なんちゅう音聞かせてくれたんや…

eイヤホンの店舗で色々なヘッドホンを試聴する機会があり、その中でも抜きん出ていたのがこのヘッドホンでした。
短い時間だったので世間的に言われる重量の問題は感じず、ただただ素晴らしい音に感動しっぱなしでした。
低音の評価が高い機種ですが、私は特に高音や定位感、空間表現が素晴らしいと感じました。試聴した後で低音の評価が高いと知ったので、「あのクリアさ高音よりも低音が良かったのか…ちゃんと低音も聴けば良かった…」と後悔してます。
とにかく、私が聞いてきたヘッドホンの中で間違いなく最高の音奏でる機種です！他のヘッドホンでこれ以上の感動を覚えることは無いかもしれませんね。その意味では聞かなきゃよかったとさえ考えちゃいます。

重低音の迫力が物凄いです！

主にJ-Pops、クラシックをPC（TuneBrowser)→D90se＋A90→HE1000se、
SUSVARAで聴いています。

D8000の中低音の高評価に惹かれて中古で購入しました。
重低音にパンチを聞かせて音楽を聴きたい方には、素晴らしいヘッド
フォンであると思います。HIFIMANよりも明らかに低音が強くて迫力に
驚きました。

高音の繊細さでは、HE1000se,SUSVARAが圧倒的に綺麗であると感じます。
D8000ですと高音が刺さる感じになる音も、HIFIMANは綺麗に奏でます。
従いましてゲーミングには不向きだと思います。

やっぱり皆さんの多くが高評価されているだけあって、素晴らしいヘッド
フォンでした。

購入して良かったです。

怪物

初めに申し上げますが欠点はとにかくめちゃくちゃに重たいこと、それだけです。
AFDSの効果は絶大で、とにかく低音が最高です。ずっしり重い質感と俊敏なレスポンスを併せ持っており文句なしです（何度聴いても飽きません）。低音好きはこれを買っておけば間違いありません。
低音が異常なので霞んでいますが高音の質と音場、解像度もしれっと驚異的なレベルにあります。デザインも無骨で格好良いです。最高の買い物でした。

Proより音場広め

初めて聴いてみたfinalのヘッドホンです。イヤホンはいくつか聴いていますが、癖のあるのが多く自分には合わないメーカーだなぁと思っていましたが、こちらのD8000を試聴し見事に裏切られました。平面磁気駆動型のヘッドホンは今までいくつかのメーカーのものを聴いてみてきましたが、それらと比べたら音の傾向は違いますが、クリアさという面ではどれにも劣らない印象を受けました。Proとも聞き比べてみましたが、D8000無印の方が音場が広く好みの音でした。

スーパーハイエンド低音ヘッドホン

恐ろしい程高級ですが、質感は素晴らしくケーブルを変える事で
色々なカスタマイズもできて長く、家宝のように楽しめるヘッドホン。
そして音質は意外に低音ヘッドホンで、低音がしびれます。

ライバルはハイエンドスピーカー

DAP SP2000cp ケーブル付属

一聴して凄いと思いました。不安は、DAPで鳴るのか？でしたが、超低音がスッと出てスッと止まります。ボリュームはシビアですが、100〜130くらい。定価ベースで電源周り含め1000万くらいのスピーカーセットで聴いてましたが、、こんなポン置きで出ちゃうのか、と呆然です。ハイエンドショップの試聴室で、数千万円の構成で聴いてもここまでダンピングの効いた低音はまず聴いたことがありません。低域は部屋の縦横奥行き比率によって再生域に著しく影響を及ぼしますし、音量も相当上げなければなりません。スピーカーでこの低音を出すには、部屋も考えれば、とんでもない金額がかかります。DAPでは、音場、音像、定位、質感などは、スピーカーには敵わないと思いましたが、情報量、解像度などは素晴らしく、特性もフラット、音の骨格も揺らがず力がありますが、まだまだ余裕が感じられます。DACやHPA、ケーブルを奢れば、相当追い込める感じがします。自分はできませんが、、、高額ではありますが、スピーカーで言えば、このクラスのクオリティだと1/10くらいの金額だと思います。このプロダクトが日本製であることがとにかく嬉しいです。日本製の生真面目さだけでなく、なんというか超えちゃってます。弱点は当然あって、自分の場合ピアノに感じました。骨太の表現はこれはこれで悪くないのですが、諧調変化に富む現代ジャズなど聴くと、色合いがモノトーンで一貫していて、微妙な色彩変化をあまり感じません。この点に関しては、edition15の方が好みです。エレクトロニカなどは音の広がり、位相がピッタリ合った気持ちよさなど、もう最高です。リケーブルは試したいですが、潤工社の銀コートとbrise audioくらいしかなさそうで、その点は残念です。

