スタッフレビュー詳細
FIIO最上位モデルのドングルDAC
FIIO最上位モデルのドングルDAC「KA17」がついに発売されました。ドングルDAC「KAシリーズ」のフラッグシップモデルにあたります。
サウンドは前フラッグシップモデルの「KA5」と比べ、より低域をしっかり出している印象です。帯域的には「KA5」よりも下に位置する低域が出ているので、音の重量感がさらに楽しめます。そして、空間がかなり広めに確保されており、それに伴い定位も広くとってあるので立体的な音の表現が体感できます。
さらに、FIIO Controlアプリにも対応しているのでPEQ調整によるチューニングも可能。イヤホンやケーブルの組み合わせに合わせてプリセットを登録をしておくと便利です。
サイズ感は「KA5」よりも一回り大きくなったものの、個人的に手にはなじみやすくなったと思います。ボタン操作もしやすく、シンプルで良いです。
以上の傾向から、分離感のあるどしっとしたサウンドが好きな方には特におすすめの商品です。
【試聴環境】
iPhone
Apple Music
Meze Audio 99Classics&99Classics/99Neo アップグレードケーブル シルバー 4.4mm
【試聴楽曲】
Snarky Puppy What About Me?
Hippo Campus Bambi
The1975 UGH!
量感イメージ
この商品に対する
他のスタッフのレビュー
-
かわちゃん
@e☆イヤホン
FIIO
KA17
Black
¥26400 税込
間違いないスティックDAC
エントリー帯のスティックDACが実現できる最高峰の音質に加え、機能性も抜群! FIIOのフラッグシップの名前に恥じない素晴らしい機種が登場いたしました。 クッキリはっきりとしていてパワフルな低域が楽しめる傾向の音質です。全世代の機種と比べると低域部分のアタック感とレンジ感が向上しており、より見晴らしの良い音質に感じました。全体的に明るめの味付けが施されていて、高域などキラキラとした表現が楽しめる機種だと感じます。 また、この価格帯の製品では破格のフラグシップDACを2基搭載しており、高いS/N比を実現! しかもクラス最高峰650mWのパワーを秘めているので、ヘッドホンなども余裕をもって駆動します。 各社のスティックDACの進化は著しく感じます。その中でもやっぱりFIIOの製品を選ばれる方は多いであろうと納得できるクオリティでした。
-
e☆イヤホンスタッフ
@e☆イヤホン
FIIO
KA17
Blue
¥26400 税込
中低音の聴きごたえが増すスティック型DAC
【ポイント】 ・土台のしっかりとしたパワフルなサウンド ・給電用端子を搭載。パワーが必要なヘッドホンも駆動できる 【音の印象】※バスパワー駆動でレビューを行っています。 ボーカルのやや下あたりの帯域から低音域にかけての力強さを感じるサウンドが特徴的でした。音楽の土台となる部分がしっかりと表現されており、定位感も優れています。音場は広く感じる一方で、低音域やボーカルはやや近めに配置されています。 【機能面】 iPhone14 Proに接続した際には、スマートフォン本体のボリュームがmaxで固定され、KA17でのみボリューム調節が可能でした。120段階で調節でき、かなり細かな調整が利きます。 また、給電用のUSB Type-C端子が搭載されており、自宅で駆動力が必要なヘッドホンを使用する際にも積極的に使用していける点も高ポイントです。 ひとつだけ注意点として、本商品にはiPhone14以前のLightning端子採用モデルに接続するためのケーブルが付属していません。Lightning to USB-Cケーブルをお持ちでない方は別途購入が必要です。 【まとめ】 ゲーム機で使用可能なUAC1.0もサポートしており、日常の様々な場面の音を良くしてくれるスティック型DACです。是非お試しください! 【試聴環境】 iPhone 14 Pro→FIIO KA17(FIIO LT-LT1にて接続)→SHURE SE315(4.4mm接続) 【試聴楽曲】 赤い公園 - pray (G)I-DLE - MY BAG
このスタッフの他のレビュー
-
うーさん
@e☆イヤホン 秋葉原店
Kiwi Ears
Allegro
¥9780 税込
Kiwi EarsよりスティックDACが登場しました。
