生産終了品
Chord Electronics (コードエレクトロニクス)
CHORD Mojo 2 Black 【CHO-MOJO2-BLK】
- 新品
¥79,695 税込
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保証期間
-
商品コード
4562314017588
-
- 在庫状況
-
-
スタッフによる音域バランス評価(平均)
- 買取上限価格 -
¥39,000
※買取上限価格は日々変動がございます
この商品のスタッフレビュー


e☆イヤホンスタッフ
@e☆イヤホン
量感イメージ
Mojo伝説再び
私が中古担当だった頃、ポタアン(ポータブルDAC)をお探しのお客様の多くがMojoを候補として検討され、試聴でその音の良さに驚かれてそのまま購入していただくこともしばしば……
そんな爆発的なヒット商品のMojoの後継機種「Mojo 2」が遂に発売となりました。
機能面での進化ポイントは、USB Type-Cでのデータ通信が可能となった点です。
AndroidスマートフォンやiPad等であればType-C to Type-Cのケーブルで接続できるようになりました。
micro USBのポートも搭載しているため、現在Mojoユーザーの方はお手持ちのデジタルケーブルのまま使用も可能です!
気になる出音は、クッキリハッキリな音場広めサウンドでした。
全体的に解像度が高く、中音域以下のパワフルさが好印象でした。
今回試聴に使用した「赤い公園 - yumeutsutsu」の冒頭の音が多い部分を1音1音しっかりと表現してくれました。
ボーカルは近すぎず遠すぎず。音楽を構成する1つのパートとしてちょうど良い距離感でした。
高音域に関しては、解像度が高く、細かい音までキチンと出ているのにもかかわらず、刺さる印象ではなく、丁寧に奏でてくれました。
高解像度な音ではありますが、全体的に音の繋がり感や滑らかさを感じる音で、聴き疲れを感じませんでした。
また、全体的に音場の広さを感じました。ライブ音源を聴く際にも楽しめそうです!
バランス接続が出来ないことをマイナスポイントだと思われる方もいらっしゃると思いますが、Mojo 2に関しては、アンバランス接続でも充分と言い切れるくらい素晴らしい音でした!
バッテリーを内蔵するポータブルDACは、やはり安定感抜群でした。
是非ご試聴ください!!!
試聴環境
iPad Pro→Chord Electronics Mojo2→Massdrop x Meze 99 Noir
試聴楽曲
赤い公園 - yumeutsutsu
YOASOBI - RGB
吉田凜音 - ASUNAROU


やーさん
@e☆イヤホン 秋葉原店
量感イメージ
ポタアンの決定版がリニューアル!
伝説的な人気を博したCHORD Mojoの後継モデルがついに登場です!
基本的なデザインはそのままに、USB Type-Cでの接続やメニューボタンを搭載し、前作よりも使い勝手がよくなりました!
Mojo2は新たにイコライザー機能が加わり、帯域ごとに細かく調整できるようになっていますが、今回はイコライザーを全帯域フラットで試聴してみました。
それではお待ちかねの音質について触れていきたいと思います。
全体的に厚みのあるサウンドで、それでいてぼわつく感じはしない解像度を併せ持っています。
ボーカルはライブ会場で聴くような広がりと力強さを併せもっていて、非常に聴きごたえがあります!
ギターやタム、スネアがボーカルに対して1歩引いた位置で鳴っており、より際立たせてくれています。
女性ボーカルが主役のアニソンやポップスと非常に相性が良いと思います!
また、ベースやバスドラはどっしりと響いてくれてグルーブ感がしっかりとあるので、ギターよりもベースが際立っているような楽曲、今回僕の試聴した楽曲の中だとジェネリックヒロインのベースがブリブリで非常に気持ちいいです!
前作Mojo同様、ハイインピーダンスなヘッドホンでも鳴らせてしまうパワーがありつつ、さらにノイズレスな音になっているので高感度なイヤホンにも対応しやすくなってます!
ですので、イヤホンとヘッドホンをどちらも使う方、ボーカルを主体に聴きたい方、ぜひお試しください!
試聴環境
イヤホン:AROMA Witch Girl 12
試聴楽曲:
ジェネリックヒロイン/ゼロティックホリック
黎明ニ咲ケ/徒然なる操り霧幻庵
鳴動/DOKONJOFINGER
未来ウォンテッド/プラズマジカ
No problem!!/Mashumairesh!!
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商品詳細
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レビュー
2022/2/25
新開発フルトランスペアレント型ロスレスDSP「UHD DSP」搭載
FPGA DAC内蔵ポータブルヘッドホンアンプ
Chord Electronics
CHORD Mojo 2 Black

Chord
Electronics社がハイエンド・ポータブルDACというジャンルを生み出してから約7年、同社の⾧年のデジタル設計コンサルタントであるロブ・ワッツは、画期的な技術で数々の賞を受賞したオリジナルMojoに再び焦点を当て、再イメージ、再設計しました。そうして誕生した『Mojo
2』は、FPGAテクノロジーの進化と共に、様々な新機能を搭載。その中でも世界初(※)の画期的なロスレスDSPとなる新開発「UHD
DSP」は、フルトランスペアレント型となり、音質を劣化させることなく、より広い周波数帯域に渡って総合的な音質の調整を可能にします。この新技術によりMojo
2は、音源のタイプや音の特徴を問わず、幅広い種類のヘッドホンとの比類のない互換性を実現し、様々なソースコンポーネントやデジタルファイルタイプに柔軟に対応できるようになりました。更にメニューシステムを新たに導入。ミュート機能、4段階のクロスフィード調整、移動時における誤動作防止のボタンロック機能、そしてUHD
DSPによる画期的なロスレス・トーン・コントロールを搭載しています。また、バッテリー充電システムの改善やUSB Type-Cデータ入力も搭載しました。Mojo
2はポータブルオーディオの基準を再定義する新世代のDAC内蔵ヘッドホンアンプです。
(※)2022年2月16日現在、DAC内蔵型ポータブルヘッドホンアンプとして。メーカー調べ。
-
- CHORD Mojo 2 Black 実機レビュー
-
イヤホンヘッドホン専門店e☆イヤホンのPRスタッフのかわちゃんです。
Chord Electronicsから注目の製品が登場しました!今回の動画では初代mojoの衝撃から約7年の時を経て生まれ変わったChord Electronics Mojo 2をご紹介いたします。
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お手頃な値段で唯一無二の音を楽しめると大好評で、e☆イヤホンでも常に売上ランキング上位に君臨していたポータブルDACが進化!
