スタッフレビュー詳細
静寂に広がる高音質。進化した1等星
DEVIALET「GEMINI II」は、中高音域の繊細さと迫力のある低音を持ち合わせた完全ワイヤレスイヤホンです。
【ポイント】
・ドンシャリ寄りでありながら上品さも感じられるメリハリサウンド
・しっかりと効果を感じられるノイズキャンセリング
・自然な外音取り込み
【見た目・充電ケース】
初代「GEMINI」にはスライド式のフタと、やや大きめな充電ケースが採用されておりました。「GEMINI II」はケースがコンパクトになり、フタの開き方も多くの完全ワイヤレスイヤホンに採用されているような、ヒンジ部を中心にフタを回転させるように開く方式に変更されました。充電ケースにはプラスチックが多く使われており、軽量ではありますが、チープさを感じさせない見た目や手触りがとても気に入りました。イヤホンの取り出しやすさも良好です。
【ノイズキャンセリング・外音取り込み】
ノイズキャンセリング性能は、かなり優秀な印象を受けました。今回秋葉原店の1階店頭にて試聴を行ってみたところ、全体的にスッと雑音を低減し、エアコンやBGM、スタッフの声など様々な音が耳に入ってくる環境であっても音楽に集中できました。また、外音取り込み機能(アンビエントサウンド)に関してもすごく自然で、イヤホンを通して聞いていることをあまり感じませんでした。
【低音域】
量感と重さがしっかりとありつつも間延びしておらず、良質な低音を楽しめます。
【ボーカル】
ボーカルはやや近めに配置されており存在感があります。複数の人が同時に歌っている部分でも一人一人の声の聞き分けがハッキリとできました。
【高音域】
一つひとつの音がとても細かく、繊細な部分までしっかりと出ている印象です。余韻がリッチであると同時に抜け感も良く、奥行きの広さを感じました。
【全体の印象】
音楽ジャンルを選ばず、一聴してすぐに「良い音」と感じられる完全ワイヤレスイヤホンです。一つひとつの音が鮮明で、音圧をしっかりと感じられます。
GEMINIユーザーの方はもちろんのこと、高音質な完全ワイヤレスイヤホンをお探しの方に是非試聴していただきたいオススメな商品です!
試聴環境
iPhone 14 Pro→DEVIALET GEMINI II
試聴楽曲
PEDRO - 東京
赤い公園 - 凛々爛々
量感イメージ
この商品に対する
他のスタッフのレビュー
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ライト
@e☆イヤホン 秋葉原店
DEVIALET
GEMINI II
Iconic White
¥64800 税込
デザイン・機能・音質を全てハイレベルにしたいあなたへ
GEMINI IIはフランスの音響会社が開発した完全ワイヤレスイヤホンGEMINIの後継機種です! 前作に比べて、本体・ケース共に小さくなりました。アクセサリケースかと思うほどの高級感のある充電ケース。かわいい。色んな所に持ち運んで自慢したいデザインです! ケースの仕様はスライドして開けるタイプから、上蓋を開閉するタイプになりました。本体はマットな質感かつ、きめ細やかな感じの塗装の肌触りが気持ちいいです。耳に入れた際にもフィット感がとてもいいのに、圧迫感も感じにくい、個人的にはちょうどいい塩梅のフィット感でした! ノイズキャンセリングに関しては手をたたく乾いた音や、キーホルダーがぶつかるカチャカチャとした音など、少し高い音あたりの雑音は多少入ってきてしまいますが、空調やエンジン音などはとても綺麗に遮音してくれたため、しっかりと静寂を感じられます。 外音取り込みに関しても、ザラザラとしたノイズがとても少なく、とても自然なサウンドです。