スタッフレビュー詳細
高出力・高品質なポータブルDAC
FIIO「KA13」は、スマートフォンでも高品質なサウンドを聴きたい方や、高い出力を必要とするイヤホン・ヘッドホンを不足なく鳴らしたい方におすすめのポータブルDACです。
筐体は全体的にマットな質感で、さらさらとした手触り。表面には、X字に彫られているデザインがあり、近未来的な見た目をしています。シンプルで落ち着いた質感とスタイリッシュな装飾・デザインの塩梅がちょうど良いです。
試聴していて、一番衝撃を受けたところは「出力の高さ」。デスクトップモードという最大550mWを出力する機能があるため、実際に試してみました。
いつも私が使っているスマートフォンとイヤホンを直刺しする際、いつも視聴する音量設定はスマートフォン内の設定で全30段階中25段階目にしています。中間位の音量設定にした「KA13」を経由した場合だと、10段階目でいつもの音量になりました。15段階分の音量の底上げがされたと考えると、一目で圧倒的な出力だと分かりますね……
「外出時にもインピーダンスの高いイヤホン・ヘッドホンを使いたいが、DAPやアンプ等で荷物が重くなることを極力避けたい」と思っている方にピッタリだと思います。
念のため、上記のことからデスクトップモードでご試聴される際は、いつもより少し低めの音量にしておくことをおすすめします。
サウンドについては、少し澄んだ空間になった印象です。ひとつ一つの音が濁ることなく真っすぐ突き抜けていくような力強さを感じました。
各音域の量感や音自体の質感など、サウンドの印象が変化する感覚はほとんどないため、お持ちのイヤホン・ヘッドホンの特徴をそのまま活かしながら音の明瞭度を上げたいという方におすすめです。
総括すると、スマートフォンでも高出力・高品質なサウンドが楽しめるポータブルDACです。視聴環境がまだ揃っていないけど、これから有線オーディオの深い沼に突入してみたい方、まずは「KA13」で視聴環境を整えてみてはいかがでしょうか。
【視聴環境】
スマートフォン:Xperia 10 III
イヤホン:SUPERIOR
量感イメージ
この商品に対する
他のスタッフのレビュー
-
マルフォイ
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
FIIO
KA13
Black
¥13200 税込
男心くすぐるデザインがかっこいい!
お手頃でお手軽に音質の向上が見込めるスティックDAC、FIIO「KA13」。普段から使用しているSHURE「SE846」とELECOMのスティックDACの組み合わせと比較してみました。 試聴した第一印象は、音の曇りがなく、見晴らしが良くなったように感じます。シャキっとした角のある音が少しマイルドになり、耳当たりがよくなりました。 低域はELECOMのスティックDACに比べて、厚みとアタック感が強い印象です。重くなったというよりも、さらにクッキリとしたことによる存在感の向上からくるものだと思います。重低音まではいかないものの、個人的にEDM系楽曲と合わせて聴くのが一番好みです。 エントリー帯のスティックDACをご検討中の方は、ぜひ一度試聴してみてください。 試聴楽曲 kroi/Hyper 舐達麻/FEEL OR BEEF BADPOP IS DEAD ハッカードル/Touch Tap Baby ZEDD/The Middle
-
せめちゃん
@e☆イヤホン
FIIO
KA13
Silver
¥13200 税込
ステック型DACアンプの新定番へ!
FIIOのスティック型DACアンプ KA3に後継機が登場しました! デザインは大幅に変更されていて、パッと見たときに思わず「かっこいい……」と口から零れそうな男心をくすぐるデザインです。一部だけ透明になっているのもいいですし、中にある基盤がチラッと見えて底に光が漏れ出てる感じもカッコイイですね。 音質に関してはかなりスッキリとした印象です。全体的にキレのある音に変化するので、電子音楽などに向いているようなイメージです。バンドサウンドの楽曲を聴くと、ボーカルを軸に音と音の間が空くような感覚で、音場に余裕が生まれ、楽器の音をより聴きやすくなったように感じました。 また、側面のスイッチでデスクトップモードをONにすると、音に厚みが増して、1音1音がより立体的な音へと変化します。低域の押しが少しアップしたようにも感じられるので、楽曲だけでなく、映画やゲームなど迫力が欲しいときにも嬉しい仕様かもしれません! 膜が一つ払われたようなクリア感と迫力、どちらも楽しめるスティック型DACアンプです。ぜひお試しください!
