スタッフレビュー詳細
ボーカルに厚みを持たせる上品なリケーブル
ボーカルを手前に寄せたサウンドバランスに変化する点と、音の立体感が増す点が特徴的なリケーブル「MAW BOOTES」をご紹介します。好きなシンガーソングライターの歌の表現力を近くで感じ取りたい方におすすめです!
同ブランドのリケーブル対応IEM 「MA910SR」に合うよう開発されたリケーブル。「MA910SR」に同梱されている初期のケーブルと比較すると、1本の単線だったのが、4本の撚り線に変更されていたり、プラグの持つ部分や留め具などが、金属のようなマットな質感に変化したりと、全体的に上品な質感に変化しています。
音質は、ボーカルが手前に寄ったことと、音の立体感と密度が上がった印象的。特に奥行きの立体感が増していて、それにより音のぶつかり合いが少なくなった感覚があります。
ボーカルを前面に押し出すようなサウンドバランスですが、前述のように音のぶつかり合いが少ない点から、ドラムやベース、ギターなど、いわゆる低域・高域もしっかりと存在感があり、全体的に綺麗にまとまったサウンドのように感じました。
「MA910SR」を持っている方はもちろんのこと、J-POPやロックなど歌唱力をおしだしている曲が好きな方にもおすすめです。
量感イメージ
このスタッフの他のレビュー
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なおティー
@e☆イヤホン
AUDEZE
Maxwell for PlayStation
¥55000 税込
AUDEZE名物の超音質でゲーミングヘッドセットとな⁉
圧倒する音質の高さと分離感で敵の位置を丸裸にするヘッドセットがあります。AUDEZE「Maxwell」っていうんですけど。 全体的にほのかに緑の発色がある黒いアルミニウム筐体で構成されており、重厚感のあるルックスです。他のゲーミングヘッドセットによく備わっている発光演出やスタイリッシュな凹凸デザイン等も全くなく、「性能面で勝負しているぞ」という堅実なオーラを放っており、個人的には好印象です。 ボタン配置は、ハウジングの下面に音量調整系のダイヤル、ハウジングの真ん中に電源ボタン、上部にはマイクON・OFFのスイッチがあります。 マイクON・OFFのスイッチは感触だけでもわかるようにギザギザの凹凸があります。ゲーム画面から目が離せない中、マイクミュート・解除を瞬時に切り替えたいと思う場面がよくあるので、地味に良い点。細かな所からゲーマー目線の親切さを感じます。 装着面については、しっかりと頭をホールドするタイプで、耳周りを隙間なく密着するおかげで遮音性が抜群です。実際PCでゲームプレイした際、青軸のキーボードの「カチッ」とする打鍵音がほぼ聞こえなくなる位に遮音されました。周りの環境や音を気にせずゲームに集中できるのはゲーマーにとって嬉しい点ではないでしょうか。 音質については、重低音と高音にフォーカスしたサウンドだと感じました。 重低音は深くずっしりとした音で、臨場感を醸し出してくれます。高音は圧倒的な解像度で微小の音までよどみなく鳴らしてくれます。派手なアクションや演出をするアクション映画の視聴や重低音を押し出すダンスミュージックを聴く際におすすめです。 空間については左右のステレオ感、奥行きが広く構成されており、音の方向だけでなく距離感も把握しやすいです。FPSのような音で敵の位置を判断する必要があるゲームでは、有利に立ち回れること間違いなしです。 圧倒的な音質でゲーマーに臨場感ある体験と勝利をもたらすゲーミングヘッドセットです。是非とも体験してみてはいかがでしょうか。
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なおティー
@e☆イヤホン
Maestraudio
MAPro1000
Shower Blue
¥12870 税込
モニターとリスニング両方使えるコスパ最強格イヤホン
