スタッフレビュー詳細
エントリーモデルがバージョンアップして帰ってきた!
Beat AudioエントリーモデルのSilversonic MKVIIの紹介です!
前作MKVIから被膜の青紫色を継承しつつ、今作からメタルパーツを一新し雰囲気がガラッと変わった印象です。プラグ部分のメタルパーツの大きさが前作と比較するとやや大きくなったため、プレイヤーをケースに入れて使用している方は、ケースに干渉しないかの確認は必要かと思います。
また、被膜については新素材が使用されており、しなやかさや取り回しの良さが向上した印象です。今回8-wireを試聴したところ、取り回しも良く外出の際などに使用する場合でも気にすることなく使用できると感じました。
音について一言で表すと、伸びのある高音とレスポンスに長けた音だと感じました。
今回はイヤホンにMAVERICK IIIを使用しました。このイヤホンの傾向として、中高域が強く低域はやや主張が少なめでタイトな印象ですが、このケーブルを合わせることでよりハイハットの伸びや残響感、ボーカルの明瞭感が強調される印象を受けました。
また、同メーカーから同じ構成で発売されているSupernova MKII+と音質の比較をしてみました。音の統一感はSupernovaが長けていますが、それぞれの音の分離感においてはSilversonicの方が長けている印象です。
どちらの製品も高域の表現が得意な製品のため、そこが特に気になる部分だと思います。Supernovaは艶感がありながら伸びていく印象でSilversonicはスッキリとしていてかつ元気で伸びのある高域といった印象です。低域から中低域にかけて少し控えめな音作りですが、各パートがしっかりと分離していることで量感が少なくてもしっかりと主張されるので、あまり気になる事も無さそうです。
かなり味付けが濃いケーブルなので、高域好きの方はもちろん、ケーブルを変えることによってどれだけ音が変わるのか試したい方などにもオススメです! 店頭でお試しいただけるので、是非お試しください!
【試聴環境】
FiiO M15S,Unique Melody MAVERICK III
【試聴楽曲】
Orangestar:DAYBREAK FRONTLINE
MIMI:くうになる(feat.可不)
量感イメージ
このスタッフの他のレビュー
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こまめ
@e☆イヤホン 秋葉原店
64 AUDIO
Aspire 4 【64A-7365】
¥154800 税込
中低域にフォーカスされたイヤモニをお探しの方へ
64Audioより発表されたエントリー帯モニターイヤホン「Aspire 4」の紹介です。 筐体は樹脂製でかなり軽く作られています。今までの64Audioのユニバーサル製品と比較すると、筐体素材は金属製でしたので、動いた際などに重さで外れそうになった方も、今作は重量を気にすることなくお使いいただけるかと思います。また、形状がやや丸く整形されていて、より装着時のフィット感が向上したと感じました。 次に細かい部分ですが、ノズル部分にイヤーピース用の引っ掛かりが今作は付いているのが好印象でした。今までの機種は引っ掛かりが無く、イヤーピースがすぐに外れてしまう構造でしたので、イヤーピースも多少は紛失しにくくなるかと思います。最後に、今作は2pinではなく、防水・防塵規格にも対応しているIPXコネクタが採用されており、より幅広い場面での使用でも安心してお使いいただけます。 サウンド面ですが、高精度スタジオモニターと輪郭をしっかりと感じるモニターの中間を目指したイヤホンとのことで、実際に聴いてみると最初に樹脂筐体の柔らかさ・一体感を感じました。適度にまとまりがありつつも各帯域が自然に分離されているので、違和感もなくスッと音が流れてくる印象でした。レスポンスも良く、音が残響することもなく引いていくので、変に音が混ざってしまうようなこともありませんでした。 次に、しっかりと量感のある低域が特徴的だと感じました。ダイナミックドライバーらしいベースやドラムがしっかりと感じられる量感で、自然と追いやすい印象です。次に感じたのは程よい中域です。スッキリと澄んで聴こえる中域は各帯域としっかり分離されて鳴っています。他の帯域と比べてやや近めに感じました。高域に関しては繊細な表現で、存在感はそこまで強くは感じませんでしたが、量感はしっかりと感じ取れました。聴き疲れしにくいような音作りのため、長時間も難なくお使いいただけるかと思います。 同メーカー・同価格帯だと「A4s」が挙げられますが、筐体素材やtia Highドライバーの有無により差別化がしっかりとされています。程よい音場の広さ・低域の膨らみや低域に負けない力強い高域、Apex Moduleによる調整機構が欲しい場合は「A4s」、自然な音場の広さ・中低域にフォーカスされた音を探している方は「Aspire 4」を試してみると良いと思います。 機能・音共に万能で、幅広い方に使用できるモニターイヤホンと感じました。ぜひ一度お試しください。 【試聴環境】 FIIO M15S 【試聴楽曲】 Orangestar:「DAYBREAK FRONTLINE」 MIMI:「What Call This Day? (feat. にんじん)」