音質だけでなく機能面も大幅に向上しており、ロスレスDSPやクロスフィード調整など注目の機能が目白押しといった内容です。それでは早速チェックしていきましょう。
- 外観
- Mojo知ってる方ならひと目見てピンと来る見た目をしていますね。
-
電源ボタン、ボリュームボタン、に加えMojo2から新しくメニューボタンが追加されました。
電源を入れるとボタンは七色に光ります。光の色でサンプリングレートやボリューム状態、メニューの状態を通知してくれます。出力は初代Mojoと同じく3.5mmジャックを2つ搭載。2系統同時出力が可能です。
- 多彩な入力端子
-
デジタル入力端子は光デジタル(角型)、micro USB Type-B、USB Type-C、同軸デジタル(3.5mm)です。
新たにUSB Type-C入力が追加されUSB入力は合計2系統になりました。
- iPhoneとmojo2を接続する場合はカメラコネクションキットとUSB-typeC to typeA またはUSB microB to typeAが必要です。
-
Astell&Kern A&norma SR25 MKIIとUSB-typeC to USB-typeCケーブルを使って接続してみました。
横幅が同じなのでいい感じのサイズ感。持ち運びしやすいと思います。
- M11 Plus LTDとコアキシャル接続
- Astell & Kern A&ultima SP2000と光接続
-
金属製シャーシでビルドクオリティ良しです。Mojo 2は英国でデザイン、設計されハンドメイドで製造されているとのこと。
表面の加工はつや消しでサラサラとした加工になっていて、指紋などが目立ちにくいのが特徴です。
- 音質レビュー
-
聴いてまず感じたのがハッっとするようなクリアさです。すごい値段のハイエンドオーディオ機器って無音の表現がとても上手なんですけど、Mojo
2はそれらに匹敵するレベルの上手さがあると思います。7万円代は正直びっくりプライスかも。
ノイズを徹底的に減らす設計思想が活きているからでしょうか。何もないまっ透明の空間からフッっと音が立ち上がるような感覚を受けました。
音の純度がとても高くて、ディテールの再現性が強みの音質だと感じます。
全体的なチューニングは自然でバランスの良い傾向。音に実在感があるといいますか、音を脚色せずに空気感をリアルに再現するDACといえるでしょう。
-
ディテールの再現性がよく音の脚色が少ないと言えば、少し淡々としたモニターライクな音質を想像されるかもしれません。しかし、Mojo
2はどの帯域に関しても音に生気がすごく感じられ、音楽を楽しく聴けるリスニングにピッタリな音質です。音の引き際の空気感の表現もかなり上手です。
ウォームとクールの丁度真ん中。ドライとウェットの丁度真ん中。ピークが目立たないフラットな傾向で音のトーンに関しましてはどの要素もど真ん中なまさにリファレンスサウンドです。
まさにポータブルDACの新たな基準となりうる音質なのではないでしょうか。
音の広がりも良くて左右にぐっと広がる見晴らしの良いサウンドです。
音域と高音域の伸びが素晴らしく、ボーカルラインやベースはしっかりとした奥深さを感じました。
音の純度が高いおかげか定位もすごく正確でクッキリと浮かび上がる感覚です。
-
Chordサウンドの真骨頂と言えるのが、クラス最高峰の圧倒的なディテール再現と分離感を実現していながら、耳あたりがかなりいいのがポイント!
ずっと聴いていても聴き疲れしないのが大きな特徴です。音の輪郭が滑らかなのとやっぱり自然なトーンのおかげでしょうか。ビットレートの圧縮音源と相性がいいです。音の輪郭が滑らかなお陰で粗が出にくく瑞々しい音質が楽しめました。サブスク音源を聞く時にもぴったりな製品です。
- Mojoとの比較
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改めて聴き比べると音のディテールの細かさが格段に向上していて、進化の幅は大きいなと感じました。
Mojo 2と比較すると初代Mojoは暖かくしっとりとしたバランス。特に初代Mojoは高音域が丸く伸びが柔らかいという独特な癖がありましたが、Mojo 2はニュートラルでかなり高い部分までスッっと伸びるような高域が特徴となっております。
低域の精密さも明らかにMojo 2の方が優れていてクリアでしっかりとしたベースラインが特徴です。
柔らかく、丸めな音質のMojo。より自然で水のような透明感のあるニュートラルな音質のMojo 2と言ったところでしょうか。
正直Mojo 2を一度聴いてしまうと初代Mojoでは満足できないという方も多いかもしれません。
- Hugo2との比較
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HugoとMojo 2の音質はすごく似ていると思います。非常に滑らかで角がなくリアルというHugo 2の特徴を直接引き継いでいる印象に感じました。
よく聴き比べてみると低音域の細かいディテールや高域のレイヤーの多さなどはHugo 2が上回っていて、そこはさすが上位機種だなと感じました。
わずかな違いですが落ち着いてるのがHugo 2で、音にハリがあるのがMojo 2だと思います。
Hugo 2はかなり気になってたけど値段やサイズで躊躇されていた方に非常にオススメの製品です。
- 高能率イヤホンで試聴した感想(まるちゃんレビュー)
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Mojo2のなめらかで高解像度の音質に、ANDROMEDA 2020の空間表現力が加わり、広いサウンドステージと全帯域の解像度がさらに上がった印象です。
出力の強いアンプは、高インピーダンスなヘッドホンと接続して聴く場合は問題がない一方で、ANDROMEDAのような高感度なイヤホンなどと接続する場合ホワイトノイズが目立ってしまう場合があります。
しかしMojo 2は据え置き用のヘッドホンを軽々とドライブ出来るパワーを持ち合わせながらホワイトノイズを非常に小さなレベルまで抑え込んでいるので快適に使えました。
-
またボリューム量が小さい時でもギャングエラーや出力特性がおかしくなってしまうことも無くヘッドホンでリスニングする場合と同じようにお使い頂けます。
楽器の音は、ピアノを弾く音がとても滑らかに聴こえてしっとりとした落ち着いたサウンドに感じました。
ANDROMEDA 2020の好きなところ中高域の解像感にもさらに磨きがかかり、ボーカルはとても艶やかで、高域はなめらけで伸びやか、低域は程よく存在感を感じる程度の強さで全帯域それぞれ役割を果たしている感じです。
音楽にどっぷりつかりたい方には最高の組み合わせだと思います。
- 高インピーダンスヘッドホンで試聴した感想
-
ゼンハイザーHD800Sに接続して聴いてみました。
この2台の組み合わせはまさに素晴らしいの一言。最高の相棒だと思います。
