スタッフレビュー詳細
スティックDACの最適解
フラッグシップは伊達じゃない。圧倒的な解像度と音楽に立体感をもたらすスティックDAC、FiiO「KA5」の登場です。
特徴としてはKAシリーズの中では初めてOLEDディスプレイを搭載しています。ゲインやフィルター、音量などがひと目でわかるので便利になりました。また、サイズはコンパクトで、3.5mmと4.4mm端子を備えたスティックDACとしては最小クラスです。
他機種と比べてパワフルな点も魅力です。最大265mw(バランス出力、32Ω負荷時)という出力を誇り、鳴らしにくいとされるヘッドホンやイヤホンでもしっかりと駆動しやすいと思いました。
音質としては非常にクリアでナチュラルです。今回は「IE300」のアンバランス接続で試聴しました。音場は縦にも横にも広く見渡せるほど透き通っています。また、音がシャープな粒立ちをしているのでクールに聴こえます。どんな音源でも綺麗に、かつ素直に表現してくれる優等生タイプのスティックDACだと感じました。
また、バランス接続で聴いてみると、より分離感や定位がハッキリとして非常に聴きやすくなりました。
満を持して登場した、綺麗な表現で使いやすい万能DACです。是非ご試聴ください。
再生環境:iPhone13pro→KA5→IE300
試聴楽曲:official髭男dism「pretender」
花譜「トウキョウ・シャンディ・ランデヴ」
鏡音リン「炉心融解」
量感イメージ
この商品に対する
他のスタッフのレビュー
その他のレビューはまだありません
このスタッフの他のレビュー
-
アラチャン
@e☆イヤホン 秋葉原店
iBasso Audio
3T-154
シルバー
¥24750 税込
広い空間と適度なアタック感のオールラウンダー
空間が広くシルキーなボーカル表現が特徴的な、iBasso Audio「3T-154」です。 音は低域の滑らかかつ適度なアタック感と前に出てくるボーカル、空間の広さが特徴的だと感じました。低域のアタック感は程よい強さながらも、しっかり迫力も持ち合わせているバランスの良い鳴らし方です。シルキーでまとまりもある中域も相まって、クラブミュージックやポップスなどを主戦場としてオールラウンドに戦えそうです。また、空間が広いので、前述したジャンル以外でも十分にお使いいただけると思います。 そして目を引くのはやはり、その大きな筐体ではないでしょうか。“15.4mm”大口径ダイヤフラムを採用している影響で、イヤホンの中で見ると大きなサイズ感ですが、マグネシウム合金を筐体に使っているので軽量に仕上がっています。 そして、装着時には少しコツが必要だと感じました。ただ耳に押し込むのではなく、カスタムIEMなどと同じようにくるっと回して装着すると快適な装着感が得られます。また、イヤーピースのサイズ合わせも重要だと感じました。 広い空間と金属筐体の余韻、まとまりのあるサウンドの「3T-154」は、オールラウンダーな空間広めのイヤホンをお求めの方にオススメです。是非ご試聴ください。 再生環境:PAW5000MKII→3T-154 試聴楽曲:Heux「CupHead2018」 Mili「world.execute(me);」 萩原雪歩「Kosmos,Cosmos(ORT)」
-
アラチャン
@e☆イヤホン 秋葉原店
Kiwi Ears
Quintet
¥32780 税込
ニュートラルな多ドラ
