スタッフレビュー詳細
堅実さとクオリティの両立
ミドルクラスの定番「翔鶴・瑞鳳」に8芯モデルが誕生しました。黒い極太のケーブルは見た目を裏切らないクオリティの音を提供します。
かなり太めで扱いにくいと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、ご安心ください。被膜はやわらかく、撚り方もしっかりしているので弾力はありますが取り回しは問題ありません。
音は4芯と比べると、情報量が増えて空間の広がりや音のつややかさを如実に感じられます。また、音の輪郭が太くなり、迫力はありつつも潰れることなくしっかりとした粒立ちを体感できます。
空間の広がりなどをしっかりと感じられるため、ライブ音源やホールの音源などに合わせてみるのも面白いと思います。
ミドルクラスの定番をさらにブラッシュアップしたNOBUNAGA Labsの最新作「翔鶴 颯・瑞鳳 颯」を是非ご試聴ください。
※MMCX、2pinの2バージョンがあります。
再生環境:SE200(ESS側)→瑞鳳 颯→Campfire Comet
試聴楽曲:official髭男dism「pretender」
花譜「トウキョウ・シャンディ・ランデヴ」
ずっと真夜中でいいのに。「綺羅キラー(feat. Mori Caliope)」
量感イメージ
このスタッフの他のレビュー
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アラチャン
@e☆イヤホン 秋葉原店
Kiwi Ears
Quintet
¥32780 税込
ニュートラルな多ドラ
ハリのある低域と艶感と軽やかさを両立する高域で音楽を楽しめるミドル帯イヤホン「Quintet」です。 メタリックシルバーのフェイスプレートに、ブラックのシェルは落ち着いた配色で使いやすいデザインです。シェルの形状も適切に成形されており快適な装着感です。耳の小さな方でもイヤーピースを変えれば入れやすいかと思います。 音は解像度が高く、過度な味付けがないニュートラルに近いサウンドです。ベースやギターは適度な弾力があり聴きごたえがあり、中高域はスッと粒立ちもありつつ伸びる万能機です。ゆったりとした曲やテンポの速い曲でもしっかりと鳴らし、音楽のうま味を逃しません。 ニュートラルにクセのないサウンドでジャンルを選ばない「Quintet」は1本持っておいて損はなさそうです。様々なジャンルを聴く方や、すっきりノリよく音楽を聴きたい方にオススメのイヤホンです。 再生環境:iPhone13Pro→Ifi-audio Neo iDSD BL→Quintet 試聴楽曲:サカナクション「さよならはエモーション」 Mili「world.execute(me);」 Steve Aoki, Daddy Yankee, Play-N-Skillz & Elvis Crespo 「Azukita」
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アラチャン
@e☆イヤホン 秋葉原店
SHANLING
EH2
Silver
¥63360 税込
省スペース•ハイパワーの優等生
省スペース・ハイパワーで密度の高いサウンドを楽しめる「EH2」。 非常にコンパクトで、机の上に置いてもスペースを取らないのが魅力です。 このサイズ感は選択の理由の一つになるのではないでしょうか。 サウンドについてですが、6.3mmで試聴した際は距離感が近く、密度と重みを感じました。 特にボーカルが前に出ており、息遣いまで感じられそうなほどの臨場感があります。 艶やかさも併せ持つ中域は、聴いていて楽しい印象です。 また、低域は滑らかで量感があり、グルーヴ感も十分。しっかりと音楽の土台を支えてくれます。 一方、4.4mmのバランス接続で試聴すると、ヘッドホンの特性を活かした透明感のあるサウンドに変化します。 空間の広がりが増し、中高域の伸びやかさが加わることで、非常にバランスの取れた音になりました。 また、「TREBLE(中高域)」「BASS(低域)」を調整できるノブが搭載されており、好みに合わせた音作りが可能です。 さらに、OS(オーバーサンプリング)/NOSモードの切り替えにも対応しており、解像度を向上させることもできます。 ソフトウェア不要で幅広く調整できるのは、うれしいポイントですね。 省スペース・ハイパワーで、中音域にフォーカスした密度のあるサウンドが特徴的な「EH2」。 「最初から使える据え置きアンプが欲しい」「ボーカル中心に音楽を楽しみたい……」そんな方におすすめです。 ぜひ、ご試聴ください。 試聴環境 Galaxy S24 Ultra → SHANLING EH2 → ATH-ADX3000 試聴楽曲 yama / Slash 米津玄師 & 初音ミク / 砂の惑星(+初音ミク) Reol / 綺羅綺羅
