スタッフレビュー詳細
程よい小ささのポータブルオーディオプレイヤー
HiByMusic「R3 II」は、持ち運びに最適なポータブルオーディオプレイヤー(DAP)です。
【ポイント】
・手の中に収まるサイズで4.4mmバランス接続対応
・スマートフォンだけでは味わえない力強いサウンド
【手に持った印象】
レビューしている2023年10月時点で販売している同社の小型DAP「R2 II」と比較すると横幅がやや細く、縦が長くなっています。個人的には、横幅が細い本商品の方が手で持った際に握りやすく、使いやすいと感じました。
【操作感】
スワイプやタップといったひと通りの操作を行いましたがサクサクと動作し、挙動に関して重さや追従の悪さを感じませんでした。また、側面にボリュームと3つの物理ボタンが配置されており、物理ボタンが「1+2」の2つに分かれているため、ポケットやカバンから本体を取り出さずに指の感覚だけで操作しやすいように設計されています。
小型DAPは液晶も小型化することでタップの判定がシビアになりがちですが、本商品は液晶が小さすぎず想定通りの動作をしてくれ、ストレスなく操作ができました。
その他、個人的に嬉しく感じたポイントは、画面の回転機能が搭載しているという点です。デフォルトでは本体の下側に充電やイヤホンの端子が配置されていますが、この機能を使用することで上下を逆転させられます。(レビューの画像は画面を180度回転させています)
【音の印象】
スマートフォンに有線イヤホンを直挿しした場合と比較して、力強さを感じられるサウンドです。音の輪郭が明確になり、ワンランク上の音楽体験ができます。
手に馴染む大きさと形状で、毎日持ち運びたいと思えるDAPでした。是非お試しください!
試聴環境
HiByMusic R3 II→SHURE SE315
試聴楽曲
三月のパンタシア - 逆さまのLady
三月のパンタシア - 恋はキライだ
量感イメージ
このスタッフの他のレビュー
-
e☆イヤホンスタッフ
@e☆イヤホン
intime
iReep01 (S.MS.M.L各1ペア)
¥2640 税込
イヤホンの新たな一面を発見できるイヤーピース(Quarksユーザー必聴です!)
intime iReep01はイヤピ沼の新たな入り口となる予感がするイヤーピースです。 今回レビューに使用したMOONDROP Quarksは、中高音域の美しさが特徴のイヤホンです。その一方で、低音域に関しては、ある帯域以下の部分がスパっと切られている様な印象で、楽曲によっては物足りなさを感じる場面もあります。 iReep01を装着して音楽を再生すると、まず低音域の出方の違いに驚きました。Quarks付属のイヤーピースでの音楽再生に感じる「ある帯域以下の部分がスパっと切られている様な印象」は全くなく、かなり深い所から量感を感じる低音を楽しむことが出来ました。 Quarksからこんなに深くて重い低音が出るとは思っておらず、改めてQuarksのポテンシャルの高さを感じました。 ボーカル域に関しては、グッと近くなる印象です。また、低音域と比較すると変化は小さめではありますが、ボーカル域も存在感が増していると感じました。ブレスやリップノイズがより鮮明に聞こえるようになり、生々しさも増していました。 高音域に関しては、抜け感の良さが増し、それと共に少しだけ引っ込む印象です。 ただし、ただ「高音域が減った」というよりは、低音域~中音域とのバランスが取れて、1つの音の塊としての完成度が上がった印象で、物足りなさは感じませんでした。 また、スッと抜けつつも残響感があり、高音域が音場の広さを演出している様に感じました。 装着感に関しても良好です。iReep01は従来のイヤーピースを反転させたような形状で、耳に差し込む部分に空洞が設けられてます。少し硬めの素材で、耳の浅めの部分に置くように装着することでしっかりとホールドしてくれました。 イヤーピースの大切さを私に再認識させてくれた「intime iReep01」 お手持ちのイヤホンとの相性が良ければ欲しくなること間違いなしです! ぜひお試しください! 試聴環境 iPhone 11→MOONDROP Quarks(Apple 純正変換アダプタ使用)→intime iReep01 試聴楽曲 赤い公園 - オレンジ 吉田凜音 - ASUNAROU
-
e☆イヤホンスタッフ
@e☆イヤホン
SONY
WF-C510
ブルー
¥8298 税込
A10000クラス完全ワイヤレスイヤホンの2024年ベストバイ最有力候補