少し取込音が小さめに感じたため、しっかりと会話したい場合は音量が物足りなく感じる場合もありそうですが、とにかく耳障りな音が少ないため、とても聞きやすい取込音です。常時外音取り込みをオンでも疲れにくいため、長時間の使用でもストレスが少なく使えそうです。 バランスはやや低音寄りではあるものの、中音、高音の存在感もしっかりとあります。全体を通して音のアタックは優しく、低音の厚みはあるものの、くどさがなくさらりとした雰囲気が心地よいです。しっかりとした低音の存在感と、中高音が一歩引いたところで鳴っていることにより、音楽の奥行の表現が豊かだなと感じました。 ワイヤレスイヤホンでも、豊かな音の表現力を浴びられるイヤホンです。音質にこだわりたい方にはもちろんですが、ノイズキャンセルや外音取り込みに関してもそれぞれおすすめできるクオリティです! 音質、機能面、見た目。どれも妥協をしていないハイレベルなワイヤレスイヤホン 是非一度体感してほしいです! 【試聴環境】 試聴プレイヤー:iPhone 12mini 【試聴楽曲】 NiGHTFALL/ IDOLiSH7 愛を解く/yama たなばた/東京佼成ウインドオーケストラ
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SU
@e☆イヤホン 名古屋大須店
DEVIALET
GEMINI II
Matte Black
¥64800 税込
パリのスピーカーメーカーが繰り出す人気完全ワイヤレスイヤホンの正統後継機‼
スピーカーメーカーの繰り出す大人気完全ワイヤレスイヤホンの正当後継機! 音に包まれるような広い空間表現とはっきりと聴き取れる低音域の存在感がとにかく心地よいイヤホンです。 ノイズキャンセリングはしっかり強めで、外音取り込みも自然かつ会話が聞き取りやすい! ノイズキャンセリングが強いため、やや圧迫感を感じてしまう点のみご注意を。 充電ケースのデザインは前回モデルから大きく変更され、スライドするタイプのケースから一般的な開閉式のケースになりました。メタリックなセンター部分が高級感を醸し出していますね……! 本体は大きく変わらないものの、外側に大きくマイクの穴が設けられ、ノイズキャンセリングの向上に一役買っています! 音質はDEVIALETらしさ全開の空間を包むような表現で、まるでスピーカーで聴いているかのようです! 低音域の輪郭は丸めですが、小気味よいアタック感が耳を程よく刺激してくれます。また、高音域は頭上から降り注ぐシャワーのよう! ドンシャリ好きな方には是非1度聴いて頂きたい製品です。 試聴楽曲:勇者/YOASOBI、BROKEN GAMES/FZMZ、エース/CHiCO
このスタッフの他のレビュー
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e☆イヤホンスタッフ
@e☆イヤホン
SHANLING
M1 Plus
Silver
¥33660 税込
小型プレイヤー選びの最適解
【ポイント】 ・エントリークラスながら4.4mmバランス接続に対応 ・見通しの良いスッキリサウンド 【見た目・操作感】 手のひらに収まるサイズ感で、3.5mmアンバランス接続と4.4mmバランス接続に対応しています。このサイズ感で4.4mmジャックを搭載しているプレイヤーはほとんど存在していないため、個人的に待ち望んでいました。 正面は全面液晶で、本体左側に「再生・一時停止」「曲送り」「曲戻し」の3ボタン、本体右側には電源ボタンと共用のボリュームノブが搭載されています。左右に配置されたボタンやボリュームは、適度な硬さがあり、誤動作しにくそうです。なお、画面スリープ時の操作無効機能も搭載しています。 【音の印象】 全帯域を通じて音像が捉えやすく、スッキリとした印象を受けます。