スタッフレビュー詳細
可愛い見た目の有能マイク
卵型のかわいい筐体ながらも確かな性能を備えた小型USBコンデンサーマイク「Seiren Mini」です。
コンデンサーマイクといえばXLR端子を利用するものが多く、USB接続のものはあまり多くはありませんでした。そこに名乗りを上げたのが「Seiren Mini」です。従来のコンデンサーマイクとは違いUSBで接続できるので、手軽に音声通話の質をより向上させられます。
集音パターンに「スーパーカーディオイド」という方式を採用しているために、タイピング音やマウスのクリック音などの余計な音が入りにくいです。また、ショックマウントを内蔵しているため、ノイズも抑制されています。
実際に使用してみると、音質としては非常にフラットでクリアな音質です。より上位の機種と比較しても遜色のない音です。また、デスクに置いて使用してもそれほどノイズが入りませんでした。
小型なので他のデバイス分のスペースを確保しやすいことも利点のひとつです。総合的にみるとエントリーモデルとしてはかなり優秀です。色も三色展開なので他のデバイスや部屋の雰囲気とも合わせやすく使いやすいマイクではないでしょうか。
初めてのコンデンサーマイクや、ヘッドセットからの移行を考えている方にオススメです。
量感イメージ
このスタッフの他のレビュー
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アラチャン
@e☆イヤホン 秋葉原店
SHANLING
EH2
Silver
¥63360 税込
省スペース•ハイパワーの優等生
省スペース・ハイパワーで密度の高いサウンドを楽しめる「EH2」。 非常にコンパクトで、机の上に置いてもスペースを取らないのが魅力です。 このサイズ感は選択の理由の一つになるのではないでしょうか。 サウンドについてですが、6.3mmで試聴した際は距離感が近く、密度と重みを感じました。 特にボーカルが前に出ており、息遣いまで感じられそうなほどの臨場感があります。 艶やかさも併せ持つ中域は、聴いていて楽しい印象です。 また、低域は滑らかで量感があり、グルーヴ感も十分。しっかりと音楽の土台を支えてくれます。 一方、4.4mmのバランス接続で試聴すると、ヘッドホンの特性を活かした透明感のあるサウンドに変化します。 空間の広がりが増し、中高域の伸びやかさが加わることで、非常にバランスの取れた音になりました。 また、「TREBLE(中高域)」「BASS(低域)」を調整できるノブが搭載されており、好みに合わせた音作りが可能です。 さらに、OS(オーバーサンプリング)/NOSモードの切り替えにも対応しており、解像度を向上させることもできます。 ソフトウェア不要で幅広く調整できるのは、うれしいポイントですね。 省スペース・ハイパワーで、中音域にフォーカスした密度のあるサウンドが特徴的な「EH2」。 「最初から使える据え置きアンプが欲しい」「ボーカル中心に音楽を楽しみたい……」そんな方におすすめです。 ぜひ、ご試聴ください。 試聴環境 Galaxy S24 Ultra → SHANLING EH2 → ATH-ADX3000 試聴楽曲 yama / Slash 米津玄師 & 初音ミク / 砂の惑星(+初音ミク) Reol / 綺羅綺羅
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アラチャン
@e☆イヤホン 秋葉原店
FIIO
K19
Black
¥223470 税込
デジタルサウンドの最先端
デジタルで立ち上がりが早く、レスポンスの良さやモニターでもリスニングでも使えるハイエンドアンプ「K19」です。 一聴した際にまず思ったのは「音の粒立ちがあまりにも細かい」ということです。 かなりデジタルライクに聴こえるので、好みが分かれるかもしれません。 各音域は誇張しないフラットに近いバランスで、聴く音源やヘッドホンを選びません。 空間は上下左右にある程度広く、定位もしっかりしているのでモニターにも使えるでしょう。 前のフラッグシップとされている「K9」と比べるとかなり軽快でよりモニターに振った印象です。 見た目は縦置きのことを考えてかなりスリムになりました。 排熱口が増えてエアフローもよくなっているので、発熱等も問題なさそうです。 小さいながらディスプレイもついているので、どのような状態で運用しているかの把握もしやすいと思います。 デジタル・アナログの出入力系統もかなり多様なので、他の機器との接続性や拡張性も問題ありません。 モニターにもリスニングにも使えて音源を選ばないFIIOの新フラッグシップ「K19」 様々な用途で使用する方におススメです。 ぜひご試聴ください。 試聴環境:Galaxy S24Ultra→K19→HD800s 試聴楽曲:日向電工「ブリキノダンス」 ネイサン・エヴァンズ「WellerMan」 スティーヴ・アオキ「Azukita」
