スタッフレビュー詳細
たくさんのこだわりの詰まった白い(Blanc)イヤホン!
手作業で成型された「ドイツ製の樹脂筐体」や「8芯の銀メッキ銅線」など、細部までこだわり抜かれた「HeartField Blanc(ブラン)」をご紹介します!
【音質】
芯の通った低音から、タイトで響きの少ない中低音〜中音までは楽曲全体の基礎を固め、その上に細かく粒立ちの良い中高音〜高音が控えめに主張しています。全体的にドライかつ解像度が高く、各楽器、特に金物系の音色の再現度は目を見張るものがあります。5BA/3Wayながら、各帯域の繋がりがかなり良く、多ドラ特有の情報量過多な感覚はほとんど感じられませんでした。
【外装】
セミカスタムの樹脂筐体はドイツ製の高品質樹脂を使用しており、かなり軽量かつ収まりの良い大きさなので、装着感が良く遮音性も高いです。白色の樹脂の中には金色のグリッターが入っており、主張しすぎないながらもおしゃれなデザイン性を兼ね備えています。ケーブルは8芯の銀メッキ銅線を使用しており、細めのケーブルながら硬めで断線の心配は少なそうです。
【まとめ】
全体を通して細部までこだわりを感じられる作りで、ドライな音色がお好きな方、粒立ちの良いサウンドがお好きな方に特にオススメです!
【試聴環境・楽曲】
Galaxy S21 / FiiO BTR7(LDAC接続)
結束バンド「光の中へ」
DIALOGUE+「プライベイト」
Earth, Wind & Fire「In the Stone」
量感イメージ
このスタッフの他のレビュー
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しゅーてぃ
@e☆イヤホン 秋葉原店
SENDY AUDIO
Peacock
Gold
¥198000 税込
天然無垢材×平面磁界駆動のラグジュアリーな逸品
【音質】 88mmの大口径プラナーマグネティック(平面磁界駆動)ドライバーから発せられるサウンドは、まろやかで広がりのある低音域と、鋭くキレのある中高音域が特徴的です。 低音域は濃すぎず薄すぎず、絶妙なバランスで優しく広い土台を作り出します。中音域は特にボーカルの母音帯域でクセがなく素直な音色を感じられますが、中高音域以上になるとシャープさが際立つ音作りになっています。歯擦音については、耳に刺さるように感じる方もいるかもしれません。 全体的な音色はウェット傾向で、中高音域以上では特に瑞々しい果物のフレッシュさを感じさせます。空間表現にはやや特徴があり、空間自体はやや狭めですが、前方はやや遠く、左右はかなり間近に感じられるため、定位による距離感の変化が楽しめる印象を受けました。 オーケストラ系のサウンドトラックやEDMなどの楽曲では、その表現力を引き立てるので、特に相性が良いと感じました。 【外装・デザイン】 ハウジングには天然無垢材のゼブラウッドを使用しており、音響特性に優れているだけでなく、同じデザインが一つとして存在しない特性が所有欲を満たしてくれる製品に仕上がっています。 ヘッドバンドやイヤーパッドには柔らかいゴートレザーを採用しており、無垢材のハウジングとの組み合わせで、大きさの割に非常に軽い装着感を実現しています。 ケーブルには8芯の6N OCCリッツ線を使用し、プラグは標準で4.4mmバランスケーブルが付属。さらに、4.4mm to 6.35mmと4.4mm to XLR 4pinの2種類の変換ケーブルが付属しているため、多くの機器でそのまま使用可能です。 【まとめ】 大口径の平面磁界駆動ドライバーが生み出す味わい深い低音と、メリハリのある高音域のハーモニーは、他に類を見ない独特なサウンドです。ぜひお試しください! 【試聴楽曲】 Earth, Wind & Fire「In the Stone」 Evan Call「Knife to the Throat」(TVアニメ『葬送のフリーレン』Original Soundtrack) Penthouse「Stargazer (Re-recorded)」
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しゅーてぃ
@e☆イヤホン 秋葉原店
Noble Audio
KAMA 【NOB-KAMA】
¥21861 税込
ポッドキャストにもライブ鑑賞にも
【音質】 シャキッとした高音域と丸みのある中低音域が特徴的で、周囲の騒音によって聴こえ方が左右されるオープンイヤー型の中でも、特に音楽のノリや勢いを損なうことなく楽しめるイヤホンです。 ギターのカッティングやハイハットのキレの良い中高音域、スネアドラムやタムの反応が良い中低音域が、シティポップやファンクミュージックと非常に相性が良いと感じました。また、周りの音と混ざるオープンイヤー特有の空気感により臨場感も得られるため、ライブ音源を聴く際にも活躍します! 【外装・機能】 他のイヤホンにはない特徴として、タッチセンサーと物理ボタンのどちらでも操作が可能な点が挙げられます。タッチセンサーは装着時の耳後ろ側にある「NOBLE」のロゴ部分に、物理ボタンは耳たぶの後ろ側に来るところに配置されているため、最初は操作に慣れが必要ですが、どちらでも同じ操作ができるので、慣れると便利に使用できます。 また、イヤホン自体の形状は固定されており、スピーカー部分を水平方向に回したり、フック部分を調整することはできないため、装着感が人によって異なる場合もありそうです。専用アプリから操作方法の変更やイコライザーの設定も可能なので、好みに合わせたカスタマイズも楽しめます! 【まとめ】 ながら聴きでも臨場感を楽しみたい方や、タッチ操作とボタン操作の両方を求める方におすすめのイヤホンです。ぜひ一度お試しください! 【試聴楽曲】 Penthouse「Stargazer(Re-recorded)」 Earth, Wind & Fire「In the Stone」 結束バンド「光の中へ」
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しゅーてぃ
