Roland
BRIDGE CAST
¥37400 税込
音量を独立管理できる便利オーディオインターフェース
Rolandより出入力を一元管理できる多機能オーディオインターフェース(以下AIF)「BRIDGE CAST」が出ました。
まず目を引くのはボリュームノブの多さです。左からMIC・AUX・CHAT・GAMEの調整ができます。ノブをひねると円周上に配置されたLEDが光るので、音量調整が簡単にできます。大きな4つのノブはクリッキーで調整感覚がつかみやすく、LINEOUTなどの小さいノブはシームレスに動くので使いやすいと思います。
このAIFの特徴としてこれ単体で声にエフェクトをかけたり、ゲームに最適化されたイコライザーを呼び出せることが挙げられます。
有名なAIFの多くはAIFのソフト側や、起動しているゲーム側で音量調整やイコライジングを行わないといけません。しかし「BRIDGE CAST」であればあらかじめ設定してある音響設定をボタンひとつで呼び出せるので、違うカテゴリのゲームをするときでもワンタッチで最適化された設定を呼び出せます。足音や銃声を聞くためのFPSの設定と、サウンドを楽しむRPGなど、設定を簡単に使い分けできるのはとても便利だと感じました。
また、VCなどを使う際でもボタンひとつでミュートできるのは強い点です。Windows側の設定が必要にはなりますが、ゲームやマイク、PC全体の音量を独立して調整できるのは使い勝手がいいと思います。
音質はクリアで癖のない特性で、使用する環境を選びにくい印象です。実際にゲームで使用しましたが、細かい足音や方向も聞き取れるうえ、壮大なサウンドも高音質で楽しめます。Windowsの環境であれば96kHzまで対応しているので、必要十分ではないでしょうか。
1ランク上のゲーム体験を求める方や、配信を始めてみたい方におすすめのAIFです。
再生環境:PC(Windows11)→BRIDGE CAST→HS1300SS
試聴楽曲:Ado「踊」
Official髭男dism「Pretender」
花譜「トウキョウ・シャンディ・ランデヴ feat. 花譜, ツミキ」