特に、ボーカルの細かなブレスや熱量はハッキリと感じられました。音は近めに配置されており 、外方向への抜けや音場の広さを味わえる音作りがなされています 低音域はしっかりと重さが感じられる一方で、膨らみすぎず引き締まった音を奏でます。高音域は細めで抜けも良く、繊細でありながら一つひとつの音を堪能できました。 【機能面】 本商品はエントリークラスに位置づけされますが、USB DACモードやBluetoothレシーバー機能など、プレイヤーに欲しい機能はしっかりと搭載されており、ミドルクラス以上の商品と比較しても遜色がありません。 独自OSを搭載しているため、Apple MusicやSpotifyといったサブスクアプリは使用できませんが、Bluetoothレシーバー機能があり、コーデックもLDACに対応しているため、高音質でサブスク音源を楽しむことが可能です。 他のプレイヤーのレビューでも触れていますが、本商品も画面表示を180度回転させることが可能です。自宅でUSB DACとして使用する際に、イヤホン接続側を手前にして使いやすい工夫がされている点は、とても好印象です。 【まとめ】 機能面・音質ともに「エントリークラス」以上の満足感を得られるプレイヤーです。ぜひお試しください! 【試聴環境】 SHANLING M1 Plus → AAW ASH(カスタムIEM) 【試聴楽曲】 NewJeans - ASAP 三月のパンタシア - 恋はキライだ
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e☆イヤホンスタッフ
@e☆イヤホン
iBasso Audio
DC07PRO
Black
¥33660 税込
空間の広さを手軽に楽しめるスティック型USB DAC
【ポイント】 ・広い音場と高い明瞭感 ・細かな調整が可能なボリューム搭載 【音の印象】 10000円前後の比較的安価なスティック型USB DACを使用した際と比較すると、音場の広さが特長的でした。近くに配置されている音は近いまま、やや遠くに配置されている音が外側に拡散していくように抜けていきます。一つひとつの音の輪郭が鮮明になり、細かな音まで聴き取りやすくなる印象です。輪郭がはっきりとすることで低域のアタック感もハッキリとしますが、やや量感が抑えられており、全体的なバランスがとても良く感じました。 【ボリューム・ゲイン】 iPhoneに接続した際には、iPhone本体のボリュームは無効(固定)になり、DC07PROのボリュームダイヤルでのみボリューム調整が可能です。ボリュームダイヤルはクリック感があり、液晶を見なくても1段階ずつのボリュームの上げ下げが容易でした。さらに3段階のゲイン調整が可能で、多くのイヤホン・ヘッドホンと組み合わせて使用できそうです。 【電池の消費・発熱】 私の環境では、1時間ほど再生して、電池消費は12%程でした。また、iPhone本体と繋がっているケーブルのLightning端子部分がやや熱を持ちましたが、触った際に暖かいと感じる程度の発熱でした。 【まとめ】 スマートフォンに挿すだけで手軽に広い音場を楽しめるUSB DACです。是非お試しください! 【試聴環境】 iPhone 14 Pro→iBasso Audio DC07PRO→AAW ASH(カスタムIEM) 【試聴楽曲】 石野理子 - Bricolage NewJeans - Supernatural
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e☆イヤホンスタッフ
@e☆イヤホン
Technics
EAH-AZ60
ブラック
¥24750 税込
高いノイズキャンセリング性能とクリアな音が素晴らしい!
