スタッフレビュー詳細
更に使いやすくなったPrestige
外観は初代Prestige(以降初代と書きます)同様のデザインを採用しており、大きな違いは見受けられません。筐体サイズに関してもファインチューニングモデルのため、ドライバー搭載数も変わらないのでサイズの違いもありません。識別方法としてはシェル側「LTD」刻印の有無で判別できます。
先述した通り、ファインチューニングモデルとの事で音の印象が大きく変わった印象です。いくつかの点を以下に記述します。
特に大きく変わった点としては、高域の表現方法です。初代は粒立ちが良いキラキラとした音でしたが、LTDは繋がりの良さが向上しており、初代よりハイハットなどの音がより自然に鳴っていると感じました。
音の距離感について、初代は一歩遠い場所から音が出ているような配置でしたが、LTDは一歩前に押し出しているような感覚です。近すぎるような印象は受けないので距離感の配置がより近いほうが好みな方にオススメだと思いました。
また、分離感について初代は全体的に一体感がある印象に対し、LTDは各帯域聴き分けがしやすいように感じました。比較するとかなり分離されている印象ですが、LTD単体で聴かれる分には違和感を覚えるほどではないと思います。
音の押し出しに関しては初代の方が優しい印象を受けるので、長時間ゆったり聴かれる場合は初代、短時間でガッツリノリよく聴く場合はLTDの方が向いていると思いました。
ファインチューニングで味付けもかなり異なるので、既に初代をお持ちの方でもキャラ被りもしないと思いますし、現代の楽曲メインで聴くことが多い方でハイエンドの最初の一本としてもオススメしやすい製品となっております!
店頭にてご試聴可能なので、機会がある時に是非ご試聴ください!
【試聴環境】
FiiO M15S
【試聴楽曲】
Orangestar:DAYBREAK FRONTLINE
MIMI:What Call This Day?(feat.にんじん)
量感イメージ
このスタッフの他のレビュー
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こまめ
@e☆イヤホン 秋葉原店
Cayin
RU7
¥44990 税込
原音好きの方必聴スティックDAC
程よい距離感と原音に忠実な優しい音作りが特徴のCayin RU7の紹介です。 まず外観については、前作RU6とサイズ感も見た目もほぼ変わらず高級感漂うデザインです。 今作には新しくディスクリート1-Bit DACを搭載しており、本体にはDiscrete 1Bit DACの刻印が印字されています。本体には音量ボタンとモード変更ボタンの計3つがあり、直感的に操作できるのも良い点だと感じました。 音質については最初にも記載した通り、音色は暖かめで原音に忠実な印象でした。一音一音丁寧に表現しているため、音が埋もれたりすることも無さそうです。 音の距離感は近すぎず遠すぎずで、聴き疲れすることなくリスニングができると思います。低域の量感はやや少なめで、中高域の伸びの良さが特徴です。音の押し出しなどはそれほど強くはなく、アナログライクな音作りも相まって、落ち着いた雰囲気の楽曲やクラシックなどとの相性が良いと思います。 RU7の付属品には、まず専用のレザーケースが付属します。少し明るめの緑色で使い込んでいくと味が出ると思います。 また、C to Cのケーブルに加えてPCなどで使用するC to USB-Aのアダプターも付属します。アダプターにはストラップが付いており、紛失もしにくいように配慮されています。 低電力設計で様々なデバイスにも使用できるスティックDACです。ぜひ一度お試しください! 【試聴環境】 iPhone 13 Pro Max→Audirect T1→RU7→FiiO FD7 Gain:High 【試聴楽曲】 Orangestar:キミノヨゾラ哨戒班,DAYBREAK FRONTLINE YOASOBI:アイドル
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こまめ
@e☆イヤホン 秋葉原店
final
ソフトシルバーコートケーブル 2Pin
3.5mm (1.2m)
¥19800 税込
取り回しが良くなって登場!
もともと販売されているシルバーコートケーブルと比較すると、とてもしなやかで取り回しが良くなりました。実際に装着した状態で軽く動いてみると、ケーブルが服などに触れてもガサガサといった音はほとんど発生せず、タッチノイズは大幅に軽減されていると感じました。また、耳掛け部の癖付けがされていないため、癖付けがされているケーブルが苦手な方や、耳掛けをしないストレートタイプのイヤホンを使用している方にもオススメです。 音質については高域は角が取れていて優しく柔らかい印象です。低域は逆に控えめだと感じましたが、量感はしっかりと残っているので主張しすぎないバランスが丁度良いです。シルバーコートケーブルと比較すると、やや空間表現が異なって聴こえるように感じました。 シルバーコートケーブルが横方向の平面的な広がり方に対して、ソフトシルバーコートケーブルは斜めに立体的に広がっているような印象を受けました。より自然な空間表現という点においてはソフトシルバーコートケーブルの方が長けていると感じました。 刺さり過ぎないような音作りで、やや中高音寄りのサウンドを求めている方にオススメなケーブルです。是非一度お試しください。 【試聴環境】 FIIO M15S,Unique Melody MAVERICK III 【試聴楽曲】 Orangestar:DAYBREAK FRONTLINE MIMI:What Call This Day?(feat.にんじん)
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こまめ
@e☆イヤホン 秋葉原店
aune audio
YUKI
¥27800 税込
あっさりとしたキレイ系DAC
YUKIはポタアンでは珍しい、白を基調としたデザインです。質感も非常に高く高級感があります。 前面は回路が見えるように窓が付いているデザインで好みに刺さる方もいらっしゃるのではないでしょうか。 音に関しては全体的にモニターライクな鳴り方で、少し低域が増して鳴っている印象があります。 温かみがあり、ゆったりとした曲調の楽曲に合わせると程よい距離感と相まってリスニングがより楽しめるかと思います。 是非一度お試し下さい。 【試聴環境】 FIIO M15S→aune audio YUKI,Unique Melody MAVERICK III 【試聴楽曲】 Orangestar:DAYBREAK FRONTLINE MIMI:What Call This Day?(feat.にんじん)
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こまめ
@e☆イヤホン 秋葉原店
EFFECT AUDIO
Code 24 (ConX Basic to TermX Basic)
¥121000 税込
より明瞭に、より高解像度に
前作「Code 23」や同時期に発売された「Code 24C」は銅のみを使用していますが、今回紹介する「Code 24」は銀メッキが施されているモデルとなります。 外観には前作を彷彿とさせるパーツがあしらわれています。今作は分岐部にティマスカス(チタン合金製ダマスカス)を使用していることもあって、こだわりを感じます。 音に関しては明瞭感が前作より向上し、クリアで伸びやかなサウンドに仕上がっています。銀メッキの影響か中高域が一歩前に感じる音作りになっています。特に高域の量感が多いと感じました。低音が不足していると感じるかと思いますが、こちらの製品自体が低域の表現にこだわっていることもあり、各帯域の量感は十分に感じました。 空間表現もより広くなった印象で閉塞感を感じさせない広さがあります。また、歯切れの良さが向上したため、昨今の音数が多い楽曲をよく聴くという方にもオススメな一本です。 取り回しに関しては、前作の「Code 23」と線の太さは同じ“AWG16.5”ですが、中心線が単線から3本線に変更されているためか、しなやかに感じました。それに伴いタッチノイズも抑制されており、屋外でも使用しやすいかと思います。 総じて、主に最近の楽曲を聴く方にとっては特に合わせやすいケーブルだと感じました。是非一度お試しください。 【試聴環境】 FIIO M15S,Unique Melody MAVERICK III 【試聴楽曲】 Orangestar:DAYBREAK FRONTLINE MIMI:What Call This Day?(feat.にんじん)