HD800Sの強みである、ヘッドホンの中で最高レベルの広大なサウンドステージから、とても細かいディテールの音がクッキリと浮かび上がる感覚。すごく広いのに音は遠くに感じないんですよね。不思議な感覚です。
音がすごく緻密でかつ自然な響きなのが特徴。加えて圧倒的な透明感。文句なしの音質です。
HD800Sは非力なアンプと接続すると低域が痩せたり高域のディテールが痩せてしまったりなどがあります。一方で、Mojo 2は HD800Sを完璧にドライブしてくれました。
低域はしっかりとして情報量がぎゅっとつまったような低域。高域もかなりすっと伸びる印象です。すごくいい組み合わせなのでぜひ一度お試しください。
- FPGAについて
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Chord
ElectronicsのDAC製品の大きな特徴はアナログに変換する際に汎用のDACチップで処理させるのではなく、FPGA汎用高速プロセッサと呼ばれるもので処理させているという点です。
Mojo2などのChord ElectronicsのDAC製品に搭載されているFPGA汎用高速プロセッサは、多くのDACアンプに採用されている汎用のDACチップと比較すると処理能力がかけ離れるほど高いのが特徴。高い性能を生かして可能な限りアナログの音を再現しようとするのがMojo 2の強みです。
-
またFPGAは自由にプログラミングできるというのが特徴で、Chordエレクトロニクスの伝説的なエンジニアのロブワッツ氏が開発した独自のアルゴリズムがプログラムされたWTAフィルタとパルスアレイDACを通してデジタル信号をアナログ信号へ変換しています。
この2つはメーカー曰く一般的なDACチップと異なり正確でかつノイズが少ないのが特徴とのこと。
D/A部分に独自技術を投入する手法は音質にもかなり影響されていて、Chord Electronicsにしか出せない唯一無二の音質が魅力となっています。
FPGAってパソコンのパーツと同じで同じ値段でも時が経つにつれてだんだん全体的なシステムとしての処理能力が上がっていくんですよね。
Mojo2もその影響を受けています。補間フィルターの複雑さを表す技術的指標としてタップ数というものがあるのですが、Mojo 2は40,960タップを実現しました。
Mojo 38,896タップ、Hugo2 49,195タップ、Hugo 26,384タップ
先代モデルどころか上位機種に迫る処理性能をこの手のひらサイズに凝縮している製品です。
- バランス接続について
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Chord Electronics製品にはなぜバランス接続を搭載しないのかというお声を良く聞きます。確かに気になりますよね。
シングルエンド出力しか搭載しないのはChord Electronicsのエンジニアの思想が反映されているためです。
設計者の方は、そもそもノイズとクロストークも極めて少ないChord DACにバランス接続を搭載しても音質的なメリットが少なく、逆にシングルエンドと比べて通る部品が多く、複雑になってしまうので音質の劣化に繋がりかねないという考えが反映されているみたいです。
お次は多機能が魅力のMojo2の使い方や活用方法をご紹介していきます。
- メニューシステム
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Mojo2は新たにメニューシステムを導入しています。
Mojo2は本体に4つのボタンを搭載していて下にMと刻印がされているのがメニューボタンです。通常時は白か消灯で白は高ボリュームレンジ、消灯時は低ボリュームレンジを表していて2段階のボリュームモードを搭載。ひと目見てボリュームの状態を確認することが可能です。また「+」ボタンと「-」ボタンを同時に押すと音量をミュートすることができます。このときにはメニューボタンが点滅します。
電源が入っている状態でボタンを押すと色が切り替わり各色にメニューが割り当てられています。
- 輝度調整とクロスフィードモード
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青は輝度調整とクロスフィード機能で、イヤホンやヘッドホンでリスニングしている時スピーカーで聴いているような音場感にする機能です。
メニューボタンが青の状態で+ボタンを押すと4種類に切り替えが可能です。
消灯がクロスフィードオフ、赤が最小、緑が中、青が最大です。
- 実際に聴いてみた感想
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クロスフィードをだんだん強くするに連れて定位が頭の中から前方向に移動する感覚です。横の広がりはあまり変わらず。定位が前に前になるのが主な違いです。
頭内定位ならではの癖が軽減されるので少し聴き疲れが低減される印象。聴き心地がとても自然で音像や音のディテールのぼやけがクロスフィードオフの状態と殆ど差がないのが特徴に感じました。
楽曲はもちろん動画コンテンツでお試しいただくと面白い機能かもしれません。
また青の状態で-ボタンを押すとボタンの輝度が調節可能なのでお使いの環境に合わせて調節して頂けます。
- 世界初フルトランスペアレント型ロスレスDSP「UHD DSP」
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クロスフィード及び輝度調整機能からメニューボタンを押し進めていくと赤、黄、緑、水色と色が変わります。
これはフルトランスペアレント型ロスレスDSP「UHD DSP」の設定モードで4つの帯域に対して各帯域ごと+9dBから-1dBごとで-9dBまで、18段階の調整ができるイコライジング機能です。
赤が低音の20Hzピーク、黄色が低音の125Hzシェルフ、緑が高音の3KHzシェルフ、水色が高域20kHzピークに割り当てられていて「+」ボタンと「-」ボタンを押すことで調節が行えます。
各トーンの音量の設定はこんな感じで色分けされていて細かく調整が可能です。
- 実際に使ってみた感想
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赤、低音の20Hzピークはかなり低い帯域に効く印象です。強くすると少し迫力が増すのと、ベースの唸りや空気感が強調されアタック感の調整もできます。
一方で弱くするとスッキリとする印象です。
黄色、低音の125Hzシェルフは強くするとベースの量感が増え暖かみが増す印象。音の広がりも変化します。
弱くすると低域の量感が減りタイトでコンパクトな音質になります。
緑が高音の3KHzシェルフは高域の量感とキツさが主に変わる印象で増やすとクッキリ、減らすとマイルドに
水色が高域20kHzピークは音のエッジの鋭さが主にかわり増やすと輪郭がクッキリ、減らすと音が丸くなる印象でした。
ロスレスDSPといった名だけあり高い動作精度を実現していて、イコライジングしても音質の劣化がほとんど無いのが大きなポイントです!