Technicsから完全ワイヤレスイヤホン第2弾として「EAH-AZ40」と「EAH-AZ60」の2つが発売されました。こちらの「EAH-AZ60」は2製品の中では高価なモデルです。 機能面における「EAH-AZ40」との最大の違いは、ノイズキャンセリング機能の有無です。「EAH-AZ60」にのみノイズキャンセリング機能が搭載されてます。ノイズキャンセリング性能に関しては素晴らしいの一言です。私が普段愛用しているAirPods Proと比較しても遜色ないレベルで、スッと音楽の世界に入り込むことが出来ました。 イヤホン本体は「EAH-AZ40」と比較するとやや大きめです。耳が小さい私には「EAH-AZ60」は少し大きく、耳から飛び出ている印象を受けます。しかし、装着する際に頭の前側から後頭部に向かってイヤホン本体を回しながら装着することで抜群のホールド感を得ることが出来ました。正直なところ、イヤホン本体が大きめな製品に苦手意識を持っていましたが、「EAH-AZ60」はがっちりホールドしてくれて、そのイメージを払拭してくれました。 音質面は、「EAH-AZ60」は全帯域でクリアーなサウンドが特徴です。ウォームな印象の「EAH-AZ40」と比較すると全体の見通しが良く感じました。低音域に関しては「EAH-AZ40」より量感はやや少なめな印象ですが、タイトな低音が心地よかったです。ボーカル域はやや遠めに感じます。こちらは「EAH-AZ40」と同じ印象です。高音域に関しては、「EAH-AZ40」と比較すると主張は弱めな印象ですが、低音域がタイトなため、全体的なバランスは良く感じました。また、こちらはサ行の刺さりは感じませんでした。 外音取り込み機能に関しては、音楽を止めて外音取り込み機能を使用したところ、「EAH-AZ40」同様のとっても自然な外音でした。また、「EAH-AZ40」よりも若干ノイズが少なく、より人の声など”聴きたい音”に集中できるように感じました。 高音質でノイズキャンセリング機能が優秀な完全ワイヤレスイヤホンが欲しい!という方に是非試聴していただきたいです! なお、音質面に関しては「EAH-AZ40」と「EAH-AZ60」とではかなり異なるイメージでした。「EAH-AZ40」に関してもレビューを投稿しています。是非こちらもご覧下さい。 試聴環境 iPhone 11→EAH-AZ60 試聴楽曲(Apple Music) 三月のパンタシア - 恋はキライだ Avicii - All You Need Is Love
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e☆イヤホンスタッフ
@e☆イヤホン
SONY
WF-C510
ブルー
¥8658 税込
A10000クラス完全ワイヤレスイヤホンの2024年ベストバイ最有力候補
【ポイント】 ・耳の中にすっぽりと入る小さい本体 ・ボーカル周辺の中音域が聞き取りやすいサウンド 「WF-C510」は、2021年の発売以降、常にe☆イヤホンの販売ランキング上位に入っていた「WF-C500(以下C500)」の後継モデルにあたる完全ワイヤレスイヤホンです。 【イヤホン本体が小型化】 C500から大きく変化したポイントは、イヤホン本体の小型化です。C500も完全ワイヤレスイヤホンの中では本体サイズが普通〜小さめの部類に入りますが、本商品はさらに小さくなりました。小型化することで、より耳の中にイヤホンを埋め込むような装着方法が可能となりました。この装着方法により密着感が増し、イヤホン装着時の安定性が向上することで、遮音性も向上しています。本商品にはノイズキャンセリング機能は搭載されておりませんが、十分な遮音性が確保されていると感じました。 【物理ボタン搭載】 本商品にはC500同様に物理ボタンが採用されています。前述のとおり、装着時の密着感が高いため、ボタンを押し込んだ際にイヤホンが耳から外れてしまいそうな不安感はありませんでした。反応速度も速く、使いやすい印象です。 【音の印象】 全体的に音が近めに配置されています。やや低域寄りのかまぼこ形状のバランスで、ボーカルの声をしっかりと届けてくれます。 ・低音域 低音域はしっかりと鳴っている一方で、深い帯域は量感が多過ぎないように抑えられているため、スッキリとした印象を受けました。 ・ボーカル ボーカルは近くに配置されていて存在感があります。一人ひとりの声がハッキリと聴こえてくるため、ボーカルにフォーカスを当てて音楽を楽しみたい方にピッタリな音作りです。 ・高音域 高音域は低音域~中音域と比較するとやや量感は少なめです。輪郭がハッキリとしているため、一つひとつの音を捉えやすく、刺さりが気にならなかった点も好印象でした。 【まとめ】 C500の正統進化といえる「使いやすさ」と「良い音」を両立させた完全ワイヤレスイヤホンです。ぜひお試しください! 【試聴環境】 iPhone 14 Pro→SONY WF-C510 【試聴楽曲】 NewJeans - Babble Gum ねごと - カロン