スタッフレビュー詳細
聴き分けやすい音に
銅と銀の合金導体のケーブルです。
一聴しての第一印象は「全体的に見通しが良くなった」でした。私が試聴する際に使用したSHURE SE215 Special Editionはボーカルを近く感じる印象のイヤホンなのですが、ボーカルの帯域が一歩後ろに下がるため、全体の見通しが良くなったような感じです。分離感もやや向上するため一音一音しっかり聴きたい方にオススメできます。
また、曲やイヤホンによってはドンシャリだと感じる場合があるかもしれませんが、サウンドバランスは大きくは変わらないので、お持ちのイヤホンの音を活かしつつ広がりを求める方にもピッタリだと思います。
取り回しが良い点も普段使いに最適です。ぜひお試しください。
試聴楽曲
シンガーズハイ『Kid』
原口沙輔『人マニア』
千也茶丸『なんとなく』
試聴環境
SHURE SE215 Special Edition
iPhone 12mini
apple純正3.5 to Lightning
量感イメージ
この商品に対する
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さばたん
@e☆イヤホン 秋葉原店
DUNU-TOPSOUND
HAYABUSA ULTRA
¥42000 税込
イヤホンをランクアップするならこれから
一聴しての印象は低音のハリがありつつ、金属筐体らしい歯切れの良い音だと感じました。 全体的にバランスはいいものの“弱ドンシャリ”のような印象も受けます。個人的にはバンドサウンドと、ボーカルは半歩ほど前にいるので女性ボーカルを聴かれる方へオススメです。 メタリックブルーの筐体に、全体ではなくフェイスプレートの縁部分にのみ総柄をあしらっているので、さりげなく他のイヤホンとの差がつけられるのが良いですね。 手にした時、ずっしりとした重さを感じましたが、装着すると重みのおかげでしっかりと安定感のある着け心地が得られます。 また、イヤピースが3種類付属しており、自分好みにカスタマイズできる点が嬉しいですね。さらに、プラグが交換式になっており追加のケーブルなしでバランス化できるのもありがたいです。 「今持ってるイヤホンをワンランクアップさせたい」+「ケーブルのバランス化に興味がある」という方にはもってこいの一本です。 【試聴楽曲】 10-FEET『第ゼロ感』 MOSHIMO『バンドマン』 KEYTALK『zero』 【試聴環境】 iphone12mini iPhone純正 3.5 to Lightning
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さばたん
@e☆イヤホン 秋葉原店
intime
脂 (KOTTERI) MarkII -コッテリマシマシ-
¥18000 税込
もっと硬く!濃く!多く!をご堪能あれ
e☆イヤホンPRスタッフ「はまちゃん」チューニングイヤホン脂 (KOTTERI)が『マシマシ』になって帰ってきました。 まず、前作のベースモデルは「intime 轟/煌」でしたが、今作は「intime 翔 DD」となり、形状が丸みのあるやわらかいデザインになっています。また、前作は左右で配色が異なりましたが、今作は左右で統一されたスモークブラックのシックな色味で、普段使いしやすいデザインになっています。 音質について、低音好きな私としては前作のチューニングがとても気に入っていたので、『マシマシ』になったサウンドにとても期待していましたが、結論から言うと、期待以上の結果でした。前作は「とにかく重低音」というコンセプトに忠実で、それはそれで楽しい音でしたが、今作の『マシマシ』ではイヤホンとしての完成度が一段と高くなり、重厚な低音の中でも輪郭を失わずに解像度が向上した印象で、低音そのものもベース重視という鳴り方から、全体のバランスが良く深みのある低音に進化したように感じました。「KOTTERI」らしい臨場感や迫力も充分で、前作同様ライブ音源にもぴったりですが、今作はより幅広いジャンルで楽しんでいただけるイヤホンになっていると感じました。 他にはない個性的な音をお求めの方や、普段低音イヤホンを使わない方でも1本持っておく価値があると思います。 【試聴楽曲】 ・ロトカヴォルテラ/KEYTALK ・全方向美少女/乃紫 ・悪魔のキッス/悪魔のキッス(戦慄かなの&かてぃ) 【試聴環境】 ・iPhone12mini ・Apple純正Lightning to 3.5mmアダプター
