フラット系モニター
高めの解像度とフラットな音響特性を持つモニターイヤホンの定番「ER3SE」です。
やはり見た目の特徴は純正で付属しているダブルフランジイヤーピースでしょう。キノコの傘のような形をしたダブルフランジは非常に遮音性が高く、装着感も悪くありません。装着のコツとしては耳たぶを下に引っ張りながらある程度まで入れると遮音性が高くなります。
音はザ・フラットといった感じで、どの帯域も確実に鳴らします。音源の特徴の把握などにうまく使えるのではないでしょうか。また、上流(再生機器や音源)に左右されるような傾向を感じますが、リスニングでもすっきりとした聴きやすい特性なので聴き疲れしにくいです。まさに無駄を削ぎ落とした音という印象を受けました。
定位に関してはどこでどんな楽器が鳴っているかを把握しやすく、音場は必要十分です。
モニターイヤホンの核心を突くような、無駄のないサウンドを求める方の選択肢に入るような「ER3SE」。是非ご試聴ください。
再生環境:SE200(ESS側)→ER3SE
試聴楽曲:official髭男dism「pretender」
花譜「トウキョウ・シャンディ・ランデヴ」
ずっと真夜中でいいのに。「綺羅キラー(feat. Mori Caliope)」