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アラチャン
@e☆イヤホン 秋葉原店
NOBUNAGA Labs
ひじり (Hijiri) OFC銀メッキ線3.5mm-MMCX 【NLE-HJR】
¥5980 税込
エントリー銀メッキ線
柔らかい中高音域と程よいボーカルの距離感を作り出すNOBUNAGA Labs (ノブナガラボ)のエントリーケーブル「ひじり (Hijiri)」です。 このケーブルは素材として銀メッキされた銅線を使っている、4芯のケーブルです。あまり太くないケーブルでビニールの被膜に硬さはなく、取り回しの良さが特徴です。 音に関しては中高音域が柔らかく伸び、ボーカルの距離が少し遠くなったように感じました。試聴に使った音源は「ITO KANAKO『スカイクラッドの観測者』」です。中高音域が変化するので女性ボーカルが丸くなり、聴き取りやすくなりました。エレキギターなどの表現も滑らかになり、全体的なバランスが良いので、扱いやすい1本ではないでしょうか。 線の素材が同じで、プラグが4.4mm5極バランスの「かぐら (Kagura)」もあるので、様々な楽曲を聴く方や、初めてのリケーブルにオススメです。 再生環境:iPhone13Pro→SE215 試聴楽曲:ITO KANAKO「スカイクラッドの観測者」 ずっと真夜中でいいのに。「ミラーチューン」 鏡音リン「炉心融解」
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アラチャン
@e☆イヤホン 秋葉原店
水月雨 (MOONDROP)
Robin's Earphones (崩壊:スターレイル) コラボモデル
¥15210 税込
銀河に名を馳せる歌手と綺麗系サウンドの大本命のコラボイヤホン
フラットで透明感・定位感の高いサウンドと、プロ仕様のイヤーモニター型デザイン「Universal IEM」による快適な装着感で「セカイ」に没入できること間違いなしの「Robin's Earphones」。 実際に装着して感じたのは、耳への収まりの良さです。シェルがカスタムIEMのような人間工学に基づいた形状で設計されているため、多くの方の耳にしっかりフィットするのではないでしょうか。特に「ヘリックス」と呼ばれる部分まで成形されているため、ホールド感が高く、装着中にズレる心配もほとんどありません。このホールド感によって遮音性も優れており、ノイズキャンセリング機能と組み合わせることで、音楽を最大限に楽しめます。また、医療グレードの樹脂を使用しているため、品質と耐久性にも優れています。 外観は「銀河」を連想させる角度によって変わる星光塗装に、純白と高貴なゴールドをあしらった美しいデザイン。付属のケースにはミラー加工で大きく描かれたロビンのイラストがあり、コレクターズアイテムとしても魅力的です。 実際に試聴してみると、音の色付けは控えめで透明感があり、空間の広さが際立っています。搭載されている10mmダイナミックドライバーと6mm平面駆動ツイーターは、立ち上がりが早くレスポンスに優れ、ゆったりした楽曲からテンポの速い楽曲まで幅広く表現できるポテンシャルを秘めています。 今回試聴した音源は「銀河を独り揺蕩う」。パッケージを飾るロビンの楽曲で、コーデックはAACです。音場には程よい距離感があり、まるで俯瞰して音楽を聴いているかのような印象を受けました。縦にも横にも広がりを感じる空間の中で、ボーカルや高域が伸びやかに再現されています。また、モニターライクな味気なさはなく、艶やかさと煌びやかさが絶妙に調和しており、美しいサウンドが楽しめます。 さらに、普段聴いているSOUL'd OUTの「TOKYO通信〜Urbs Communication〜」でも試聴しました。特徴的なテンポの速いリリックも、このイヤホンの分離感とレスポンスの良さでしっかり描き切られていました。男性ボーカル・女性ボーカルのどちらにも対応できる万能なサウンドは、まさにオールラウンドと言えるでしょう。 また、バッテリーの駆動時間は最大9時間と十分で、急速充電にも対応しています。急に持ち出す場面でも安心です。 高い表現力で細部まで描き出し、楽曲を選ばない万能さ。さらに、キャラクターボイスのガイダンスや、ロビンの衣装をモチーフにした高級感あるデザインを備えた「Robin's Earphones」。コレクターズアイテムとしても、完全ワイヤレスイヤホンとしても非常に完成度が高い一品です。ぜひ一度ご試聴ください。 試聴環境 デバイス:Galaxy S24 Ultra → Robin's Earphones 試聴楽曲:ロビン · HOYO-MiX · Chevy「銀河を独り揺蕩う」 / SOUL'd OUT「TOKYO通信〜Urbs Communication〜」