スタッフレビュー詳細
完成度が非常に高いミドルクラス機
【プレイヤー外観】
プレイヤーの縦横比はスマートフォンよりも若干横の比率が大きく、厚さはケースを付けたスマートフォンと同じくらいの厚みになる印象です。やや大きめなサイズであるものの、片手でも手の平に馴染むサイズ感ではあります。
【起動】
AndroidOS搭載のプレイヤーの中では比較的起動時の立ち上がりが早いです。スマートフォンと違い、プレイヤーは使用し終えた際に毎回電源を切るユーザーが多いと思いますので嬉しい点ですね。
【入出力】
プレイヤー上部には3.5mmの同軸デジタル出力・USB Type-Cポート・microSDカードスロット。プレイヤー下部には4.4mmヘッドホン出力・3.5mmヘッドホン出力があります。上下に入出力系統が、ボタン・ダイヤルの操作系統は全て側面にまとめられているので、全体的にスッキリ見えるデザインが良いですね。
個人的にはmicroSDカードスロットには誤ってmicroSDカードが飛び出さないようにカバーがあったらなお嬉しかったものの、この配置のおかげでイヤホン・ヘッドホンを繋げた状態で、プレイヤーを衣服などのポケットから取りだす際に自然と画面が正しい向きになり、シームレスに操作も可能です。
【音質】
音の滲みを一切感じず、音の輪郭が際立っています。低音域〜高音域までバランスが取れており、臨場感などの過度な音楽表現は抑えられているあたり、上質でスタンダードな音質を楽しめるプレイヤーです。5種類のデジタルフィルターと3種類のFIRフィルターの組み合わせによりスタンダードな音質の中でもさらに自分好みに変化させられ、音質が気に入れば沼のようなプレイヤーになることでしょう。
量感イメージ
このスタッフの他のレビュー
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ムーさん
@e☆イヤホン 名古屋大須店
SHANLING
H2
シルバー
¥27940 税込
サブスクは出来ずともワクワク出来る機種
スマホにUSBで接続したり、Bluetoothでスマホとの間を無線にできるだけでなく、microSDカードを直接アンプに挿せば、単体でも音楽プレイヤーとして機能でき様々な使い方が可能です。 音楽プレイヤーとしての操作感は、ピンポイントな選曲はできず、microSDカード内のフォルダー順の再生、もしくはシャッフル再生のどちらかを設定で変更可能です。ピンポイントな選曲は出来ずとも、曲の送り戻しはボリュームダイヤルで操作が可能。ボリュームダイヤルの動きが柔らかく、手に持った拍子に動いて曲が変わってしまうということがありそうなものの、慣れれば操作は簡単です。 現時点だと、画像のように別売りの純正レザーケースを付ければ、ボリュームダイヤルの露出を半分だけ隠せるので、誤動作防止にも一役買ってくれそうです。ディスプレイ表示は設定で反転も出来、服のポケットに入れた時など状況に合わせて使用感を変更できる点は良いと思います。 いずれの接続方法でも音質にはさほど差は感じず、コンパクトでありながらもしっかりとヘッドホンを鳴らせるくらいの高出力は感じられ、温かみのある音に包まれるような感覚はスマホでは味わえない高音質を体感できると思います。
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ムーさん
@e☆イヤホン 名古屋大須店
SIVGA
SV021
ブラック
¥26590 税込
低音域の半身浴
まず装着した時に装着感がとても良く感じました。イヤーカップ部分には、幅が厚めのイヤーパッドを使用しているため、イヤーカップ内部が耳に触れる感覚はほとんどなく耳を包み込んでくれます。 ヘッドバンド部分のクッション性はふかふかではないものの、ヘッドバンドの締め付けは強く感じないので気持ちの良い装着感です。また、ヘッドホン本体の重量、約275グラムというのは成人男性が使用する分にはそこまで首に負担が掛からないので、長時間装着も可能だと思います。 装着した時点でかなり好印象のこちらのヘッドホン。肝心な音質に関しては優しくも量感溢れる低音域に「包まれる」というよりかは、鼻下くらいまでが低音域に「浸かる」ような感覚です。楽曲のベースラインは音の輪郭を強調するのではなく、全体的な音場に馴染むような低音域の表現でした。 ヘッドホン全般でみると比較的タイトな音場表現ではありますが、クラシック音楽を聴いた際には、その「浸かる」ような感覚である低音域が臨場感溢れる表現に繋がりつつ、バイオリンなどの弦楽器は細かいストロークを掴む音質であることに意外性を感じました。 製品説明に記載がある「無音状態ではノイズのないキレイなサウンド背景」が、本当によく感じられ、厚めのイヤーパッドの効果も相まって、音楽の無音部分で特に静寂を感じられます。
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ムーさん
@e☆イヤホン 名古屋大須店
GREEN HOUSE
GH-TWSW
ブラック
¥3278 税込
コストパフォーマンスに優れた完全ワイヤレス入門機
お求めやすい価格でノイズキャンセリングと外音取り込み機能が搭載されており、これらの機能をはじめて使用する方には、入門機として手に取りやすいと思います。 操作はボタンではなく、タッチパネルをタップする形式です。イヤホン本体のハウジングを3回タップすることで、ノイズキャンセリングのオン・オフと外音取り込み機能が順番に切り替わります。 また、ノイズキャンセリングの性能は環境音が全く聞こえなくなるほどではなく、いくらか音圧を抑えてくれるほどの感覚です。また、外音取り込み機能に関しても日常的に活躍してくれそうな印象です。 充電ケースの蓋を開けてすぐ見えるバッテリー残量は、パーセンテージで大きく表示され視認性が良いです。しばらくイヤホンを使用したあとケースに戻すと、しっかりイヤホンが充電されてるのが分かります。 音質は迫力のある重低音が効いた、アップテンポな音楽を楽しめる音質です。
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ムーさん
@e☆イヤホン 名古屋大須店
Astell&Kern
AK HB1
¥35980 税込
AKらしい音質をよりコンパクトにした1台
本体の見た目に関しては、同ジャンルの製品の中ではほんの少しだけ大きめです。大きめといえども、シャツの胸ポケットには余裕で入る大きさと厚みで、重さはずっしりとくる重さではないので、身につけていてストレスはほとんど感じないと思います。 音質に関してはまず、USB-DAC接続時に有線でスマートフォンなどの再生デバイスと接続した場合、Astell&Kernのプレイヤーのような音の輪郭がクッキリと際立ちます。過度な音楽的表現は抑えられた、「真っ直ぐな音」といった印象です。 また、Bluetoothレシーバー機能を使って音楽を聴いた場合、有線接続ほど音質が劇的に変わるわけではありませんが、音の厚みや輪郭、広い音場を感じられ、スマートフォンから直接有線イヤホンを挿して聴くよりも音質は向上していると感じました。また、Bluetoothの遅延に関しては、動画視聴の場合全くと言って良いほど感じませんでした。 ここで紹介する以上に多機能な「AK HB1」は様々な場面で活きるので、一台持っておくと非常に便利な製品だと思います。