- ボタンロックモード
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メニューボタンを推し進めていくと最後に紫色になります。
これはボタンロックモードに割り当てられていてメニューボタンが紫の状態で「+」と「-」ボタンを同時押しするとボリュームボタンが紫色になります。
この状態になるとボリュームボタンを押しても反応しなくなります。ボタンロックモードになるとメニューボタンが紫色に発光します。
Mojo 2めちゃくちゃパワーがあるのが特徴です。
ポケットなどに入れて持ち運んでいた際不用意にボリュームが上がってしまう事故を防げるのでポータブル運用でも安心してお使い頂けます。
- デスクトップモードを搭載
- インテリジェントデスクトップモードは電源に接続中バッテリーの満充電になると自動的にUSBから急電する機能です。バッテリーへの負担や過充電が防げる機能です。据え置き用途として使うときに便利です。
- Polyとの完全互換を実現
-
別売りのアクセサリーPolyと組み合わせることでワイヤレスネットワーク機能とmicroSDカード再生機能が追加されます。
ソースとケーブルを使って接続せずとも楽曲が再生が可能。よりお手軽に音楽を楽しむことが出来ます。
Polyにもバッテリーが搭載されているので充電すれば外に持ち出して音楽を楽しめます。
- 設定は専用スマートフォンアプリ「Gofigure」で簡単に可能です。
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接続先のWi-Fiの設定もアプリで簡単に可能。
アクセスポイントがない場合もiPhoneのテザリング機能を使って接続することが可能です。接続先のワイファイの設定もアプリで簡単に可能でした。
- 楽曲を再生する際、MPD(Music Player Daemon)とDLNAに対応しているのでプレイヤーアプリは自分好みのアプリケーションを使って音楽が楽しめます。
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DLNAアプリ8playerとの接続例
microSD内の音源だけではなく、DLNAサーバー機能に対応したNASやPC内の音源を再生可能なので、SDに曲をコピーしたり差し替えたりせずに膨大なライブラリに直結できます。
- 他にもAirPlay対応なのでiOSやMacOS機器と接続して、例えばAppleMusicやSpotifyなどの定額サービスの音源を煩わしい設定無しで楽しめます。
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一つ注目すべきポイントが一つあります。それはズバリ「音質」
mojo2に合わせて専用設計された機器なだけあり、普段USBケーブルを通して聴く場合より明らかに音質の向上を感じました。
mojoが登場した衝撃の再来といった印象。Mojo 2は間違いなくポータブルDACの業界水準となり得る製品でしょう。
最高レベルのクリアさと滑らかで自然な聴き心地を実現したリファレンスサウンドをぜひ一度お試しください。
以上、最後まで読んで頂いてありがとうございます。e☆イヤホンのPRスタッフのかわちゃんがお送りいたしました!
-
- Mojo 2の特徴
-
・進化したFPGAテクノロジー
・デジタルDCサーボによるDCカップリングの採用
・40個のDSPコアを使用した40,960タップの改良型独自WTAフィルター
・改良型ノイズシェーパーと改良型4eパルスアレイDAC
・新開発フルトランスペアレント型ロスレスDSP「UHD DSP」搭載
・メニューボタンの採用によるミュート機能、4段階クロスフィード機能、ボタンロック機能
・FPGA管理の新バッテリー充電システムによる高速&低温充電とバッテリー容量 9%増加
・バッテリーレス動作に対応する改良型インテリジェントデスクトップモード搭載
・光デジタル、同軸デジタル、Micro USBに加え、USB Type-Cデジタル入力を新設
・PCM 768KHz/32bit、DSD256のネイティブ再生対応
・Mojo専用ストリーマー/サーバーのPoly(別売)と完全互換(※)
※Poly のファームウェアは Ver.3.0.0 以降である必要があります。
-
- 様々な改良によるトランスペアレンシーの向上
-
Mojo 2 は、デジタルDCサーボによるDCカップリングになりました。40個のDSPコアを使用し、CHORD独自のWTA(Watts Transient
Aligned)フィルターの改良を施したことによって、40,960タップ(※)を実現しています。更にノイズシェーパーの改良により、奥行き感やディテール感が向上、そして同時に4eパルスアレイDACの改良により、歪みや帯域外ノイズの低減を実現しました。また、カップリングコンデンサーを廃止することで、より高い音のニュートラル性も実現しています。
※補間フィルターの複雑さを表す技術的指標。参考:Hugo 2/49,195タップ、Mojo/38,896タップ、Hugo/26,384タップ。
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- 新開発フルトランスペアレント型ロスレスDSP「UHD DSP」搭載
-
Mojo 2は、大きな特徴として世界初(※)のフルトランスペアレント型ロスレスDSPとなる「UHD DSP」を搭載しています。705-768KHz で動作する
104bitのカスタムDSPコアを採用した独自技術となり、他のオーディオDSPと比較し、比類なき精度を実現しています。加えて内部での徹底したノイズシェーピングにより、極小信号のフィルタリングを維持したまま、極めてクリアな音質を確保しています。UHD
DSPは、周波数帯域ごとに18段階の調整ができ、低域、中低域、中高域、高域といった全周波数帯域にわたる微調整が可能です。音量調整範囲も+18dB~-108dBに改善され、メインボリュームをローボリュームモードとハイボリュームモードに切替ができ、各調整範囲で最適な音量を提供できるようになりました。また、DSP制御による4段階のクロスフィード機能を新たに搭載し、スピーカーのような空間演出が可能な自然なヘッドホンリスニングを実現しました。
(※)2022年2月16日現在、DAC内蔵型ポータブルヘッドホンアンプとして。メーカー調べ。
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- メニューシステムの導入
- Mojo 2では新たにメニューシステムを導入しました。メニューボタンからの操作でミュート機能、移動時におけるボタンロック機能、4 段階のクロスフィード機能、そしてUHD DSPによるロスレス・トーン・コントロールが行えるようになりました。ロスレス・トーン・コントロール機能により、オーディオ信号のイコライジングを簡単に変更することが可能です。1モードあたり各9段階、1dB毎に調整ができ、最大9dBのブーストおよびカットが音量ボタンを押すことで可能です。イヤホンやヘッドホンなどの接続された機器のある特定周波数が強すぎると感じた場合、Mojo 2ではこの機能を使用してそれを修正し、レスポンスカーブをフラットにできます。
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- 新バッテリー充電システムと改良型インテリジェントデスクトップモード
- Mojo 2は、FPGAベースの新しいバッテリー充電システムを搭載したことにより、バッテリー管理が大幅に改善されています。充電速度が大幅に向上し、電力損失が75%削減、低温でより効率的な充電が可能にりました。バッテリー容量も9%アップ、電力効率も向上したことにより、バッテリー駆動時間は約8時間となりました。また、Hugo 2で定評のあった「インテリジェントデスクトップモード」を改良し、搭載しました。絶縁型バッテリーと電源ユニットの再設計により、音質を損なうことなくバッテリーレス動作に対応し、フィルタリングとアイソレーションの改善も図られています 。
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- Polyとの完全互換を実現
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Mojo 2は、Mojo専用ストリーマー/サーバーである「Poly」(別売)と完全互換(※)します。Polyとドッキングすることで、ハイレゾストリーミングや
microSDカードスロット使用時の最大2TBのソリッドステートライブラリ保存と再生が可能になります。
※mojo 2とpolyを接続するには、polyのファームウェアをver3.0.0へアップデートが必要です。
アップデート方法など詳細は下記よりお問い合わせください。
サポートお問い合わせフォーム[Chord Electronics]
【Chord Electronics】
「イギリスの庭園」とも呼ばれるケント州メードストンに本拠を置くChord
