゲイン・ボリュームを調整して聴けます。 出力を要する海外製のヘッドホンなどを使用する場合はPD対応の充電環境を用意の上、DESKTOP MODEで力強く出音することをお勧めします。
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たっつん
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
SHANLING
EC Mini
シルバー
¥62370 税込
CDとストリーミングの共存
ピュアオーディオを楽しむ方にはうれしいCDプレイヤーです! メインの使い方は「CDを再生して6.3mmシングル/4.4mmバランスでイヤホン・ヘッドホンを聴く」もしくは、「RCAでアンプと接続する」というところです。 音質は“ややドンシャリ気味でしっかりとした重低音”と、“角がハッキリ表現されている高音”という印象を受けました。 天面の画面はタッチパネルになっており、上から下へスワイプするとゲインやOutputの選択など、基本的なオーディオ設定が出てきます。左から右へのスワイプは入力の設定です。 入力については、CDのほかにUSB DAC機能を備えており、PCオーディオの一部として組み込むことも可能。Bluetoothの送受信もできるため、スマホでストリーミングサービスを利用→本機にbluetooth接続してバランスで聴くなんてこともできます。反対にCDをBluetoothで飛ばしてワイヤレススピーカーで聴くなど、用途は様々です。 Bluetoothの音質はその他の接続に比べると若干曇るような印象はありますが、ボリュームの挙動や感度は良好でした。 また、それぞれの使い方に対して本機はバッテリーを内蔵しているため、場所の融通を利かして楽しむことも可能で、電源がないカフェや会議室等でも使えます。 使用用途が多岐にわたる機種でありながら、やはり一番の本質はCDでオーディオを楽しむ方向けの製品です。 【試聴環境】 ・CD ・USB接続とBluetooth接続 スマートフォン/Galaxy S24 FIIO M11Pro
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たっつん
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
DUNU-TOPSOUND
GLACIER 川
¥194800 税込
肉厚でリアルな音
低音好きにかなりおすすめできるハイエンドモデル「GLACIER 川」のご紹介です。多種多様なドライバーを積んでいるだけあって、各帯域でかなり特徴的なサウンドです。 特筆すべきは“低音のリアルさ”です。低音の響き方はライブ音源かのような余韻とキレ、すぐそばで演者がパフォーマンスしているような音。ただ量感が多いのではなく、質がとても良いと感じました。特に80'Sの洋楽との相性がよく、独特なレコーディング環境がそのまま伝わる感覚でした。 装着感については、重厚な見た目とは裏腹にかなり良いです。付属のシリコンイヤーピースを使用したところ、耳の小さい私でも落ちにくく、むしろ密閉感が高いと感じました。ステンレス・シェルとの事で重量感があるのかと思いきや、装着してみると確かに通常のIEMよりは重たいですが、あまり気にはならなかったです。 ただ低音が強いだけでなく、"質"重視の方にも非常におすすめできるイヤホンです。 【試聴環境】 M11Pro 【試聴音源】音楽 Talk To Myself/Avicii Into The Groove/Madonna