@e☆イヤホン 秋葉原店
水月雨 (MOONDROP)
夢回 – Golden Ages 【安野希世乃コラボモデル】【なくなり次第終了!オリジナル缶バッジ・ポストカードプレゼントキャンペーン!】
¥15750 税込
優しく語りかける「声」のためのイヤホン
【音質】 完全に「声」にフォーカスした音作りになっており、全体を通して角が取れた滑らかなサウンドです。安野希世乃さんのどこか儚さを感じる声音にピッタリな、トゲのない優しい音作りがされています。 特にバラードやアコースティック曲との相性は良く、ボーカルが前面に出つつ、楽器が周りの空間を優しく演出する構図です。音数の少ない楽曲では、さらにボーカルの良さが際立つように感じました。 通常モデルの「夢回 – Golden Ages」と比べると、低音と高音が控えめで、まさにボーカルを引き立てるためのチューニングという印象です。アニソンなど、音数の多い楽曲では楽曲のパワーが少し抑えられているように感じました。 【外装・機能】 まず何よりも目を引くのは、安野希世乃さん監修のブルーを基調としたデザインです。元のガジェットチックなデザインとは異なり、手書き調の可愛らしいデザインが施されており、耳だけでなく目でも楽しむことができます。 さらに、ノイズキャンセリングの切り替えなどの操作時には安野希世乃さんの音声ガイダンスが流れ、「いっしょにゲームする?」「音楽聴こうか」など、まるで近くで話しかけられているような体験ができます。 機能面では、低音域の音質低下を防ぐために『フィードバック方式』を採用せず、『フィードフォワード方式』のみでのノイズキャンセリングを採用している点が特筆すべきポイントです。 アクティブノイズキャンセリング(ANC)には、周囲の環境に向けたマイクで集音したノイズを元にキャンセリングを行う『フィードフォワード方式』と耳の内部に向けたマイクで集音したノイズを元にキャンセリングを行う『フィードバック方式』2つの方式があります。 通常、より強力なノイズキャンセリングを実現するためには、2つの方式を組み合わせた『ハイブリッド方式』が採用されることが多いですが、この製品では音質を重視し、『フィードフォワード方式』のみを採用する音質優先の設計となっています。 【まとめ】 ・音質優先の設計 ・安野希世乃さんの声に合わせた専用チューニング ・可愛らしいデザイン どれをとっても他には存在しない特別なイヤホンです! 安野希世乃さんのファンはもちろん、落ち着いた雰囲気の音声作品を聴く方にも特におすすめです! 【試聴楽曲・作品】 ワルキューレ「AXIA~ダイスキでダイキライ~(Live Ver.)」 (「マクロスΔ」ボーカルアルバム「Absolute LIVE!!!!!」Vol.1 LIVE from Walkure Attack!) Earth, Wind & Fire「In the Stone」 初星学園「Campus mode!!」 kotoneiro「おしごとねいろ ~小料理屋編~【CV.安野希世乃】」
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しゅーてぃ
@e☆イヤホン 秋葉原店
Bowers & Wilkins
Pi6
ストーム・グレー
¥40590 税込
オシャレも音質も諦めない!
耳元のファッションとしてオシャレを演出する4色のカラーバリエーション! 同社のワイヤレスヘッドホン「Px7 S2」と同じ「バイオセルロース製ドライバー」を使用し、その大きさは12mmと、ワイヤレスイヤホンの中ではかなり大きくなっています! 【音質】 ハリのある中低音を中心としたサウンドに、シャキッと引き締まった中高音がトッピングされており、落ち着きがありつつもテンションを下げすぎない音作りになっています。特にアコースティックギターの弦を弾く音やタムタムのアタック音が、間近で聴いているかのような再現度で鳴らされているように感じました。 空間表現については、広すぎず狭すぎず、近すぎず遠すぎず、ちょうどよい塩梅といった印象で、ハードロックを鳴らしてもフルオーケストラを鳴らしても物足りなさを感じることはありませんでした。 同社の「Pi8」と比べると、「Pi6」は重心がやや高めで軽やかに全帯域を鳴らす印象で、「Pi8」は重心が低く沈み込むような没入感と全体的により滑らかに鳴らす印象です。 【外装・機能】 前作の「Pi5S2」からイヤホン本体の形状が変化しており、重心が体側に近づいたことと、イヤーフィンが追加されたことでよりフィットしやすく落ちにくくなりました。また、充電ケースの形状も変更されており、厚みはほとんど同じですが、縦横の幅が減っており、手のひらに収まるサイズ感になっています。 対応コーデックについてもSBC、AACはもちろん、aptX Classic、aptX Adaptiveに対応しており、特にaptX Adaptiveは96kHz/24bitのサンプリングレート/ビット深度まで対応しており、妥協がありません。 ノイズキャンセリングや外音取り込みについては、カジュアルに使う分には十分といった具合です。外音取り込みで軽くコミュニケーションを取ったり、ノイズキャンセリングである程度の騒音を軽減することはできますが、実際の耳で聴く音質と同じような外音取り込みが必要な場合や、一切の騒音を遮断して音楽を楽しみたい場合は他のイヤホンを検討した方が良さそうです。 【まとめ】 音質・デザインどちらも妥協のないワイヤレスイヤホンをお求めの方 「Bowers & Wilkinsのヘッドホンがイヤホンになったら……」と夢想した方 オーケストラからEDMまで幅広いジャンルを聴かれる方 に特にオススメです! 【試聴楽曲】 Earth, Wind & Fire「In the Stone」 Perfume「ポリリズム」 Evan Call「Knife to the Throat」(TVアニメ『葬送のフリーレン』Original Soundtrack)