バランスよく使い勝手がよいナチュラルなヘッドホン

2年ほど前に購入してエージングも済み現在も使ってるのでレビューしてみます。

一言で言えば全てが丁度よくバランスがとれているヘッドホンだと思います。

正直に言ってしまうと、解像度や分離感などをそれが得意な最近のヘッドホンとかと比較してしまうと劣ってしまう部分とか出てくると思ってしまいます。
しかし、Edition11はトータルの平均点が80点ぐらい出せるとてもバランスがとれたヘッドホンであり、それがこのヘッドホンの良さだと感じています。
ジャンルも選ばずまた２ピンのリケーブルなので手持ちのバランスケーブルでDAPでもそこそこ鳴らせて気軽に使えたりできるのも良いです。


音の特徴としては、低音が開放型としてはとてもよく出るヘッドホンだと思います。
厚く深く、そして開放型ならではの低音の抜けのよさが相まって、とても心地よい低音が楽しめると思います。
S-Logicのお陰か定位は前方からしっかり感じられまた前述した低音や広大な音場もあり、スピーカーの用な音が好みの方にオススメしたいです。
ジャンルは問わず全てそつなくこなしますが、自分は真空管アンプでのジャズやクラシックを聴くのが一番合ってると思いました。



このヘッドホンで少し難点と思う所はイヤーパッドが多少大きくて尚且つS -Logicが搭載してることもあり装着する場所により音が変化するとこです。
自分も最初はヘッドホンを付けてからの一、二曲はベストポジションを探すのに専念してしまいます。
そうなると聴くのが疲れてしまいますので最近はあまり気にせずイージーリスニング的に聴いてます。
そうゆうのに神経質な人は一度試聴するのを強くオススメします。

また、よく言われるウルトラゾーンらしい音は影を潜めてると感じます。
先述した通り適度にバランスよく聴き疲れしないナチュナルなサウンドでウルトラゾーンのパンチのある尖った音のような機種ではないです。
むしろ今までそのような音に抵抗があって避けてきた人に聴いてほしいです。

開放型なので音漏れはするので家で使うのがメインになると思いますが、DAPでアニソンを気軽に聴いたりから、据え置きアンプや真空管アンプでガッツリ聴いたりとどの場面をとってもいつも高い平均点を出してくれるので汎用的なお家使い用にオススメです。

ゾネではないゾネ

Ultrasoneは好みでかなりいろんな機種を使用してきていますが、この機種はゾネらしくない感じが強いです。低音が少しほかの機種よりは強いですが、高音はゾネ感は少なくナチュラルなのでゾネはあの高音が嫌いだけど一つ持ってみたいという方にはお勧めです。もともとゾネの音が好きという方にとっては物足りない感じがかなり強いため、こちらを購入するよりかは、ほかのものを検討するのが良いのではないかと思います。開放型なので遮音性、音漏れはすごいするので、家での使用が基本になると思います。アンプをつないでみたりなどの使用をするとかなり音の変化が強いので、いろいろアンプを持っている方やリケーブルをたくさん持っている方にとっては面白いヘッドホンかと思います。

自分の理想のヘッドホン

購入してからエージング50時間程のレビューです。
使用環境:PC→UD-505→HA-1A MK2

自分が今まで聞いた開放型のヘッドホンの中で、一番音が厚く、低音も十分出る、ですが開放型の特徴の音の抜けも抜群...これは一体何なんだ！？と公式ホームページを覗いた程です(笑)

購入して箱出し状態ではまだ広がりが少なく高音域が硬い印象でしたが、使用していく中でまだエージング50時間程ですが、高音域の角が取れ音場も広がって行くのが分かります。このヘッドホンに関してはエージング必須です。

遮音性については何も流していない時は開放型なので外音が聞こえて来るのですが、音楽を流すと音の厚みが有るお陰か外音がまるで気になりません。音漏れはバンバン漏れます。

ヘッドホンハウジングのウォールナット無垢材とバイオセルローズ振動板がスピーカーの用な定位の良い絶妙なサウンドを奏でてくれます。

そしてこのヘッドホンは真空管アンプと相性がこれ以上無いぐらいに抜群です。購入を検討している皆様も必ずデジタルだけでは無く、真空管も聴いてみて下さい。艶や色気がダイレクトに乗ってくれます。
上流環境を自然と整えたくなる魔性のヘッドホンです。

