スタッフレビュー詳細
”透明”を体現した一本
クリアパーツを基調としているデザインで、内部が全体的に透けている外観です。内部構造が見える外観は、刺さる人にはとことん刺さるデザインではないでしょうか。
筐体は同メーカーの「PRISM」や「HANA」などと形状が酷似しているため、すでにお持ちの方は使いやすいと思います。また、例で挙げた製品と異なり、筐体に樹脂を採用しているのでずっしりとした重量感もなく、ふんわりと優しく装着できました。
全体的に爽やかな音作りで、ボーカルがやや近い印象を受けました。低域は存在感はありますが主張はそこまで無く、スッキリとした低域が特徴です。「低域のくぐもったような印象が......」といった方は一度試していただきたいです!
中域は一歩前に配置されています。かなり優しいサウンドのため、女性ボーカルを普段聴かれる方にオススメだと感じました。高域は繊細で優しく響いています。刺さりにくいチューニングが施されているとの事で、実際にハイハットなどがかなり強い楽曲なども試聴してみたところ、刺さることなく快適に試聴できました。
帯域ごとのバランスがすごく整っているので、楽曲を問わずオールラウンドに使用できると思います! 店頭で試聴可能ですので、スッキリとした爽やかな音のイヤホンをお探しの方は是非一度お試しください!
【試聴環境】
FiiO M15S
【試聴楽曲】
Orangestar:DAYBREAK FRONTLINE
MIMI:What Call This Day?(feat.にんじん)
量感イメージ
この商品に対する
他のスタッフのレビュー
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マルフォイ
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
TANCHJIM
KARA(限定カラー)
¥27360 税込
バランスタイプイヤホン‼
「ゲームボーイ世代の人には刺さるのでは……?」そんなクリアな筐体が特徴的なイヤホンのレビューです。 ボーカル帯の表現が近いようで遠いような、どこか不思議な感じもある表現。絶妙な距離感から生み出されるサウンドは奥深さを感じ、歌い手の感情を伝えるのが上手だと思いました。また、それを支えるように鳴る程よいパワフルさを兼ね備えた低域のサポート感も好印象です。 そして、低域・中域・高域の各帯域の分離感が絶妙です。各音域の存在をしっかりと感じとれます。空間表現については広いタイプには感じませんでしたが、分離感が良いので空間が狭いと思うことはありませんでした。 それぞれが主張しすぎず良い意味で「程よく」、バランスにとても優れている機種だと思います。音楽ジャンルを選ばず、様々な楽曲に合わせていただけるのではないでしょうか。 試聴楽曲:キタニタツヤ/青のすみか 結束バンド/星座になれたら Lyn/WakeUp,GetUp,GetOutThere
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みかげ
@e☆イヤホン仙台駅前店
TANCHJIM
KARA(限定カラー)
¥27360 税込
癖のないゆったりサウンド
まず目を引くのはこのクリアな外観。中の基板とドライバーが丸見えになっているデザインで、男心をくすぐります。ケーブルはクリアカラーに合わせた⾼純度6N銀メッキ無酸素銅ケーブルが採用されており、見た目に対するこだわりも感じられます。 フィット感に関しては、ステムが長めに作られている形状により耳の奥までしっかりと装着できるので、多少動いてもズレるといったことはありませんでした。 音に関して、一聴して感じたことは癖の少なさです。歯擦音も刺さる感じはありません。ドライバーの数が多いにも関わらず非常にまとまりのある音で、ただまとまっているだけでなく、後ろの方で細かく鳴っている音もしっかり拾ってくれます。その音の中で男性ボーカルも女性ボーカルも一歩前に出て聴きやすく鳴らしてくれるので、ボーカルを気持ち良く聴きたいという方に特におすすめです。 個性あふれる機種が多い価格帯の中で、癖の少なさが特徴という非常に珍しい製品だと感じました。「桜を見ながら桜餅とほうじ茶をいただく」ような、落ち着きのある透き通ったサウンドの「KARA」。是非一度お手に取ってみてください。 試聴楽曲 Dirt/藍月なくる HATENA/PENGUIN RESEARCH 乖離光/藍月なくる&Sennzai
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アラチャン
@e☆イヤホン 秋葉原店
TANCHJIM
KARA(限定カラー)
¥27360 税込
立ち上がりに良さが際立つスッキリ系バランスイヤホン