モニターライクな解像度高いカチッとした音と、リスニングライクな余韻とふくらみを感じる柔らかい音が綺麗に混ざり合った良いとこどりイヤホン「MAPro1000」をご紹介します。 Boost Red、Shower Blue、Garal Blueと配色されたスケルトン筐体。試聴時はShower Blueを使用しましたが、彩度が高く遠目から見ても目立つ綺麗さがあります。また、中身のドライバーなどが透けて見えるオシャレさもあり、街中で装着すれば人目を奪うこと間違いなし! 筐体のサイズはとても小さくて、かつ非常に平たいです。装着した際は耳からはみ出ることがなく、多少体を動かしてもズレない安定感があります。重量もほぼ感じない軽さで、ノズルが浅めな点も相まって、長時間着けても痛くならない快適な着け心地でした。 試聴して思ったことは、左右を広く使っていて、バランス良く整ったサウンドという印象です。ステレオ感が強い上に音の芯がハッキリとしているので、同時に鳴っている楽器一つひとつの音を分けて認識しやすい感覚でした。 音の質感としては、低域から中域にかけてはふくよかで余韻を感じる音、中高域から超広域にかけては、解像度高く歯切れのいい音という印象です。特定の帯域が過度に強調することなくバランス良く鳴っており、どの音楽ジャンルでも綺麗に鳴らしてくれます。 まとめると全体的に解像度が高く、音場を広く使ったイヤホンです。楽器や歌などの収録時のモニターとしてピッタリだと思います。また、装着感も非常に良いため、長時間装着する傾向があるゲームプレイ時や、映画を見る際にもおすすめです!
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なおティー
@e☆イヤホン
qdc
Hybrid Uranus-S【QDC-HYBRID-URANUS-S】
¥33489 税込
滑らか&スッキリサウンド!
明るく澄んだサウンドがお好みの方には、この qdc 「Hybrid Uranus-S」という有線イヤホンをおすすめします。 見た目は非常に煌びやかで、音楽が与えてくれる想像力と美をイメージし、星が輝く宇宙をデザインしたというフェイスプレートが印象的です。ケーブルには銀メッキが施され、明るく光沢があります。電車の中でこれを着けている人を見たら思わず二度見してしまうほど美しい色合いです。 音質については、トゲのない滑らかな高域、ボワつかず澄んだ中高域、それらの音を後ろから優しく包み込む低域といった構成で、全体的に非常にクリアな音で癖のないサウンドです。 音の空間は、各音域が程よい距離感で分離されています。クリアな音という特徴も相まって、収録スタジオの部屋の中央にいる感覚に近いです。 ロック・メタルなどのバンド形式やジャズなど、楽器によって音域を明確に振り分けているような音楽ジャンルだと、各楽器の存在感がハッキリとするため、聴いていて楽しいです。 外観のデザイン・音質共に明るく澄んだイヤホン「Hybrid Uranus-S」を、ぜひお試しください!
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なおティー
@e☆イヤホン
FIIO
JT1 Black
¥13200 税込
家でゆったりと聴いていたくなるヘッドホン
着け心地が良く、癖の少ない優しいサウンドが特徴的で、初心者の方にも安心してご案内できるヘッドホンが登場しました! FIIOから発売されたエントリーモデル「JT1」をご紹介します。 花の模様のように配置されたパンチングが施された正円のハウジングが特徴的で、一見開放型にも見えますが、密閉型のヘッドホンなので音漏れの心配はほとんどありません。 重さは一般的なヘッドホンと同じくらいで、特別軽いというわけではありませんが、側圧は強すぎず優しい着け心地でした。側圧が弱いとズレ落ちる不安がよぎりますが、大きめのハウジングが耳周りや頭を広い範囲で覆うようにホールドすることで、多少の首の振りでズレることはありませんでした。 音質は低域と中高域に少し焦点を当てた、程よくメリハリのあるサウンドという印象です。迫力ある太い低域と、まっすぐ綺麗に伸びてくる中高域が音楽の美味しい部分を強調しつつ、全体的にまろやかでサラッとした感覚で聴くことができます。音場は奥行きが広く、各音の前後の配置がわかりやすい印象でした。 まとめると、強く締め付けることなく、そっと包み込むような優しい着け心地。サウンドはまろやかで聴き疲れしにくいので、総合的に長時間の視聴でも快適に使用できるヘッドホンだと感じました。家でまったりくつろぎながら、じっくりと音楽や動画などのコンテンツを楽しむ方には特におすすめです!