スタッフレビュー詳細
落ち着いたサウンドの猫
青いフェイスプレートに桜のエンブレムが目を引く「See Audio『Neko Int'l version』」です。
高域のシルキーで煌びやかな鳴り方とボーカルの艶感が心地よく、楽しく音楽を聴けると感じました。ボーカルは少し距離感がありますが、必要十分な主張をしており埋もれていません。レスポンスがよく低域の表現も滑らかに出るので、打ち込みやアニソン、女性ボーカルの曲によく合うのではないでしょうか。
付属ケーブルはフラット2pinでTermX(3.5mm・4.4mm)仕様のEffectAudio「Cadmus」です。かなりクオリティの高いケーブルが付属しているので最初から満足できるのではないでしょうか。TermXというプラグ交換システムも搭載しているので、デバイスの選択肢も広いです。
中高域にフォーカスした「Neko Int'l version」。打ち込み系やボーカルをしっかり聴きたい方にオススメです。
再生環境:iPhone13Pro→Ifi-audio Neo iDSD BL→Neko Int'l version
試聴楽曲:サカナクション「さよならはエモーション」
Mili「world.execute(me);」
ずっと真夜中でいいのに。「綺羅キラー」
量感イメージ
このスタッフの他のレビュー
-
アラチャン
@e☆イヤホン 秋葉原店
FIIO
M15s 【FIO-M15S-B】
¥164351 税込
マルチでパワフルな上位機
小さいボディに圧倒的パワーと、多彩な出力で様々な用途に使える「Fiio M15S」です。 音質としては上位機種譲りの解像度の高さと前に出てくる締まったクリアな低音、空間の広さが特徴です。 今回もいつもの2曲で試聴しました。「トウキョウ・シャンディ・ランデヴ」ではハリのあるバスドラムに透き通ったボーカルが乗り、パッケージとしての完成度の高さが感じられました。 ナチュラルめに表現する上位のM17と違って全体的に元気なサウンドです。 「Pretender」では弾むようなピアノの音色と、つややかなベースラインが合わさりやはりこちらも全体的なまとまりがあって楽しく聴きやすいと感じました。 またハードコアやロックなどテンポの速い曲でも持ち前のパワーを生かして小気味よく聴けます。 ステップアップ先に最適なマルチに使えるDAPではないでしょうか。元気なサウンド、ノリよく様々なジャンルの曲を聴きたい方にお勧めです。ぜひお試しください。 再生環境:M15S→SE215 試聴楽曲:Ado「踊」 Official髭男dism「Pretender」 花譜「トウキョウ・シャンディ・ランデヴ feat. 花譜, ツミキ」
-
アラチャン
@e☆イヤホン 秋葉原店
AKG
N9 Hybrid
ホワイト
¥55000 税込
まさに万能AKGサウンド
AKGの万能ワイヤレスヘッドホン「N9 Hybrid」です。 一聴してそのサウンドの完成度の高さに驚きました。まさに「AKG」というような味付けの少ないサウンドながらも、音源のうまみを消さない絶妙なバランスで作られています。中高域は適度な艶感があり、音の粒立ちもありながらもさらっと真水のような透明感が特徴的です。低域も量感控えめではありますが、音楽の持ち味を最大限に引き出してくれるようなレスポンスの良さがあります。 装着感としては側圧は適度に強く、イヤーパッドも厚めのふかふかなので長時間の使用でも問題なさそうです。ノイズキャンセリングも柔らかく強い印象を受けます。店内BGMなども微かに聴こえる程度までカットしてくれるので、作業に集中したい方や、没入感を求める方に最適ではないでしょうか。ノイズキャンセリングの強度もアプリ内で自由に変更することができるので便利です。 アプリ自体も設定できる項目が多く、細かく設定できる項目もあるのでかなり使いやすいのではないでしょうか。