HIFIMANから新しいハイエンドHE1000SEの登場ですね。
ステルスマグネットや、ウィンドウシェードを採用したことで従来よりも音への不純物を排除した設計となっているそう。
外観でまず目を奪われたのが、ハウジングとイヤパッドに挟まれる形で顔をのぞかせているWOOD!!
HE1000SEはとても高級感のある木材と、コンピューターによる精巧な金属加工で設計されたヘッドホン部が、さらに職人の手磨きによって表面を仕上げており、
モダンさとクラシカルさが見事に調和していて所有欲をくすぐります。
装着感はHE1000時代から改善されたHE1000 V2を踏襲しており、耳全体を覆ったうえで耳から適度な距離感を保つようにデザインされています。イヤパッドも皮素材に肌に当たる部分に通気性を考えたメッシュを起用しており快適性が増しています。
聴いてみると、音の立ち上がりからすでに息を呑む精密さを感じました。
前モデルのHE1000 V2からさらに解像度があがり透明度の高い音質となっています。低音の鳴らし方が上手くなっていて破綻なく楽曲を躍動させてくれます。
低音を多めに聴きたがりな私ですが、この低域の量感にはみずみずしさと、骨身に染みる芯の強さが胸にくるサウンドで、音楽を止めるのを憚ってしまいました。
帯域ごとのバランスがとても洗練されていてボーカルと楽器をつぶし合うことなくより自然に、よりワイドに聞かせてくれます。
アンバランス、バランスケーブルとどちらも付属していてまさにHifimanのハイエンドモデルにふさわしいヘッドホンとなっているので、その実力をぜひ体感してみてください。
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e☆イヤホン スタッフレビュー
by ヒロ
2018/12/28