スタッフレビュー詳細
マルチパーパスコンパクトDAP
Astell&Kernから待望のミドルハイクラスDAPの登場です。
まず目を引くのはやはり斜めに配置されたディスプレイです。SRシリーズのアイデンティティのこの配置は、右手でホールドした時に視認しやすいように作られています。実際に持ってみると視認性が高いと感じました。
UI/UXについては、フラッグシップラインで採用されたものに一新されています。CDのアルバムアートが表示され、そこから各曲にアクセスできるスタイルです。もちろん今までのリスト表示やタイル表示などにもできるため、使いやすいです。また、動作もサクサク動きます。SDカードに音源を落として使う方には最適な選択肢かもしれません。
音についてはクアッドチップのおかげか、パワフルなサウンドです。もちろん押し出しが強くなっただけではなく、従来の中高音域、特にボーカルの艶感などはしっかりと継承されています。
「KANNMAX」に近い音作りですが、もう少し中高音域の伸びがあるように感じます。デュアルチップモードにすると押し出しの強さは控えめになり、丁寧な“AKらしい音”になります。好みや気分によって使い分けができ、様々な楽しみ方が想像できました。また駆動力も十分なので、イヤホンやヘッドホンとの組み合わせも幅広いです。
近年大型化する傾向にあるミドルハイクラスに彗星のごとく登場した、コンパクトでパワフルな「SR35」、ぜひご試聴ください。
再生環境:SR35→ES60(3.5mm接続)
試聴楽曲:official髭男dism「pretender」
花譜「トウキョウ・シャンディ・ランデヴ」
ずっと真夜中でいいのに。「綺羅キラー(feat. Mori Caliope)」
量感イメージ
この商品に対する
他のスタッフのレビュー
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しょうちゃん
@e☆イヤホン
Astell&Kern
A&norma SR35 【IRV-AK-SR35】
¥116980 税込
利便性と高音質がギュッと凝縮
・取り回しの良いサイズ感と普段使いしやすい軽量さ ・透き通るように綺麗なサウンド ・重心が低めでありながらもバランスが良い 上記の中に気になるものがあった方にオススメの製品、それがAstell&Kern「SR35」です! Astell&KernのSRシリーズといえば「斜めに配置されているディスプレイ」が真っ先に思い浮かぶほど特徴的なデザインや、手に馴染んで持ちやすい筐体の形状は前作と比較して大きな違いは感じません。 手に取ると改めてわかるそのコンパクトさと、重厚感のある外観からは想像がつかないほどの軽さによって、普段使いに最適な印象です。どこへ行くにも持ち運びの負担が少ないため、通勤通学やちょっとしたお出かけの際など、様々な使い方が想像できます。 音質に関しては透き通るように綺麗で、真っ直ぐに伸びていくサウンドが印象的でした。全体の重心は若干低めでありながらも偏っている印象はなく、バランスよく器用に表現していると感じました。 低域のかなり下の音から高域まで解像度が高く、ハッキリと描き出せる高い表現力を備えています。特にボーカルや高域の表現が印象的で、優しく包み込むような感覚と透明感のある心地良い音が相まって、鳥肌が立つような臨場感が味わえました。 音場は遠くまで広がるような感じではなく、自分の周りを駆け巡っているかのように広がる印象です。 上記のサウンド傾向から、女性ボーカルの楽曲やジャズ、アコースティックやライブ音源などと相性が抜群だと思います。 画面も音もデザインも綺麗。さらに高い利便性を備えた、普段使いに最適なDAPの新たな定番になり得る商品です。ぜひ一度お試しください! 【試聴楽曲】 HYDE / HONEY 星街すいせい/ Stellar Stellar
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Hulk
@e☆イヤホン 名古屋大須店
Astell&Kern
A&norma SR35 【IRV-AK-SR35】
¥116980 税込
据え置かれた緻密で究極のDAP
