スタッフレビュー詳細
細かいボリューム調整が可能なスティック型アンプ
「SHANLING UA3」は全体の音の印象を変えずに1つ1つの音をシャープに整えてくれるスティック型DAC搭載アンプです。
本体前面に配置されている3つのボタンにより、「スマートフォンと連動したボリューム」と「UA3内部のボリューム」の2種のボリュームの調整が行えます。
UA3内部のボリュームの調整がかなり細かく、ほんの少しだけボリュームの上げ下げをしたいという要望にも答えてくれるように感じました。
音に関しては、全体的に味付けは薄めに感じました。イヤホンの音のバランスを崩さない印象でありつつも、「音がグレードアップしている」という感覚はしっかりと感じられるサウンドでした。
全体的に音の輪郭がハッキリとして、1枚ベールを剥いだような明瞭さを感じました。
1点だけ注意点としては、iOS機器に採用されているLightning端子とUA3を接続するためのケーブルが付属していません。
今回のレビューでは、「FiiO LT-LT1」を使用してiPhone 11と接続することが出来ました。
※端末やOS Ver.の違いにより動作しない可能性があるため、購入前に動作確認を行うことをオススメいたします。
「UA3」は縁の下の力持ちとして、今お使いのイヤホンやヘッドホンを支えてくれる存在です。
是非お試しください!
試聴環境
iPhone 11→FiiO LT-LT1→SHANLING UA3
試聴楽曲
赤い公園 - pray
吉田凜音 - ASUNAROU
量感イメージ
この商品に対する
他のスタッフのレビュー
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せめちゃん
@e☆イヤホン
SHANLING
UA3
¥15620 税込
スマートフォンの音質底上げに!
AKM社製のDACチップを搭載したSHANLING UA3。 全体のバランスを変えずに音がクリアになるような印象を受けました。イヤホンの音色をそのままに、繊細な表現が出来るようになり、ワンランク上の音質になるイメージです。 音像がより鮮明になり、サウンドステージも横の範囲が若干広くなったように感じました。それでいて音がばらつくような感じも無く、程よい分離感になっていると思います。 そして大きな特徴として、UA3には前モデルのUA2にはなかった物理ボタンがあり、スマートフォンとは別に100段階の細かい音量調節ができる点も魅力的です。 UA3側の音量を上げていくと、アタック感が少し強くなり、曲中での抑揚がハッキリと感じられるようになります。特に低音域は空間的な音よりも、キレのいい音が得意なように感じました。 逆にスマートフォン側の音量を上げて、UA3の音量を控えめにすると、そのままの音色で音がクリアになるので、音をあまり変えたくないという方は、スマートフォン側を上げて調節するといいかもしれません。 音に関して目立つ部分を強調して例にあげましたが、強い癖などは無く、素直に音質を一段階底上げしてくれているような感じです。なので様々なジャンルの音楽でも偏りなく、楽しくイヤホンを鳴らしてくれます。 イヤホン変換ケーブルから鑑賞環境を変えてみたい方や、あまり音の傾向を変えずに音質を上げたい方、音楽プレーヤーは高くて手が出せないという方に、一度は試してほしいスティック型DACです。 試聴環境: Galaxy note10+→SHANLING UA3→JH Audio Roxanne Performance Series 試聴楽曲: Reol / 第六感 Polyphia / ABC 等
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ハラちゃん
@e☆イヤホン 秋葉原店
SHANLING
UA3
¥15620 税込
AKDAC搭載の便利なポタアン!