まず見た目について、レトロなゲーム機のコントローラーみたいです。十字キーとA・Bのボタンがついています。是非押してください。押せないんですよ……でも、いいですよね。かわいいので。 そして、音については定位がはっきりとしています。解像度や空間描写も程よく上がります。音がぼやける印象はなく、音がクリアに聴こえるため、音の細部まで楽しめます。これは3.5mmと4.4mm接続の両方に言える点だと思います。 特定の帯域が突出していないため、イヤホンやヘッドホンの音質を純粋にランクアップさせてくれます。バランス感が良いので、様々なジャンルを聴く方におすすめです。
-
うーさん
@e☆イヤホン 秋葉原店
SENNHEISER
HD 490 PRO/HD 490 PRO PLUS
HD 490 PRO
¥59400 税込
新しい開放型モニターヘッドホンです。
まず装着感に関しては、使用者が長時間使うことを想定して軽く設計されています。本体重量は260gです。パッドは2種類、音楽制作用(ベロア素材)とミキシング用(ファブリック素材)が同梱されています。素材が違うので当然着け心地が違うのですが、それ以上に音の違いが大きくあります。 まず音楽制作用パッドを使用した音の印象は低域の量感が多く、音も柔らかく感じられます。空間表現も程よく感じられるので、リスニング用途としても良い印象です。音楽に没入できる感覚があるので、確かにクリエイティブなパッドだと思いました。 一方ミキシング用パッドを使用した音の印象は、音楽制作用パッド使用時と比べて全体的に明瞭感があります。低域の量感が多めな印象は変わらずですが、制御された低域の印象があります。定位がはっきりとしていて、音もより近く感じられます。空間もかなり見やすく、全体のバランス感がかなり良いです。本当によく棲み分けされたパッドだと思います。 モニターヘッドホンをお探しの方は是非に。 【試聴環境】 iPhone Apple Music RME ADI-2 DAC FS 【試聴楽曲】 Snarky Puppy What About Me? Hippo Campus Bambi The1975 UGH! Dua Lipa Don't Start Now
-
うーさん
@e☆イヤホン 秋葉原店
iFi-Audio
iDSD Diablo2
¥197505 税込
micro iDSD Diabloの後継機、iDSD Diablo2がやってきました。
iFi-Audio「iDSD Diablo2」は、2021年2月に発売された「micro iDSD Diablo」をアップグレードしたモデルです。 出力は「Normal」「Turbo」「Nitro」の3段階で調節でき、IEMから高い出力が必要なヘッドホンまで対応しており、「なんでも来い」という印象を受けます。また、今回は手元に対応しているイヤホンが無かったので試せなかったのですが、MEMSドライバー専用のスイッチも搭載しております。 サウンドは前作と比べて中高域の伸びがよく、iFiらしいサウンドです。空間表現もよく、適度な広さがあります。中高域が出てくる分、低域や高域も出すぎる印象がないのですっきりとした印象を受けました。ここが前作と聴き比べて特に異なる点だと思います。 ポータブルでも、据え置きとしても使いたい方におすすめの一台です。 【試聴環境】 iPhone Apple Music Audeze LCD-X 2021 【試聴楽曲】 Snarky Puppy What About Me? Hippo Campus Bambi The1975 UGH!
-
うーさん
@e☆イヤホン 秋葉原店
SIVGA
SV023
¥72980 税込
中国発のブランド「SIVGA」が上陸しました。
ハウジングには天然無垢クルミ材、ハウジング中央の開口部にはアルミニウムのリングにステンレスメッシュが採用されており、高級感があります。 低域の量感がしっかりあり、下に伸びる感じではなく真ん中やや下で鳴っている印象です。ただ、ぼやけたりする印象はなくしっかりと制御されています。ベースラインなどが感じやすくて良い感じです。 高域はやや硬めで、細かい描写まで拾ってくれます。音場は狭くないので空間を感じやすい印象です。ただ、機器相性はありそうなので、高域を伸ばすような機材だと若干シャリつくかもしれません。 また、パッドの形状が独特ではあるものの、装着感は良いです。重さも約318gと軽量で負担は感じませんでした。低域の作りが良いのでベースやバスドラを感じたい方におすすめです。 【試聴環境】 Apple Music RME ADI-2 DAC FS SHANLING EH3 【試聴楽曲】 Snarky Puppy What's About Me? Hippo Campus Bambi The1975 UGH!