Electronics社は、1989年にジョン・フランクスにより設立されました。高精度で複雑な技術を求められる航空電子工学をルーツに持つフランクスは、真の問題解決は現象への対処療法ではなく根本へのアプローチによってのみ可能であるという信念のもと、独自のスイッチング電源開発に取り組み、マニアの間に根強かったスイッチング電源へのアレルギーを払拭する「Chord
SMPS」を完成させました。この電源思想は、“CHORDサウンド”と特筆されるダイナミックかつ緻密な音色の源となっており、CHORDブランド製品がオーディオファイルのみならず、プロフェッショナルの現場からも高い支持を得ている大きな理由の一つです。さらに、CHORDが擁するもう一人の異才、ロバート・ワッツによる独自アルゴリズムの開発により、CHORDが繰り出すデジタオディオ製品は、世界的に市場を牽引する存在となっています。CHORDの技術的柱は、デジタル技術の⿁才ロバート・ワッツと1996年より共同開発をスタートした独自のアルゴリズムです。最先端のFPGAコンポーネント・テクノロジーを駆使し、「パルスアレイDAC」や「WTAフィルター」など、パワフルかつ洗練を窮めたユニークなアルゴリズムを投入。2001年に発表された「DAC64」は世界的ヒットとなり、現代まで続く唯一無二のデジタル・オーディオ・プロダクツを次々と生み出してきました。強力な電源部に支えられた先鋭的デジタル・テクノロジー、それはCHORDでなければ成し得ないサウンドとパフォーマンスを提供いたします。
製品仕様
■ スペック | |
---|---|
デジタル入力 | 光デジタル(角型) 同軸デジタル(3.5mm/デュアルデータ同軸兼用) Micro USB USB Type-C |
ヘッドホン出力 | 3.5mm/3 極ステレオミニジャック×2 |
出力インピーダンス | 0.06Ω |
ダイナミックレンジ | 125dB |
THD+N | 0.0003%(2.5V/300Ω) |
チャネルセパレーション | 118dB stereo separation 1kHz 300 ohms 2.5v |
出力レベル 1KHz/300Ω | 90mW(5.2Vrms) |
出力レベル 1KHz/30Ω | 600mW(4.2Vrms) |
充電ポート | Micro USB(充電電流 1.5A ※2A 以上の AC アダプターを推奨) |
作動電圧 | 5V DC |
駆動時間 | 約 8 時間 |
サイズ | 約 W83mm×H62mm×D22.9mm |
重量 | 単体約 185g(Poly ドッキング時合計約 270g) |
付属品 | 充電用ショート Micro USB ケーブル クイックガイド |
メーカー保証 | 1 年間 |
商品詳細
2022/2/25
新開発フルトランスペアレント型ロスレスDSP「UHD DSP」搭載
FPGA DAC内蔵ポータブルヘッドホンアンプ
Chord Electronics
CHORD Mojo 2 Black

Chord
Electronics社がハイエンド・ポータブルDACというジャンルを生み出してから約7年、同社の⾧年のデジタル設計コンサルタントであるロブ・ワッツは、画期的な技術で数々の賞を受賞したオリジナルMojoに再び焦点を当て、再イメージ、再設計しました。そうして誕生した『Mojo
2』は、FPGAテクノロジーの進化と共に、様々な新機能を搭載。その中でも世界初(※)の画期的なロスレスDSPとなる新開発「UHD
DSP」は、フルトランスペアレント型となり、音質を劣化させることなく、より広い周波数帯域に渡って総合的な音質の調整を可能にします。この新技術によりMojo
2は、音源のタイプや音の特徴を問わず、幅広い種類のヘッドホンとの比類のない互換性を実現し、様々なソースコンポーネントやデジタルファイルタイプに柔軟に対応できるようになりました。更にメニューシステムを新たに導入。ミュート機能、4段階のクロスフィード調整、移動時における誤動作防止のボタンロック機能、そしてUHD
DSPによる画期的なロスレス・トーン・コントロールを搭載しています。また、バッテリー充電システムの改善やUSB Type-Cデータ入力も搭載しました。Mojo
2はポータブルオーディオの基準を再定義する新世代のDAC内蔵ヘッドホンアンプです。
(※)2022年2月16日現在、DAC内蔵型ポータブルヘッドホンアンプとして。メーカー調べ。
-
- CHORD Mojo 2 Black 実機レビュー
-
イヤホンヘッドホン専門店e☆イヤホンのPRスタッフのかわちゃんです。
Chord Electronicsから注目の製品が登場しました!今回の動画では初代mojoの衝撃から約7年の時を経て生まれ変わったChord Electronics Mojo 2をご紹介いたします。
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お手頃な値段で唯一無二の音を楽しめると大好評で、e☆イヤホンでも常に売上ランキング上位に君臨していたポータブルDACが進化!
音質だけでなく機能面も大幅に向上しており、ロスレスDSPやクロスフィード調整など注目の機能が目白押しといった内容です。それでは早速チェックしていきましょう。
- 外観
- Mojo知ってる方ならひと目見てピンと来る見た目をしていますね。
-
電源ボタン、ボリュームボタン、に加えMojo2から新しくメニューボタンが追加されました。
電源を入れるとボタンは七色に光ります。光の色でサンプリングレートやボリューム状態、メニューの状態を通知してくれます。出力は初代Mojoと同じく3.5mmジャックを2つ搭載。2系統同時出力が可能です。
- 多彩な入力端子
-
デジタル入力端子は光デジタル(角型)、micro USB Type-B、USB Type-C、同軸デジタル(3.5mm)です。
新たにUSB Type-C入力が追加されUSB入力は合計2系統になりました。
- iPhoneとmojo2を接続する場合はカメラコネクションキットとUSB-typeC to typeA またはUSB microB to typeAが必要です。
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Astell&Kern A&norma SR25 MKIIとUSB-typeC to USB-typeCケーブルを使って接続してみました。
横幅が同じなのでいい感じのサイズ感。持ち運びしやすいと思います。
- M11 Plus LTDとコアキシャル接続
- Astell & Kern A&ultima SP2000と光接続
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金属製シャーシでビルドクオリティ良しです。Mojo 2は英国でデザイン、設計されハンドメイドで製造されているとのこと。
表面の加工はつや消しでサラサラとした加工になっていて、指紋などが目立ちにくいのが特徴です。
- 音質レビュー
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聴いてまず感じたのがハッっとするようなクリアさです。すごい値段のハイエンドオーディオ機器って無音の表現がとても上手なんですけど、Mojo
2はそれらに匹敵するレベルの上手さがあると思います。7万円代は正直びっくりプライスかも。
ノイズを徹底的に減らす設計思想が活きているからでしょうか。何もないまっ透明の空間からフッっと音が立ち上がるような感覚を受けました。
音の純度がとても高くて、ディテールの再現性が強みの音質だと感じます。
全体的なチューニングは自然でバランスの良い傾向。音に実在感があるといいますか、音を脚色せずに空気感をリアルに再現するDACといえるでしょう。
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ディテールの再現性がよく音の脚色が少ないと言えば、少し淡々としたモニターライクな音質を想像されるかもしれません。しかし、Mojo
2はどの帯域に関しても音に生気がすごく感じられ、音楽を楽しく聴けるリスニングにピッタリな音質です。音の引き際の空気感の表現もかなり上手です。
ウォームとクールの丁度真ん中。ドライとウェットの丁度真ん中。ピークが目立たないフラットな傾向で音のトーンに関しましてはどの要素もど真ん中なまさにリファレンスサウンドです。
まさにポータブルDACの新たな基準となりうる音質なのではないでしょうか。
音の広がりも良くて左右にぐっと広がる見晴らしの良いサウンドです。
音域と高音域の伸びが素晴らしく、ボーカルラインやベースはしっかりとした奥深さを感じました。
音の純度が高いおかげか定位もすごく正確でクッキリと浮かび上がる感覚です。
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Chordサウンドの真骨頂と言えるのが、クラス最高峰の圧倒的なディテール再現と分離感を実現していながら、耳あたりがかなりいいのがポイント!