Shanlingから新しいUSB DAC「UA3」が登場しました。前モデルのUA2と比べ、筐体が一回り大きくなっていて、ボリュームや再生停止などの物理ボタンが追加されています。 嬉しいポイントとして、真ん中の四角いボタンを2秒以上押す事で接続しているデバイスと独立したUA2自体の音量調整ができるので、細かい音量調整が可能です。 【見た目】 黒いアルミボディでクールな印象です。重さは20g前後で重さは全く感じません。持ち運びにも便利。 【サウンド】 UA2と違いAKDACを採用しているからか、比較的まっすぐ伸びる素直なサウンドです。全体的にややタイト目にまとまっており、特にどの帯域が前に出る、というような音ではなくバランスの良い自然なサウンドです。 UA2が繊細な響きをそのまま忠実に鳴らしているのに対し、余韻や響きをしっかり捉えて分かりやすくクリアに鳴らしている印象。 見通しの良い、痒い所に手が届くような音作り。好きです。 そして、UA3は4.4mm出力端子を搭載しています。嬉しい。4.4mmに接続すると、よりワイドレンジになって音全体の迫力と分離感が増します。まっすぐなサウンドにもっと厚みや解像度が欲しい時に、是非お試しいただきたいです。 見通しの良いクリアなサウンドがお好きな方に、是非お試しいただきたいUSB DACです。 4.4バランスデビューにも是非。 試聴環境:iPhoneSE2 試聴楽曲:スピッツ/夏の魔物 等
このスタッフの他のレビュー
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わか
@e☆イヤホン
HiByMusic
R3 II
Black
¥32000 税込
程よい小ささのポータブルオーディオプレイヤー
HiByMusic「R3 II」は、持ち運びに最適なポータブルオーディオプレイヤー(DAP)です。 【ポイント】 ・手の中に収まるサイズで4.4mmバランス接続対応 ・スマートフォンだけでは味わえない力強いサウンド 【手に持った印象】 レビューしている2023年10月時点で販売している同社の小型DAP「R2 II」と比較すると横幅がやや細く、縦が長くなっています。個人的には、横幅が細い本商品の方が手で持った際に握りやすく、使いやすいと感じました。 【操作感】 スワイプやタップといったひと通りの操作を行いましたがサクサクと動作し、挙動に関して重さや追従の悪さを感じませんでした。また、側面にボリュームと3つの物理ボタンが配置されており、物理ボタンが「1+2」の2つに分かれているため、ポケットやカバンから本体を取り出さずに指の感覚だけで操作しやすいように設計されています。 小型DAPは液晶も小型化することでタップの判定がシビアになりがちですが、本商品は液晶が小さすぎず想定通りの動作をしてくれ、ストレスなく操作ができました。 その他、個人的に嬉しく感じたポイントは、画面の回転機能が搭載しているという点です。デフォルトでは本体の下側に充電やイヤホンの端子が配置されていますが、この機能を使用することで上下を逆転させられます。(レビューの画像は画面を180度回転させています) 【音の印象】 スマートフォンに有線イヤホンを直挿しした場合と比較して、力強さを感じられるサウンドです。音の輪郭が明確になり、ワンランク上の音楽体験ができます。 手に馴染む大きさと形状で、毎日持ち運びたいと思えるDAPでした。是非お試しください! 試聴環境 HiByMusic R3 II→SHURE SE315 試聴楽曲 三月のパンタシア - 逆さまのLady 三月のパンタシア - 恋はキライだ
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わか
@e☆イヤホン
FIIO
KA17
Blue
¥25343 税込
中低音の聴きごたえが増すスティック型DAC
【ポイント】 ・土台のしっかりとしたパワフルなサウンド ・給電用端子を搭載。パワーが必要なヘッドホンも駆動できる 【音の印象】※バスパワー駆動でレビューを行っています。 ボーカルのやや下あたりの帯域から低音域にかけての力強さを感じるサウンドが特徴的でした。音楽の土台となる部分がしっかりと表現されており、定位感も優れています。音場は広く感じる一方で、低音域やボーカルはやや近めに配置されています。 【機能面】 iPhone14 Proに接続した際には、スマートフォン本体のボリュームがmaxで固定され、KA17でのみボリューム調節が可能でした。120段階で調節でき、かなり細かな調整が利きます。 また、給電用のUSB Type-C端子が搭載されており、自宅で駆動力が必要なヘッドホンを使用する際にも積極的に使用していける点も高ポイントです。 ひとつだけ注意点として、本商品にはiPhone14以前のLightning端子採用モデルに接続するためのケーブルが付属していません。Lightning to USB-Cケーブルをお持ちでない方は別途購入が必要です。 【まとめ】 ゲーム機で使用可能なUAC1.0もサポートしており、日常の様々な場面の音を良くしてくれるスティック型DACです。是非お試しください! 【試聴環境】 iPhone 14 Pro→FIIO KA17(FIIO LT-LT1にて接続)→SHURE SE315(4.4mm接続) 【試聴楽曲】 赤い公園 - pray (G)I-DLE - MY BAG
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わか
@e☆イヤホン
beyerdynamic
Xelento 2nd generation
Remote
¥217800 税込
有線でも無線でも”エクセレント”な体験を
