• 新品3,000円以上送料無料

    16:00までのご注文で即日出荷

世界中のイヤホン・ヘッドホンが試聴・買取・購入できる専門店

現在カート内に商品はございません。

商品レビュー

1の商品が見つかりました。  1-1件を表示

beyerdynamic

Amiron Wireless JP

総合満足度

5.0

高音の質

5.0

中音の質

5.0

低音の質

5.0

細やかさ

5.0

迫力

3.5

音場

4.5

遮音性

3.5

音漏耐性

3.5

ワイヤレスヘッドホンの新たなベンチマーク

たまたま日曜夕方に時間が出来たので、
日本橋本店へ。
その日はベイヤーダイナミックの視聴会で、
代理店の方とおしゃべりしたい位の気持ちでした。

着くと目に入ったのが、
T1 2nd+Impacto universal。

半信半疑で聴いてみると、
iPhoneの音量がMaxでしたが、
(クラシックは音量足らずでした)
17万程でT1を聴ける純正システムが揃うなら、
なかなか良いかも?と思いました。

何より手軽だし。


最近据置きのアンプで聴くのがわずらわしく思うようになり、
家でもイヤホンや低インピーダンスのヘッドホン(ハイエンドも)を、
iPhone直差しで聴いていました。

そこにあのT1がほぼiPhone直差し、
しかも家の中をうろうろしながら聴けるなんて!

かなり魅力的に感じました。




Amiron Wireless JP 新発売!¥86400

情報解禁のブログを見た時思った事は、
「え?・・・で?(困惑)」

オンイヤーのAventho Wirelessが出た時は、
「コンパクトで出かける時に便利そう、
だけど少々お高いから買うならソニーの方が良いかなー、
でもあのベイヤーだし気になるなー」
といった印象でしたが・・・

Amiron Wireless JPさん、
有線派からは「何故にBluetooth?」とdisられ、
ワイヤレス派からは「有線買うよね?」とdisられる。
一体全体どこに需要があるのか?


そのAmiron Wireless JPが目の前にありました。

まあ折角だし聴いてみるか・・・
ZX300とaptXで接続。
再生。

「これはとんでもないものが出てしまった」


正直ベイヤーダイナミックの奇行に思えたAmiron Wireless JP。
ハイエンドヘッドホンにワイヤレスユニットを積んだところで、
所詮はBluetoothそんなに良い音する訳ないよね?

そう思っていました。

今この瞬間までは。


それから試聴会の時間の枠を超えて、
ひたすらAmiron Wireless JPを褒め続け、
その日は我慢して帰りましたが、
次の日コロッと落ちて日本橋本店で買っちゃいました。

買う前から分かっていましたが、
今家ではほぼこれしか使っていません。



それでは買って使ってみてです。

先ずはこのAmiron Wireless JP、
特筆すべき点が2つ有ります。

1、専用アプリでのパーソナライズ(最適化)

個々の聴覚の違いをヘッドホン側で調整してくれます。
デフォルトでは高音が結構強いなと思っていましたが、
専用スマホアプリでパーソナライズすると高音が弱まり聴きやすくなりました。
そこから更にアプリで5段階調整出来ます。

アプリでタッチセンサーの調整が出来たり、
試聴時間と音量からリスニング進歩率を見れたり・・・どうやらセーフリスニング機能のようです。
しかしこのアプリ、
B&oやソニーの様に色々調節出来る様なものではありません。


2、音抜けの良さ

もちろん低音の量感は有るとは言えません。
言えませんが、
それを差し引いても密閉型としてはとても音抜けが良く、
スッキリ!と聴く事が出来ます。
開放型のような・・・とはいきませんが、
密閉の平面駆動型のような印象です。

なんでこんなに?と不思議でしたが、
耳の後側とパッドとの間に隙間が空いています。

なので遮音性は低いですが、
私の場合は電車で聴いていてダダ漏れで注意される様な事はありませんでした。
音量高めの方は気をつける必要があると思います。

ただ・・・これで遮音性抜群だと、
私は電車を乗り過ごして仕方ないと思います。



(音質)
さすがにテスラ搭載の大型ヘッドホンとあって、
S/N感・解像度・分離感、
どれもとても高く、
空間も立体的かつ窮屈さも感じません。
空気のたゆたう様もよく表現してくれます。

ドラムのアタック感だとか、
そういうのはよく分かっていないので他の方の様に書きようが無いのですが、
聴いていて印象的なのはドラムを叩く音がとても綺麗です。
もちろん他の音も綺麗なのですが、
ドラムを叩く音だけで御飯が食べられそうです。

モノは試し、
YouTubeの「叩いてみた」で食べてみました。

食べられました。


ケーブルは3.5mmリモコン付き4端子の、
短めの物が付属してあり、
インピーダンスの低さも相まってDAPやスマホに接続しての使用を強く意識している事を感じます。
試聴会の時にケーブルとaptXとで、
ハイレゾ音源を聴き比べると結構な差を感じましたが、
ZX300をアップデート後のaptX HDとでは、
差は分かりませんでした。
普段家ではiPhoneからYouTubeやストリーミングを聴く事が多く、
iPhone からのケーブルとAAC でも差は分かりませんでした。


(操作)
タッチパネルが大きいので、
誤操作はあまりありませんが、
再生・停止用の2回タップに反応してくれない時があります。
タッチ操作はスマートですが、
私は確実性を重視するのでボタンの方が良かったかな?と思います。


(重さ)
ハイエンドとしては重量はまだ軽い方ですが、
ユニットが入っている為か、
若干の重さを感じます。
私は2、3時間聴くと少し疲れて、
イヤホンに切り替えますが、
しばらくすると恋しくなってまたAmiron に戻ります。


(接続)
家ではトイレや違う部屋に行くと途切れがちですが、
家事をするにも、
ゆっくり座椅子に座って聴くにも、
飲み物を取りに行くにも、
トイレに行くにも、
全てシームレスに動けるので、
ついつい聴き続けてしまいます。

外では、
少しの途切れも絶対に許せない方でなければ、
普通に使えるレベルだと思います。


(まとめ)
ワイヤレス製品は、
軽さ・機能面・遮音性など一概に良し悪しは言えないところではありますが、
こと音の良さに関してAmiron Wirelessは頭1つ飛び抜けているどころか、
ワイヤレスヘッドホンの中では、
もはやこれ1つだけカテゴリーが違うとさえ思います。

充分お高いヘッドホンなので、
「ユー買っちゃいナヨ!!」
とは気軽に言えませんが、
Bluetoothの使えるプレイヤーとこれだけでシステムが完結してしまう事、
(Bluetoothなのでプレイヤーの色が付くとはいえ)
DAC・アンプとのマッチングを、
あらかじめベイヤーがしてくれている事、
これらを考えると買った今では安いと思っています。

試聴出来る機会があれば、
ZX300やAK等のaptX HDを使えるDAPをお持ちのイヤホン派の方に是非聴いていただきたいです。
ハイエンドヘッドホンその世界の入り口を垣間見る良い機会になるのではないでしょうか。


ワイヤレスヘッドホンの世界に突然ひょっこり現れたAmiron Wireless JP。
それはワイヤレスヘッドホンの新たなベンチマークの登場に他なりません。

あるかりスター さん

(2018/07/13)

9

満足度

5.0

高音の質

5.0

中音の質

5.0

低音の質

5.0

細やかさ

5.0

迫力

3.5

音場

4.5

遮音性

3.5

音漏耐性

3.5

color:規格なし