このスタッフの他のレビュー
-
なおティー
@e☆イヤホン
FIIO
K9 AKM
¥89100 税込
K9 AKM?万能で使いやすいアンプDACだよね。音、性能、外観、隙が無いと思うよ。
・アナログ/デジタル/Bluetoothなどの入出力が豊富! ・黒色で統一されたクールな見た目! ・音が硬すぎず柔らかすぎずのちょうどいい塩梅の綺麗なサウンド! 上記のようなサウンドから性能、見た目までこだわりを感じる据え置きアンプDACです。家に1台あるだけで、オーディオ視聴環境のQOLが爆上がりしそうですね。 外観はマットな質感の黒色の筐体で統一されている上質なビジュアル。アクセントとして斜めに切り出されている角と凹凸が少し取り入れられており、シンプルながらも洗練されたデザインだと感じました。 正面中央にはボリュームノブは、引っかかりがなく滑らかに動かせるので、操作感は非常に快適です。またノブを回す感覚に適度な重みがあるので、音量の微調整がしやすいのも嬉しい点です。 ボリュームノブの右側にはOUTPUTやGAINなどの操作するスイッチやボタンが付いていて、どれも直感的に操作しやすいです。OUTPUTとGAINは、つまみを上下にスライドして任意の出力モードに切り替えることができ、INPUTはボタンを押すごとにUSB・OPT・COAX……というように切り替わる仕様でした。 また、Bluetoothの接続も、簡単に行えました。INPUTのボタンでBluetooth(BT)に設定したら、ボリュームノブの周りが赤青点滅に変わりペアリング待機されるので、あとはお持ちのオーディオデバイスで接続するだけ。 複雑な操作がほとんどないため、据え置きアンプ・DACが初めての方でも問題なく運用出来そうです。 音質については、自然かつ綺麗な音という印象。全体的にキレの良い冷たい音に寄ったサウンドではあるものの、ほのかに丸みや温かみを感じました。音場は少し広めで、低域の包み込むような響きと、ボーカル・高域の透き通った余韻が広がって心地よい空間でした。 ちなみに、本商品の同系列として1つ前に発売された「K9 Pro ESS」との違いは、搭載しているDACチップ以外はほとんどないように見えます。強いて変化点を言うとするならば、ボリュームノブの側面が金色から「K9」の頃の黒色に戻っていました。見た目の高級感は「K9 Pro ESS」と比べて少し劣ってはいるものの、指紋が目立ちにくいので、むしろ都合がいいと思う方もいるかも。 音質と機能どちらも申し分なく、操作も簡単で使いやすい据え置きアンプDACです。こだわってヘッドホンを買い始めているオーディオ沼に浸かりはじめている方におすすめです! 試聴環境: ①スマートフォン( USB-C ) → K9 AKM ( USB-B → 6.3mm ) → ヘッドホン ②スマートフォン( Bluetooth送信 ) → K9 AKM ( Bluetooth受信 → 6.3mm ) → ヘッドホン 試聴に使ったヘッドホン: SONY「MDR-MV1」
-
なおティー
@e☆イヤホン
Fender Audio
AE2i
¥16500 税込
手のひらサイズの筐体からくりだすFenderサウンド
Fender Audio「AE2i」は、お持ちの携帯がiPhoneで、かつ有線イヤホン・ヘッドホンで手軽にパワフルなサウンドを聴きたいという方におすすめできるスティックDACです。 見た目は変換ケーブルに見間違えるほどコンパクトで、重量も7gと非常に軽いです。持った時の感覚を他の物で例えるならば、ほぼ鉛筆。 端子は、Lightning to 3.5mm という構成で、イヤホンジャックのないApple製品を使用されている方でも、手軽に有線イヤホン・ヘッドホンを繋げられる所は嬉しい点です。 音質については、Fenderならではの押し出しの強いパワフルなサウンドでした。全音域がある程度横並びで鳴っていて、少しだけ中低域が一歩前で主張しているような感覚です。 Apple製品でも! 外出時にも‼ 手軽にFenderサウンドを聴ける携帯性抜群なDACです。ぜひお試しください。
-
なおティー
@e☆イヤホン
beyerdynamic
DT 770 PRO X Limited Edition
¥34980 税込
空間を広く使うダイナミックなサウンド!
