スタッフレビュー詳細
1日の終わりに使いたい有線イヤホン
Kiwi Ears「Dolce」は暖かさの感じられる音を楽しめる有線イヤホンです。
【ポイント】
・全体を優しく包み込むやわらかい低音
・シンプルで使うシーンを選ばない見た目
【見た目】
フェイスプレートは上から下にかけて濃紺から青へと変化するグラデーションが施されています。メーカー名やモデル名が入っておらずシンプルな印象を受けました。
【低音域】
やや丸めな印象を受けました。アタック感が抑えられていて優しい低音ですが、膨らみすぎてはいません。
【ボーカル】
聞き取りやすさが好印象でした。比較的近めに配置されています。
【高音域】
音の粒はやや大きく、しっかりと出ています。抜けも良好です。
【全体の印象】
少しだけハイ上がりなバランスの取れたサウンドでした。柔らかさは感じるものの、中高音域がハッキリとしていることでウォームになりすぎないような音作りがされているように感じます。音場は広く感じないものの、楽曲全体でのまとまり感の良さが特徴的でした。
試聴環境
iPhone 14 Pro→Earstudio ES100→Kiwi Ears Dolce
試聴楽曲
YOASOBI - たぶん
Cing - beyond the world
量感イメージ
このスタッフの他のレビュー
-
わか
@e☆イヤホン
Acoustune
Monitor RS ONE
Sumire
¥11680 税込
A10000の中で特にオススメな有線イヤホン
A10000の有線イヤホンの中で人気の高いAcoustune「Monitor RS ONE」に新色「Sumire」が追加されました。 既に発売している「Teal」や「Graphite」も透け感がきれいですが、「Sumire」はモニターイヤホンには採用されることの少ない濃い目のパープルが採用されており、透き通ったパープルの筐体がとても美しい……。是非店頭で手に取って実物を見て欲しいです! 肝心の音は、やや硬めで聴き分けのしやすい音作りで、まさに「ステージモニターイヤホン」といったイメージそのままな印象を受けました。どの帯域も過不足なく出ていて、ジャンルを問わず音楽を楽しめました。音場はやや狭めで、音の1つ1つが近くに配置されていることで、聴き分けがしやすいです。 各帯域ごとの印象について 【低音域】 しっかり出てはいますが主張しすぎておらず、タイトでかっちりとした低音が心地よかったです。 【ボーカル】 リアルで存在感のあるボーカルが楽しめます。 【高音域】 高音域も他の帯域同様しっかりと出ています。刺さりが気になる事はありませんでした。 1つだけ注意点があるとすれば、リケーブル可能イヤホンではあるものの「Pentaconn ear 異形」と呼ばれる(ロング ver.とも呼ばれています)、通常のPentaconn earよりも長めのコネクタが採用されているという点です。通常のPentaconn earやmmcx、2pin採用のイヤホンと比べてしまうと、純正以外のケーブルの選択肢が少ないですが、RS ONE Sumireの発売と同時に4.4mm5極とマイク付の3.5mm4極の純正リケーブルが発売となりましたので、是非こちらもご検討ください! 試聴環境 iPhone 14 Pro→Earstudio ES100→Acoustune Monitor RS ONE 試聴楽曲 YOASOBI - アイドル NewJeans - Ditto
-
わか
@e☆イヤホン
水月雨 (MOONDROP)
夢回 – Golden Ages
¥14400 税込
レトロな見た目の高音質完全ワイヤレスイヤホン
【ポイント】 ・初代ウォークマンを彷彿とさせるレトロデザイン ・小ぶりで軽量な本体が奏でる本格派サウンド 【装着感】 イヤホン本体は軽量で、耳の奥まで差し込まなくてもしっかりとホールドできます。イヤホンを装着している感覚がほとんどなく、快適に音楽を楽しめました。 【ノイズキャンセリングと外音取り込み機能】 ノイズキャンセリング性能は、同価格帯の完全ワイヤレスイヤホンの中でトップレベルです。特に低音から中高音域のノイズを効果的に軽減します。 外音取り込み機能(アンビエントモード)では、音量がやや大きめで、周囲の音をはっきりと聞き取ることができ、比較的自然な印象を受けました。 