【ポイント】 ・耳の中にすっぽりと入る小さい本体 ・ボーカル周辺の中音域が聞き取りやすいサウンド 「WF-C510」は、2021年の発売以降、常にe☆イヤホンの販売ランキング上位に入っていた「WF-C500(以下C500)」の後継モデルにあたる完全ワイヤレスイヤホンです。 【イヤホン本体が小型化】 C500から大きく変化したポイントは、イヤホン本体の小型化です。C500も完全ワイヤレスイヤホンの中では本体サイズが普通〜小さめの部類に入りますが、本商品はさらに小さくなりました。小型化することで、より耳の中にイヤホンを埋め込むような装着方法が可能となりました。この装着方法により密着感が増し、イヤホン装着時の安定性が向上することで、遮音性も向上しています。本商品にはノイズキャンセリング機能は搭載されておりませんが、十分な遮音性が確保されていると感じました。 【物理ボタン搭載】 本商品にはC500同様に物理ボタンが採用されています。前述のとおり、装着時の密着感が高いため、ボタンを押し込んだ際にイヤホンが耳から外れてしまいそうな不安感はありませんでした。反応速度も速く、使いやすい印象です。 【音の印象】 全体的に音が近めに配置されています。やや低域寄りのかまぼこ形状のバランスで、ボーカルの声をしっかりと届けてくれます。 ・低音域 低音域はしっかりと鳴っている一方で、深い帯域は量感が多過ぎないように抑えられているため、スッキリとした印象を受けました。 ・ボーカル ボーカルは近くに配置されていて存在感があります。一人ひとりの声がハッキリと聴こえてくるため、ボーカルにフォーカスを当てて音楽を楽しみたい方にピッタリな音作りです。 ・高音域 高音域は低音域~中音域と比較するとやや量感は少なめです。輪郭がハッキリとしているため、一つひとつの音を捉えやすく、刺さりが気にならなかった点も好印象でした。 【まとめ】 C500の正統進化といえる「使いやすさ」と「良い音」を両立させた完全ワイヤレスイヤホンです。ぜひお試しください! 【試聴環境】 iPhone 14 Pro→SONY WF-C510 【試聴楽曲】 NewJeans - Babble Gum ねごと - カロン
-
e☆イヤホンスタッフ
@e☆イヤホン
SHANLING
M1 Plus
Silver
¥30294 税込
小型プレイヤー選びの最適解
【ポイント】 ・エントリークラスながら4.4mmバランス接続に対応 ・見通しの良いスッキリサウンド 【見た目・操作感】 手のひらに収まるサイズ感で、3.5mmアンバランス接続と4.4mmバランス接続に対応しています。このサイズ感で4.4mmジャックを搭載しているプレイヤーはほとんど存在していないため、個人的に待ち望んでいました。 正面は全面液晶で、本体左側に「再生・一時停止」「曲送り」「曲戻し」の3ボタン、本体右側には電源ボタンと共用のボリュームノブが搭載されています。左右に配置されたボタンやボリュームは、適度な硬さがあり、誤動作しにくそうです。なお、画面スリープ時の操作無効機能も搭載しています。 【音の印象】 全帯域を通じて音像が捉えやすく、スッキリとした印象を受けます。特に、ボーカルの細かなブレスや熱量はハッキリと感じられました。音は近めに配置されており 、外方向への抜けや音場の広さを味わえる音作りがなされています 低音域はしっかりと重さが感じられる一方で、膨らみすぎず引き締まった音を奏でます。高音域は細めで抜けも良く、繊細でありながら一つひとつの音を堪能できました。 【機能面】 本商品はエントリークラスに位置づけされますが、USB DACモードやBluetoothレシーバー機能など、プレイヤーに欲しい機能はしっかりと搭載されており、ミドルクラス以上の商品と比較しても遜色がありません。 独自OSを搭載しているため、Apple MusicやSpotifyといったサブスクアプリは使用できませんが、Bluetoothレシーバー機能があり、コーデックもLDACに対応しているため、高音質でサブスク音源を楽しむことが可能です。 他のプレイヤーのレビューでも触れていますが、本商品も画面表示を180度回転させることが可能です。自宅でUSB DACとして使用する際に、イヤホン接続側を手前にして使いやすい工夫がされている点は、とても好印象です。 【まとめ】 機能面・音質ともに「エントリークラス」以上の満足感を得られるプレイヤーです。ぜひお試しください! 【試聴環境】 SHANLING M1 Plus → AAW ASH(カスタムIEM) 【試聴楽曲】 NewJeans - ASAP 三月のパンタシア - 恋はキライだ
-
e☆イヤホンスタッフ
@e☆イヤホン
SIMGOT
EM10
¥81000 税込
キツさを感じさせないドンシャリイヤホン
【ポイント】 ・質の良い低域を存分に楽しめる音作り ・どの帯域も埋もれることなく聴こえてくるクッキリサウンド 【音の印象】 ・低音域 中音域に近い帯域から振動のような深い帯域まで、質と量を両立させた低音を奏でます。個人的には、特に重さという部分において「EM10」が奏でる低音に好印象を持ちました。あらゆる音源の低域がブーストされ、テンションの上がる音を楽しめます。 ・ボーカル ボーカルはやや近めに感じられ、分離感に優れています。低音域にマスキングされず、耳にしっかり届きます。ややウォームな印象を受けました。 ・高音域 高音域は余韻が少なく、歯切れの良い印象です。キラキラ感が強めですが、刺さりはあまり気になりませんでした。クールでソリッドな音で、他の帯域とのバランスが良いです。 【まとめ】 低音域の量感だけでなく、中高音域の明瞭感も楽しめるイヤホンです。ぜひお試しください! 【試聴環境】 iPhone 14 Pro→EarFun UA100→SIMGOT EM10 【試聴楽曲】 4s4ki - m e l t 赤い公園 - サイダー