ボーカルやシンセ音が生き生きしてるぜ！

シャリシャリ感のある音は苦手だけど、キレの良い高音を聴きたいと思う方におすすめのイヤホン。それがiBasso Audio（アイバッソ オーディオ）「IT05」です。 見た目に関しては、全体的に緩やかな曲線を描いたフォルムをした柔らかい印象のデザインで、男女問わずどんなファッションにも似合いそうな外観です。 プラグ部分にはステンレス製のパーツがついているため、スマホや音楽プレイヤーなどに分厚いケースを使っているとステンレス部分がつっかえてプラグが奥まで入らない恐れがあるので、少し注意が必要だと思います。 ですが、断線しやすい箇所であるプラグ周りのケーブル部分が保護されているという点は非常に嬉しいです。 音域のバランスとしては、全体的に中高域を強めに押し出している傾向です。元気よく主張してくる中域〜高域を、タイトな低域が後ろ側で全体の空間を薄くコーティングして、音のバランスを整えているような感覚です。 中域〜高域の音自体はキレが良く、圧が強いものの、ギザギザしていない滑らかな音だったので、長時間聴いていてもキンキンせず聴き疲れしにくいサウンドでした。 こういった中高域のキレの良い音が出るという特徴から、キーの高めなボーカルや、とがったシンセ音が入っている曲を聴くと「IT05」のポテンシャルが最大に発揮されると思います。奇抜なシンセ音をよく使うTechnoやピコピコ音が特徴のChiptuneを聴いている方は特におすすめです。

全身の隅々まで響き渡る音

SHO-笙-MKIIは音が聴こえた途端、パッと音の世界に入り込めるような奥行きのあるイヤホンです。また、空間表現が得意で耳だけで聴くのではなく、体中に響きわたる感覚がありました。 全音域を余すことなく聴きたい方やどっぷりと音に浸りたい方にオススメのイヤホンです。 《見た目》 赤のハウジングと調和する銅のチャンバーユニットが、和を感じられる色合いで気品があり所有欲を満たしてくれそうです。 《機能》 別売りされている音響チャンバーと交換し、音の変化を楽しめるようになっています。 《音色》 初代の「SHO-笙- 」は、スッキリと整頓された音で、優しくもあり丁寧な音という印象でしたが、「SHO-笙-MKII 」は、音の広がりや、一つ一つの音の肉付きが良くなったと感じました。 音の広がりという点では、とりわけ余韻が美しく、聴こえてくる全ての音を隅々まで堪能することができます。 特にボーカルや弦楽器の伸び、ドラムやウッドベースの空間への残響が素晴らしいです。楽器や歌によって様々な音の違いをより分かりやすく鳴らしてくれます。 試聴の際は聴こえてくる様々な音の違いにも注目して聴いてみてください。 それから、音源が出したい音を素直に出してくれる所もこのイヤホンも魅力のひとつです。それぞれの楽器の奏者の配置が浮かび上がってくる程、音の定位も楽曲に忠実で丁寧です。 また純正イヤーチップが3種類付属されており、音の変化や装着感を楽しむことができます。特にAEX50はイヤーチップにウィングがついており、耳の中の空間を確保できるため音場の広さや音の奥行きを立体的に感じることができオススメです！ 音の余韻と空間表現、音源への忠実さが魅力のSHO-笙-MKII。ぜひ、店頭でご試聴くださいませ。 使用機材 ･ADI-2 DAC FS 【RME】 ･MacBook PRO 【Apple】 試聴楽曲 ･君をのせて 【All That Jazz】 ･テルーの唄 【手嶌葵】 ･Strict Theocracy 【Mili】 ･帰ろう 【藤井風】 ･KICK BACK 【米津玄師】