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アラチャン
@e☆イヤホン 秋葉原店
Cayin
N6iii/C201【SPK-A006】
¥225500 税込
いい音とはなにか
ベストセラー「N6ii」の機能を引き継ぎつつ、さらに磨きをかけた後継機「N6iii/C201」。Cayinがこれまで培ってきた技術を惜しみなく注ぎ込んだミドルハイクラスのDAPは、その高い完成度で注目を集めています。 高級感あふれる漆黒の筐体に、金色のサイドボタン類が美しく映え、見た目にも所有感を満たしてくれます。重量は適度で、ギリギリ持ち運び可能なサイズ感と言えるでしょう。 特徴的な機能として、前機種から受け継がれている「マザーボード交換機能」があります。DACチップやアンプ全体を交換することで、まったく異なる音質を楽しむことができる画期的なシステムです。他のマザーボードも今後発売予定とのことで、さらなる展開が楽しみですね。 今回試聴したのは「C201」と呼ばれるマザーボード。シーラス・ロジック製チップ「CS43198」を8枚搭載しています。第一印象は、「歪みが少なく、普遍的に良い音」。音の好みは人それぞれですが、「C201」は誰にでも受け入れられそうな、まさに“良い音の王道”を体現しています。全体的に、角が取れた優しいサウンドでありながら、高い解像度と優れた空間表現力を備えています。 例えば、[Alexandros]の「閃光」を聴いた際には、ベースやドラムラインのグルーヴ感がしっかり主張する一方で、ボーカルが伸びやかに広がる様子が非常に心地よく感じられました。また、細かい音の連打もスムーズに表現できており、レスポンスも十分と言えるでしょう。 一方で、YOASOBIの「夜に駆ける」では、中高域の伸びやかさと艶やかな音色が印象的で、音楽全体が鮮やかに彩られます。ニュートラルなサウンドで嫌味がなく、長時間聴き続けても疲れにくい点も魅力です。 さらに、カスタムされたAndroid 12は動作が快適で、ストリーミング再生も問題なくこなせます。また、急速充電対応の大容量バッテリーを備えているため、外出先でも安心して使えます。 「良い音の王道」を征く「N6iii/C201」。発展性があり、長く使えるDAPをお探しの方にぜひオススメしたい一台です。ぜひ店頭で試聴してみてください! 試聴環境:N6iii/C201 → TG334 試聴楽曲:[Alexandros]「閃光」、YOASOBI「夜に駆ける」
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アラチャン
@e☆イヤホン 秋葉原店
ACTIVO
ACTIVO Q1 【IRV-ACTIVO-Q1】
¥53163 税込
完成度の高いコラボIEM
DITAとACTIVOのコラボIEM、「Q1」。 全体的に、しっとりとした艶感のある表現を楽しめるイヤホンだと感じます。 装着感は非常に良好で、軽量なため長時間の使用でも疲れにくそうです。 ノズルが長めに設計されており、耳道でしっかりホールドされる感覚があるので、遮音性も抜群です。さらに、初めからFinalのEタイプイヤーピースが付属しているため、自分に合ったサイズを選べば、最高クラスの装着感が得られるのではないでしょうか。 外観は、透明感の高いクリアレジンで成形されており、まるで宝石のような美しさを誇ります。 内部に封入された「PM1+ドライバー」は、白色塗装が施された真鍮製のケーシングに収められており、その仕上げにも丁寧さが感じられます。とても綺麗で洗練されたデザインは、所有欲も十分に満たされます。 音質については、しっとりとした艶感と滑らかさが印象的なサウンドです。 高域は伸びやかで、角が取れた聴きやすい音を奏でます。一方で、中低域は真鍮ケーシングによる艶感とふくよかさが感じられ、しっかりとした聴き応えがあります。適度な距離感と空間表現も備わっているため、幅広いジャンルで楽しめる万能さも魅力の一つです。 宝石のような美しいデザインと、完成度の高いサウンドを兼ね備えた「Q1」。 ぜひコレクションに加えてみてはいかがでしょうか?