【音の印象】 明るくてキラキラした感じの、私のイメージする「水月雨らしいサウンド」をベースに、低音の厚みが加わっています。外出時の使用が多いと思われる完全ワイヤレスイヤホンにおいて、低音の量感がやや多めな音作りがとても好印象でした。 低音にはアタック感がありながらも、やや柔らかさも感じられます。ボーカルはやや近めに配置されており、高音域は歯切れが良く、音楽全体に明るいイメージをもたらしています。 【まとめ】 A10000クラスで高音質とノイズキャンセリング性能を両立させた、完成度の高い完全ワイヤレスイヤホンです。是非お試しください! 【試聴環境】 iPhone 14 Pro→水月雨 (MOONDROP) 夢回 – Golden Ages 【試聴楽曲】 IVE - Accendio YOASOBI - Seventeen
-
わか
@e☆イヤホン
SONY
WF-C510
ブルー
¥9900 税込
A10000クラス完全ワイヤレスイヤホンの2024年ベストバイ最有力候補
【ポイント】 ・耳の中にすっぽりと入る小さい本体 ・ボーカル周辺の中音域が聞き取りやすいサウンド 「WF-C510」は、2021年の発売以降、常にe☆イヤホンの販売ランキング上位に入っていた「WF-C500(以下C500)」の後継モデルにあたる完全ワイヤレスイヤホンです。 【イヤホン本体が小型化】 C500から大きく変化したポイントは、イヤホン本体の小型化です。C500も完全ワイヤレスイヤホンの中では本体サイズが普通〜小さめの部類に入りますが、本商品はさらに小さくなりました。小型化することで、より耳の中にイヤホンを埋め込むような装着方法が可能となりました。この装着方法により密着感が増し、イヤホン装着時の安定性が向上することで、遮音性も向上しています。本商品にはノイズキャンセリング機能は搭載されておりませんが、十分な遮音性が確保されていると感じました。 【物理ボタン搭載】 本商品にはC500同様に物理ボタンが採用されています。前述のとおり、装着時の密着感が高いため、ボタンを押し込んだ際にイヤホンが耳から外れてしまいそうな不安感はありませんでした。反応速度も速く、使いやすい印象です。 【音の印象】 全体的に音が近めに配置されています。やや低域寄りのかまぼこ形状のバランスで、ボーカルの声をしっかりと届けてくれます。 ・低音域 低音域はしっかりと鳴っている一方で、深い帯域は量感が多過ぎないように抑えられているため、スッキリとした印象を受けました。 ・ボーカル ボーカルは近くに配置されていて存在感があります。一人ひとりの声がハッキリと聴こえてくるため、ボーカルにフォーカスを当てて音楽を楽しみたい方にピッタリな音作りです。 ・高音域 高音域は低音域~中音域と比較するとやや量感は少なめです。輪郭がハッキリとしているため、一つひとつの音を捉えやすく、刺さりが気にならなかった点も好印象でした。 【まとめ】 C500の正統進化といえる「使いやすさ」と「良い音」を両立させた完全ワイヤレスイヤホンです。ぜひお試しください! 【試聴環境】 iPhone 14 Pro→SONY WF-C510 【試聴楽曲】 NewJeans - Babble Gum ねごと - カロン
-
わか
@e☆イヤホン
SIMGOT
EM10
¥81000 税込
キツさを感じさせないドンシャリイヤホン
【ポイント】 ・質の良い低域を存分に楽しめる音作り ・どの帯域も埋もれることなく聴こえてくるクッキリサウンド 【音の印象】 ・低音域 中音域に近い帯域から振動のような深い帯域まで、質と量を両立させた低音を奏でます。個人的には、特に重さという部分において「EM10」が奏でる低音に好印象を持ちました。あらゆる音源の低域がブーストされ、テンションの上がる音を楽しめます。 ・ボーカル ボーカルはやや近めに感じられ、分離感に優れています。低音域にマスキングされず、耳にしっかり届きます。ややウォームな印象を受けました。 ・高音域 高音域は余韻が少なく、歯切れの良い印象です。キラキラ感が強めですが、刺さりはあまり気になりませんでした。クールでソリッドな音で、他の帯域とのバランスが良いです。 【まとめ】 低音域の量感だけでなく、中高音域の明瞭感も楽しめるイヤホンです。ぜひお試しください! 【試聴環境】 iPhone 14 Pro→EarFun UA100→SIMGOT EM10 【試聴楽曲】 4s4ki - m e l t 赤い公園 - サイダー