綺麗なトランスルーセントの外観と、立ち上がりのよさが特徴的なTANCHJIM 「KARA」です。 筐体は医療グレードの樹脂で製作されており透明度が高く、また、靭性と硬度を兼ね備えており耐久性も高いです。 装着感はハウジングが耳のスペースに収まるように設計されているので、違和感がありませんでした。医療グレードの樹脂と相まって、長時間でも使いやすい印象です。 音に関しては立ち上がりの良い低音と、滑らかな高音域が特徴的です。レスポンスが良く、テンポが速い曲も難なく鳴らしてくれます。また、低音に厚みがあるのでEDMやロック、アニソンなどもノリ良く聴けると感じました。 高音域は非常に滑らかで繋がりが良いので聴きやすいです。全体的に若干ウォーム寄りでありつつも、ジャンルを選ばないという印象です。 立ち上がりの良さと滑らかな高域で、様々なジャンルを楽しめる「KARA」。バランスが良く、初めてのミドルクラスイヤホンや、カジュアルに使えるイヤホンを探している方にオススメです。是非ご試聴ください。 再生環境:iPhone13pro→ifi Audio NanoISD BL→KARA 試聴楽曲:サカナクション「さよならはエモーション」 Mili「world.execute(me);」 ずっと真夜中でいいのに。「綺羅キラー」
このスタッフの他のレビュー
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こまめ
@e☆イヤホン 秋葉原店
See audio
Bravery24
¥57900 税込
Bravery 2024モデル登場!
2024年モデルとして登場した「Bravery 24」のご紹介です。タイトな低域、籠らずにまっすぐ通る中域、そしてキレの良いスッキリとした高域が特徴的。メーカーの方がアニメ好きということもあり、傾向としてはアニソンやPOPSなどの最近の楽曲に合わせやすい音になっています。 今回は、「初代Bravery」「Bravery EXCLUSIVE EDITION」と「Bravery 24」の比較してみたところ、サウンドバランスに大きな変更はありませんが、付属ケーブルが今回試した機種とは異なるため、音質に違いを感じました。特に高域のキレの良さと音の広がりがやや向上した印象です。ケーブルは「EXCLUSIVE EDITION」と外観が似ていますが、別のケーブルが使用されているとのことです。 次に外観について、雲母のきめ細かな光沢に加えてラメフレークがあしらわれており、高級感があります。左右の筐体とケーブルがそれぞれ異なる色になっているため、左右の判別も容易です。シェル内部には、RinkoやNekoが所属する架空のイヤホンブランド「GothamProAudio」のイニシャル「G」が刻印されており、細部までこだわり抜かれた製品となっています。装着感に関しても、オーダーメイドイヤホン(カスタムIEM)を本国で取り扱っているメーカーということもあり、付属のイヤーピースで十分なフィット感を得られるかと思います。 また、今回は付属品がかなり充実しており、パッケージに使用されているイラストのアクリルスタンドやマウスマットなども含まれていて、イヤホンだけにとどまらず、付属品でも楽しめます。 これまでの「Bravery」をお持ちの方でも、十分にご満足いただけるかと思います。ぜひお試しください。 【試聴環境】 FIIO M15S 【試聴楽曲】 Orangestar: DAYBREAK FRONTLINE MIMI: What Call This Day? (feat. にんじん)
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こまめ
@e☆イヤホン 秋葉原店
64 AUDIO
Aspire 4 【64A-7365】
¥154800 税込
中低域にフォーカスされたイヤモニをお探しの方へ
64Audioより発表されたエントリー帯モニターイヤホン「Aspire 4」の紹介です。 筐体は樹脂製でかなり軽く作られています。今までの64Audioのユニバーサル製品と比較すると、筐体素材は金属製でしたので、動いた際などに重さで外れそうになった方も、今作は重量を気にすることなくお使いいただけるかと思います。また、形状がやや丸く整形されていて、より装着時のフィット感が向上したと感じました。 次に細かい部分ですが、ノズル部分にイヤーピース用の引っ掛かりが今作は付いているのが好印象でした。今までの機種は引っ掛かりが無く、イヤーピースがすぐに外れてしまう構造でしたので、イヤーピースも多少は紛失しにくくなるかと思います。最後に、今作は2pinではなく、防水・防塵規格にも対応しているIPXコネクタが採用されており、より幅広い場面での使用でも安心してお使いいただけます。 