Astell&KernのHi-Fiオーディオ製品へのこだわりを凝縮しつつも“スタンダードライン”という位置付けを確立し続けてきた「A&normaシリーズ」。「SR15」から始まり、「SR25」「SR25 MKII」と続き、いよいよ第三世代目の「SR35」が登場しました。 Astell&KernはSRシリーズ全てにおいて、特徴的な斜めに配置された画面や段階式ボリュームホイールのレイアウトなど、ハードウェアに関しては大きな変更を加えずに”据え置く”選択肢を取っています。 ディスプレイの解像度はSR15からSR25へと進んだ際に大幅に良くなりました。SR35はSR25と同様のHD画質で据え置かれています。また、CPUに関してはSR15からずっとQuad-coreを搭載しており、Octa-coreを搭載しFHDディスプレイを搭載したSP3000に比べてサブスクリプション系アプリでの音楽再生や「V-Link」を用いたYouTubeの動画視聴時の動作や使いやすさはどうしても敵わないところがあります。 一方で音に関しては常に唯一無二で同世代のプレイヤーの追随を許さない、そんな確固たるこだわりを感じられる性能で我々ユーザーを虜にし続けてきました。 SR35もそのDNAはしっかりと引き継いでおり、DACチップには「CS43198」を採用。SR25 MKIIまでは2基搭載されていたDACチップを種類はそのままに、4基搭載することで圧倒的な音の進化を遂げています。 「声DAP」と呼ばれたこれまでのSRシリーズに比べると、ボーカル帯域の音の主張は大人しくなりました。ただ中高音域が弱くなったわけではなく、中低音域が濃厚で輪郭のハッキリとした音作りになり、そのおかげで相対的なバランスが整ったように感じました。 DACチップを贅沢に4基フル稼働される「Quad DACモード」だと濃厚で緻密、音楽を芯の髄まで聴き込ませるような高カロリーサウンドを、2基のチップで稼働する「Dual DACモード」だと音自体はあっさり控えめながらも、新開発のアンプが奏でる迫力と繊細さが同居した表現力豊かなサウンドをたっぷりと身体に流し込めます。 あえて”据え置く”ことで完熟したプレイヤーを作り出したAstell&Kern、素直に脱帽しました。SR35というプレイヤーが秘めた究極の蜜を是非お試しください! 試聴音源 ・【歌ってみた】きゅうくらりん / いよわ feat.可不 【椎名唯華 / にじさんじ】(V-Linkを用いて試聴) ・PSYCHO / Hakos Baelz
このスタッフの他のレビュー
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アラチャン
@e☆イヤホン 秋葉原店
qdc
Live 5SL 【QDC-LIVE-5SL】
¥110000 税込
鋭い立ち上がりのステージモニター
より分析的で鋭い立ち上がりの低音を求める方へのモニターイヤホン「Live 5SL」です。 Liveシリーズの上位機種「8SL」と異なる点はまず、フェイスプレートです。左右別色のフェイスプレートは同じですが、L側が水晶を彷彿とさせるような非常に透明度の高いシェルとなっています。 もちろん音も異なります。「8SL」は情報量の多さを持ちつつも、くどさを感じさせない低音域を軸とした音作りが特徴的でした。それに対して「5SL」は全体的にスッキリ整いつつも、鋭い立ち上がりをした低音です。「5SL」の方がよりモニターライクではないでしょうか。 ドライバー数も大切ですが、その違い以上にチューニングの重要さが垣間見える「Live 5SL」を是非ご試聴ください。 再生環境:SP1000M→Live 5SL 試聴楽曲:KOTOKO Aiobahn「INTERNET YAMERO」 花譜「トウキョウ・シャンディ・ランデヴ」 ずっと真夜中でいいのに。「綺羅キラー(feat. Mori Caliope)」
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アラチャン
@e☆イヤホン 秋葉原店
NUARL
Sound:A JAPAN Tuning Edition
¥19800 税込
重低音重視の日本モデル