ハリのある低域と艶感と軽やかさを両立する高域で音楽を楽しめるミドル帯イヤホン「Quintet」です。 メタリックシルバーのフェイスプレートに、ブラックのシェルは落ち着いた配色で使いやすいデザインです。シェルの形状も適切に成形されており快適な装着感です。耳の小さな方でもイヤーピースを変えれば入れやすいかと思います。 音は解像度が高く、過度な味付けがないニュートラルに近いサウンドです。ベースやギターは適度な弾力があり聴きごたえがあり、中高域はスッと粒立ちもありつつ伸びる万能機です。ゆったりとした曲やテンポの速い曲でもしっかりと鳴らし、音楽のうま味を逃しません。 ニュートラルにクセのないサウンドでジャンルを選ばない「Quintet」は1本持っておいて損はなさそうです。様々なジャンルを聴く方や、すっきりノリよく音楽を聴きたい方にオススメのイヤホンです。 再生環境:iPhone13Pro→Ifi-audio Neo iDSD BL→Quintet 試聴楽曲:サカナクション「さよならはエモーション」 Mili「world.execute(me);」 Steve Aoki, Daddy Yankee, Play-N-Skillz & Elvis Crespo 「Azukita」
-
アラチャン
@e☆イヤホン 秋葉原店
BQEYZ
Rime 3in1 ケーブル
¥9800 税込
バランスもアンバランスも
元気な低音と伸びやかな高音を併せ持つユーティリティープレーヤーのようなケーブル、BQEYZ (ビーキューアイズ)「Rime 3in1 ケーブル」です。 このケーブルは銀メッキ単結晶銅線のケーブルです。網目が大きいので取り回しも良く、イヤーループ部分も収縮ビニールで形成されているのでワイヤーが飛び出す心配もありません。 また、このケーブルはプラグ交換が可能で、付属品に「2.5mm・3.5mm・4.4mmのプラグ」があるため、いつでもバランス接続に切り替えができるのはポイントが高いと感じました。 音に関しては低音域が元気になり、高音域はハリが出て伸びやかになると感じました。今回使った音源はボカロの名曲「鏡音リン『炉心融解』」です。 かなりの高音なので表現が難しい曲ですが、しっかりと綺麗に表現できており、伸びもあるので想像以上に楽しく聴けました。低音は沈み込むようなキレのある音で、ドラムやベースなどもカチッと表現されているため、ジャンルを選ばず使いやすいと思います。 「10-FEET『第ゼロ感』」では、がっしりとした低音のおかげで、ノリよくグルーヴィーに聴けます。男性ボーカルも埋もれることなく適度な距離感で聴こえるので、やはり万能選手だと思いました。 バランス接続だけでなくアンバランス接続も楽しむ方、使いやすい1本をお求めの方にオススメです。 再生環境:iPhone13Pro→5/COSMOS 試聴楽曲:鏡音リン「炉心融解」 10-FEET「第ゼロ感」 Alexandros「閃光」
-
アラチャン
@e☆イヤホン 秋葉原店
日本ディックス
Scyne α01
¥132000 税込
伸びやかさ・艶やかさ・聴きやすさ
全体的に伸び感があり、あっさりとしていて聴きやすいながらも音楽を楽しめる日本ディックスの「Scyne α01」です。 日本ディックスといえば、金属コア入りイヤーピース「COREIR」シリーズや、確かなビルドクオリティで様々なイヤホンに使われているPentaconnプラグなどで有名なメーカーです。その日本ディックスからのイヤホンが満を持して登場します。 全体的に艶感がありつつも、くどくならない絶妙なラインのサウンドが特徴的です。特にボーカル帯が聴き取りやすく、ブレスの1つ1つまで丁寧に、あでやかに表現します。楽器も低域のレスポンスや高域のキレもバランスよく持ち合わせており、「聴きやすい、いい音」という印象を抱きました。 装着感も小ぶりでイヤーフィンのような形状をした部分が耳にしっかりとフィットするので違和感を感じさせません。軽量なので長時間の使用でも問題なさそうです。 伸びやかであっさりとしながらも艶やかさも持ち合わせる万能ハイエンドイヤホン「Scyne α01」、様々なジャンルの音源を聴く方にオススメです。 試聴環境:iPhone 13 Pro → UP5 → 「Scyne α01」 試聴楽曲:日向電工「ブリキノダンス」、ネイサン・エヴァンズ「Wellerman」、スティーヴ・アオキ「Azukita」