まずは試聴だけで良いので開放型とは思えない音の厚みがあるサウンドを味わってみては如何でしょうか？

品切れが惜しまれる

edition15を試聴しに行った際に、一緒に試聴させてもらった機種。あまり期待していなかったが、こちらの機種の方が好みだった。価格もかなり抑えられている。マイクロベロアの素材も良かった。

はっきりと好みは分かれそう

これまでのULTRASONEとは一線を画するデザインで、まずここからあれこれ先入観をもってしまいそうですが、個人的にはクラシックなハウジング形状とウォールナットにモダンなエッセンスを加えた洗練されたデザインだと思いました。一つ一つの素材の質感も高く、Editionシリーズに相応しく出来上がっています。

音は開放型でありながら抜けたような軽さがなく、なかなか骨太のサウンド。力強い低域と透明感のある中高音との対比が心地よいです。従来のモデルはやや硬質でシャープな印象だったのですが、それに比べると若干マイルドでニュートラルな気がします。
また、音響空間を擬似的に表現するというよりは、音そのものを聴かせる感じで、これまでとは設計思想もかなり違うように思います。

総じてULTRASONEが新たなステージに挑戦したモデルとして新鮮味があり、もっと推されてよいモデルだと思いました。何故か2pinを採用したコネクタだけが惜しいですね。

よい

個人的にすごく好みの音でした。高音、中音、低音すべてバランスよく聞けます。付け心地もよくて長時間リスニングするのにも向いていると思います。これ以上高いものもたくさんありますが、手の届きそうな絶妙な値段設定もよいと思いました

驚きを与える名機

当方所有しています。

veritasの方でちょこっと述べさせて頂いたのですが、私がヘッドホンに求める条件の
①耐久性
②音質
③造形美
を低価格で実現した素晴らしい機種だと思います。

しかも、意外にもバイオセルロースを用いたドライバーでリスナーに驚きを与えてくれるようなultrasoneにしては珍しい柔らかい音となっております。
(試聴できないような環境の方はDENONのAH-D7200にまろやかさを加えたような感じだと思っていただけたらと思います)

それに加え、嬉しい点がイヤーパッドにおいてultrasoneの既製品とは異なるマイクロベロア素材である為、耳を包み込むような快適なリスニング環境を与えてくれます。

何よりも価格も抑えめで手を出しやすいというのも良い点です。

一聴してみてはいかがでしょうか。

ゾネフォン初のバイオセルロース振動版

音響特性に優れているため、近年ではSONY、FOSTEX、DENON、ONKYO、オーテク等日本の各メーカーでも採用されているバイオセルロース振動版にS-Logic Plus を組み合わせたらいうまでもなくとても心地よいサウンドです。特許の関係もあるので基材が違ったり抄紙する際の配合率等は各メーカーバラバラだとは思いますが、個人的聴感としては低域から高域までしっかり鳴らしてくれてます。装着感も高級車のシートに採用されているアルカンターラ等使われているので付け心地もとても良いです。

大事なPOINT

ヘッドフォンが好きなのに、ここのヘッドフォンは今までのーちぇっくでした。
が、しかし、代理店がアユートになり、気になり出して初めて聴きました。
見た目が今までのウルトラゾーンと違うので音の方もそうなのかと思ったら違いました。そこにはウルトラゾーンがありました。
開放型なんで、静かな場所としっかり鳴らす為にアンプは必要だと思いますが、これを所持する事で極上の癒やしを手にすることが出来ると思います。
自宅等で瞳を閉じてじっくり聴きたい１品ですね。
値段が許容範囲内ならの話しですが（笑）