追記　銀コートケーブルでバランス接続にしたところ、上記弱点が改善されました。改めてポテンシャルの高さに驚かされました。

情感のあるハイエンドサウンド

店頭にある試聴機の音を聴き、即購入してしまいました。
深みのある低音に情感のあるサウンドで、ゆったりとした曲や憂いのある曲で非常に魅力を発揮してくれます。

低音に特徴がありますが、リケーブルなアンプに良いものを使用する事で中高域も低音に負けないぐらい魅力的なものになり、非の打ち所のないサウンドとなりました。

ハイエンド価格帯なのでお値段はしますが、それに見合う満足度はあるかと思います。

THE・硬派

ファッキンヘビー！側圧もキツイ！
それさえ許容できれば手に入る冠絶した超音質。
聴いた瞬間すぐに理解る圧倒的な音質。
階調の滑らかさと粒立ちの良さを両立した自然で繊細な音に、尋常じゃない深みの低音。
正直、他の追随を許さないレベルで突き抜けた高音質です。
特に低音の鳴り方は異次元、こんな低い帯域の音が凄まじく正確に立ち上がり、減衰。
ハイエンドオーディオ試聴会の数千万、億クラスのスピーカーシステムでやっと聴けるようなレベルの音、この価格でも音質的には「コスパが良い」と言えるような素晴らしいさ。

惜しむらくは最初に書いたように重量と側圧。
文鎮万力は本当に辛い！でも是非一度は聴いてみてほしい。
知らないまま人生を送るのはもったいない！そう思えるスーパーヘッドホンだと感じました。

癖を感じない

個人的に平面駆動の音が苦手でほとんどのモデルで癖を感じていたのですが、ことD8000においてはそうしたネガティブ面を感じず、はじめて平面駆動形の良さを感じられました。
なめらかで一つ一つの音の鳴らし方が丁寧、それでいて力感のある低音や立体感といった平面駆動形苦手であろう部分がしっかりとフォローされています。
同クラスはユートピアやエンピリアンといった素晴らしいモデルばかりですが、そうしたなかでもD8000は以前から絶賛されてきたモデル。その理由も納得させられだけの出来だと感じました。

音よすぎ

値段も音質もモンスター級。つきなみだがスピーカーが耳元に装着されたみたいな気分になる。重量があるため長時間のリスニングには向いていない気がするが、もはやこれだけ音がよければこまかいことはどうでもよくなる気がする。

これはすごい、、、値段も

このヘッドホンをキチンと鳴らしきるものをつかうとものすごい音を奏でます。平面駆動とはこんなに凄いものなのかと感じさせられました。高音から低音までまんべんなく出ていて、程よい空間表現に繊細さがあります。私自身ヘッドホンは音的にもあまり好きではないのですが、これはほしいと思いました。ま、値段があれなので残念ながら手に入れる可能性はすくないですが、、、。ただ、１つ残念なのが装着感です。ヘッドホン自体重い方ではないとは思いますが、ハウジングがやたら高いので自分の耳にフィットするのに苦労しました。

超弩級

超高級オーディオ店でデカイスピーカーを視聴しているかのような感覚になり全ての音が
生々しくそれでいて迫力もって迫ってくるような、、、とても恐ろしい音が頭の中で繰り広げ
られているかのような体験したことの無い感覚を味わえるヘッドホンだと思います。
しかしながら音と同じく値段も超弩級。これを買ったらヘッドホン沼もfinalになりそうなそんな凄い
ヘッドホンです。

超ハイエンドの中でも名機

高いけど満場一致で良いと言われるようなヘッドホンだと思います。特に純正のシルバーコートのバランスと良く合う。凄く高いので、ショールームでしか聞いたことありませんが。(^-^; 何が良いかと言うと平面磁界型にしては、メーカーの説明通りに、低音がしっかりしていて、ジャンルを問わず聞けます。少し重いですが、とても滑らかで聴きやすい音です。もし、単体dac,ヘッドホンアンプ、シルバーコートケーブルまで買える資金があるなら、これを買えば間違いないと太鼓判を押せます。

523gの重量がOKで有れば、クオリティーの高いオープンエアー！

店頭での試聴のみです。

因みに私はハイエンドヘッドホン、フラッグシップヘッドホンは複数所有しています。

［試聴環境］
Fiio X5 3nd→同軸デジタル接続→マランツHD DAC1（DAC）→cayin HAー1AMK2（phone A ダイナミックなサウンド）→final D8000

