IE100 Proをリケーブルするにあたって、公式から発売されているこちらを買わせていただきました。もともとはIE500 Proに付属しているケーブルのようですが、IE100 Pro, IE400 Pro, IE500 Proでコネクタが統一されているため、あたり前ですがIE100 Proにもしっかりと装着することが出来ました。もとのケーブルと比べても取り回しがしやすいです。
今回私ははじめてのリケーブルで、正直リケーブル前は大した音質の変化はないだろうと侮っていました。実際、こちらが使用して音質が180度変わることなどはなく、IE100 Proの「基本の音」が鳴っているように感じました。
が、IE Pro Twisted Cable Clear(以下、「白ケーブル」)で聞いた後、IE100 Proに付属している元の純正ケーブル(IE Pro Straight Cable Black、以下、「黒ケーブル」) で聞くと、音質が大きく変化していると実感しました。
まずは音の表現の仕方。黒ケーブルと白ケーブルで比べると、白ケーブルはより広範囲から音が広がるように聞こえます。
数字にして例えるならば、黒ケーブルは前方150度から、白ケーブルは周囲210度から音が届いているように感じます。
そして音の鳴らし方にも変化が。IE100 Proは、前代IE40 Proに比べ、音域が広くなった代わりに、低・高音がよく聞こえるようにか、多少ドンシャリ傾向が強くなったように感じました。黒ケーブルではこれが顕著に表れていたのですが、これが白ケーブルでは、驚くことに、高音の刺さりが減り、低音の鳴らし方も繊細でよりわかりやすいように聞こえるではありませんか。また、ボーカルの声もさらに近くで聞こえるようになり、楽器とボーカルの距離感や息遣いなども聞こえるようになりました。
もう一度言いますが、これが私のリケーブル初体験です。驚きました。こんなに音が変わるとは思っていませんでした。
IE100 Pro, IE400 Proを購入された方で、黒ケーブルに違和感を感じている人、リケーブルをしてみたい方、リケーブルで何が変わるの?という方にこちらの商品をおすすめします。ゼンハイザーのイヤモニを買っている方で、音質にこだわっていない方はいないかと思われます。ならば、あなたにもこの違いを実感していただけるでしょう。
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