スタッフレビュー詳細
据え置きアンプを凌駕しそうな超音質ポータブルアンプ
「Q15」は、スマートフォンでも最高の音質を求めたい方におすすめのポータブルアンプです。少し大きめの筐体なため、持ち運ぶ際に少々重いというデメリットがありますが、音質は解像度抜群のパワフルサウンドで性能はピカイチという魅力! 場所や再生機器など状況を問わず、音質に妥協したくないとお考えの方は必聴です。
外観は、斜めに切り出されている凹凸が所々に取り入れられている近未来な見た目をしており、歴代のFIIO製品に共通したお馴染みのデザイン。一般的なスマートフォンより一回り大きいサイズで、手に取ってみるとかなりずっしりとした重みを感じます。ポケットに入れるというよりは、バックに入れて運用した方が吉かも。
正面にはディスプレイがあり、再生している音声のサンプリングレートや入出力のモード、バッテリー残量などの情報が表示されます。音量に関しては、左上の数字以外にも画面下にあるシークバーのようなUIでも視覚的に表示されています。
上面には出力端子と音量ノブがあり、ノブは1段階ずつ引っかかりを感じる回し心地で、1段階ずつの微調整がしやすい操作感でした。ちなみに120段階の音量調整が可能で、最大に設定するとスマートフォン側の音量を最小にしても、イヤホンからは爆音が流れるという出力の強さ。高出力を必要とするヘッドホンでも余裕ですね。
また、音量ノブは軽く押し込むことで、入出力のモード切り替えやイコライザー変更等のメニュー操作としても役割があります。ボタンの数が少なく設計されているため、初めて使用する方でも3〜5分ほどで慣れる簡単な操作感だと思いました。
音質は全体的にスッキリして、分離感が上がった印象です。音の定位がぶれたりぼやけたりせず、音の芯がハッキリと分かるように感じました。低域は立ち上がりと余韻の引きが速く、タイトかつ押しの強い音という印象。中域〜高域は解像度が高く、スマートフォンに直で刺して聴いていた際に聴き取れなかった細かい音が次々と聴こえてきます。
スマートフォンからの音源をここまで高音質にしてくれるとなると、この重厚な筐体なのも納得できます。場所や再生機器など状況を問わず、音質に妥協したくないと思う方におすすめです。
また、デスクトップモードという外部電源で出力する機能もあるので、据え置きアンプとしての用途でも十分に活躍するポータブルアンプです!
視聴環境:
Androidスマートフォン (USB-C) → Q15 (USB → 3.5mm) → SUPERIOR(3.5mm)
量感イメージ
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なおティー
@e☆イヤホン
日本ディックス
Scyne α01
¥132000 税込
日本ディックスの丁寧さを感じる上品な音質とデザイン
数々の品質の高いプラグやコネクタ、そしてイヤーピース界に激震を与えた「コレイル」などを手掛けてきた日本ディックスが遂にイヤホンを開発しました! そんな有線イヤホン「Scyne α01」をご紹介します。 筐体は、真鍮+プラチナめっきでできており、金属特有の銀色の冷たい輝きが高級感を漂わせています。金属筐体のため、手に持った時には少々重みを感じますが、サイズが小さいため装着した際に重さはほぼ感じませんでした。 音質については、中高域に寄ったバランスでスッキリしたサウンドという印象です。中域は滑らかな音で、そこから低域に寄れば寄るほどふくよかで分厚い音に、高域に寄ればよるほど微かに粒感のある研ぎ澄まされた音に変化していく感覚でした。 楽器や声など複数の音をハッキリと分離させながら鳴らすよりも、1つの音を解像度高く精密に鳴らすのが得意な印象のため、アコースティックやギターなどの弾き語りの曲を聴くのがおすすめだと思います! また、この商品の魅力はイヤホン本体だけでなく、本機に合わせてチューニングした 「独自設計リケーブル」や「革製のイヤホンケース」など質の高い付属品があることも良き。特に「Pentaconn COREIR -AL ALLOY- 」が付属している点は非常に魅力的! 装着することで、高域と低域のハリが増して音楽の臨場感が上がって聴きごたえ抜群でした。 まとめると、音質だけでなく筐体のデザインや付属品など、部品一つひとつの品質にこだわりを感じるイヤホンという印象。弾き語りなどの楽器の少ない曲にて、それぞれの音をじっくりと噛みしめながら楽しみたい方におすすめです。
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なおティー
@e☆イヤホン
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破暁 - DAWN PRO
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水月雨 (MOONDROP) の象徴的な音質・デザインがこの小さな筐体に詰まってます!