平面駆動式でポテンシャルを最大値辺りまで持って行くのに結構難しいオープンエアータイプです。
HUGO2等の高出力が可能なポタアンでは、軽くリスニング出来る程度な感じでしょうか。

再生環境が甘いと、迫力に欠けるちょっと煮え切らない出音になってしまう平面駆動式のオープンエアーで、難易度の高い平面駆動式のオープンエアーと言った感じでしょうか。

上記の超高出力の純A級動作のcayin HAー1AMK2でさえ、phone Aのダイナミックなサウンドでなければ、ダイナミック型の様な迫力の有るサウンド、音場の広さ、音の広がりの実現は不可能な感じでしたね。

取説にしか明記は有りませんが、Cayin HA-1AMK2は、phone Bは繊細なサウンド（迫力には欠けますが繊細なサウンド）、phone Aは、（ダイナミックなサウンド）とシングルエンドでも音が左右で違うので、接続するヘッドホンに合わせてリスニングが可能なんですが、純A級動作の超高出力のCayin HA-1AMK2でさえfinal D8000をphone A駆動でないとD8000のポテンシャルを最大値辺りまで持って行くのは無理な印象でしたね。

ヘッドホンアンプは、基本据え置き環境で高出力のバランス駆動式、超高出力型の真空管アンプ等でドライブさせないとダイナミック型の様な迫力の有る出音は出せない難しい平面駆動式のオープンエアータイプと言った感じですね。

ポテンシャルを最大値辺りまで持って行ければ、音質的には低音域も絞まりが有り、空間表現力も高い良い平面駆動式のオープンエアーだと思いますが、重量523gと銀コートの太い67000円くらいの重量級のヘッドホンケーブルが結構重さを感じるので、重量級のヘッドホンが大丈夫な人で音質的にポテンシャルを最大値辺りまで持って行ければ良い平面駆動式のヘッドホンだとは思います。

私は、重量的にダメでしたが…


参考まで…

完璧だからこそ目立つアタックの弱さ

静かで立ち上がりが速く、歪みがないのが素晴らしい製品だと思います。
ただ強いアタックのダイナミクスの再生が苦手なようです。
マーカスミラーのE開放を親指で叩いたタッチのアタックが弱々しくサスティーンがぼやけます。
音楽の大事な要素なので無視できない弱点だと思います。良い製品なのにもったいないですね。

ヘッドフォンの限界突破

私はここ５年ほどイヤホン・ヘッドフォンの沼に嵌り込んでおり、自分にとっての至高の音を模索して来ました。昔はDAPとイヤホンに嵌っていましたが、Hugoでヘッドフォンを聴いてから、DAPとイヤホンに限界を感じ、現在では、Hugo2を軸にアンプ、電源、ヘッドフォンのシステムを組み音楽ライフを楽しんでいます。

＜現在の所有システム＞
●プレーヤー：SONY NW-WM1A
●DAC：CHORD Hugo2
●プリアンプ：iFI-Audio Pro iCAN
●パワーアンプ：Rupert Neve Designs　RNHP　モノラルで２台使用（DMaaにてXLR4ピン変換モジュールBOXを作製）（RNHP専用電源Hi-Fi DCアダプター PSU-X1 for RNHP使用）
●電源関連：アイソレーション電源トランス、シールド電源ケーブル、超越重鉄タップ、iFi-Audio iPurifier AC　など
●ヘッドフォン：Sennheiser HD650 Golden Era DMaa Meisterklasse、HD800、HD800S、Focal UTOPIA、Final D8000、DENON AH-D7200
※過去に所有していたもの：Audeze LCD-4、audio-technica ATH-ADX5000、MrSpeakers ETHER、Pioneer SE-MASTER1、SONY MDR-Z1R、FOSTEX TH900、HIFIMAN Edition X V2、beyerdynamic T1 2nd　など

