スタッフレビュー詳細
鈍く輝くバランス系の1本
柔らかな表現でバランスの良さがイヤホンの本領を引き出すケーブル、「Signal MKII 8Wire」です。
見た目は鈍色の被膜に、プラグとコネクタ部分のメタリックグレーが良く映えています。どんなイヤホンにも合わせやすい印象です。ケーブル自体は若干太めですが非常にやわらかく、取り回しが良いと思いました。
「銀と銅を圧縮させて作られた独自の線材」は広い音域でマイルドでありながらも主張するところは主張する、メリハリのあるサウンドを演出します。
「Pretender」ではドラムの力強さもありながら、ボーカルのつややかさも同居しており音楽としての一体感が高いです。分離感や解像度もしっかりあるので、決してダマになることなく様々な楽器を聞き取れます。特に弦楽器の響きなどはなめらかで太い力強さがあるので、聴きごたえも抜群です。
ハイエンド帯の万能ケーブルの決定版といえば「Signal MKII」になるのではないでしょうか。
再生環境:M11PlusESS→B1
試聴楽曲:Ado「踊」
Official髭男dism「Pretender」
花譜「トウキョウ・シャンディ・ランデヴ feat. 花譜
量感イメージ
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アラチャン
@e☆イヤホン 秋葉原店
iBasso Audio
3T-154
シルバー
¥24750 税込
広い空間と適度なアタック感のオールラウンダー
空間が広くシルキーなボーカル表現が特徴的な、iBasso Audio「3T-154」です。 音は低域の滑らかかつ適度なアタック感と前に出てくるボーカル、空間の広さが特徴的だと感じました。低域のアタック感は程よい強さながらも、しっかり迫力も持ち合わせているバランスの良い鳴らし方です。シルキーでまとまりもある中域も相まって、クラブミュージックやポップスなどを主戦場としてオールラウンドに戦えそうです。また、空間が広いので、前述したジャンル以外でも十分にお使いいただけると思います。 そして目を引くのはやはり、その大きな筐体ではないでしょうか。“15.4mm”大口径ダイヤフラムを採用している影響で、イヤホンの中で見ると大きなサイズ感ですが、マグネシウム合金を筐体に使っているので軽量に仕上がっています。 そして、装着時には少しコツが必要だと感じました。ただ耳に押し込むのではなく、カスタムIEMなどと同じようにくるっと回して装着すると快適な装着感が得られます。また、イヤーピースのサイズ合わせも重要だと感じました。 広い空間と金属筐体の余韻、まとまりのあるサウンドの「3T-154」は、オールラウンダーな空間広めのイヤホンをお求めの方にオススメです。是非ご試聴ください。 再生環境:PAW5000MKII→3T-154 試聴楽曲:Heux「CupHead2018」 Mili「world.execute(me);」 萩原雪歩「Kosmos,Cosmos(ORT)」
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アラチャン
@e☆イヤホン 秋葉原店
Kiwi Ears
Quintet
¥32780 税込
ニュートラルな多ドラ
ハリのある低域と艶感と軽やかさを両立する高域で音楽を楽しめるミドル帯イヤホン「Quintet」です。 メタリックシルバーのフェイスプレートに、ブラックのシェルは落ち着いた配色で使いやすいデザインです。シェルの形状も適切に成形されており快適な装着感です。耳の小さな方でもイヤーピースを変えれば入れやすいかと思います。 音は解像度が高く、過度な味付けがないニュートラルに近いサウンドです。ベースやギターは適度な弾力があり聴きごたえがあり、中高域はスッと粒立ちもありつつ伸びる万能機です。ゆったりとした曲やテンポの速い曲でもしっかりと鳴らし、音楽のうま味を逃しません。 ニュートラルにクセのないサウンドでジャンルを選ばない「Quintet」は1本持っておいて損はなさそうです。様々なジャンルを聴く方や、すっきりノリよく音楽を聴きたい方にオススメのイヤホンです。 再生環境:iPhone13Pro→Ifi-audio Neo iDSD BL→Quintet 試聴楽曲:サカナクション「さよならはエモーション」 Mili「world.execute(me);」 Steve Aoki, Daddy Yankee, Play-N-Skillz & Elvis Crespo 「Azukita」
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アラチャン
@e☆イヤホン 秋葉原店
BQEYZ
Rime 3in1 ケーブル
¥9800 税込
バランスもアンバランスも
元気な低音と伸びやかな高音を併せ持つユーティリティープレーヤーのようなケーブル、BQEYZ (ビーキューアイズ)「Rime 3in1 ケーブル」です。 このケーブルは銀メッキ単結晶銅線のケーブルです。網目が大きいので取り回しも良く、イヤーループ部分も収縮ビニールで形成されているのでワイヤーが飛び出す心配もありません。 また、このケーブルはプラグ交換が可能で、付属品に「2.5mm・3.5mm・4.4mmのプラグ」があるため、いつでもバランス接続に切り替えができるのはポイントが高いと感じました。 音に関しては低音域が元気になり、高音域はハリが出て伸びやかになると感じました。今回使った音源はボカロの名曲「鏡音リン『炉心融解』」です。 かなりの高音なので表現が難しい曲ですが、しっかりと綺麗に表現できており、伸びもあるので想像以上に楽しく聴けました。低音は沈み込むようなキレのある音で、ドラムやベースなどもカチッと表現されているため、ジャンルを選ばず使いやすいと思います。 「10-FEET『第ゼロ感』」では、がっしりとした低音のおかげで、ノリよくグルーヴィーに聴けます。男性ボーカルも埋もれることなく適度な距離感で聴こえるので、やはり万能選手だと思いました。 バランス接続だけでなくアンバランス接続も楽しむ方、使いやすい1本をお求めの方にオススメです。 再生環境:iPhone13Pro→5/COSMOS 試聴楽曲:鏡音リン「炉心融解」 10-FEET「第ゼロ感」 Alexandros「閃光」
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アラチャン
@e☆イヤホン 秋葉原店
日本ディックス
Scyne α01
¥132000 税込
伸びやかさ・艶やかさ・聴きやすさ
全体的に伸び感があり、あっさりとしていて聴きやすいながらも音楽を楽しめる日本ディックスの「Scyne α01」です。 日本ディックスといえば、金属コア入りイヤーピース「COREIR」シリーズや、確かなビルドクオリティで様々なイヤホンに使われているPentaconnプラグなどで有名なメーカーです。その日本ディックスからのイヤホンが満を持して登場します。 全体的に艶感がありつつも、くどくならない絶妙なラインのサウンドが特徴的です。特にボーカル帯が聴き取りやすく、ブレスの1つ1つまで丁寧に、あでやかに表現します。楽器も低域のレスポンスや高域のキレもバランスよく持ち合わせており、「聴きやすい、いい音」という印象を抱きました。 装着感も小ぶりでイヤーフィンのような形状をした部分が耳にしっかりとフィットするので違和感を感じさせません。軽量なので長時間の使用でも問題なさそうです。 伸びやかであっさりとしながらも艶やかさも持ち合わせる万能ハイエンドイヤホン「Scyne α01」、様々なジャンルの音源を聴く方にオススメです。 試聴環境:iPhone 13 Pro → UP5 → 「Scyne α01」 試聴楽曲:日向電工「ブリキノダンス」、ネイサン・エヴァンズ「Wellerman」、スティーヴ・アオキ「Azukita」