スタッフ詳細
ひろヒロ
@e☆イヤホン 秋葉原店
嗜む程度にピアノひきます
ストリングス多めのDTM操作と編集練習中
思えばATH-CKM55を購入してから音楽とオーディオにずぶずぶとハマっていきました
スタッフレビュー
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SENNHEISER
IE 600
¥98901 税込
柔らかく繊細な高解像度イヤホン
「IE 300」、「IE 900」と続いたレゾネーターチャンバー搭載の3モデル目「IE 600」が登場です。パウダー状から造形をされたアモルファスジルコニウム採用のイヤホンは同社初となります。 持ってみるとレジンのイヤホンより微かに金属的な重さがあり、存在感というのでしょうか高級さがうかがえます。手触りはざらっとしていますが綺麗に指が滑るのでなんだかちょっと癖になります。いつまでも撫でていたい。 本体の色味は写真よりも少し褪せたような味のある鈍色で、光沢は無くマットな質感です。 付属品にセミハードケースがあるのもポイント高いです 装着感は、これまでのシリーズに比べると自重のせいか安定感が増したように感じました。ノズルが短めなので耳道の浅い方でも難なく装着できると思います。横に長いので耳介がコンパクトな方はお試しいただいてからの方が安全そうです。 音の感触ですが、主旋律を中心に優しくクリアに聴こえるタイプでした。ボーカルなど中域の繊細さが際立ちますし、余計な混じりけがない綺麗なサウンドなので各パートの音像がしっかりと聴こえる。というよりまるで見えるような立体的な輪郭に驚きます。 重低音は控えめですが、中低域の存在感はあるので、とくにボーカル楽曲との組み合わせは必聴です。ハーモニーが各パートに集中すれば聴こえるけれどしっかりと調和している様には感嘆の声が思わず漏れます。 バランスにすることでアタックがしっかりと出てくるようになるため、個人的にはアンバランスのソフトな音色の方が音場の広さも相まって相性がよいなと感じました。 一聴してわかる素晴らしい音なのでぜひ
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TAGO STUDIO TAKASAKI
T3-03
¥31250 税込
モニターヘッドホンを探しているならこれは外せない
試聴環境:M11 Plus LTD 楽曲:Vivaldi第4番 ヘ短調「冬」/うっせぇわ/Fade Out/いくじなし 箱出ししたばかりの個体を聴かせていただいたのですが、その際は低域の主張が強いなと感じました。 その後しばらくしてから再度聴いてみて「これは ……!」となりましたのでレビューさせてもらいます。 まずは装着感です。 頭周りにぴったりとフィットしてくれます。イヤーパッドの深さは浅めで耳の上に乗るようなタイプですが、側圧が強くないのとクッション性の高さからかしっかりとした遮音性を確保しつつ、耳が痛くなりづらいなと感じました。 イヤパッドの質が良いことや、ユーザー自身で交換できるのもよいですね。 またヘッドパッドもT3-01同様交換が可能なのでメンテナンス性の高さも健在です。 ただ本体の軽量さに対して付属のケーブルの重さは気になりました。長さの違う2種のケーブルが用意されているのですが、どちらもタッチノイズは起きやすいかなと思います。歩行時はケーブルクリップの利用をおすすめします。 音質は解像度がとってもちょうどいいモニターヘッドホンという感じ。 全体的に過不足なく鳴ってくれます。ボケすぎず、キレすぎず、遠すぎずマスクもしないのでレコーディングでも、ミックス・マスタリングでも使えそう。鳴り始める位置が近めなのも定位感がわかりやすくていいです。 音色は少し乾いていると感じます。あくまで堅実に鳴らしますよというヘッドホンだと思うので、そういった傾向が好きな方からすれば恐ろしくコストパフォーマンスが高いモデルとなりえるのではないでしょうか。逆にライブ音源などを多く聴くよという方にはダイレクトに反映されるせいでそれはそれで低クオリティーと感じてしまうものもあるかもしれません。 かの有名なモニターヘッドホンのように、ヘッドホンのハウジング部分を内側に折りたたむことはできないですが、ハウジング部分を90度回して平らにすることのできるスイーベル機構を採用しているので付属のポーチを含めて携帯性は高いと思います。