商品レビュー
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EFFECT AUDIO
Virtuoso (MMCX to 3.5mm)
アンバランス接続とは思えない音場の広さ
イヤホン:fender fxa9、SE535LTD、Valkyrieほか
プレイヤー:PAW6000、shanling Q1
ケーブル:Effect Audio Eros II、OMSO05、ALO Smoky Litz Cable、瑞鳳、いぶき ほか
イヤーピース:Spinfit CP100+、Acoustune AET08、SednaEarfit XELASTEC、JVC スパイラルドット++ ほか
楽曲ジャンル:洋、邦、新、旧、ロック、ポップス、R&B、ジャズなど
EMPIRE EARS初代Valkyrieを購入した際に純正ケーブルであったEffect Audio Eros IIが非常に良質であったのでFXA9用にMMCXのケーブルをEffect Audioにて探しておりました。
FXA9は少々癖があり、生々しい中音域やギターサウンドを鳴らすのですが高音域がケーブルにより抜けが悪くなります。低域はどのケーブルでもそれほど悪い状態ではないため、「高音の抜けの良さ」が売り文句のケーブルとしているVirtuosoを選択しました。
Effect Audioの特性なのか?Eros IIと同様に、とにかく音場が広いです。以前、FXA9用に購入したALO Smoky Litz Cableは4.4mmバランスで、左右の分離感が弱く聴き心地もよかったです。今回は逆のタイプで3.5mmアンバランスなのに音場がとても広いタイプ。その為、音の定位はボケません。
構造上バランスケーブルは左右の分離がハッキリする為、音場が広くなる事は納得できるのですが、同じ3.5mmアンバランス構造でここまで他社と音場の広さに差があるとは正直驚きました。この辺りは素材の良さを生かしきれているだけで可能なのか?と、少々不思議に感じるほどです。
音域の特徴は狙い通り高域の抜けがよいです。低域は十分出ており、粒立ちが良く非常に立体的です。音像は小ささを全く感じさせず、音の厚み、迫力も保っている点も非常に質の高さを感じます。
FXA9との相性は良いのですが、SE535LTDではちょっと高域の抜けがやや強目で音質はモニター感が強いドライな音に。どの様なイヤホンでもOKといった懐の深さではなく、素材特性の針が振れたソリッドな印象です。
Effect Audioは異常なほどの高額ケーブルもあり、不信感から「聞かず嫌い」をしておりましたが、最も安いケーブルでも十分に良さは感じられます。コスパ重視なら、あえてEffect Audioの3万円程度のケーブルを狙うのもよいと考えます。
同価格帯なら圧倒的に広い音場、美しい余韻、一音ずつの粒立ちを感じます。バランスケーブルが良く、アンバランスが悪いと決めつけた印象はガラリと変わります。Effect Audioの試聴をお勧めします。
このクラスでも満足度は非常に高いです。
めじぇど さん
(2022/03/13)
満足度
5.0
color:規格なし