サウンド面ですが、高精度スタジオモニターと輪郭をしっかりと感じるモニターの中間を目指したイヤホンとのことで、実際に聴いてみると最初に樹脂筐体の柔らかさ・一体感を感じました。適度にまとまりがありつつも各帯域が自然に分離されているので、違和感もなくスッと音が流れてくる印象でした。レスポンスも良く、音が残響することもなく引いていくので、変に音が混ざってしまうようなこともありませんでした。 次に、しっかりと量感のある低域が特徴的だと感じました。ダイナミックドライバーらしいベースやドラムがしっかりと感じられる量感で、自然と追いやすい印象です。次に感じたのは程よい中域です。スッキリと澄んで聴こえる中域は各帯域としっかり分離されて鳴っています。他の帯域と比べてやや近めに感じました。高域に関しては繊細な表現で、存在感はそこまで強くは感じませんでしたが、量感はしっかりと感じ取れました。聴き疲れしにくいような音作りのため、長時間も難なくお使いいただけるかと思います。 同メーカー・同価格帯だと「A4s」が挙げられますが、筐体素材やtia Highドライバーの有無により差別化がしっかりとされています。程よい音場の広さ・低域の膨らみや低域に負けない力強い高域、Apex Moduleによる調整機構が欲しい場合は「A4s」、自然な音場の広さ・中低域にフォーカスされた音を探している方は「Aspire 4」を試してみると良いと思います。 機能・音共に万能で、幅広い方に使用できるモニターイヤホンと感じました。ぜひ一度お試しください。 【試聴環境】 FIIO M15S 【試聴楽曲】 Orangestar:「DAYBREAK FRONTLINE」 MIMI:「What Call This Day? (feat. にんじん)」
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こまめ
@e☆イヤホン 秋葉原店
Panther Audio
AURA DX4
¥105000 税込
優しい系音の万能カスタムをお探しの方へ
Panther Audioミドル帯 AURA DX4です。 全体的に優しく柔らかさのある音が特徴です。各帯域が最低限の量感で聴き疲れしにくい印象です。長時間使用も問題ないかと思います。柔らかく芯のある低域は存在感がありますが、ぼやけるような印象もなく、他の帯域と自然に分離されているため、邪魔をすることなく丁寧に鳴っています。中域・高域も優しく自然な表現でシンプルな音作りです。強調され過ぎることがなく、扱いやすい音ですので刺さるような印象もありませんでした。 空間表現や分離感も程よく、帯域バランスもフラットで幅広いジャンルにお使いいただける機種と感じました。リスニングとしてもモニターとしても場面を選ばずに使用することができる兼用機をお探しの方にもおすすめです。ぜひ一度お試しください。 【試聴環境】 FIIO M15S 【試聴楽曲】 Orangestar:「DAYBREAK FRONTLINE」 MIMI:「What Call This Day? (feat. にんじん)」
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こまめ
@e☆イヤホン 秋葉原店
須山補聴器
MH335DW EX
¥237600 税込
さらに高みを目指したDW
FitEarのMH335シリーズ4作目、「MH335DW EX」です。 一聴して感じたのは高域の量感増加です。「335ht」の際も「MH335DW」をベースに高域レンジの拡大がありましたが、「335ht」は真っ直ぐ突き刺すような伸びのある高域の印象でした。今回の「MH335DW EX」は振動・広がり・生感を感じさせるような表現となっており、それぞれ印象が違うので好みに合わせて選びやすいと感じました。 中域は高域レンジが拡大されたことにより、1歩後ろへ引いてしまったような印象ですが、元々FitEar自体がボーカルを感じやすい印象があるため、そこまで気にする必要もないかと思います。 また、低域表現も改良されています。量感の変化は感じられませんでしたが、より洗練され、輪郭がはっきりと鮮明になりました。まとまりの良さも向上している印象で、籠ることなく聴くことができます。 「MH335DW」からのアップグレードサービスもメーカーのページより可能となっております。高域表現が向上した「EX」へステップアップも可能ですので、既に「MH335DW」をお持ちの方もお試しする価値があると思います! 「MH335DW」が好みであるが高域が物足りない...や現代の楽曲に合わせたい…!といった方にはぴったり合いそうな機種となっております。店頭で試聴可能ですので、ぜひお試しください! 【試聴環境】 FIIO M15S 【試聴楽曲】 Orangestar:「DAYBREAK FRONTLINE」 MIMI:「What Call This Day?(feat.にんじん)」