コンサートホールにいるかのような臨場感をあなたへ
2DD,1BAのハイブリット構成のイヤホンです。ダイナミックドライバーが低域に使われるハイブリッドイヤホンが多い中、この筐体には低域と超高域の1基づつにダイナミックドライバーが採用されています。
初めて聴いた時に一番最初に浮かんだ言葉は『艶やか』でした。角が立ったデジタルチックな高域と言うよりは優しく包み込んでくれるような丸い高域が特徴的だと思いました。ハイハットや、アコギのカッティングなどの細かな音に対するレスポンスも非常に高く、レコーディングスタジオで聴いているような分離感があります。また、空間表現にも長けていると思いました。本体のがっしりとした重量感とは裏腹に、繊細で粒立ちの良い上品な音作りだと感じました。
また、4.4mmのバランスケーブルが付属しています。バランス接続で聴いてみると、低域がグッと持ち上がり、ボーカルの息遣いや空気感がより鮮明に聴こえるようになったと個人的には実感しました。サステイン(音が途切れるまでの余韻)も分かりやすくなり、ライブ音源やクラシックなどとの相性がより良くなりました。
その為、POPSやROCKを聴くときはアンバランス接続、ライブ音源やクラシックはバランス接続などで使い分けるといいかもしれません。
上品で艶のある音を探している方、オススメです。
試聴環境
Sony NW-WM1AM2
試聴音源
スターダスト☆レビュー 今夜だけきっと
Ado 世界のつづき
MISIA everything