ずっと聴いていても聴き疲れしないのが大きな特徴です。音の輪郭が滑らかなのとやっぱり自然なトーンのおかげでしょうか。ビットレートの圧縮音源と相性がいいです。音の輪郭が滑らかなお陰で粗が出にくく瑞々しい音質が楽しめました。サブスク音源を聞く時にもぴったりな製品です。
- Mojoとの比較
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改めて聴き比べると音のディテールの細かさが格段に向上していて、進化の幅は大きいなと感じました。
Mojo 2と比較すると初代Mojoは暖かくしっとりとしたバランス。特に初代Mojoは高音域が丸く伸びが柔らかいという独特な癖がありましたが、Mojo 2はニュートラルでかなり高い部分までスッっと伸びるような高域が特徴となっております。
低域の精密さも明らかにMojo 2の方が優れていてクリアでしっかりとしたベースラインが特徴です。
柔らかく、丸めな音質のMojo。より自然で水のような透明感のあるニュートラルな音質のMojo 2と言ったところでしょうか。
正直Mojo 2を一度聴いてしまうと初代Mojoでは満足できないという方も多いかもしれません。
- Hugo2との比較
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HugoとMojo 2の音質はすごく似ていると思います。非常に滑らかで角がなくリアルというHugo 2の特徴を直接引き継いでいる印象に感じました。
よく聴き比べてみると低音域の細かいディテールや高域のレイヤーの多さなどはHugo 2が上回っていて、そこはさすが上位機種だなと感じました。
わずかな違いですが落ち着いてるのがHugo 2で、音にハリがあるのがMojo 2だと思います。
Hugo 2はかなり気になってたけど値段やサイズで躊躇されていた方に非常にオススメの製品です。
- 高能率イヤホンで試聴した感想(まるちゃんレビュー)
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Mojo2のなめらかで高解像度の音質に、ANDROMEDA 2020の空間表現力が加わり、広いサウンドステージと全帯域の解像度がさらに上がった印象です。
出力の強いアンプは、高インピーダンスなヘッドホンと接続して聴く場合は問題がない一方で、ANDROMEDAのような高感度なイヤホンなどと接続する場合ホワイトノイズが目立ってしまう場合があります。
しかしMojo 2は据え置き用のヘッドホンを軽々とドライブ出来るパワーを持ち合わせながらホワイトノイズを非常に小さなレベルまで抑え込んでいるので快適に使えました。
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またボリューム量が小さい時でもギャングエラーや出力特性がおかしくなってしまうことも無くヘッドホンでリスニングする場合と同じようにお使い頂けます。
楽器の音は、ピアノを弾く音がとても滑らかに聴こえてしっとりとした落ち着いたサウンドに感じました。
ANDROMEDA 2020の好きなところ中高域の解像感にもさらに磨きがかかり、ボーカルはとても艶やかで、高域はなめらけで伸びやか、低域は程よく存在感を感じる程度の強さで全帯域それぞれ役割を果たしている感じです。
音楽にどっぷりつかりたい方には最高の組み合わせだと思います。
- 高インピーダンスヘッドホンで試聴した感想
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ゼンハイザーHD800Sに接続して聴いてみました。
この2台の組み合わせはまさに素晴らしいの一言。最高の相棒だと思います。
HD800Sの強みである、ヘッドホンの中で最高レベルの広大なサウンドステージから、とても細かいディテールの音がクッキリと浮かび上がる感覚。すごく広いのに音は遠くに感じないんですよね。不思議な感覚です。
音がすごく緻密でかつ自然な響きなのが特徴。加えて圧倒的な透明感。文句なしの音質です。
HD800Sは非力なアンプと接続すると低域が痩せたり高域のディテールが痩せてしまったりなどがあります。一方で、Mojo 2は HD800Sを完璧にドライブしてくれました。
低域はしっかりとして情報量がぎゅっとつまったような低域。高域もかなりすっと伸びる印象です。すごくいい組み合わせなのでぜひ一度お試しください。
- FPGAについて
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Chord
ElectronicsのDAC製品の大きな特徴はアナログに変換する際に汎用のDACチップで処理させるのではなく、FPGA汎用高速プロセッサと呼ばれるもので処理させているという点です。
Mojo2などのChord ElectronicsのDAC製品に搭載されているFPGA汎用高速プロセッサは、多くのDACアンプに採用されている汎用のDACチップと比較すると処理能力がかけ離れるほど高いのが特徴。高い性能を生かして可能な限りアナログの音を再現しようとするのがMojo 2の強みです。
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またFPGAは自由にプログラミングできるというのが特徴で、Chordエレクトロニクスの伝説的なエンジニアのロブワッツ氏が開発した独自のアルゴリズムがプログラムされたWTAフィルタとパルスアレイDACを通してデジタル信号をアナログ信号へ変換しています。
この2つはメーカー曰く一般的なDACチップと異なり正確でかつノイズが少ないのが特徴とのこと。
D/A部分に独自技術を投入する手法は音質にもかなり影響されていて、Chord Electronicsにしか出せない唯一無二の音質が魅力となっています。
FPGAってパソコンのパーツと同じで同じ値段でも時が経つにつれてだんだん全体的なシステムとしての処理能力が上がっていくんですよね。
Mojo2もその影響を受けています。補間フィルターの複雑さを表す技術的指標としてタップ数というものがあるのですが、Mojo 2は40,960タップを実現しました。
Mojo 38,896タップ、Hugo2 49,195タップ、Hugo 26,384タップ
先代モデルどころか上位機種に迫る処理性能をこの手のひらサイズに凝縮している製品です。
- バランス接続について
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Chord Electronics製品にはなぜバランス接続を搭載しないのかというお声を良く聞きます。確かに気になりますよね。
シングルエンド出力しか搭載しないのはChord Electronicsのエンジニアの思想が反映されているためです。
設計者の方は、そもそもノイズとクロストークも極めて少ないChord DACにバランス接続を搭載しても音質的なメリットが少なく、逆にシングルエンドと比べて通る部品が多く、複雑になってしまうので音質の劣化に繋がりかねないという考えが反映されているみたいです。
お次は多機能が魅力のMojo2の使い方や活用方法をご紹介していきます。