「DT 770 PRO X LIMITED EDITION」は、左右や奥行きなどの位置がわかりやすいという特徴のあるヘッドホン。左右の振りや余韻・残響など、音の位置や音色が聴き取りやすく、こういった音の変化を注意深く聴き込むことの多い作曲時に向いている印象です。 黒い金属のハウジングや黒のレザー質のヘッドパッド、灰色のスウェード生地のイヤーパッドと、どこを切り取っても高級感あって所有欲が凄く満たされる見た目をしています。 重さについては、凄く軽いとは言えないものの、重厚感のある見た目にしては軽めという印象。実際に装着した際も、ヘッドパッドのおかげもあって重力を受ける感覚はあまりありませんでした。側圧についても、首を振ってもズレない安定感と、締め付け感の少ない程よい塩梅です。 ヘッドパッドはスナップボタンで装着されており、簡単に付けはずし可能。汗や汚れを拭き取りやすい親切設計で良き! 遮音性については、密閉型にしては周りの環境音が入ってくる印象。そのおかげか、耳元を塞がれるような閉塞感があまりないので、長時間装着しても不快感なく過ごせました。 音質の第一印象は、「空間表現がすこぶる良い!」。左右や奥行きの位置感覚がわかりやすい特徴があり、リバーブやパンニングなど、音の変化が如実にサウンドに現れるので作曲初心者には嬉しい特徴だと思いました。 音のバランスに関しては、各帯域均等に主張してくる印象。低域は、深く沈み込む音で広く分厚い音。中域〜高域は少ししっとりした音ながらも芯がはっきりしていて、定位が分かりやすいです。全体的に尖った音はあまりなく、耳に優しいサウンドなので、長時間の視聴でも耳は痛くなりにくいと思います。 まとめると、空間を広く使うダイナミックなサウンドを持つヘッドホンです。ステレオ感や奥行きが分かりやすく、DTMに最適だと思います。また、その空間表現の良さは、映画やアクションゲームをする際にも没入感が出て相性抜群かと!
-
なおティー
@e☆イヤホン
ACTIVO
ACTIVO P1【IRV-ACTIVO-P1】
¥69300 税込
Astell&Kernのサウンドをカジュアルに
シンプルな外観に、簡素で分かりやすい操作とUI。変に味付けをせず、素直に音をスッキリさせる音質性能。手頃さと音質を両立させたコンパクトなプレイヤー「ACTIVO P1」をご紹介します。 一般的なスマートフォンより一回り小さく、背面の角が曲線である点も含め、とても握りやすい筐体です。指が短めな私の手でも、片手持ちでの操作が無理なくできる嬉しいサイズ感です。 画面のUIやデザインは非常にシンプルで、一見飾り気がなく寂しいようにも感じますが、情報をコンパクトに、かつ簡素に表示されていて使いやすい点は個人的には好印象! ホーム画面は視聴している曲のプレビューが中央、下にはサードパーティーのアプリアイコンがあります。Apple Music などのストリーミングサービスがインストールできるため、Wi-Fiがある環境であればダウンロードする手間もなくて快適です。 タッチ操作感はAndroidスマートフォンと同じような感覚で、動きがぎこちなかったりタッチが反応しづらいといった感覚はほとんどありませんでした。 音質はハキハキとした、スッキリ系の音という印象。イヤホンの特徴はそのままに保ちながら、低域~中域の音のぶつかりが少なくなって見通しが良くなる感覚がありました。 まとめると、手頃なサイズ感でUIや操作も簡素なプレイヤーです。また、イヤホンの種類や音楽ジャンルなど様々な組み合わせの環境でも合う素直な鳴らし方をしてくれるので、初心者の方にもおすすめできる商品だと感じました!