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こまめ
@e☆イヤホン 秋葉原店
Panther Audio
AURA DX4
¥94600 税込
優しい系音の万能カスタムをお探しの方へ
Panther Audioミドル帯 AURA DX4です。 全体的に優しく柔らかさのある音が特徴です。各帯域が最低限の量感で聴き疲れしにくい印象です。長時間使用も問題ないかと思います。柔らかく芯のある低域は存在感がありますが、ぼやけるような印象もなく、他の帯域と自然に分離されているため、邪魔をすることなく丁寧に鳴っています。中域・高域も優しく自然な表現でシンプルな音作りです。強調され過ぎることがなく、扱いやすい音ですので刺さるような印象もありませんでした。 空間表現や分離感も程よく、帯域バランスもフラットで幅広いジャンルにお使いいただける機種と感じました。リスニングとしてもモニターとしても場面を選ばずに使用することができる兼用機をお探しの方にもおすすめです。ぜひ一度お試しください。 【試聴環境】 FIIO M15S 【試聴楽曲】 Orangestar:「DAYBREAK FRONTLINE」 MIMI:「What Call This Day? (feat. にんじん)」
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こまめ
@e☆イヤホン 秋葉原店
須山補聴器
MH335DW EX
¥237600 税込
さらに高みを目指したDW
FitEarのMH335シリーズ4作目、「MH335DW EX」です。 一聴して感じたのは高域の量感増加です。「335ht」の際も「MH335DW」をベースに高域レンジの拡大がありましたが、「335ht」は真っ直ぐ突き刺すような伸びのある高域の印象でした。今回の「MH335DW EX」は振動・広がり・生感を感じさせるような表現となっており、それぞれ印象が違うので好みに合わせて選びやすいと感じました。 中域は高域レンジが拡大されたことにより、1歩後ろへ引いてしまったような印象ですが、元々FitEar自体がボーカルを感じやすい印象があるため、そこまで気にする必要もないかと思います。 また、低域表現も改良されています。量感の変化は感じられませんでしたが、より洗練され、輪郭がはっきりと鮮明になりました。まとまりの良さも向上している印象で、籠ることなく聴くことができます。 「MH335DW」からのアップグレードサービスもメーカーのページより可能となっております。高域表現が向上した「EX」へステップアップも可能ですので、既に「MH335DW」をお持ちの方もお試しする価値があると思います! 「MH335DW」が好みであるが高域が物足りない...や現代の楽曲に合わせたい…!といった方にはぴったり合いそうな機種となっております。店頭で試聴可能ですので、ぜひお試しください! 【試聴環境】 FIIO M15S 【試聴楽曲】 Orangestar:「DAYBREAK FRONTLINE」 MIMI:「What Call This Day?(feat.にんじん)」
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こまめ
@e☆イヤホン 秋葉原店
EFFECT AUDIO
Code 24 (ConX Basic to TermX Basic)
¥121000 税込
より明瞭に、より高解像度に
前作「Code 23」や同時期に発売された「Code 24C」は銅のみを使用していますが、今回紹介する「Code 24」は銀メッキが施されているモデルとなります。 外観には前作を彷彿とさせるパーツがあしらわれています。今作は分岐部にティマスカス(チタン合金製ダマスカス)を使用していることもあって、こだわりを感じます。 音に関しては明瞭感が前作より向上し、クリアで伸びやかなサウンドに仕上がっています。銀メッキの影響か中高域が一歩前に感じる音作りになっています。特に高域の量感が多いと感じました。低音が不足していると感じるかと思いますが、こちらの製品自体が低域の表現にこだわっていることもあり、各帯域の量感は十分に感じました。 空間表現もより広くなった印象で閉塞感を感じさせない広さがあります。また、歯切れの良さが向上したため、昨今の音数が多い楽曲をよく聴くという方にもオススメな一本です。 取り回しに関しては、前作の「Code 23」と線の太さは同じ“AWG16.5”ですが、中心線が単線から3本線に変更されているためか、しなやかに感じました。それに伴いタッチノイズも抑制されており、屋外でも使用しやすいかと思います。 総じて、主に最近の楽曲を聴く方にとっては特に合わせやすいケーブルだと感じました。是非一度お試しください。 【試聴環境】 FIIO M15S,Unique Melody MAVERICK III 【試聴楽曲】 Orangestar:DAYBREAK FRONTLINE MIMI:What Call This Day?(feat.にんじん)