100mm サブナノメートル振動板

啓明星-VENUS（ケイメイ ヴィーナス）は、直径 100mm で厚さわずか 2μm の振動板を採用し、振動板のプリント回路には厚さ 1μm の純銀を使用しています。より大きい振動面積によりダイナミクスを高め、軽く薄い振動板はより豊富なディテールをもたらし、純銀プリント回路を採用することにより低い熱損失を実現しています。振動板の振動領域全体にプリント回路を配置し、他の配線は振動板固定部品の下に隠しているため、振動板全体がより均一に、理想的なアンペールの力で振動し、通常の平面磁界型ヘッドホンに比べて分割振動による歪みをさらに低減しています。

N52 グリッドマグネットアレイ

18＋18、合計 36 個の高残留磁束密度 N52 ネオジムマグネットによって構成されたマグネットアレイを搭載しています。FEA 有限要素法シミュレーションにより最適化され、振動板と平行した均一な磁場分布を実現し、振動板の分割振動や非線形振動を更に減らすことができます。

全アルミニウム合金 CNC

ドライバー・ハウジング一体型構造（特許取得済み）を採用し、限られた容積により大きいサイズの振動板を搭載し、36 個の大型マグネットによって構成されたグリッドマグネットアレイの剛性を確保しながら、全体の重量をできる限り減らしました。メンテナンスも容易で、振動板の交換やアップグレードの可能性も確保しています。

位相干渉低減の工夫

「啓明星-VENUS」は特別に複合式高周波導波構造を採用し、グリッドマグネットアレイが高周波音波の伝達に与える位相干渉をできる限り減らし、磁気回路の体積や能率への悪影響を回避しています。

究極の性能指標

HRTF（頭部伝達関数）と一致性の高い周波数特性曲線、0.05%以下の非線形歪みを実現しています。音圧が大きい場合でも、同類製品と比べて圧倒的に少ない歪みを実現しています。