低域のハリ感・量感、空間の広さを重視した「Sound Japan Tuning」モデルです。 一聴した瞬間にベースラインの唸り方が特徴的だと感じました。まるで生音のような滑らかさと重心の低いサウンドで、楽曲の下支えをしっかりしています。ボーカルも柔らかくつややかで、少し距離感はありますが聴きやすく、一歩引いた位置から鳴らすので分かりやすいです。高域も伸びやかで、天井のないような綺麗な伸び方をします。全体的に女性ボーカル向きな印象を受けます。実際に結束バンド「星座になれたら」で試聴しましたが、ピッタリだと感じました。 筐体は同じくNUARL「OverTure」と同じ形を採用しており、二回りほど縮小しているようです。全てが金属だったOverTureとは違い、内側は樹脂で成形されているので軽くて良い装着感です。長時間の試聴でも問題ないのではないでしょうか。 女性ボーカル物や低域の滑らかさを求める方にオススメです。ぜひご試聴ください。 試聴環境:AK100MKII→Sound Japan Tuning Edition 試聴楽曲:日向電工「ブリキノダンス」 ネイサン・エヴァンズ「WellerMan」 スティーヴ・アオキ「Azukita」
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アラチャン
@e☆イヤホン 秋葉原店
FIIO
M15s 【FIO-M15S-B】
¥176000 税込
マルチでパワフルな上位機
小さいボディに圧倒的パワーと、多彩な出力で様々な用途に使える「Fiio M15S」です。 音質としては上位機種譲りの解像度の高さと前に出てくる締まったクリアな低音、空間の広さが特徴です。 今回もいつもの2曲で試聴しました。「トウキョウ・シャンディ・ランデヴ」ではハリのあるバスドラムに透き通ったボーカルが乗り、パッケージとしての完成度の高さが感じられました。 ナチュラルめに表現する上位のM17と違って全体的に元気なサウンドです。 「Pretender」では弾むようなピアノの音色と、つややかなベースラインが合わさりやはりこちらも全体的なまとまりがあって楽しく聴きやすいと感じました。 またハードコアやロックなどテンポの速い曲でも持ち前のパワーを生かして小気味よく聴けます。 ステップアップ先に最適なマルチに使えるDAPではないでしょうか。元気なサウンド、ノリよく様々なジャンルの曲を聴きたい方にお勧めです。ぜひお試しください。 再生環境:M15S→SE215 試聴楽曲:Ado「踊」 Official髭男dism「Pretender」 花譜「トウキョウ・シャンディ・ランデヴ feat. 花譜, ツミキ」
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アラチャン
@e☆イヤホン 秋葉原店
TAGO STUDIO TAKASAKI
T3-02
¥37400 税込
ナチュラルモニターの定番
ナチュラル系モニターイヤホンの定番「T3-02」です。定評のあるTAGO STUDIOのモニターヘッドホンである「T3-01」と同じく木のハウジングが採用されています。 T3-02には、BOX-IN-BOX構造という一般的なプロユースのレコーディングスタジオに用いられている建築構造の方式を採用しており、高い遮音性が特徴です。イヤーピースはSpinFitのシリコンイヤーチップが付属しており、装着感が良好です。 音はナチュラルで、音源に対して忠実に出してくれるように感じました。定位や空気感がしっかりしておりさすがのクオリティです。また、残響感や距離感も自然です。 ナチュラルなサウンドなので聴き疲れしにくく、長時間のリスニングにも使用できます。まさに万能という言葉がふさわしいです。 コネクタが独自規格ではありますが、純正のバランスケーブルも別売りであり、e☆イヤホン・ラボのobsidianやIoliteなども使えるのでケーブルも選べます。 ナチュラル系モニターサウンドの定番であり、優しい柔らかい音でリスニングにも使える万能派「T3-02」を是非ご試聴ください。 再生環境:SE200(ESS側)→T3-02 試聴楽曲:official髭男dism「pretender」 花譜「トウキョウ・シャンディ・ランデヴ」 ずっと真夜中でいいのに。「綺羅キラー(feat. Mori Caliope)」