beyerdynamic「Xelento remote 2nd generation / Xelento Wireless 2nd generation」は、重心の低いサウンドを存分に楽しめるイヤホンです。 【オススメポイント】 ・厚みがあり、ふくよかな低音を楽しめるイヤホン ・有線接続時に引けを取らない迫力のサウンドを楽しめるワイヤレスケーブル(Xelento Wirelessにのみ付属) まずは見た目から。形状は旧モデルと似ています。旧モデルでは銀色の筐体に黒のフェイスプレートが埋め込まれていましたが、第2世代ではフェイスプレート部分も銀色で、Astell&Kernとのコラボモデルである「AK T9iE」に似ている印象です。 ノズル部分に関しても旧モデルと同様に楕円型を採用しています。付属のシリコンイヤーピースが7サイズ用意されているため、耳に合うイヤーピースがないという状況にはなりにくいと思いますが、別途イヤーピースを購入する際には装着可能か確認が必要です。 使用するイヤーピースに関しては、やや大きめをお試しいただくことをオススメします。小さめのイヤーピースを使用した際には、Xelento remoteの特徴的な低音域が抜けてしまう印象でした。e☆イヤホン店頭での試聴の際にはスタッフにお声がけいただければ、イヤーピースのサイズ変更も可能です。 試聴は、まず有線接続から行いました。全体的な音のイメージは中低音域以下の量感をハッキリと感じる重めなサウンドだと感じました。厚みがあり、ふくよかな低音を楽しめます。ボーカル域に関しては、やや近めで息遣いまでしっかりと聴かせてくれます。高音域はやや控えめな印象で、ボーカルのサ行や高音域の刺さりは感じませんでした。 ワイヤレスケーブルに変更すると有線接続時と比較して、やや低音域の量感が減り、それに伴い高音域の量感が増えたように感じますが、全体的な音の印象は有線接続時とさほど変わりませんでした。 「エンハンスメントモード」を使用することで、有線接続時とワイヤレス接続時の音質面での差はさらに縮まります。エンハンスメントモードOFF時と比較すると、ON時は低音の質や量感がかなり有線接続時に近づく印象です。ボタン1つでON/OFFの切り替えが可能ですので、是非聴き比べしてみてください。 「サウンドパーソナライゼーション機能」に対応している点は、ワイヤレスケーブル時のみの有線接続時にはないメリットと言えます。同社の完全ワイヤレスイヤホン「Free BYRD」と同様に、専用アプリで健康診断の際に行うような高音域の聴覚テストを行うことで、音のバランスを自動的に調整してくれます。 なお、先に「Free BYRD」で測定したプロファイルをそのまま適用してくれたため、今回のレビューでは測定不要でした。 サウンドパーソナライゼーション機能による音の変化もFree BYRDと同様な印象で、見通しが良くなり立体的な広がりをより感じるサウンドに変化しました。 旧モデルユーザーの方はもちろんのこと、今までXelento remoteという名前は聞いたことがあるけど、試聴したことはないという方も是非試してみてください! 試聴環境 【有線接続時】 iPhone 14 Pro→Earstudio ES100→beyerdynamic Xelento remote 2nd generation 【ワイヤレス接続時】 iPhone 14 Pro→beyerdynamic Xelento Wireless 2nd generation 試聴楽曲 4s4ki - BOUNCE DANCE NewJeans - OMG
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わか
@e☆イヤホン
FIIO
K9 Pro ESS 【FIO-K9PROESS-B】
¥142566 税込
1台で何でもできる。美音系全部載せ据置DACアンプ
「FiiO K9 Pro ESS」は繊細かつパワフルな音が特徴のFiiOのフラグシップモデルです。 低音域から高音域まで、全ての帯域で1つ1つの音を明確に聴き分けられるほどの音の正確さに驚きました。低音域に関しては、しっかりと出ているもののタイトに引き締まった音で、まるで1つ1つのピースがハマっていくかのような正確さを感じました。 中音域に関しては、まさに原音を忠実に再現しているという印象でした。ボーカルが近めに配置されている音源の、ボーカリストの細かな息遣いや空気の震えまで再現されており、とても生々しさを感じました。 高音域に関しても正確無比な印象は変わらず、とても小さい音まで再現しており、「聞こえなかった音が聞こえる」という体験を久しぶりに味わいました。 全体を通しては、少し広めの音場で、低音域のパワフルさをしっかりと感じつつも、スッキリとした高音域とのマッチが絶妙なバランスのアンプでした。 機能面に関しては、豊富な入出力が魅力的です。デジタル、アナログの入出力に加えてBluetoothの受信が可能です。 個人的な機能面の「推しポイント」は横置きにした際に本体右側手前に1つだけあるUSB-C端子です。 据置として、パソコンなどと接続している状態のまま、スマートフォンを簡単に接続できるのは、現代の生活に非常にマッチしていると思います。 注意点があるとすれば、ヘッドホン出力に、3.5mmアンバランス接続が存在していないという点ですが、付属品に変換アダプターが同梱されているため、別途の購入は不要です。 今回のレビューではBluetooth機能は使用しませんでしたが、現在の主要コーデックを網羅しており、「無線で高音質」体験ももちろん可能です。 高機能高音質なアンプにも関わらず、かなりコンパクトに収まっているため、机の隅に置いて使用するスタイルにピッタリだと思います! 是非ご試聴ください! 試聴環境 iPhone 11(Lightning - USBカメラアダプタ使用)→ FiiO K9 Pro ESS→AAW ASH(カスタムIEM)