Final D8000は、日本の音響技術の結晶であり、そのバックストーリーを考えると奇跡に近い誕生をしています。静電型の緻密で細やかな空間表現とＤＤの雄大で迫力のある低域表現を兼ね備えた初めてのヘッドフォンではないでしょうか。
音質に関しては完璧な音・空間表現が出来ているため特に言うことは無いです。
ＤＡＣ、アンプの性能を暴いてしまうので、ハイレベルな機器で使用するとその分、音質も上がると思っておいた方が良いかと思います。
私は個人的にFocal UTOPIAもかなり好みで、音質自体は同レベルかと思います。
スピーカーに例えるとFocal UTOPIAはハイエンドブックシェルフのイメージ、Final D8000はハイエンドフロアスタンディングのイメージかなと感じます。
ただ、このレベルの音をスピーカーで聴くとなると、それ相応の部屋とオーディオ機器にトータル一千万円は掛かるのではないかと思ってしまいます。
当然、音の体感的な事が根本的に違うので、ヘッドフォンとスピーカーを比べることには無理がありますが、今やハイエンドの頂点にあるスピーカー、ＤＡＣ、アンプは、それぞれが数千万円という途方もない金額となっています。
それらを考えると現在のハイエンドヘッドフォンの高音質は、恐ろしくコストパフォーマンスが良いと言えてしまいます。

＜メーカーの対応について＞
当初、Ｄ8000を購入して使用していた時、低域成分の多い曲で音量をかなり上げると低域が暴れだし、ビリビリ音（振動板が当たっているような音）が発生したため、初期不良か故障か製品仕様か分からず、購入店を通してFinalへ商品を送りました。
確認して頂くと製品の仕様（私の求める音量での使用を想定していない）であることが分かりました。
私は音の波に包まれる感覚が好きで、音量を大きめで聴く旨と他の手持ちのヘッドフォンでは問題なく鳴らせることを話したところ、技術の方と相談して下さり、製品仕様外にも関わらず、私個人に合わせた音量での低域調整を行ってくれました。（最初の確認と調整で約２～３週間ほどかかりました）
この辺はさすがにFinal（日本のメーカー）は親切で安心出来るなと感じるところです。

＜音質改善について＞
Ｄ8000は、私にとって若干低域が膨らんでいると感じたため、fo.Q 厚型 制振テープ（アマゾンでも買えます）を左右筐体の外周下半分とスライダー円形箇所の内側外周に貼ってみたところ、低域の膨らみが無くなり、良く制動された低域へと変化しました。
また、それに伴い、空気感のある空間表現が更なる高みへと昇華しました。

低域の再現性とリアルさに優れたヘッドホンです

これは今までにないタイプのヘッドホンだと思いました。今までのどのヘッドホンよりも低域の情報量があり、制動も効いていて沈み込みもしっかりあります。ドラムやティンパニ、大太鼓などの音が含まれる音源を他のヘッドホンと聴き比べるとよく分かります。中～高域は平面駆動方式の利点が良く出ていて音の情報量も多く、高域まできちんと伸びていますし、中域も魅力的でボーカルのブレスやちょっとした息継ぎまでもが明瞭に聞き取れます。低域がしっかりしているとは書きましたが、どこかの帯域が強調された感じはなく、低域から高域までニュートラルな特性になっていると思います。どこでどういう音が鳴っているかという音の定位感・分離感も良く、開放型ヘッドホンですので音抜けも良く音場も広く感じます。ただ音場に関しては例えばSENNHEISER HD800S等と比べるとそこまでの音場の広さはなく、またスピーカー的というよりはそこはやはりヘッドホン的な鳴り方ではあるのですが、とにかくあらゆる音がリアルでそのことに一番驚きます。インピーダンスもそれほど高くないのでポータブルオーディオプレイヤーでも十分音量は取れますが、しっかりしたアンプで駆動した方がこのヘッドホンの能力をより発揮できます。ポータブル環境だとお勧めはCHORD社のHugo2ですが、据え置きアンプだとよりもっと腰の据わったしっかりした音になるので、私は据え置きの真空管アンプで聴くことが最近多くなりました。難点は重量と人によってはイヤーパッドの感触が気になる方はいるかも知れませんので、試聴できる場所があまりないのも難点なのですが、やはり購入前に試聴はした方が良いと思います。私は長時間着けていても重さや装着感は気になりませんでした。なお、開放型なので遮音性や音漏れ耐性はほぼないと思って頂いた方が良いです。アルミ削り出しの重量のある堅牢なヘッドホンスタンドが付いてきますが、精密加工されたヘッドホンですので、自宅で使うというのが基本の使い方で、気軽に持ち運びはちょっと厳しい感じです。とにかくこれまでのダイナミック型や平面駆動型も含めたどのヘッドホンよりも低域の再現性とリアルさに優れており、開発に苦労されたというエアフィルムダンピングシステム(AFDS)のおかけで平面駆動型ヘッドホンの限界点を突破した今後の平面磁気駆動型ヘッドホンのリファレンスとなり得る素晴らしいヘッドホンです。価格は高いですが、それだけの価値のある製品ではないかと私は思います。