また物理ボタンを搭載しており、右ハウジングを前後に回すことによって音量調節ができます。これによって誤操作が少なくなりそうなのも嬉しいです。ドングルも付属しており、最初から低遅延モードなども使えるのでゲームなどにも使える汎用性の高さも持ち合わせています。 アプリも本体もサウンドも隙のないAKG「N9 Hybrid」。仕事でも趣味でも汎用性の高いワイヤレスヘッドホンがほしい方におすすめです。 試聴環境:iPhone 13 Pro → N9 Hybrid 試聴楽曲:日向電工「ブリキノダンス」、ネイサン・エヴァンズ「WellerMan」、スティーヴ・アオキ「Azukita」
-
アラチャン
@e☆イヤホン 秋葉原店
qdc
EMPRESS-C
¥467500 税込
qdcハイエンドの一角を成す女帝
qdcハイエンドモデルの一角を成す"女帝"「EMPRESS」です。 やはり最初に目を引くのはその圧倒的な大きさではないでしょうか。トライブリッド15ドライバーという圧倒的なドライバー数を内蔵するハウジングは、qdcの他のモデルより明らかに大きくなっています。しかし多くのカスタムIEMを製作している実績のあるqdcらしく、装着感は非常に良好です。耳の大きい自分でも少し飛び出しはしますが、遮音性やフィット感はかなりしっかりしています。 サウンドとして特筆すべき点は、バランスの良さと透明感、レスポンスの良さだと感じます。中高域は伸びやかでありながらも引きが早く聴きやすいです。連続するシンバルの音などもキッチリ1音1音鳴らすのには驚きさえ覚えます。ボーカルが少し前にいますが、分離感があるので決して混ざることなく、伸び感・透明感でしっかり主張してきます。低域は少し量感としては控えめではありますが、軽快に鳴らします。 総評としては、極めて高いレベルでバランスの取れている透明感抜群のハイエンドイヤホンという印象を受けます。今回の試聴にはボーカロイドやJ-POPなどを中心に聴きましたが、どんなジャンルでも満足感を得られるでしょう。 qdcが満を持してカスタムIEMの最上位として送り出す「EMPRESS」。伸びやかな高音域や女性ボーカル、バランスの良いハイエンドを求める方にオススメです。 試聴環境:iPhone13pro→H2→Empress 試聴楽曲:日向電工「ブリキノダンス」 ネイサン・エヴァンズ「WellerMan」 スティーヴ・アオキ「Azukita」
-
アラチャン
@e☆イヤホン 秋葉原店
日本ディックス
Scyne α01
¥132000 税込
伸びやかさ・艶やかさ・聴きやすさ
全体的に伸び感があり、あっさりとしていて聴きやすいながらも音楽を楽しめる日本ディックスの「Scyne α01」です。 日本ディックスといえば、金属コア入りイヤーピース「COREIR」シリーズや、確かなビルドクオリティで様々なイヤホンに使われているPentaconnプラグなどで有名なメーカーです。その日本ディックスからのイヤホンが満を持して登場します。 全体的に艶感がありつつも、くどくならない絶妙なラインのサウンドが特徴的です。特にボーカル帯が聴き取りやすく、ブレスの1つ1つまで丁寧に、あでやかに表現します。楽器も低域のレスポンスや高域のキレもバランスよく持ち合わせており、「聴きやすい、いい音」という印象を抱きました。 装着感も小ぶりでイヤーフィンのような形状をした部分が耳にしっかりとフィットするので違和感を感じさせません。軽量なので長時間の使用でも問題なさそうです。 伸びやかであっさりとしながらも艶やかさも持ち合わせる万能ハイエンドイヤホン「Scyne α01」、様々なジャンルの音源を聴く方にオススメです。 試聴環境:iPhone 13 Pro → UP5 → 「Scyne α01」 試聴楽曲:日向電工「ブリキノダンス」、ネイサン・エヴァンズ「Wellerman」、スティーヴ・アオキ「Azukita」