- メニューシステム
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Mojo2は新たにメニューシステムを導入しています。
Mojo2は本体に4つのボタンを搭載していて下にMと刻印がされているのがメニューボタンです。通常時は白か消灯で白は高ボリュームレンジ、消灯時は低ボリュームレンジを表していて2段階のボリュームモードを搭載。ひと目見てボリュームの状態を確認することが可能です。また「+」ボタンと「-」ボタンを同時に押すと音量をミュートすることができます。このときにはメニューボタンが点滅します。
電源が入っている状態でボタンを押すと色が切り替わり各色にメニューが割り当てられています。
- 輝度調整とクロスフィードモード
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青は輝度調整とクロスフィード機能で、イヤホンやヘッドホンでリスニングしている時スピーカーで聴いているような音場感にする機能です。
メニューボタンが青の状態で+ボタンを押すと4種類に切り替えが可能です。
消灯がクロスフィードオフ、赤が最小、緑が中、青が最大です。
- 実際に聴いてみた感想
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クロスフィードをだんだん強くするに連れて定位が頭の中から前方向に移動する感覚です。横の広がりはあまり変わらず。定位が前に前になるのが主な違いです。
頭内定位ならではの癖が軽減されるので少し聴き疲れが低減される印象。聴き心地がとても自然で音像や音のディテールのぼやけがクロスフィードオフの状態と殆ど差がないのが特徴に感じました。
楽曲はもちろん動画コンテンツでお試しいただくと面白い機能かもしれません。
また青の状態で-ボタンを押すとボタンの輝度が調節可能なのでお使いの環境に合わせて調節して頂けます。
- 世界初フルトランスペアレント型ロスレスDSP「UHD DSP」
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クロスフィード及び輝度調整機能からメニューボタンを押し進めていくと赤、黄、緑、水色と色が変わります。
これはフルトランスペアレント型ロスレスDSP「UHD DSP」の設定モードで4つの帯域に対して各帯域ごと+9dBから-1dBごとで-9dBまで、18段階の調整ができるイコライジング機能です。
赤が低音の20Hzピーク、黄色が低音の125Hzシェルフ、緑が高音の3KHzシェルフ、水色が高域20kHzピークに割り当てられていて「+」ボタンと「-」ボタンを押すことで調節が行えます。
各トーンの音量の設定はこんな感じで色分けされていて細かく調整が可能です。
- 実際に使ってみた感想
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赤、低音の20Hzピークはかなり低い帯域に効く印象です。強くすると少し迫力が増すのと、ベースの唸りや空気感が強調されアタック感の調整もできます。
一方で弱くするとスッキリとする印象です。
黄色、低音の125Hzシェルフは強くするとベースの量感が増え暖かみが増す印象。音の広がりも変化します。
弱くすると低域の量感が減りタイトでコンパクトな音質になります。
緑が高音の3KHzシェルフは高域の量感とキツさが主に変わる印象で増やすとクッキリ、減らすとマイルドに
水色が高域20kHzピークは音のエッジの鋭さが主にかわり増やすと輪郭がクッキリ、減らすと音が丸くなる印象でした。
ロスレスDSPといった名だけあり高い動作精度を実現していて、イコライジングしても音質の劣化がほとんど無いのが大きなポイントです!
- ボタンロックモード
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メニューボタンを推し進めていくと最後に紫色になります。
これはボタンロックモードに割り当てられていてメニューボタンが紫の状態で「+」と「-」ボタンを同時押しするとボリュームボタンが紫色になります。
この状態になるとボリュームボタンを押しても反応しなくなります。ボタンロックモードになるとメニューボタンが紫色に発光します。
Mojo 2めちゃくちゃパワーがあるのが特徴です。
ポケットなどに入れて持ち運んでいた際不用意にボリュームが上がってしまう事故を防げるのでポータブル運用でも安心してお使い頂けます。
- デスクトップモードを搭載
- インテリジェントデスクトップモードは電源に接続中バッテリーの満充電になると自動的にUSBから急電する機能です。バッテリーへの負担や過充電が防げる機能です。据え置き用途として使うときに便利です。
- Polyとの完全互換を実現
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別売りのアクセサリーPolyと組み合わせることでワイヤレスネットワーク機能とmicroSDカード再生機能が追加されます。
ソースとケーブルを使って接続せずとも楽曲が再生が可能。よりお手軽に音楽を楽しむことが出来ます。
Polyにもバッテリーが搭載されているので充電すれば外に持ち出して音楽を楽しめます。
- 設定は専用スマートフォンアプリ「Gofigure」で簡単に可能です。
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接続先のWi-Fiの設定もアプリで簡単に可能。
アクセスポイントがない場合もiPhoneのテザリング機能を使って接続することが可能です。接続先のワイファイの設定もアプリで簡単に可能でした。
- 楽曲を再生する際、MPD(Music Player Daemon)とDLNAに対応しているのでプレイヤーアプリは自分好みのアプリケーションを使って音楽が楽しめます。
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DLNAアプリ8playerとの接続例
microSD内の音源だけではなく、DLNAサーバー機能に対応したNASやPC内の音源を再生可能なので、SDに曲をコピーしたり差し替えたりせずに膨大なライブラリに直結できます。
- 他にもAirPlay対応なのでiOSやMacOS機器と接続して、例えばAppleMusicやSpotifyなどの定額サービスの音源を煩わしい設定無しで楽しめます。
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一つ注目すべきポイントが一つあります。それはズバリ「音質」
mojo2に合わせて専用設計された機器なだけあり、普段USBケーブルを通して聴く場合より明らかに音質の向上を感じました。
mojoが登場した衝撃の再来といった印象。Mojo 2は間違いなくポータブルDACの業界水準となり得る製品でしょう。
最高レベルのクリアさと滑らかで自然な聴き心地を実現したリファレンスサウンドをぜひ一度お試しください。
以上、最後まで読んで頂いてありがとうございます。e☆イヤホンのPRスタッフのかわちゃんがお送りいたしました!