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なおティー
@e☆イヤホン
Astell&Kern
AK HC4
¥35980 税込
音楽サブスク民歓喜なDAR機能搭載のUSB-DAC‼
どんな音源・音楽ジャンルでも卒なくこなせる、オールラウンダーなポータブルUSB-DAC「AK HC4」をご紹介します。低めのビットレートの音源でも、アップサンプリングして綺麗に再生できるDAR機能を搭載していることから、携帯の通信料を抑える為に音質を低めに設定しながら音楽や動画を視聴されている方におすすめです。 銀色のマットな質感で統一された非常にシンプルな見た目をしており、ボタンも音量調整とDAR機能のON・OFF切り替えする2つの要素のみで構成されています。こういったスッキリとした外観を見ると、あくまで音質と機能に力を入れているぞという意気込みが伝わってきて、個人的にはむしろ好印象! 操作に関しては前述の通り、音量調整とDAR機能のON・OFF切り替えのみのため、非常に簡素で分かりやすいです。音量ボタンは両端を押すと音量の上げ下げができるごく一般的なボタン配置。DAR機能のON・OFF切り替えはスライド式で、ONの状態にすると凹み部分が緑色に変化します。 音質は迫力ある低域と、繊細でクリアな質感の高域を両立したバランス良いサウンド。低域はリズムの基盤となるバスドラムやキックあたりの音圧が少し上がっていて、ノリの良さが増しています。中域〜高域にかけてはノイズの少ないスッキリとした音で、ボーカルやパーカッションなどの微細な音のニュアンスを濁ることなく鳴らしてくれます。 どちらかと言えばクール寄りのサウンドとも言えますが、微かに音の余韻や奥行きがあってほのかに温かみを感じるちょうど良い質感です。どの音楽・コンテンツでもカッコよく鳴らしてくれるオールラウンダーな音だと感じました。 また、DAR(デジタルオーディオリマスター)という、再生する音源のサンプリングレートをリアルタイムにアップサンプリングしてくれる機能を搭載。実際にDAR機能をONにした状態で、Apple musicの「高効率」というデータ通信量を抑えたモードで試してみました。音楽を再生したところ、ボワついた低域や音の伸びきれていない高域が改善されて、音場が全体的にスッキリしました。 出勤やお出かけの移動時、常にストリーミングサービスで音楽を聴いている私としては、喉から手が出るような機能でした。携帯の通信料を抑えないといけない境遇だけど、音楽は常に聴いていたいという方は是非試してみてほしい機能です! ちなみに、同じくApple musicの「ハイレゾ音源」や「ハイレゾロスレス音源」でもDAR機能を試したところ、ほとんど違いは感じられなかったです。あくまで低めの音質の音源を改善する機能なのかなと個人的には思いました。 まとめると、どの音楽・コンテンツでもカッコよく鳴らしてくれるオールラウンダーなサウンドで、低音質の音源でもDAR機能でハイレゾ音源に引けを取らない音に変化させる万能USB-DACです! 色々な音楽ジャンルや動画を聴いている方や、Wi-Fiがない環境でも通信量を抑えつつもハイレゾのような綺麗な音を聴きたい方におすすめです。 【試聴環境】 Android(Apple musicアプリ)→ AK HC4 → SUPERIOR(4.4mmバランス)
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なおティー
@e☆イヤホン
RAPTGO
Bridge
Blue
¥23100 税込
自分好みの音にカスタマイズしよう
チューニングスイッチやメタルフィルターなど様々な音質の調整ができるパーツが付属しており、自分好みの音になるようカスタマイズするのが好きな方の好奇心をくすぐるようなイヤホンが出ました。RAPTGO「Bridge」のご紹介です。 全体的に金属で構成された重厚感のある見た目です。フェイスプレートは、X字のパーツが組み込まれているインパクトのあるデザインが特徴的。また、X字の間の部分はパンチングメタルでできており、X字のパーツも相まってサイバーチックなデザインを好む方に刺さりそうな外観です。 ちなみに、パンチングメタルの部分は、筐体の中で発する音がフェイスプレート側にも通り抜ける構造になっています。他の密閉型のイヤホンと比べて少々音漏れが多いので、図書館やオフィスなど静かな場所での使用は控えた方が良いかもしれません。 音質については、心地よい余韻のある高域が特徴的です。余韻は空間全体に広がり、ボーカルやハイハット、シンバルなどの音に艶があります。また、空間全体に余韻が敷き詰められていながらも、窮屈な感覚のない不思議な空間は聴いていて癖になりそうです。 低域は、芯のある引き締まった音で、ベースラインがはっきりと聴きとれます。空間全体に広がる高域と中央でキュッととどまる低域の対照的な音が混ざりあい、これまた癖になるサウンドに仕上がっています。 さらに、筐体の側面にあるチューニングスイッチやノズル部分のメタルフィルターを交換することで、サウンドの質感を変化させることが可能です。実際にチューニングスイッチをONにしたところ、程よい距離感で鳴っていた高域が、少し近づくような変化を感じました。 なお、チューニングスイッチはゴマ粒サイズくらいの大きさのため、指で切り替えるのはほぼ不可能だと思われます。そのため、付属しているチューニングスイッチ用ピンは常に携帯した方が良さそうです。 チューニングできる要素が豊富で様々なサウンドに変化するイヤホン、RAPTGO「Bridge」。自分好みの音になるよう試行錯誤するのが好きな方にピッタリなイヤホンです。