ULTRASONEの最高傑作モデル

発売当初に試聴のうえ購入しました。
ULTRASONE製品はヘッドホン、イヤホンともに複数所有しています。
結論から言うと、個人的にはULTRASONEの最高傑作だと思っています。
「飽きのこない高級家具のような外観」、「ULTRASONE正統派の張りのある中高域」、「適正な量と締まりのある低域」、「少し頑張れば手の届く価格」、これらが非常に高いレベルで調和されています。
上記の各パート毎に検証すると、他モデルの方が勝っている部分があるかとは思いますが、Edition11ほど高いレベルでバランスがとれているモデルは見当たらないのではないでしょうか？
モニターかリスニングかといえば、リスニング寄りのヘッドホンですが、数多くあるモニター系ヘッドホン以上に音源に含まれている要素を正確に再生する能力があります。
そして解放型ならではの広大なサウンドステージと、S-logicによる前方定位も非常に上手く調教されています。
生演奏の鑑賞に慣れ親しんでいる方や、しっかりしたホームオーディオ派の方には気に入ってもらえるヘッドホンだと思います。
ケーブルも普通の2pinですのでリケーブルによる音の変化も楽しめます。
買って良かった、と心から思えるヘッドホンです。

ダークホース

ultrasoneのヘッドホンをメイン使いしているモノです。T7とE15 とE5がメインです。
最近何か新しいヘッドホンが欲しくなり、ultrasoneのヘッドホン以外でGRADOのGH3が気に入ってたためGRADO のGS3000eを視聴してみた所、想像していた音ではなかった為、まったく買う気のなかったE11を聴いたのがなんかもうワナでした。
見た目で大人しい音なのかなぁって思ってたのに。
本機はまずゾネっぽさはしっかり受け継いでありミューメタルに反射した音がそうさせるのか、
s-logicがそうさせるのか。出てくる音がドライバーユニット変わってもらしさは残してあり、チューニングのうまさが際立ってます。
音場は横に少し広いか。E15と比べると俯瞰して音を視る感じではなく、GRADO みたいに音の世界に頭突っ込む感じでしょう。上のレビューでeイヤホンの方がおっしゃる通りでメタルの高速ドラムでもがっつり描きます。BabyMetalのcatch me if you canって曲で音圧で横っ面ひっぱたかれる感覚がヤバイですね。普段アニソンばかりでメタルあんまり聴かないのにsoundgarden とかのドロドロしたサウンドとも相性良いです。
上手い例えが見つからないのでもどかしいのですが、音の太さをマジックに例えるとチタンドライバーのゾネホンが細めで細かく描くのに対して、E11は極太でズバズバ描いていく感じ。
んでも近くに寄って観ると細かい描写まで描き分けている。そんなイメージでしょうか。
接続端子が2pinってのが、「何でだよっ！」ってのはありますが、値段もEditionにしては求めやすく、イヤーパッド等の補修パーツがしっかり供給されてくれる事をメーカーに望みます。
長く使っても飽きのこない傑作ヘッドホンだと思いました。
ただ視聴はした方が良いと思います。
DAPでも音取れると思いますが、据え置き環境だと濃い音色の暴れん坊キャラになって良い感じです。

じっくり音楽に浸りたい人におすすめです

再レビューということで
あれから半年ほど経ちましたが
音色自体はそこまで変化はなく、エージングにより更に解像度が上がり、音の暴れも無くなり、全体的な完成度が増したといった印象です

この半年の間かなりのアンプとの組み合わせを試してきましたが……
1番相性が良かったのが、luxmanのsp用真空管アンプでした
その中でもmq80やmq60といった製品とかなり相性が良かったです
合わせるアンプに困っている方は、真空管アンプを探されると良いかもしれません

また色々細々と書きたいところですが、そこまで劇的変化を遂げている訳では無いので……
やはりこのヘッドホンは分厚い中低域と、刺さる寸前で上品に纏められた高域
無理のない音場と空間表現力
なんと言っても見た目から想像出来るふくよかで、落ち着きのあるスピーカーに近い音
まさに家でしっとりレコードのjazzや室内楽を聞くのに最適なヘッドホンだと思います
素直にいい音と感じさせてくれる逸品だと思います

今では中古など視聴できる機会も増えたことですので、ぜひ1度中古のショーケースから取り出してもらって、静かな場所で音楽に浸ってみて頂きたいです
百聞は一聴にしかず……ですよ

追記
edm.男性ヴォーカルは向いてないと言いましたが、そこまでの苦手意識はエージングで無くなりました
ただ、ほかのヘッドホンの方が以前有利なのは間違いないです