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- Mojo 2の特徴
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・進化したFPGAテクノロジー
・デジタルDCサーボによるDCカップリングの採用
・40個のDSPコアを使用した40,960タップの改良型独自WTAフィルター
・改良型ノイズシェーパーと改良型4eパルスアレイDAC
・新開発フルトランスペアレント型ロスレスDSP「UHD DSP」搭載
・メニューボタンの採用によるミュート機能、4段階クロスフィード機能、ボタンロック機能
・FPGA管理の新バッテリー充電システムによる高速&低温充電とバッテリー容量 9%増加
・バッテリーレス動作に対応する改良型インテリジェントデスクトップモード搭載
・光デジタル、同軸デジタル、Micro USBに加え、USB Type-Cデジタル入力を新設
・PCM 768KHz/32bit、DSD256のネイティブ再生対応
・Mojo専用ストリーマー/サーバーのPoly(別売)と完全互換(※)
※Poly のファームウェアは Ver.3.0.0 以降である必要があります。
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- 様々な改良によるトランスペアレンシーの向上
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Mojo 2 は、デジタルDCサーボによるDCカップリングになりました。40個のDSPコアを使用し、CHORD独自のWTA(Watts Transient
Aligned)フィルターの改良を施したことによって、40,960タップ(※)を実現しています。更にノイズシェーパーの改良により、奥行き感やディテール感が向上、そして同時に4eパルスアレイDACの改良により、歪みや帯域外ノイズの低減を実現しました。また、カップリングコンデンサーを廃止することで、より高い音のニュートラル性も実現しています。
※補間フィルターの複雑さを表す技術的指標。参考:Hugo 2/49,195タップ、Mojo/38,896タップ、Hugo/26,384タップ。
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- 新開発フルトランスペアレント型ロスレスDSP「UHD DSP」搭載
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Mojo 2は、大きな特徴として世界初(※)のフルトランスペアレント型ロスレスDSPとなる「UHD DSP」を搭載しています。705-768KHz で動作する
104bitのカスタムDSPコアを採用した独自技術となり、他のオーディオDSPと比較し、比類なき精度を実現しています。加えて内部での徹底したノイズシェーピングにより、極小信号のフィルタリングを維持したまま、極めてクリアな音質を確保しています。UHD
DSPは、周波数帯域ごとに18段階の調整ができ、低域、中低域、中高域、高域といった全周波数帯域にわたる微調整が可能です。音量調整範囲も+18dB~-108dBに改善され、メインボリュームをローボリュームモードとハイボリュームモードに切替ができ、各調整範囲で最適な音量を提供できるようになりました。また、DSP制御による4段階のクロスフィード機能を新たに搭載し、スピーカーのような空間演出が可能な自然なヘッドホンリスニングを実現しました。
(※)2022年2月16日現在、DAC内蔵型ポータブルヘッドホンアンプとして。メーカー調べ。
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- メニューシステムの導入
- Mojo 2では新たにメニューシステムを導入しました。メニューボタンからの操作でミュート機能、移動時におけるボタンロック機能、4 段階のクロスフィード機能、そしてUHD DSPによるロスレス・トーン・コントロールが行えるようになりました。ロスレス・トーン・コントロール機能により、オーディオ信号のイコライジングを簡単に変更することが可能です。1モードあたり各9段階、1dB毎に調整ができ、最大9dBのブーストおよびカットが音量ボタンを押すことで可能です。イヤホンやヘッドホンなどの接続された機器のある特定周波数が強すぎると感じた場合、Mojo 2ではこの機能を使用してそれを修正し、レスポンスカーブをフラットにできます。
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- 新バッテリー充電システムと改良型インテリジェントデスクトップモード
- Mojo 2は、FPGAベースの新しいバッテリー充電システムを搭載したことにより、バッテリー管理が大幅に改善されています。充電速度が大幅に向上し、電力損失が75%削減、低温でより効率的な充電が可能にりました。バッテリー容量も9%アップ、電力効率も向上したことにより、バッテリー駆動時間は約8時間となりました。また、Hugo 2で定評のあった「インテリジェントデスクトップモード」を改良し、搭載しました。絶縁型バッテリーと電源ユニットの再設計により、音質を損なうことなくバッテリーレス動作に対応し、フィルタリングとアイソレーションの改善も図られています 。
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- Polyとの完全互換を実現
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Mojo 2は、Mojo専用ストリーマー/サーバーである「Poly」(別売)と完全互換(※)します。Polyとドッキングすることで、ハイレゾストリーミングや
microSDカードスロット使用時の最大2TBのソリッドステートライブラリ保存と再生が可能になります。
※mojo 2とpolyを接続するには、polyのファームウェアをver3.0.0へアップデートが必要です。
アップデート方法など詳細は下記よりお問い合わせください。
サポートお問い合わせフォーム[Chord Electronics]
【Chord Electronics】
「イギリスの庭園」とも呼ばれるケント州メードストンに本拠を置くChord
Electronics社は、1989年にジョン・フランクスにより設立されました。高精度で複雑な技術を求められる航空電子工学をルーツに持つフランクスは、真の問題解決は現象への対処療法ではなく根本へのアプローチによってのみ可能であるという信念のもと、独自のスイッチング電源開発に取り組み、マニアの間に根強かったスイッチング電源へのアレルギーを払拭する「Chord
SMPS」を完成させました。この電源思想は、“CHORDサウンド”と特筆されるダイナミックかつ緻密な音色の源となっており、CHORDブランド製品がオーディオファイルのみならず、プロフェッショナルの現場からも高い支持を得ている大きな理由の一つです。さらに、CHORDが擁するもう一人の異才、ロバート・ワッツによる独自アルゴリズムの開発により、CHORDが繰り出すデジタオディオ製品は、世界的に市場を牽引する存在となっています。CHORDの技術的柱は、デジタル技術の⿁才ロバート・ワッツと1996年より共同開発をスタートした独自のアルゴリズムです。最先端のFPGAコンポーネント・テクノロジーを駆使し、「パルスアレイDAC」や「WTAフィルター」など、パワフルかつ洗練を窮めたユニークなアルゴリズムを投入。2001年に発表された「DAC64」は世界的ヒットとなり、現代まで続く唯一無二のデジタル・オーディオ・プロダクツを次々と生み出してきました。強力な電源部に支えられた先鋭的デジタル・テクノロジー、それはCHORDでなければ成し得ないサウンドとパフォーマンスを提供いたします。
製品仕様
■ スペック | |
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デジタル入力 | 光デジタル(角型) 同軸デジタル(3.5mm/デュアルデータ同軸兼用) Micro USB USB Type-C |
ヘッドホン出力 | 3.5mm/3 極ステレオミニジャック×2 |
出力インピーダンス | 0.06Ω |
ダイナミックレンジ | 125dB |
THD+N | 0.0003%(2.5V/300Ω) |
チャネルセパレーション | 118dB stereo separation 1kHz 300 ohms 2.5v |
出力レベル 1KHz/300Ω | 90mW(5.2Vrms) |
出力レベル 1KHz/30Ω | 600mW(4.2Vrms) |
充電ポート | Micro USB(充電電流 1.5A ※2A 以上の AC アダプターを推奨) |
作動電圧 | 5V DC |
駆動時間 | 約 8 時間 |
サイズ | 約 W83mm×H62mm×D22.9mm |
重量 | 単体約 185g(Poly ドッキング時合計約 270g) |
付属品 | 充電用ショート Micro USB ケーブル クイックガイド |
メーカー保証 | 1 年間 |