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さばたん
@e☆イヤホン 秋葉原店
AUDEZE
MM-100
¥77000 税込
手軽にAUDEZEサウンドを
ハイエンドモニターヘッドホンで人気のAUDEZEから、AUDEZE製品の中では比較的お求めやすいヘッドホンが登場しました。 まず、ハイエンドモデルとの大きな違いとして、ケーブルが挙げられます。ヘッドホン端子は既存モデルで使用されていたminiXLR両出しから、リケーブルの幅も広い片側3.5mmになりました。ヘッドホンには両側に3.5mmの受け口がありますが、どちらか片側に差し込むと音が鳴るため、使用環境に応じてどちらに挿すかを選べます。 さらに、ハイエンドモデルとの違いとしてヘッドバンドも挙げられます。「MM-100」のヘッドバンドはネジ式になっており、細かなサイズ調整こそできませんが、使用ごとに調整する手間や、長期間の使用でヘッドバンドが緩む心配がない点は嬉しいポイントです。 また、475g(本体のみ)と同メーカーの他モデルと比べて比較的軽量で、イヤーパッドに厚みがありホールド力はほどほどにあるものの側圧は強すぎず、優しい装着感です。 音質に関しては全体的に中心に寄っており、特にボーカルが一歩前に出ている印象です。開放型ヘッドホンで抜けがちな低域も、量こそ多くないもののしっかりアタック感があり、横に広がりを感じます。全帯域のバランスは良いですが、個人的にはモニター用途よりもリスニング用途として楽しめるサウンドだと感じました。 モニター用途として使用する場合、ボーカル表現の近さからボーカルモニターとして適していると思います。ROCKやPOPSなど、バランスよく楽しく聴ける楽曲を楽しみたい方に特にオススメしたい一台です。
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さばたん
@e☆イヤホン 秋葉原店
FIIO
Q15
Black
¥68477 税込
コンパクトとパワーの両立機
Q5Sの後継機にあたるQ15が登場しました。 中型サイズのポータブルアンプで、片手でしっかりと掴めるほどです。スマートフォンとも変わらないサイズ感で、合わせて持ち運ぶのにもちょうどいいですね。ただ、片手で持つとズシッとくる重量感と厚みはあるので、ポケットなどに収納するのはきつめになってしまうかなと思います。ポーチなどに収納するのがオススメです。 音質に関しては大きく変化させずストレートに再生してくれるので、様々な機種と組み合わせて使えると思います。サウンドはシンプルな作りで、人によっては物足りなく感じる場合もあるかと思いますが、Q15にはイコライザ機能が搭載されており、プリセットEQが7種類あるほか、アプリを使うことでカスタマイズEQも使用できます。 出力に関しては3.5mmと4.4mmジャックがありバランス接続に対応しているうえに、鳴らしにくいイヤホンやヘッドホンもしっかりと再生してくれます。このQ15に搭載された「デスクトップモード」ではバランス出力+ヘッドホンモードにおいて1600mWの出力が可能なので、より駆動力の必要なヘッドホンを出先でも楽しめます。また、入力方法はBluetooth・同軸・USB-Cなど、複数対応しているので幅広い場面で使用しやすいです。 さらに、USB-C接続時に搭載されている「フォーンモード」をONにすると、Q15の内蔵バッテリーで駆動します。「フォーンモード」をオフにすると通常のドングルDACと同様に、スマートフォンからの電力供給で駆動するため充電がなくなってしまっても安心です。 とてもコンパクトでパワーのあるポータブルアンプですので、手軽に楽しめる据え置きアンプとしても使えます。据え置きアンプを置く為のスペース確保が難しい方などに、外でも家でも楽しめる一台としてオススメです。